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Yamareco

記録ID: 464730
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

皇海山&鋸山 根利口から栗原川林道にて

2014年06月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:26
距離
9.3km
登り
1,008m
下り
1,011m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:10 駐車場発
08:30 不動沢のコル
09:30 鋸山頂上(10分休憩)
10:00 不動沢のコル
10:50 皇海山頂上(15分休憩)
11:30 不動沢のコル
12:30 駐車場着
天候 梅雨の合間の晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
栗原川林道:
6月9日から追貝に加えて根利(ねり)からもアクセスできるようになりました。
(後日追記:現在、追貝からは工事のため以下の期間中アクセスできなくなっています。
 ご注意ください。この期間中も根利からはアクセスできるそうです。下記URL参照)
  平成26年6月25日 から  7月15日まで
  平成26年8月20日 から 10月31日まで
http://www.city.numata.gunma.jp/sukai/
過去のレコで根利側の林道の方がずっと走りやすいとありましたので、初めての皇海山は根利から林道に入りました。沼田ICを利用される方は、とりあえず「しゃくなげの湯」をナビ登録しておき、しゃくなげの湯に着いたら、そのまま沼田ー大間々線(62号線)をさらに進みます。しばらく行くと、左側にガードレールの高さに「←皇海山」の看板がつけてあるので、ここを左折して小さな橋を渡ります。そのまま村落の道路をあがっていくと砂利道に変わり、すぐにフェンスで道がふさがれているところに出ます。野生動物が村に入ってこないようにするためで、スライドバーのロックを自分ではずして、車を通したらまた元に戻すよう書いてあります。40−45分くらいで皇海橋Pに到着します。追貝からアクセスされた方のレコにあるような酷さは感じませんでした。調子に乗って40Km位スピードを出すと、砂利でタイヤが滑り、ハンドルを取られます。30Km位で走れば快適です(もちろんオフロードコースですが)。朝早く向かう分には対向車に会うことはないと思います。帰りは12時前だと沼田からやってくる登山客の迎えのためのタクシーやマイクロバスと遭遇する可能性があります(この日は5台のマイクロバスが来ていました)。私は日曜日の朝6時半到着、12時半過ぎに駐車場を出発しましたが、往復で対向車とすれ違うことはありませんでした。ただし、帰りはオフロードのツーリングを楽しむバイクのグループ2組とすれ違いました。

駐車場:
根利側から入ると皇海橋の登山口側に出ます。7−8台のスペースはありますが、橋を渡ったところは20台くらい駐車でき、トイレも登山届台帳もあります。私もこちらに駐めました。

コンビニは沼田ICを降りたすぐのローソンか、少し先のファミマで済ませてください。ファミマのすぐ先で右折して枝道に入り、その先はありません。

帰りには南郷温泉しゃくなげの湯に立ち寄りました。沼田ICへ向かう通り道です。3時間560円です。群馬県沼田市利根町日影南郷100番地。TEL.0278-20-0011

コース状況/
危険箇所等
登山口から不動沢のコル:
木陰かつ沢沿いに歩くので涼しくて気持ち良いです。ピンクのリボンが次々とありますので、しばらく歩いてリボンが見つからない場合はルートを間違えていると思ってよいでしょう。GPS記録用の地図には不動沢のコルまでの道は記載されていないので(私の地図が古い?)、GPSで確認しようにもルートを外れているのかどうかも分かりません。気を付けてください。コルへの直登までは、ほとんど沢沿いです。何回か渡渉しますが、第1渡渉は本来の場所より数メートル上流側を渡りました。コルへの直登の手前はしばらく沢を歩きます。水量はそれなりにありましたが、問題なく歩けます。コルへの直登は沢のすぐ上からロープがあります。必要に応じて使用すればよいと思います。

不動沢のコルから鋸山往復:
膝くらいまでの笹薮を歩く部分があります。地面が見えないので、木の根などに注意です。最後の登りはロープがあります。私は登りでは使いませんでしたが、下りはロープを信じて体重をしっかりかけて下りました。

不動沢のコルから皇海山往復:
ひたすら頑張って登ります。ロープが2か所ほどありますが、それほど難しいわけではありません。
ファイル
栗原川林道
(更新時刻:2014/06/16 08:17)
下側の根利(ねり)から林道へ。新緑に囲まれ、窓を全開し、オーディオをオフにし、鳥の鳴き声を聞きながら気持ちよく走りました
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下側の根利(ねり)から林道へ。新緑に囲まれ、窓を全開し、オーディオをオフにし、鳥の鳴き声を聞きながら気持ちよく走りました
道を間違えたかと一瞬凍った。よく見ると野生動物の侵入防止用。このフェンスから左の山側も右の谷川も金属フェンスが延々と張り巡らされていました。バーをスライドさせて開閉する
2014年06月15日 13:21撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 13:21
道を間違えたかと一瞬凍った。よく見ると野生動物の侵入防止用。このフェンスから左の山側も右の谷川も金属フェンスが延々と張り巡らされていました。バーをスライドさせて開閉する
材木が積んであるところを通過します
2014年06月15日 13:16撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 13:16
材木が積んであるところを通過します
林道の途中から皇海山を眺める。行きます。
2014年06月15日 06:22撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 6:22
林道の途中から皇海山を眺める。行きます。
駐車場にあるトイレ。この中に登山届のファイルがおいてあります。持参した登山届を入れるボックスはなく、台帳に記入しました
2014年06月15日 06:49撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 6:49
駐車場にあるトイレ。この中に登山届のファイルがおいてあります。持参した登山届を入れるボックスはなく、台帳に記入しました
皇海橋を渡って登山口へ
2014年06月15日 07:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
6/15 7:07
皇海橋を渡って登山口へ
登り始めます
2014年06月15日 07:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
6/15 7:07
登り始めます
第2渡渉にある滝。ここでルートを間違えました。しっかりとした看板があるのに見落とし、沢沿いに上がってしまった。先行者がたくさんいるのに蜘蛛の巣が張っていてオヤッ??すぐに滝まで戻って正しいルートへ
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第2渡渉にある滝。ここでルートを間違えました。しっかりとした看板があるのに見落とし、沢沿いに上がってしまった。先行者がたくさんいるのに蜘蛛の巣が張っていてオヤッ??すぐに滝まで戻って正しいルートへ
ここでもルートを間違えました。リボンから右へ上がってしまい、間違いに気づいて沢に下りました。足跡がいくつかありましたので、私以外にも間違えた方が・・。正解はここから不動沢のコルへの直登までリボン左の沢を歩きます
2014年06月15日 11:45撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
6/15 11:45
ここでもルートを間違えました。リボンから右へ上がってしまい、間違いに気づいて沢に下りました。足跡がいくつかありましたので、私以外にも間違えた方が・・。正解はここから不動沢のコルへの直登までリボン左の沢を歩きます
不動沢のコルへの登り。ロープがあります
2014年06月15日 08:21撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
6/15 8:21
不動沢のコルへの登り。ロープがあります
不動沢のコルに到着
2014年06月15日 08:33撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
6/15 8:33
不動沢のコルに到着
コルから鋸山を眺める。雲が出ないうちに、まずは眺望のよい鋸山へ向かいます
2014年06月15日 08:32撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 8:32
コルから鋸山を眺める。雲が出ないうちに、まずは眺望のよい鋸山へ向かいます
しゃくなげの花も終わりかけです
2014年06月15日 08:36撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 8:36
しゃくなげの花も終わりかけです
膝くらいの笹薮を通過します。足元注意です
膝くらいの笹薮を通過します。足元注意です
鋸山頂上です
鋸山から眺める皇海山
2014年06月15日 09:17撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 9:17
鋸山から眺める皇海山
日光白根です
2014年06月15日 09:19撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 9:19
日光白根です
右から男体山、大真名子、小真名子、太郎山
2014年06月15日 08:50撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 8:50
右から男体山、大真名子、小真名子、太郎山
遠くの右は武尊山。左の霞んでいるのは谷川岳
2014年06月15日 09:02撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 9:02
遠くの右は武尊山。左の霞んでいるのは谷川岳
赤城でしょうか
2014年06月15日 09:20撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 9:20
赤城でしょうか
皇海山の頂上直下にある「庚申二柱大神」の剣
皇海山の頂上直下にある「庚申二柱大神」の剣
皇海山頂上です
もう一つの山頂標識
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もう一つの山頂標識
眺望がないと言われる皇海山頂ですが、燧ケ岳が見えるではありませんか
2014年06月15日 10:45撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 10:45
眺望がないと言われる皇海山頂ですが、燧ケ岳が見えるではありませんか
至仏山も
2014年06月15日 10:46撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 10:46
至仏山も
ちょっと見づらいですが、男体山とそのファミリーも
2014年06月15日 10:46撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 10:46
ちょっと見づらいですが、男体山とそのファミリーも
帰りはシャクナゲの湯に入りました。源泉かけ流しの単純アルカリ泉です。
2014年06月15日 14:17撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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6/15 14:17
帰りはシャクナゲの湯に入りました。源泉かけ流しの単純アルカリ泉です。
撮影機器:

感想

アクセスに使う栗原川林道のひどさと頂上からの眺望のなさゆえに、多くの登山者から敬遠されている皇海山。百名山でなければ、登りに行かないという人もいるくらいだ。そんなにひどいのか?ならば行ってみたい。へそ曲がり根性が頭をもたげる。

まずは、百名山にした深田久弥は何と言っているのか?確か40数年前の中学時代に読んだはずだと思い、出張の帰りに尾張の実家に立ち寄り、本箱の中を探す。出てきたのは「日本百名山」ではなく、「わが愛する山々」だった。私の記憶違いだった。持ち帰って皇海山の部分を読んでみた。深田久弥が敬愛する大先輩の木暮理太郎の言葉をそのまま引用している部分がある。「・・・この山などは今更日本アルプスでもあるまいという旋毛(つむじ)まがりの連中が、二千メートルを超えた面白そうな山はないかと、蚤取眼(のみとりまなこ)で地図の上を物色して、ここにも一つあったと漸く(ようやく)探し出されるほど、有名でない山なのである」。・・・なるほど。

深田久弥曰く、「この言葉は、40年後の今日でも、まだ幾らか通用する。皇海山は今なお静寂の中にある。私は旋毛まがりではないが、流行の山は嫌いである・・・」。ますます納得。当時は銀山平から登るしかなかったのだから、余計そうなのだろう。ひるがえって本日の皇海山はどうか?老若男女のグループが続々と入り、頂上は所狭しという混雑ぶりである。これをみたら、百名山に指名して注目を集めてしまった深田先生は苦笑するだろうか・・・・。

それはさておき、私にとっては初めての皇海山である。追貝からではなく根利からアクセスしようとするあたりは私も旋毛まがりのひとりか?根利からの林道はそれほど苦にならなかった、というより結構楽しんで車を走らせた。途中、キツネ(だと思う)とシカが車の前を横切った。

晴れが金土日と続き、泥濘はほとんどなく、快適な登山道だった。木陰の沢沿いを歩くのだが、やはり暑い。のどが渇いて仕方ない。ザックを下してペットボトルに詰めてきた水を出すのも面倒なので、沢の水をがぶがぶ飲んだ。冷たくておいしい。登りの時は気づかなかったが、下りでは第2渡渉あたりまでおりてきたら、沢の水音に負けないくらいの音量でセミが鳴いていた。ひぐらしに少し似た鳴き声だが時期的にひぐらしのはずがない。どういうセミなのだろう(後記:ハルゼミというそうです。梅雨の頃に鳴くセミだそうです)。

今回は父の日の週末ということで、女房が大正生まれの父親の様子を見にいくといって土日に実家に出かけた。留守番よろしくと言われ、二つ返事で送りだし、私はちゃっかり山へ。梅雨の合間に、実に気持ちの良い山行となった。感謝感謝。

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