記録ID: 4616956
全員に公開
ハイキング
東北
奥州街道ほそみち旅 (15) 夏色の青森 清水川→浅虫→蟹田
2022年08月21日(日) 〜
2022年08月23日(火)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 20:50
- 距離
- 71.9km
- 登り
- 184m
- 下り
- 173m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 5:15
距離 20.4km
登り 64m
下り 74m
11:08
9分
清水川駅
11:17
11:19
11分
清水川漁港
11:30
11:31
9分
清水川橋
11:40
11:47
13分
一本松入口バス停付近
12:00
12:05
47分
浜子漁港
12:52
13:00
6分
小湊駅
13:06
13:08
14分
平内町役場=小湊宿 (107次)
13:22
13:26
26分
旧道のちょっとしたピーク
13:52
14:05
20分
ローソン平内藤沢店
14:25
14:35
55分
西平内駅入口近くでバス撮影
15:30
15:40
5分
ほたて広場・土屋番所跡
15:45
15:48
14分
ほたて大橋の南
16:07
16:13
3分
浅虫温泉駅前の展望デッキ
16:16
16:22
1分
浅虫温泉駅
16:23
2日目
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 3:32
- 合計
- 8:44
距離 26.1km
登り 120m
下り 123m
7:55
7:57
4分
玉子茹で場
8:01
8:04
7分
ローソン浅虫店
8:11
8:14
8分
旧道登り口
8:22
8:24
6分
絶景スポット
8:30
6分
旧道行き止まり
8:36
8:38
10分
絶景スポット
8:48
8:50
4分
善知鳥トンネル北入口
8:54
8:59
23分
善知鳥トンネル南入口
9:22
9:24
38分
観音寺・櫓崎不動尊
10:02
10:04
10分
野内番所跡・野内宿 (108次)
10:14
10:26
1分
野内駅前ファミマ
10:27
10:28
41分
野内橋
11:09
11:10
6分
合浦公園東入口
11:16
11:34
6分
合浦公園の海岸
11:40
11:45
21分
合浦公園の保存SL・C11 167
12:06
12:08
0分
旭橋
12:08
25分
青森県立郷土館・青森宿 (109次)
12:33
12:34
2分
善知鳥神社入口
12:36
12:46
11分
善知鳥神社
13:04
13:09
2分
青森ラブリッジ
13:11
14:08
2分
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
14:37
15:28
9分
青森駅 (撮り鉄)
15:37
2分
青森市役所柳川支所
15:39
23分
臨港橋
16:02
16:03
19分
新城川の新井田橋
16:22
16:23
2分
油川宿 (110次) 奥州街道・羽州街道合流点
16:25
16:26
11分
合流点記念碑
16:37
油川駅
3日目
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 7:43
距離 25.4km
登り 7m
下り 5m
8:28
19分
油川駅
8:47
8:48
38分
津軽線・油川〜津軽宮田間の撮影地
9:26
29分
津軽宮田駅
9:55
10:30
7分
奥内駅 (撮り鉄+暑くて大休止)
10:37
10:40
33分
奥内駅近くの海辺
11:13
11:15
7分
六枚橋・黒松
11:22
18分
後潟駅入口
11:40
11:45
8分
後潟磯部バス停・かなやマート
11:53
12:02
29分
青森市と蓬田村の境・青森市営バス後潟折返場
12:31
5分
蓬田駅入口
12:36
12:38
9分
蓬田村役場
12:47
12:52
15分
中央公民館北・消防団脇の海辺
13:07
11分
郷沢駅入口
13:18
13:38
15分
玉松海水浴場・マルシェよもぎた
13:53
14分
瀬辺地駅入口
14:07
14:08
22分
広瀬橋
14:30
1分
蓬田村・外ヶ浜町の境
14:31
14:42
10分
展望スポット
14:52
5分
蟹田郵便局
14:57
8分
青森銀行北の交差点 (奥州街道ここまで)
15:05
16:00
11分
ぽっぽの湯
16:11
蟹田駅
歩行中の平均速度は約5km/h。とにかく蒸し暑いのに、よくまあこれだけの速度を維持できました……。濃紺色の雨傘を日傘代わりに用いることで辛うじて何とかなりましたが、照り返しが凄まじくキツかったです。
天候 | 21日……最高に澄み切った青空ながらも湿度が高くとにかく蒸し暑い! 22日……快晴→薄曇り→晴れ。とにかく蒸し暑い! 23日……天気予報は雨時々曇りと告げるも、雨が降ったのは朝7時過ぎまで。昼間は晴れたり曇ったり。とにかく蒸し暑い! しかし蓬田村に入ったあたりから、北から何となく涼しい風が入る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
21日GOAL……青い森鉄道・浅虫温泉駅前、南部屋海扇閣に宿泊。 22日START……宿から出発。 22日GOAL……JR津軽線・油川駅から1駅だけ乗って青森駅前にて宿泊。 23日START……JR津軽線・油川駅から。 23日GOAL……JR津軽線・蟹田駅まで。 今回の区間は、青い森鉄道とJR津軽線に沿っていますので、鉄道駅で予定を区切るように歩くのがベストです。但しJR津軽線は超赤字ローカル線で、間隔が非常に開きますのでご注意。 浅虫温泉までは多くの区間で下北交通バス (平内町民バス) を利用出来ますが、本数は非常に少ないです。 浅虫温泉から青森駅を経て、青森市と蓬田村の境までは、青森市営バスを利用出来ますが、区間によって本数はまちまちです。浅虫温泉〜野内は1〜2時間に1本、野内〜油川は1時間に2〜4本、油川〜後潟は1〜2時間に1本、といったところです。 蓬田村内は村営バスが走っていますが、本数は非常に少ないため、当てにしない方が良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浅虫温泉の青森寄りにある岬「善知鳥崎(うとうまい)」を回避するために山側を通っていた旧道は、基地局アンテナを過ぎたあたりで完全に草木に埋没し通過困難ですので、ふつうに善知鳥崎の国道4号線トンネルをくぐることになります。 しかし、この旧道をしばらく登った場所からの浅虫湯ノ島方面の眺めは絶景ですので、わざわざ登って来る価値は多大です。 青森駅とその西側で、奥州街道(松前街道)は消失していますが、今回歩いた赤線(新設された青森駅東西自由通路〜市役所分所〜沖館界隈)を歩くと、概ね古来のルートに沿っているようです。 今回は総じてひたすら舗装路で、危険なところはありませんが、例によって国道4号線は高速道路状態で車がガンガン走っています。横断時には左右をよく確認! また、路側帯を歩く区間がかなり長く(幸いにして危険を感じるほどの狭さではないです)、自分の近くで車がすれ違いそうな場合には積極的に退避すると良いでしょう。 青森の油川界隈から先では、コンビニが基本的に全く存在しません。青森市と蓬田村の境の手前、四戸橋集落にある「かねかマート」、そして蓬田漁港&郷沢駅を過ぎてしばらく歩いたところの玉松海水浴場脇「マルシェよもぎた」が主な食料調達場所になります。飲料自販機はたまにありますが、コカコーラ・ポカリスエットを売っている自販機はなかなか現れません。 食事処は、マルシェよもぎた、玉松観光食堂ほか、ごくたまにあります。 |
写真
003. 安達太良山の上には「ほんとうの空」が広がっていました!
他にも日光、高原、那須、吾妻、蔵王、泉ヶ岳&船形……と様々な山々が見えて感激!
岩手山は盛岡あたりからは雲の中で、トンネルの間の一瞬だけ見えたのが惜しい!
他にも日光、高原、那須、吾妻、蔵王、泉ヶ岳&船形……と様々な山々が見えて感激!
岩手山は盛岡あたりからは雲の中で、トンネルの間の一瞬だけ見えたのが惜しい!
005. 清水川駅の跨線橋から野辺地湾を望む。
前回と比べてもっとくっきりと恐山界隈が見えて素晴らしい!
しかし……この抜けるような青空の分だけクッソ蒸し暑い!!
果たして熱中症でぶっ倒れることなく、無事浅虫、そして青森に到達できるのか……? 数日前の高尾山耐暑訓練の成果を信じて歩くしかない!
前回と比べてもっとくっきりと恐山界隈が見えて素晴らしい!
しかし……この抜けるような青空の分だけクッソ蒸し暑い!!
果たして熱中症でぶっ倒れることなく、無事浅虫、そして青森に到達できるのか……? 数日前の高尾山耐暑訓練の成果を信じて歩くしかない!
014. 浜子漁港から恐山方面ズームアップ!
空気が非常にクリアな分、各ピークの様子もくっきりと写り……何とどこもかしこもレーダーやドームだらけ!
それもそのはず……津軽海峡を往来するロシアや中国の海軍に睨みを利かせる自衛隊の拠点だという! (登山客は徒歩で登頂可)
空気が非常にクリアな分、各ピークの様子もくっきりと写り……何とどこもかしこもレーダーやドームだらけ!
それもそのはず……津軽海峡を往来するロシアや中国の海軍に睨みを利かせる自衛隊の拠点だという! (登山客は徒歩で登頂可)
016. 国道4号線の青い森鉄道跨線橋を渡ったのち、奥州街道の旧道は右へと曲がり、小湊の街の中心部に向かいます。ちょうど、夏泊半島の先端に向かう下北交通バス(平内町民バス)が来ました♪ このバスはかつて西武観光バスに所属し、西武秩父駅から秩父谷の各地に向かう路線で活躍していたとのこと(ググるとバスヲタ諸氏による調査結果がすぐ出て来てスゴイ)。
019. 小湊はかつて、南部藩とバチバチに対抗していた津軽藩の最前線基地のようなところで、支藩にあたる黒石藩が代官所を置いていたとのこと。そんな代官所など行政の中心だったところに「ご家中の松」という見事な松の木が聳えています。
021. 奥州街道の旧道は、小湊の街を真っ直ぐ南に向かい、さらに国道4号線を横切ってしばらく行ったあたりで、突如右折 (道標がないため分かりづらい)。短いながらもきつい坂に「ヒィ〜暑い!」と悲鳴を上げたのち、こんな感じのプチ峠を通過します。(来し方を振り返る)
023. 今回歩いた区間には道標はなく、たまに、ここが奥州街道であったことを示す標柱が立っているのみ。でも、たまにそんな標柱が立っているのを目にすると、間違っていないことを確認でき安心します。
028. 国道4号線の線形改良で放棄された区間を進みます。すぐ脇をジャンジャン車が飛ばしていますが、鉢合わせにならないというだけでも安心感。(というか、午後の照り返しが凄まじい中の緩い登りでヘロヘロ・・・)
030. 海へ出る前の真っ直ぐな坂に差しかかったところ、真正面に岩木山ドドーン!!
岩木山は弘前の山とばかり思っていましたので、浅虫手前の奥州街道からもこんなに良く見えるとは……超ビックリです。そして、暑くてヤバいながらも、最高の天気の中を歩けているのは感謝!
岩木山は弘前の山とばかり思っていましたので、浅虫手前の奥州街道からもこんなに良く見えるとは……超ビックリです。そして、暑くてヤバいながらも、最高の天気の中を歩けているのは感謝!
031. かつて津軽藩が南部藩を警戒する「土屋番所」を置いていたあたりに「ほたて海岸」があり、明後日向かう津軽半島の細長い眺めに圧倒されました。
次回=最終回に歩く蟹田以北の区間の西に聳える山並みです。
次回=最終回に歩く蟹田以北の区間の西に聳える山並みです。
036. 浅虫温泉で最もデラックスな宿・南部屋海扇閣に投宿します☆
ぼっち旅では海側の部屋を予約できず (泣)、山側のシングルルームのみ予約可ですが、山側シングルはビジホ並の部屋代+豪華な食事+究極の展望露天風呂で16,000円ですので、十分おトク!
何と言っても、9階展望大浴場からの眺めが凄すぎました……。左に岩木山、真ん中に浅虫の湯ノ島と津軽半島、右奥に北海道……。こんなに素晴らしい眺めの風呂はなかなかないです!
まさに奥州街道徒歩旅のごほうびに相応しい……。
ぼっち旅では海側の部屋を予約できず (泣)、山側のシングルルームのみ予約可ですが、山側シングルはビジホ並の部屋代+豪華な食事+究極の展望露天風呂で16,000円ですので、十分おトク!
何と言っても、9階展望大浴場からの眺めが凄すぎました……。左に岩木山、真ん中に浅虫の湯ノ島と津軽半島、右奥に北海道……。こんなに素晴らしい眺めの風呂はなかなかないです!
まさに奥州街道徒歩旅のごほうびに相応しい……。
037. 夕食は、最初はお造り、あとは食べ放題ビュッフェというスタイル。酷暑の歩きと風呂の後ですので、生ビールと魚介がスルリと入りすぎてしまい、何が何だかのエンタメ状態 w
038. 板前氏がライブでつくるステーキや天ぷらを持って来たり、ホタテの貝焼きを何度もお代わりしたり ww
腹に溜まる系としては、せんべい汁をお代わりしまくりでした♪
画像には載せなかったですが、デザートのりんごシャーベットが美味すぎました……。
腹に溜まる系としては、せんべい汁をお代わりしまくりでした♪
画像には載せなかったですが、デザートのりんごシャーベットが美味すぎました……。
039. ちょうど夕食がシメに入った頃、美しい夕焼けが広がりました……。
夕食を19:30からの回にした海側高層階の客は、この絶景を自室から眺めているはずで、かなりうらやましい (^^;)。
※この眺めは2階からです。
夕食を19:30からの回にした海側高層階の客は、この絶景を自室から眺めているはずで、かなりうらやましい (^^;)。
※この眺めは2階からです。
040. 『鎌倉殿の13人』を見た後、津軽三味線ライブを鑑賞し (観光客向けの説明が多かったのがちと残念)、売店で購入したりんごジュースでシメ!
(青森県内ではそこかしこで、めっちゃ美味い地元産100%りんごジュースをゲット出来るのが素晴らしい!)
(青森県内ではそこかしこで、めっちゃ美味い地元産100%りんごジュースをゲット出来るのが素晴らしい!)
041. 折角ですので、山側の部屋からは見えない明け行く絶景を是非眺めたいと思いまして、4時台に早起きして駅前へ。
裸島の奥の津軽海峡には雲が出てしまい、北海道が見えないのはちょっと残念。
裸島の奥の津軽海峡には雲が出てしまい、北海道が見えないのはちょっと残念。
053. 基地局アンテナまでは草繁茂ながらも道は明瞭でしたが、ここを過ぎると急速に怪しくなり、笹藪ジャングルが現れて万事休す! 嗚呼……ここも誰も通らず埋もれてしまった。
というわけで、いま登って来た道を引き返し、善知鳥崎トンネル経由にします。
というわけで、いま登って来た道を引き返し、善知鳥崎トンネル経由にします。
054. 善知鳥崎の岩場越しに眺める青森市街と岩木山。
善知鳥崎の脇を通る細道もあったようですが、崩落により通行禁止となっており(というか、見るからに通行不能)、国道4号線のトンネルをくぐるしかありません。
善知鳥崎の脇を通る細道もあったようですが、崩落により通行禁止となっており(というか、見るからに通行不能)、国道4号線のトンネルをくぐるしかありません。
060. 下りきって青い森鉄道をくぐったところに、野内番所跡が現れます(松の木のあたり)。これを以て野内宿(108次)到着〜!
野内番所は南部藩に対する青森側の最後の固めにあたり、明治初期までは警護が森厳を極め、江戸時代最盛期でも1ヵ月・片道あたりの旅行者はたったの100人しかいなかったとか! まぁ青森〜野辺地間は船で移動する方が手っとり早いと思いますが……。
野内番所は南部藩に対する青森側の最後の固めにあたり、明治初期までは警護が森厳を極め、江戸時代最盛期でも1ヵ月・片道あたりの旅行者はたったの100人しかいなかったとか! まぁ青森〜野辺地間は船で移動する方が手っとり早いと思いますが……。
061. 野内の街を進んだ後、野内駅前のコンビニでコカコーラとガリガリ君を購入しクールダウン! その後、八甲田山界隈の水を集めてきた野内川を渡ります。八甲田山も私をお出迎え!
071. 善知鳥神社の入口脇に、青森県が建てた「奥州街道終点記念の碑」!
青森から先は松前街道という地元感覚に即して言えば、奥州街道は青森の善知鳥神社まで、という解釈も成り立ちうるでしょう。
何はともあれ、青森到達は奥州街道歩きの一大区切り目でもあり、周りに人がいないのを確認した上でこの碑をハグしました! (^^;
青森から先は松前街道という地元感覚に即して言えば、奥州街道は青森の善知鳥神社まで、という解釈も成り立ちうるでしょう。
何はともあれ、青森到達は奥州街道歩きの一大区切り目でもあり、周りに人がいないのを確認した上でこの碑をハグしました! (^^;
075. いざ乗船します!
船内には一方通行路が設定され、様々な場所を見て回ることが出来ますが、いやはや、想像よりも全然狭いですね……。
1980年代から1993年頃まで大阪・神戸〜上海間を就航していた「鑑真号」を激しく思い出す狭さとボロさです。
(上海航路は乗ったことあるのに、何故青函連絡船は乗ったことないのかと問われそうですが、1980年代は貧乏中学高校生で北海道まで行く金はなく、1989年に大学に入るといきなりバックパッカーになった、という世代なもので……^^;)
船内には一方通行路が設定され、様々な場所を見て回ることが出来ますが、いやはや、想像よりも全然狭いですね……。
1980年代から1993年頃まで大阪・神戸〜上海間を就航していた「鑑真号」を激しく思い出す狭さとボロさです。
(上海航路は乗ったことあるのに、何故青函連絡船は乗ったことないのかと問われそうですが、1980年代は貧乏中学高校生で北海道まで行く金はなく、1989年に大学に入るといきなりバックパッカーになった、という世代なもので……^^;)
078. 青函連絡船では、乗客は船室に乗っていましたが、鉄道車両はその下の船艙に入れて航送していました。貨物・荷物・郵便物はいちいち積み替えていると面倒ですので……。
1984年の鉄道郵便廃止まで、遠路はるばる郵便物を運んでいた客車「スユニ50」です。
1984年の鉄道郵便廃止まで、遠路はるばる郵便物を運んでいた客車「スユニ50」です。
081. というわけで、八甲田丸の「山頂」とも言える煙突展望台に登ります!
いったん煙突の中にも入り、ゴツイ排煙機器も見物することが出来ますので、工場萌え・機会萌えの方には超おすすめ! w (下船ルートの途中では巨大なエンジン室も通ります)
いったん煙突の中にも入り、ゴツイ排煙機器も見物することが出来ますので、工場萌え・機会萌えの方には超おすすめ! w (下船ルートの途中では巨大なエンジン室も通ります)
084. 次のスポットは、青森駅前広場・奥州街道に隣接した、ねぶた展示館「ワ・ラッセ」!
ねぶたは終わると基本的に解体されてしまうとのことですが、優秀賞をもらった作品が翌年までこの中で展示されています。
ねぶたは終わると基本的に解体されてしまうとのことですが、優秀賞をもらった作品が翌年までこの中で展示されています。
090. 青い森鉄道色と秋田色、ふたつの701系の出会い!
これを以て、奥州街道を歩きながら701系電車を楽しむ旅は、6種類の標準色をコンプリートしました!
現代の奥州街道歩き旅は、701系の色が変わって行くのを見届ける旅でもあるのです……w
これを以て、奥州街道を歩きながら701系電車を楽しむ旅は、6種類の標準色をコンプリートしました!
現代の奥州街道歩き旅は、701系の色が変わって行くのを見届ける旅でもあるのです……w
096. 新城川の新井田橋では、岩木山がちょこっと頂を現していました。(画面右端)
8月の東北豪雨では、新城川流域の被害が大きかったようで、しばらく経った後でも水がまだ茶色く濁っています……。
8月の東北豪雨では、新城川流域の被害が大きかったようで、しばらく経った後でも水がまだ茶色く濁っています……。
098. 羽州街道との合流点にて羽州街道を望む。
福島の北にある桑折 (こおり) にて奥州街道と枝分かれした羽州街道は、山形・秋田・弘前を経て、ここ油川で奥州街道と出会いゴールとなります。
そんな場所にある油川の街は、商業の中心として古くから栄えたものの、やがて青森に大きな港が作られ、油川を通らず弘前から青森に達する新道や鉄道も通され……明治以後の油川はすっかり没落し、羽州街道のゴール部分もただの田舎道に。
福島の北にある桑折 (こおり) にて奥州街道と枝分かれした羽州街道は、山形・秋田・弘前を経て、ここ油川で奥州街道と出会いゴールとなります。
そんな場所にある油川の街は、商業の中心として古くから栄えたものの、やがて青森に大きな港が作られ、油川を通らず弘前から青森に達する新道や鉄道も通され……明治以後の油川はすっかり没落し、羽州街道のゴール部分もただの田舎道に。
100. 合流点の界隈を振り返る。
桑折から油川まで、奥州街道を歩くだけでも相当ハードコアな道中でした。果たして羽州街道を歩くことはあるのだろうか……?
一応、油川と弘前の間は、岩木山に赤線を延ばすために歩きたいのですが w
桑折から油川まで、奥州街道を歩くだけでも相当ハードコアな道中でした。果たして羽州街道を歩くことはあるのだろうか……?
一応、油川と弘前の間は、岩木山に赤線を延ばすために歩きたいのですが w
101. JR津軽線の油川駅に到着し、蒸し暑さまみれの中で青森・油川到達を果たした2日目の道中が無事終わりました。
蟹田行きの電車を撮った後、17:05の青森行き電車に一駅だけ乗って、青森駅前のルートインに宿泊します。
蟹田行きの電車を撮った後、17:05の青森行き電車に一駅だけ乗って、青森駅前のルートインに宿泊します。
102. ヘロヘロに疲れた後は……駅周辺の郷土料理居酒屋でも良かったのですが、郷土料理居酒屋は往々にして狭く、観光客で密になりがちで、しかも浅虫での宿泊で既に楽しんでいますので、気分転換に中華を食べたくなりました w
そこで、青森で一番高級な中華料理店という「吉慶 (きっちゅん)」に入り、早い時間のため十分に空いている中、生ビールと蒸し餃子超ウマ〜!! 蒸し餃子からは最高にジューシーな肉汁があふれ、幸せ度ハンパない……。
そこで、青森で一番高級な中華料理店という「吉慶 (きっちゅん)」に入り、早い時間のため十分に空いている中、生ビールと蒸し餃子超ウマ〜!! 蒸し餃子からは最高にジューシーな肉汁があふれ、幸せ度ハンパない……。
103. そして五目焼きそばも……美味い!美味すぎる!
洗練された味付けもさることながら、とりわけイカと海老のプリップリさには圧倒されました!!
蒸し餃子のジューシーさも含めて考えてもみれば、青森は海も山も美味いものの産地! 採れたての新鮮食材をふんだんに使えば自ずと美味い! というわけで青森は、郷土料理でなくても何を食べても美味い!という結論です☆
洗練された味付けもさることながら、とりわけイカと海老のプリップリさには圧倒されました!!
蒸し餃子のジューシーさも含めて考えてもみれば、青森は海も山も美味いものの産地! 採れたての新鮮食材をふんだんに使えば自ずと美味い! というわけで青森は、郷土料理でなくても何を食べても美味い!という結論です☆
105. 油川までの車内は、青森北高校に通う高校生で大賑わい w 下車して改札口を通るにも時間がかかりそうでしたので、発車までのシーンをパチパチ撮影 w
この後は大急ぎで奥州街道を歩き、津軽線きっての撮り鉄スポットに向かいます。『貨物時刻表』を調べたところ、東京・隅田川行きの貨物列車を撮れそうですので……。
この後は大急ぎで奥州街道を歩き、津軽線きっての撮り鉄スポットに向かいます。『貨物時刻表』を調べたところ、東京・隅田川行きの貨物列車を撮れそうですので……。
106. 奥州街道からちょこっと脇道に入り、水田が広がる撮影地に着いたところ、すぐに遠くの踏切が鳴り……EH800 (※) の赤いボディと青空のコントラストに感動!
※……北海道新幹線の開通時、青函トンネルの保安機器が新幹線対応になったため、従来からの機関車は通過できなくなり、新たに新幹線保安機器対応の機関車としてEH800が製造されました。
※……北海道新幹線の開通時、青函トンネルの保安機器が新幹線対応になったため、従来からの機関車は通過できなくなり、新たに新幹線保安機器対応の機関車としてEH800が製造されました。
107. この夏の津軽は大雨続きでしたが、何とか稲穂が実りつつあり……晩夏というか初秋というか、爽やかな風景の中で深呼吸。(雨の予報が全くハズレて蒸し暑いですが……雨が降るよりは全然マシ!)
109. 蟹田までの道中は、陸奥湾の海面スレスレ・標高1〜2mの場所を進みます。民家は奥州街道の両脇に密集していますので、ひたすらこんな感じの、民家+街道の松という風景が続きます。
(青森湾は穏やかで地震も少ないため、こんな場所でも安心して住めるのでしょう)。
(青森湾は穏やかで地震も少ないため、こんな場所でも安心して住めるのでしょう)。
112. 9時50分頃、奥内駅に寄り道して、撮り鉄のため約40分の大休止〜。
ここまで、朝っぱらから本当に蒸し暑かった!!
10時20分台に立て続けに通過する札幌行きの貨物列車を激写して大満足です☆
ここまで、朝っぱらから本当に蒸し暑かった!!
10時20分台に立て続けに通過する札幌行きの貨物列車を激写して大満足です☆
122. 奥州街道とJR津軽線は並行しながらも付かず離れずの関係ですが、蓬田漁港の手前でちょうど隣接する場所があります。そこに着いたちょうどその時、ドンピシャの待ち時間ゼロで、札幌発浜松行きの貨物列車通過! 何ともラッキー♪
123. 奥州街道と津軽線の西側は広大な水田だったエリアが終わり、丘陵地が海まで迫る地形に変わってきました。その一番手前に「玉松台」という丘があり、古来景勝地として地元で親しまれてきたようです。
128. 瀬辺地駅の北から蟹田駅の手前まで、しばらく海沿いに線路と街道がピタリと寄り添う場所に来ました。ちょうど越谷発札幌行きの貨物列車も姿を現し……。昔はここを快速「海峡」、そして特急「はつかり」「スーパー白鳥」が行き交っていたのだなぁ……と。(個人的には、スーパー白鳥の車内からこの場所の絶景を眺めたことあり)
131. 夏泊半島・浅虫方面もドラマチックな空の下! 雨続きの夏の青森にあって、天気予報が外れて3日連続晴れ!という中で歩くことが出来たのは、本当に幸せなことでした。(死ぬほど蒸し暑くても無事歩きましたので)
132. 平舘海峡を望むと、津軽海峡から続々と流れて来る低い雲に覆われ、これから来る長く厳しい冬を予感させるようでもありました……。
さて、平舘・高野崎をめぐって、三厩・龍飛崎へのゴールを果たすのは何時にしようか……。絶対に晴れていることは譲れない。
さて、平舘・高野崎をめぐって、三厩・龍飛崎へのゴールを果たすのは何時にしようか……。絶対に晴れていることは譲れない。
136. 蟹田駅から青森行きの電車に乗って戻ります。
蟹田〜三厩間は豪雨の影響で長期運休になってしまっている中、この列車は三厩・今別方面からの連絡がなく、午後の遅い時間に蟹田から青森にお出かけする人もいるはずもなく、私が乗った先頭車は奥内まで貸切でした (^^;
蟹田〜三厩間は豪雨の影響で長期運休になってしまっている中、この列車は三厩・今別方面からの連絡がなく、午後の遅い時間に蟹田から青森にお出かけする人もいるはずもなく、私が乗った先頭車は奥内まで貸切でした (^^;
139. まぁ本音を言えば、シブい長距離列車がもっと出入りする青森駅であって欲しいのですが……。
(青森駅で撮影した札幌行き「急行はまなす」の機関車・ED79……2007年撮影)
(青森駅で撮影した札幌行き「急行はまなす」の機関車・ED79……2007年撮影)
感想
2017年の10月に歩き始めた奥州街道の歩き旅は、2019年の晩秋に岩手県北部に達したところで、疫病禍と多忙のために2年半足止めを食らってしまいましたが、今年の6月にリベンジの勢いで再開! 1ヵ月に1回青森県に通うかたちで、ついに青森市への到達を果たし、さらには外ヶ浜町の蟹田まで進んだことで、いよいよ次回・最終回への王手をかけた形となり、誠に感無量でございます……。
天候も、豪雨に見舞われてしまったこの夏の津軽にあって、奇跡的に3日連続晴れとなり(しかも最終日は雨予報が大ハズレ)、酷暑との悪戦苦闘続きながらも撮った写真は最高に夏の思い出感があり、本当に満足です……。
津軽海峡を目の前に望みながら三厩、そして龍飛崎に達する最終回は、対岸の北海道が見えることが譲れないMustであり、天気予報と自分の予定、そして宿の空き具合を睨みながらのかつてないシビアな判断が求められますが (笑)、800kmを超える壮大な道中の有終の美を飾るからには、何とかこだわりたいところです。
季節は……空も緑も鮮やかな初夏を希望していますが、果たして……?
以上、海沿いをひたすら歩く旧街道ウォークレコではございますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:344人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
bobandouさん、何もかも素敵。
旅館のお食事はもちろん、鉄道、バス、70km越え。。
青函連絡船の鉄道が入っていく線路、感動。
もちろん、道中の海も空も。
お岩木山もきれいに見えて。
遠くへ行かれたのですね。
リゾートしらかみ、運行開始してよかった。
貨物の時刻表(笑)!
札幌発浜松行き
いいですね、
線路は続くよ 何処までも、ですね!
浅田次郎さんの『流人道中記』がbobandouさんが歩いた奥州街道を北へ北へ三廚までの道中の内容で胸を熱くしました。
津軽線はまだ復旧していないのですよね、
bobandouさんの旅は小説の主人公達が目にした風景なのだなぁ、と羨ましく思いました。
青森、本当に何を食べても美味しい、同感です!
グランクラス、
あっという間に着いてしまうのが悔しいですね!
楽しかったです、
おつかれさまでした!
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
鉄ヲタ兼へたれハイカー(元バックパッカー)として、鉄道が出来る前の昔をしのびながら、今の鉄道と温泉とめしを楽しむ……というのが、個人的旧街道歩きの基本コンセプトですが
それだけに、それだけに……晴れてくれてありがとぉぉぉぉ〜!という感じです
晴れてくれれば、死ぬほど蒸し暑いのも我慢我慢! 数日前に高尾山で暑さ慣れをした甲斐がありました w
それにしても今回眺めた風景……どこまでも伸びやかに広がる景色の中に岩木山がドーン!と見えて、以前弘前界隈から眺めたこともありましたが、改めて天下の名峰だと思いました
そんな風景の先に、津軽海峡から流れてくる低く暗い雲が漂い……むかし北辺に流されて奥州街道を歩いてきた旅人はさぞかし緊張感に襲われたのだろうと思いました
そんな、余りにも広く美しく美味しいのに、何となくズシリと気分的に重くもある津軽の風光……これこそまさに、津軽三味線のロックな音につながるのかも知れないなぁ〜と思ったりもしました。
何はともあれ、次回で奥州街道の旅が完結したあとも、折に触れて山と自然と美食と温泉を求めて、青森は何度でもリピートしたいところです!!
リゾートしらかみですが、とりあえず車両を遊ばせておいても逆に傷んでしまうため、走れる区間で動かそうということです。しかし……絶景が広がる五能線の鰺ヶ沢〜深浦〜岩館間は相当やられており、しかもJRとしてはより重要な奥羽線・鷹ノ巣〜大館の復旧を急ぐものの数ヶ月かかるとのことですので、五能線が復活し「リゾートしらかみ」が通常運行に戻るには少なくとも1年以上かかると思われます。
豪雨で崩壊した只見線がこの秋、やっと数年ぶりに復活すると思いきや、今度は五能線が壊滅ですから、「リゾートしらかみ」の一部運行再開も手放しでは喜べないですね。疫病と災害がおさまって、普通に楽しく旅が出来る世の中が戻って来てほしいものです
グランクラス、本当に快適ですので、もっとゆっくり走ってもええんやで……と思ったりもしますが、疲れずに早く帰りたいのも確かで、なかなか難しいところです w
軽食サービスがこの秋から冷凍チンに格下げされるということでツイッターが荒れていますが
というわけでこちらこそ、お楽しみ頂きありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する