岡山県新見市 泉源公園〜三日月山〜剣山 大山展望＆動植物
鳥取県
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 03:42
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 554m
- 下り
- 546m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:39
歩行距離7km、歩行時間3時間、歩行数11,500歩、消費カロリー1,660Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。夏場はササが体に当たりますが、足元は見えますし、たまに片手でよけるくらいですみます。復路で利用した剣山北尾根から北西に延びるコンクリート道は、濡れていると滑りやすそうなので、下が濡れているときは避けたほうがいいでしょう。 三日月山＆剣山登山口＜写真09＞から三日月山頂上＜写真24＞までは、一部急登やササが茂った箇所があります。 登山口＜写真09＞からは低い草が生えた砂利道で、そのうちにコンクリート道になりました。今回は乾いていましたが、濡れていると滑りやすいかもしれません。 登山道＆コンクリート道分岐＜写真15＞は、道標が差している左は土道、右は直進でコンクリート道です。どちらも歩けますが、まずは左の登山道に入りました。 標高785mの剣山との分岐＜写真16＞から三日月山＜写真24＞方面へは、最初はプラスチックの土留めと土の階段で、すぐに杉林が終わり土の細道になりました。今回のように濡れていると滑りやすく急な箇所もありますが、数mもすればいったんはましになるの繰り返しでそのうちに気にならなくなります。また、ササなどが体に当たる箇所もありますが、高さはせいぜい1m程で足元は見えますし、たまに片手でよけるくらいですみます。植物がもっとも茂っているこの時期でこの程度なので、春や秋は大丈夫でしょう。 三日月山頂上＜写真24＞の南側は植林帯で、しばらく西に歩けそうでした。 標高785mの三日月山＆剣山分岐＜写真16＞から県境尾根沿いに剣山（けんざん）頂上＜写真37〜43＞までは、階段状の箇所もあり歩きやすい道です。 鉄塔＜写真26〜28＞を過ぎるとすぐに道は左右に分かれ、右は緩やか、左は上りでした。左側のほうを進みました。 休憩舎＜写真31＞を過ぎると、高さ30�冂�のササが足に当たる道がしばらく続きましたが、ちゃんと足元は見えました。 剣山（けんざん）頂上＜写真37〜43＞からコンクリート道を経て泉源公園駐車場までは、歩きやすいですが濡れているときは避けたほうがいいでしょう。 標高885mの剣山とコンクリート道との分岐には道標はありません。丸太と土の階段を下りると、こちらもササが足に当たることはありましたが、すぐにコンクリート道になりました。一部、手すりはありましたが、ここは濡れていると滑りやすそうです。 国道180号の東側の作業道を下るつもりが、うっかりスルーしてしまい、国道に出る直前で気づき引き返しました。作業道の入口は少し開けており、端に丸太を積み上げてありました。砂利の作業道は平坦で歩きやすく、側をちょろちょろと水が流れていますが、雨天でも大丈夫でしょう。 |
| その他周辺情報 | 泉源公園駐車場から国道180号を自動車で10分程南下すると、「和牛レストラン ふゆさと」＜写真56＞があります。「千屋牛ふゆさとセット」税込み1,320円＜写真55＞など、地元の特産千屋牛を使った料理が食べられます。 |
写真
正面から見ると、花弁は上、左右の合計3枚であることがわかります。泉源公園のベンチ周辺に点在していました。
02ヨメナノコンギクに似ていますが、葉にはほとんど毛がなく、葉柄もないように見えます。また、直径3�冂�の花は茎の先端に1つずつつきます。泉源公園駐車場の端に群生していました。
ノコンギクに似ていますが、葉にはほとんど毛がなく、葉柄もないように見えます。また、直径3�冂�の花は茎の先端に1つずつつきます。泉源公園駐車場の端に群生していました。
03サルスベリ木登りが上手なサルでも滑り落ちるほど樹皮が滑らかであるというのが名前の由来です。枝の生育にばらつきがあるので、百日紅の別名どおり、開花期が長期間となります。見上げるほどの大木で見応えがありました。
木登りが上手なサルでも滑り落ちるほど樹皮が滑らかであるというのが名前の由来です。枝の生育にばらつきがあるので、百日紅の別名どおり、開花期が長期間となります。見上げるほどの大木で見応えがありました。
04ナツアカネ♀アキアカネに似ていますが、胸部側面にある3本の黒い筋模様の真ん中の線が先細りではなくスパッと切れたようになります。腹部の上側だけが赤いのでメスです。オスは全身が真っ赤になります。
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アキアカネに似ていますが、胸部側面にある3本の黒い筋模様の真ん中の線が先細りではなくスパッと切れたようになります。腹部の上側だけが赤いのでメスです。オスは全身が真っ赤になります。
05ツユクサ青い花のイメージですが、よく見ると下の1枚の花弁は白です。駐車場の端に群生していました。ここまでが泉源公園の駐車場周辺の写真です。花が多くてなかなか出発できませんでした😅
青い花のイメージですが、よく見ると下の1枚の花弁は白です。駐車場の端に群生していました。ここまでが泉源公園の駐車場周辺の写真です。花が多くてなかなか出発できませんでした😅
06ヤブツルアズキ駐車場から出たとたん、またもや捕まる😅ノアズキに似ていますが、下から筒状になって伸びている白っぽい竜骨弁の上にある黄色い翼弁は、竜骨弁を包むようにかぶさります。ノアズキのほうは翼弁のかぶさりが不十分なので竜骨弁の上のほうも見えます。
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駐車場から出たとたん、またもや捕まる😅ノアズキに似ていますが、下から筒状になって伸びている白っぽい竜骨弁の上にある黄色い翼弁は、竜骨弁を包むようにかぶさります。ノアズキのほうは翼弁のかぶさりが不十分なので竜骨弁の上のほうも見えます。
07オトコエシ直径数�个稜鬚げ屬�まとまって咲きます。花はカノコソウやツルカノコソウに似ていますが、花期はより遅く、8月以降です。3裂することもある葉を見れば間違えないでしょう。
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直径数�个稜鬚げ屬�まとまって咲きます。花はカノコソウやツルカノコソウに似ていますが、花期はより遅く、8月以降です。3裂することもある葉を見れば間違えないでしょう。
08ムラサキツメクサ＆キタキチョウ
ムラサキツメクサはアカツメクサとも呼ばれ、シロツメクサとは違い、花のすぐ下に葉があります。花色がピンクのモモイロシロツメクサもあるのでややこしいです。キタキチョウは翅の裏側に小さな黒っぽい斑点が多数あります。
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＆キタキチョウ
ムラサキツメクサはアカツメクサとも呼ばれ、シロツメクサとは違い、花のすぐ下に葉があります。花色がピンクのモモイロシロツメクサもあるのでややこしいです。キタキチョウは翅の裏側に小さな黒っぽい斑点が多数あります。
09三日月山＆剣山登山口国道180号の明地トンネルの岡山県側の出入口前にあります。周辺の路肩に2,3台駐車できそうですが、このときは自動車はありませんでした。ここから低い草が生えた道に入りました。おそらく、下は砂利で、そのうちにコンクリートになりました。
国道180号の明地トンネルの岡山県側の出入口前にあります。周辺の路肩に2,3台駐車できそうですが、このときは自動車はありませんでした。ここから低い草が生えた道に入りました。おそらく、下は砂利で、そのうちにコンクリートになりました。
10イタドリ＆イカリモンガイタドリは雌雄別株で、夏から秋に5mm程の白い花を咲かせます。イカリモンガは前翅にオレンジ色のイカリの形をした模様があります。触覚は細く伸びて櫛の歯状にはならず、翅を閉じて止まり、昼間に花の蜜を吸うといった蝶のような特徴があり、ややこしい存在です。
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イタドリは雌雄別株で、夏から秋に5mm程の白い花を咲かせます。イカリモンガは前翅にオレンジ色のイカリの形をした模様があります。触覚は細く伸びて櫛の歯状にはならず、翅を閉じて止まり、昼間に花の蜜を吸うといった蝶のような特徴があり、ややこしい存在です。
11ツリフネソウ花＆つぼみ横から見ると舟を吊り下げたように見えるのが名前の由来です。筒状になり先端がくるりと巻いたピンク色の萼があり、おもしろい形の花です。
横から見ると舟を吊り下げたように見えるのが名前の由来です。筒状になり先端がくるりと巻いたピンク色の萼があり、おもしろい形の花です。
4〜5�僂梁腓�な花なので目立ちます。この1株1輪だけでした。
13ダイコンソウ直径2cm程の花はキツネノボタンの仲間に似ていますが、長いおしべと丸っこい花弁、長い花柱が多数残った実で見分けられます。花期はそろそろ終盤なのか、花数は少なかったです。
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直径2cm程の花はキツネノボタンの仲間に似ていますが、長いおしべと丸っこい花弁、長い花柱が多数残った実で見分けられます。花期はそろそろ終盤なのか、花数は少なかったです。
白花＜写真50＞と赤花があり、西日本には赤花が多いそうですが、岡山県では両方見られます。今回は赤花が多く見られました。
＆コンクリート道分岐
コンクリート道（右）が直進方向で、復路ではそちらから下りてきました。往路では左折し登山道を進みました。
17シラヤマギク白い野菊はどれもよく似ていますが、下のほうの葉はハート形で舌状花が少なく花弁がまばらなのでわかりやすいです。草丈は数十�僂△蝓△覆�なかの大物でした。
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白い野菊はどれもよく似ていますが、下のほうの葉はハート形で舌状花が少なく花弁がまばらなのでわかりやすいです。草丈は数十�僂△蝓△覆�なかの大物でした。
カサの直径は3�兪宛紂�高さは5�冂�でした。カサの裏側はひだだろうと思います。
サンインヒキオコシとは違い、上唇に斑点があります。この1株だけで咲き始めでした。
カサの直径は2〜3�僉⇔△砲惑鬚い劼世�あり、表にも条線がはっきりと見えます。日傘のような可愛いキノコでした。
21ママコナ県北でよく見られるシコクママコナとは違い、下唇の先端は白ではなくピンク色です。ツシマママコナによく似ていますが、苞の縁にある鋸歯はより多く長くて目立ちます。
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県北でよく見られるシコクママコナとは違い、下唇の先端は白ではなくピンク色です。ツシマママコナによく似ていますが、苞の縁にある鋸歯はより多く長くて目立ちます。
22タムラソウ草丈は70�儖幣紊△蠅泙靴拭１�で倒れたのか、登山道に横たわっていましたが、元気でした。この写真には写っていませんが、総苞片は合着し粘りはなく、葉は羽状に裂けますがトゲはありません。
草丈は70�儖幣紊△蠅泙靴拭１�で倒れたのか、登山道に横たわっていましたが、元気でした。この写真には写っていませんが、総苞片は合着し粘りはなく、葉は羽状に裂けますがトゲはありません。
花はモミジガサに似ていますが、葉はほぼ五角形です。周辺にたくさん咲いていました。
24三日月山頂上標高993mの頂上は少し開けていますが、この時期は木が茂って展望は効きません。その代わり、日陰なのでゆっくり休憩できます。この日は比較的涼しく岡山県内はどこも真夏日にならなかったので、じっとしていると体が冷えてくるほどでした。
標高993mの頂上は少し開けていますが、この時期は木が茂って展望は効きません。その代わり、日陰なのでゆっくり休憩できます。この日は比較的涼しく岡山県内はどこも真夏日にならなかったので、じっとしていると体が冷えてくるほどでした。
直径1�伉�の花が集まって直径1�冂�の花に見えます。この日は何度もノブキロードを歩きました。
27鉄塔より雲がかかった大山
残念ながら、雲がかかっていましたが、大山（だいせん）を望むことができました。写真ではほとんど写っていませんが、右端は宝仏山です。動画も撮りました。
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雲がかかった大山
残念ながら、雲がかかっていましたが、大山（だいせん）を望むことができました。写真ではほとんど写っていませんが、右端は宝仏山です。動画も撮りました。
鉄塔の真下から少し進んでベンチの辺りで振り返ってみました。先程下りてきた三日月山の南東斜面が見えました。
29ツリガネニンジン長さ2�冂�の花はサイヨウシャジンに似ていますが、裾が広がり気味で、めしべの花より突き出た部分の長さは花の長さよりも短いです。剣山頂上には大きな株がありました。
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長さ2�冂�の花はサイヨウシャジンに似ていますが、裾が広がり気味で、めしべの花より突き出た部分の長さは花の長さよりも短いです。剣山頂上には大きな株がありました。
30ギンリョウソウモドキギンリョウソウに似ていますが、秋に咲きます。右の長いほうは、かわいそうに抜けてしまっていました。地面に刺してみましたが、おそらく駄目でしょう。花はこれからのようです。
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ギンリョウソウに似ていますが、秋に咲きます。右の長いほうは、かわいそうに抜けてしまっていました。地面に刺してみましたが、おそらく駄目でしょう。花はこれからのようです。
中に入っていないのでよくわかりませんが、トイレ付きだとうれしいです。このとおり、この時期は展望が効きません。
32ヤマガラこちらを向いて鳴いていましたが、動画を撮り始めるとすぐに飛び去ってしまいました。最近はヤマガラ=手乗りのイメージがあるのか、餌をやる人が増えているようですが、彼らは野生生物なのでやめましょう。
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こちらを向いて鳴いていましたが、動画を撮り始めるとすぐに飛び去ってしまいました。最近はヤマガラ=手乗りのイメージがあるのか、餌をやる人が増えているようですが、彼らは野生生物なのでやめましょう。
県境尾根を歩いていることが実感できる標識です。ちなみに、左の鳥取県側もさすがにここではダイセンキャラボクは生えていませんでした。
三日月山
少し手前から歩きながら動画を撮りました。ここまできて振り返ると、中央に三日月山＜写真24＞が見えました。
35明智峠分岐の展望地より美保関＆米子市街
左最奥から中央にうっすらと見えるのは島根半島の美保関です。そのすぐ手前、中央から右には鳥取県米子市街地が広がっています。弓ヶ浜はもう少し左で見えていないようです。動画には西毛無山（けなしがせん）も映っていますが、毛無山（けなしがせん）のほうはその背後で見えないと思います。
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美保関＆米子市街
左最奥から中央にうっすらと見えるのは島根半島の美保関です。そのすぐ手前、中央から右には鳥取県米子市街地が広がっています。弓ヶ浜はもう少し左で見えていないようです。動画には西毛無山（けなしがせん）も映っていますが、毛無山（けなしがせん）のほうはその背後で見えないと思います。
36ヤマハギ旗弁が竜骨弁よりも長く、花序は長く突き出ます。また、翼弁は竜骨弁よりも短いです。萼の先端は尖ることもこのように丸みを帯びていることもあります。よく似たツクシハギは旗弁が竜骨弁よりも短く、マルバハギは翼弁が竜骨弁よりも長く花序が短いので葉に埋もれ気味に見えます。
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旗弁が竜骨弁よりも長く、花序は長く突き出ます。また、翼弁は竜骨弁よりも短いです。萼の先端は尖ることもこのように丸みを帯びていることもあります。よく似たツクシハギは旗弁が竜骨弁よりも短く、マルバハギは翼弁が竜骨弁よりも長く花序が短いので葉に埋もれ気味に見えます。
37剣山頂上標高962mの頂上は360度パノラマ展望が楽しめますが、予想通り先客がおられ、最終的には10人程になりました。三密を避けられる山を選んだつもりでしたが、ソーシャルディスタンスがとれませんでした😫
標高962mの頂上は360度パノラマ展望が楽しめますが、予想通り先客がおられ、最終的には10人程になりました。三密を避けられる山を選んだつもりでしたが、ソーシャルディスタンスがとれませんでした😫
38マツムシソウマツムシの鳴く頃に咲くというのが名前の由来です。直径3〜4�僂硫屬藁辰靴欧膿裕い�あります。頂上の開けた部分の端にプチ花畑＜写真39＞がありました。
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マツムシの鳴く頃に咲くというのが名前の由来です。直径3〜4�僂硫屬藁辰靴欧膿裕い�あります。頂上の開けた部分の端にプチ花畑＜写真39＞がありました。
あまり広くはありませんが、群生は初めて見たのでうれしかったです😍
40剣山頂上より剣森山＆田んぼ
左奥は剣森山（けんもりやま）、中央は千屋ダム西の924m峰、右は明石山の東斜面です。手前に広がっている原組と小原田集落の田んぼは、黄金色の稲穂が出ているようです。
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剣森山＆田んぼ
左奥は剣森山（けんもりやま）、中央は千屋ダム西の924m峰、右は明石山の東斜面です。手前に広がっている原組と小原田集落の田んぼは、黄金色の稲穂が出ているようです。
花見山＆大倉山
中央に大きく花見山、その右奥に頂上部分だけ見えているのが大倉山です。
42マツムシソウ＆キアゲハツマグロヒョウモンのオスとバトルを繰り広げていましたが、勝ち誇ってマツムシソウの蜜を吸い始めました。ナミアゲハとは違い、翅の表側の付け根周辺は黒です。
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ツマグロヒョウモンのオスとバトルを繰り広げていましたが、勝ち誇ってマツムシソウの蜜を吸い始めました。ナミアゲハとは違い、翅の表側の付け根周辺は黒です。
43剣山頂上より大山頂上周辺にはまだうっすらと雲がかかっていますが、こちらは完全に晴れているので、もう少し待てばすっきりしそうです。さすがに密集状態で長居するわけにはいかないので、下山することにしました。
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頂上周辺にはまだうっすらと雲がかかっていますが、こちらは完全に晴れているので、もう少し待てばすっきりしそうです。さすがに密集状態で長居するわけにはいかないので、下山することにしました。
ジャノメチョウ科の代表のわりには、あまり見かけません。翅の一部がなくなっていますが、元気でよかったです。
45明智峠分岐の展望地より大山
ここはしばらく密になりそうにないので、再び展望を楽しむことにしました。大山（だいせん）をこれほど間近で見たのは久しぶりです😊ベンチから撮った動画には船通山（せんつうざん）も映っています。
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大山
ここはしばらく密になりそうにないので、再び展望を楽しむことにしました。大山（だいせん）をこれほど間近で見たのは久しぶりです😊ベンチから撮った動画には船通山（せんつうざん）も映っています。
長さ2�冂�の花穂にびっしりとついた花には花弁はなく、赤いのは萼です。ここだけでした。
47ヒメキマダラヒカゲ♂翅の表側はキマダラモドキによく似ています。前翅が丸っこくないそうですが、この角度ではわかりにくいです。後翅の模様が蛇の目になっていないことから判断しました。
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翅の表側はキマダラモドキによく似ています。前翅が丸っこくないそうですが、この角度ではわかりにくいです。後翅の模様が蛇の目になっていないことから判断しました。
48キンミズヒキヒメキンミズヒキよりも少し大きめの花は直径1cm近く、おしべは10本以上あります。コンクリート道の真ん中に咲いているド根性さんをはじめ、今回は登山道でもたびたび見かけました。
ヒメキンミズヒキよりも少し大きめの花は直径1cm近く、おしべは10本以上あります。コンクリート道の真ん中に咲いているド根性さんをはじめ、今回は登山道でもたびたび見かけました。
平べったいハート型の実がもうできていました。うっすらピンク色を帯びて可愛いです😊
やはり赤花＜写真14＞のほうが多く、白はこの1輪だけでした。実は、隣の株は赤花でした。
51サカハチチョウ夏型春型はオレンジ色の部分が多く、かなり雰囲気が違います。夏型はアサマイチモンジやイチモンジチョウに似ていますが、前翅表側の付け根周辺に薄黄色の筋模様、後翅表側には赤い筋模様があります。この少し南から歩きながら杉林を動画に撮りました。
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春型はオレンジ色の部分が多く、かなり雰囲気が違います。夏型はアサマイチモンジやイチモンジチョウに似ていますが、前翅表側の付け根周辺に薄黄色の筋模様、後翅表側には赤い筋模様があります。この少し南から歩きながら杉林を動画に撮りました。
52後醍醐天皇の休石より田んぼ越しに剣山
下山後、国道180号を南下していると、目の前にきれいな円錐形の剣山（けんざん）＜写真37〜43＞が見えてきました。後醍醐天皇の休石＜写真53,54＞前に自動車を停めて動画も撮りました。
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田んぼ越しに剣山
下山後、国道180号を南下していると、目の前にきれいな円錐形の剣山（けんざん）＜写真37〜43＞が見えてきました。後醍醐天皇の休石＜写真53,54＞前に自動車を停めて動画も撮りました。
53後醍醐天皇の休石＆祠1331年の元弘の変により翌年に隠岐に島流しとなった後醍醐天皇は、新見市（旧大佐町）の大井野にあるご飯石で食事をとられ、この石に御輿（みこし）を下ろして休憩されたと伝わっています。さらにここから剣山（けんざん）＜写真37〜43＞東北東の明智峠を越えて隠岐へ向かわれました。
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1331年の元弘の変により翌年に隠岐に島流しとなった後醍醐天皇は、新見市（旧大佐町）の大井野にあるご飯石で食事をとられ、この石に御輿（みこし）を下ろして休憩されたと伝わっています。さらにここから剣山（けんざん）＜写真37〜43＞東北東の明智峠を越えて隠岐へ向かわれました。
54西側より後醍醐天皇の休石＆祠
1本西側の細い舗装道路側から見ると、石の長さは1.5m程ありますが、平らではないのでバランスを取るのが大変そうです。説明板には旧暦9月15日に後醍醐神社の祭を行っていると書かれていました。旧大佐町の大井野にある後醍醐神社よりもかなり小さいですが、この祠も後醍醐神社なのでしょうか。
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後醍醐天皇の休石＆祠
1本西側の細い舗装道路側から見ると、石の長さは1.5m程ありますが、平らではないのでバランスを取るのが大変そうです。説明板には旧暦9月15日に後醍醐神社の祭を行っていると書かれていました。旧大佐町の大井野にある後醍醐神社よりもかなり小さいですが、この祠も後醍醐神社なのでしょうか。
55和牛レストランふゆさと千屋牛ふゆさとセット
千屋とくれば千屋牛😄高級霜降り肉なので、大量に食べてお腹を壊さないようにと定食にしました。千屋牛と野菜の炒め物、サラダ、水菜とナスの漬物、味噌汁、ご飯で税込み1,320円です。少し厚めの薄切り肉はロースやサーロインなどの切れっ端のようで、肉の味は弱く脂が多いのがわかります。150g以上はありそうで、味見には十分の量でした。
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千屋牛ふゆさとセット
千屋とくれば千屋牛😄高級霜降り肉なので、大量に食べてお腹を壊さないようにと定食にしました。千屋牛と野菜の炒め物、サラダ、水菜とナスの漬物、味噌汁、ご飯で税込み1,320円です。少し厚めの薄切り肉はロースやサーロインなどの切れっ端のようで、肉の味は弱く脂が多いのがわかります。150g以上はありそうで、味見には十分の量でした。
56和牛レストランふゆさと13時台だったので、店内は3組、十分ソーシャルディスタンスはとれました。窓からは涼しい風が入ってきて気持ちよく過ごせました。店を出ると、千屋牛の親子像がお見送り😊
13時台だったので、店内は3組、十分ソーシャルディスタンスはとれました。窓からは涼しい風が入ってきて気持ちよく過ごせました。店を出ると、千屋牛の親子像がお見送り😊
57碁盤に乗る千屋牛像国道180号をさらに南下、別所亀滝大橋のたもと（阿福トンネルの北）にありました。伝統芸能「千屋牛の碁盤乗り」は、おとなしく利口な千屋牛だからこそなせる技で、全国的に有名になりました。現在も地元の高校生が受け継ぎ、イベントで披露されることもあります。
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国道180号をさらに南下、別所亀滝大橋のたもと（阿福トンネルの北）にありました。伝統芸能「千屋牛の碁盤乗り」は、おとなしく利口な千屋牛だからこそなせる技で、全国的に有名になりました。現在も地元の高校生が受け継ぎ、イベントで披露されることもあります。
58千屋ダム北東端展望所より千水湖越しに剣森山
まだ時間があったので、千屋ダムにも立ち寄りました。駐車場に近い展望所からは、北方面がよく見えます。中央奥は剣森山（けんもりやま）です。
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千水湖越しに剣森山
まだ時間があったので、千屋ダムにも立ち寄りました。駐車場に近い展望所からは、北方面がよく見えます。中央奥は剣森山（けんもりやま）です。
59千屋ダム北東端展望所より千屋ダム
治水、水の供給、発電などを目的とした平成10年竣工の多目的ダムです。ダム湖の名前は千屋湖かと思っていたら、千水湖でした😅
千屋ダム
治水、水の供給、発電などを目的とした平成10年竣工の多目的ダムです。ダム湖の名前は千屋湖かと思っていたら、千水湖でした😅
60曝気装置圧縮空気の気泡を噴出しダム湖水を循環させることにより、藻類の発生を抑制する装置です。これにより水質が保たれています。カワウの休憩所としても活躍中😄
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圧縮空気の気泡を噴出しダム湖水を循環させることにより、藻類の発生を抑制する装置です。これにより水質が保たれています。カワウの休憩所としても活躍中😄
61千屋ダム天端より千屋発電所＆田んぼ
ダムの上を歩き、ちょうど真ん中の展望所より南東方面を望みました。右手前は千屋発電所、その向こうに黄金色の田んぼが広がっています。後で田んぼのほうに下りてみることにしました。
千屋発電所＆田んぼ
ダムの上を歩き、ちょうど真ん中の展望所より南東方面を望みました。右手前は千屋発電所、その向こうに黄金色の田んぼが広がっています。後で田んぼのほうに下りてみることにしました。
62アオサギダムの下をのぞきこんでいると、ゆっくりと歩くアオサギの姿がありました。動画を撮りましたが、縁までくると立ち止まってボーッとしていました。飛ばんのかーい😅
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ダムの下をのぞきこんでいると、ゆっくりと歩くアオサギの姿がありました。動画を撮りましたが、縁までくると立ち止まってボーッとしていました。飛ばんのかーい😅
63千屋ダム南西端展望所より千水湖越しに剣森山
天端を渡りきって南西端の展望所に出ました。青い千水湖越しに中央奥にどっしりとした剣森山（けんもりやま）が見えました。青空もきれいです😊
千水湖越しに剣森山
天端を渡りきって南西端の展望所に出ました。青い千水湖越しに中央奥にどっしりとした剣森山（けんもりやま）が見えました。青空もきれいです😊
64タカサゴユリ自動車で千屋ダム南西端展望所経由で細道を下り、見えていた田んぼの側まで来ると、タカサゴユリが咲いていました。テッポウユリよりも葉が細く、花の外側にうっすらと赤紫色の筋模様が入ります。
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自動車で千屋ダム南西端展望所経由で細道を下り、見えていた田んぼの側まで来ると、タカサゴユリが咲いていました。テッポウユリよりも葉が細く、花の外側にうっすらと赤紫色の筋模様が入ります。
田んぼ＆千屋ダム
ちょうどダムの正面にもタカサゴユリが咲いていました。なかなか絵になりました😍
＆田んぼ越しに千屋ダム
少し東の新千原橋の上からは、高梁川はもちろん、黄金色の田んぼ越しに千屋ダムが😍動画も撮りました。
67天恵の銘水井戸から電動ポンプで水を汲み上げており、電気代は地元の坂本簡易水道組合が負担しておられます。そのためか、容器はここで洗わず、水を汲むだけにするようにとの注意書きがありました。太っ腹の組合さんに感謝し、タダだからといって大量に汲まないようにしましょう。
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井戸から電動ポンプで水を汲み上げており、電気代は地元の坂本簡易水道組合が負担しておられます。そのためか、容器はここで洗わず、水を汲むだけにするようにとの注意書きがありました。太っ腹の組合さんに感謝し、タダだからといって大量に汲まないようにしましょう。
68天恵の銘水でいれたコーヒー
マグボトルで2人分のコーヒーをいれてみました。いつものインスタントコーヒーがかなりマイルドになりました。濃さは変わらないので不思議です。ちなみに、右端に写っているのは、容器をここで洗わないという約束が守れないなら、最悪の場合、給水を中止するとの注意書きです。はいっ、守りました。
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コーヒー
マグボトルで2人分のコーヒーをいれてみました。いつものインスタントコーヒーがかなりマイルドになりました。濃さは変わらないので不思議です。ちなみに、右端に写っているのは、容器をここで洗わないという約束が守れないなら、最悪の場合、給水を中止するとの注意書きです。はいっ、守りました。
69キバナコスモス花畑天恵の銘水＜写真67＞沿いの細道を南西に進んでいると、キバナコスモスがたくさん咲いていました。コスモスに似ていますが、葉はより幅広で花色はオレンジか黄色です。
天恵の銘水＜写真67＞沿いの細道を南西に進んでいると、キバナコスモスがたくさん咲いていました。コスモスに似ていますが、葉はより幅広で花色はオレンジか黄色です。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【岡山県最北西端の新見市千屋花見へ】
8月11日に新見（にいみ）市の大佐地区を訪問しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4577499.html
今回も人知れず眠っている新見市の魅力を発掘すべく、千屋（ちや）花見地区を訪問することにしました。
出発点とした泉源公園は新見千屋温泉の北側にあります。その名前（泉源）から、おそらく千屋温泉の源泉があるのだろうと思いましたが、東屋に向かう道には草が生え、誰もいない静かな公園でした。ここを剣山（けんざん）登山口とする場合も多いようで、数台駐車可能な駐車場には、下山時には4台停まっていました。
「新見千屋温泉いぶきの里」や「釣り堀いしだ 花見養魚センター」、「後醍醐天皇の休石」などが同じ千屋花見地区にあり、登山以外でもゆっくりと楽しいひとときを過ごせるエリアです。
【剣山と三日月山の明暗(?_?)】
最初にアプローチをした三日月山は、地形図上には山名がなく、標高993mと記されています。まずは国道180号を北上し三日月山＆剣山登山口＜写真09＞に向かいました。朝のうちは日陰で車の往来も少なめでした。
登山口からは低い草が生えた砂利道で、そのうちにコンクリート道になりました。登山道＆コンクリート道分岐＜写真15＞は、道標が差している左は土道、右は直進でコンクリート道です。どちらも歩けますが、まずは左の登山道に入りました。
標高785mの剣山との分岐＜写真16＞から三日月山方面へは、“急登”や“ヤブコギ”がキーワードとなっていましたが、山行中にそれらのワードに見られる不便さを感じる所はなかったように思います。おそらく、先に剣山を登った方からすれば、相対的に三日月山のルートはワイルドに感じるのだろうと思います。植物がもっとも茂っているこの時期でこの程度なので、春や秋は大丈夫でしょう。
夏場は山頂も含め、景色はギリギリ見えるスポットがわずかにあるだけですが、他に登山者がいない山ですので、虫、花、キノコなどの自然観察をゆっくりと楽しむことができました。
三日月山からは尾根伝いの道を辿って剣山に向かいました。再び剣山との分岐＜写真16＞まで来ると、人の話し声が聞こえてきました。想定外でしたが、少し早足で行けば追いつかれずにすむかとのんきに考えて進みました。三日月山ルートよりも幅広の道はたまにプラスチックや擬木の階段があり、歩きやすいです。
こちらのほうが登山者が多く、天候も回復基調にあり、しかも大山（だいせん）を望める格好のビュースポットです。この分だと、すでに剣山頂上にも何人かいらっしゃるような気がしたので、剣山北尾根と明智峠との分岐にある展望地＜写真34,35＞から大山、日本海や周辺の山々の景観を楽しみました。
剣山（けんざん）に到着すると、案の定、先客がおられ、最終的には10人程になりました。ちょうどお昼時だったので、足の踏み場、否、尻の置き場もないほど賑やかなピークと化しました😓岡山県の山でのべ10人ほどの方と同時刻に一緒になったのは、コロナ渦が始まって以来初めてのような気がしました。感染者が過去最高を記録した8月でしたが、だんだんと人の意識が日常に戻りつつあるような雰囲気を感じました。
剣山頂上は360度パノラマ展望を楽しめるだけでなく、マツムシソウの群生やチョウの乱舞など、景色以外にも我々の目を楽しませてくれました。ここは記録があまり上がらないだけで人気の山なのもうなずけました。
下山はしばらく元来た道を引き返しました。しばらく人が来ないとわかっていたので、明智峠分岐の展望地から再び景色を楽しみました。明智峠への丸太と土の階段状の道の入口は見えており、ちゃんと歩けそうでした。
標高885mの剣山とコンクリート道との分岐から、今度は丸太と土の階段を下りました。すぐにコンクリート道になり、一部、手すりはありましたが、ここは濡れていると滑りやすそうです。
国道180号の東側の作業道は歩きやすく、杉林とせせらぎの気持ちの良い道であっという間のゴールでした。
【“新見三昧”の〆は二度ご飯😅】
下山後、高梁川を南下しました。
最初に立ち寄ったのは「後醍醐天皇の休石（やすみいし）」＜写真53,54＞です。文字通り、後醍醐天皇が隠岐に流される途中で立ち寄られた休息地です。8月11日に訪問した旧大佐町の大井野にあるご飯石からここを経由し、剣山（けんざん）＜写真37〜43＞東北東の明智峠を越えて隠岐へ向かわれました。距離が実感できるだけに、なんともいえない気分になりました。
そこから数�卍�先に進むと、「和牛レストラン ふゆさと」＜写真56＞がありました。
千屋で和牛といえば、当然、千屋牛です。安永年間（1772〜1781年）、阿賀郡釜村字竹の谷（現新見市神郷釜村）の浪花（難波）元助が良牛を買い集めて村内の農家に飼わせたのがはじまりです。
天保元年（1830年）、大型で赤褐色の牝牛が産んだ兄妹牛が親に似て体格が良かったため、どちらも繁殖に用いたところ良牛が次々と生まれました。さらに成長した牡牛と母牛とを交配すると、安定して良牛が生まれるようになり、元助の長男千代平の代には「竹の谷牛」と有名になりました。大正時代にはさらに改良が進み、赤褐色になることもあった毛色は黒毛で安定するようになりました。
和牛の中で特に優れた系統を蔓、それに属する牛を蔓牛（つるうし）と呼びます。「竹の谷蔓」はこの「竹の谷牛」が元となっており、蔓の中では最も古いとされています。
一方、1820年代、千屋の太田辰五郎は大型で黒毛の但馬系の牡牛を買い、千代平から買い入れた牝牛に交配したところ赤毛で大型の牛が生まれました。この牛を繁殖に利用したところ、黒毛の良牛が次々と生まれるようになり、これを「大赤蔓」と呼びました。辰五郎は天保5年（1834）に千屋牛市を開設、牛の改良にも熱心で千屋牛を一躍有名にしました。「大赤蔓」は「竹の谷牛」からの派生ですが、一般的には「大赤蔓」＝「竹の谷蔓」と考えられているようです。
「竹の谷蔓」の流れを汲む千屋牛は、体格がよく足腰が丈夫で、資質品位に優れ、繁殖能力も高いことから全国に広がり、現在の和牛の礎となりました。元々、農耕に利用されていたためか、おとなしく利口で、調教されれば碁盤の上にも乗ります。伝統芸能「千屋牛の碁盤乗り」＜写真57＞は、テレビ番組でも取り上げられ、全国的に有名になりました。現在も地元の高校生が受け継ぎ、披露されることもあるようです。
歴史好き＆牛肉好きの我々にとって、千屋といえば千屋牛。ここまで来て食べないわけにはいきません。新見市の中心部には「あしん広場 焼き肉レストラン千屋牛」という千屋牛を食べるために他府県からも訪れる超人気店があります。以前、まだ500円（現在は580円）だった牛丼を食べたことがありますが、今では有名になりすぎてランチタイムには1時間も待たされることがあるそうです。
そこで、今回は地元千屋にある「和牛レストラン ふゆさと」＜写真56＞にしました。
「今日はぜいたくするぞ！」
と意気込んで、メニューを見たところ、目が点になりました。もっともおいしそうなビーフステーキ（ヒレ）が一人前8,000円超、焼き肉セットも高級部位だと一人前6,000円超😱普段から一人4,000円台で高級牛肉10品以上を食べ放題で腹一杯食べている自分たちにとっては笑撃でした😓千屋牛は高級霜降り肉、手が出せる代物ではありませんし、脂が多いのでお腹を壊すかもしれません。ええーい、やめたやめたー。味見で十分や。
一番安い肉うどんが770円、カレーもそのくらいだったと思いますが、結局、「千屋牛ふゆさとセット」という税込み1,320円の定食＜写真55＞を選びました。13時過ぎには我々を含め3組でしたが、どうやらステーキや焼き肉を注文している方はいらっしゃらないようでした。
さすが高級霜降り肉の切れっ端、柔らかく、肉の味は薄く、脂が多いのはわかりました。もう少し炒めて脂を落とせば、赤身肉に近づき肉の旨みが出るかもしれませんが、脂がなくなったらお肉もなくなっちまうし😂肉の量は思ったよりも多く、味見には十分満足いくものでした。脂が多いのが好みの方にはおすすめです。
掘りごたつがあり、窓から涼しい風が通り抜け、居心地の良い場所でした😊
腹五分目😅で店を出て、次に向かったのは千屋ダムです。高梁川に造られた千屋ダムとダムの上流部の千水湖越しの周辺の山々＜写真58,63＞や、下流部の黄金色の田んぼの先に広がるダム＜写真65,66＞が最高でした。
今回は剣山頂上でゆっくりできなかったので、次回は時季を変えて人のいないタイミングで訪問し、のんびりしたいです。
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