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Yamareco

記録ID: 46527
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剣岳

2009年09月19日(土) 〜 2009年09月20日(日)
 - 拍手
GPS
27:05
距離
14.8km
登り
1,647m
下り
1,648m

コースタイム

19日
8:30室堂-9:50剣御前小屋10:00-10:22剣澤テント場-10:42剣山荘

20日
4:40剣山荘-5:30別山尾根4番目鎖場-5:40梯子場-6:06平蔵の頭(7番鎖場)-6:15カニのたてばい取りつき-6:45剣岳山頂7:20-
7:40カニのよこばい-7:45梯子場-8:55剣山荘9:15-(途中朝飯)-11:35室堂


天候 9/19 晴れ
9/20 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
室堂登山情報ボード横にポストあり

水場は室堂
トイレは室堂、剣御前小屋(チップ制)

室堂から剣山荘までは特に危険箇所はなし
剣山荘から先一服剣からはは岩場の登降の連続ではあるがホールド、鎖もしっかりあり
慎重且つ三点確保できれば思っている以上に難しくはないと思います。
予約できる山小屋
今日のムーンライトは「あさま色」
2009年09月18日 23:35撮影 by  DSC-T50, SONY
9/18 23:35
今日のムーンライトは「あさま色」
この通し券を駅で購入
2009年09月19日 05:20撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 5:20
この通し券を駅で購入
黒部平から立山
2009年09月19日 07:15撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 7:15
黒部平から立山
山岳情報ボード
2009年09月19日 08:11撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 8:11
山岳情報ボード
立山出発
2009年09月19日 08:19撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 8:19
立山出発
小屋は満室御礼
2009年09月19日 08:53撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 8:53
小屋は満室御礼
剣御前小屋到着(今日は予約以外泊まれません)
2009年09月19日 09:53撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 9:53
剣御前小屋到着(今日は予約以外泊まれません)
前剣と後立山連峰
2009年09月19日 09:58撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 9:58
前剣と後立山連峰
剣澤テント場管理棟
2009年09月19日 10:22撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 10:22
剣澤テント場管理棟
剣山荘途中から剣澤小屋を望む
2009年09月19日 10:30撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 10:30
剣山荘途中から剣澤小屋を望む
もう少しで剣山荘
2009年09月19日 10:39撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 10:39
もう少しで剣山荘
やっと到着
2009年09月19日 10:42撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 10:42
やっと到着
大部屋内部
2009年09月19日 11:10撮影 by  DSC-T50, SONY
1
9/19 11:10
大部屋内部
今日は布団2枚に3人(結局は1枚に1人でした)
2009年09月19日 11:10撮影 by  DSC-T50, SONY
1
9/19 11:10
今日は布団2枚に3人(結局は1枚に1人でした)
肩を並べて五竜と鹿島槍
2009年09月19日 17:06撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 17:06
肩を並べて五竜と鹿島槍
剣山荘の夕食です
2009年09月19日 17:25撮影 by  DSC-T50, SONY
9/19 17:25
剣山荘の夕食です
別山尾根(前剣)4番鎖場
2009年09月20日 05:31撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 5:31
別山尾根(前剣)4番鎖場
梯子を渡る
2009年09月20日 05:40撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 5:40
梯子を渡る
梯子のあとは鎖場
2009年09月20日 05:40撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 5:40
梯子のあとは鎖場
カニのよこばいではありません
2009年09月20日 05:40撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 5:40
カニのよこばいではありません
鹿島槍後方からご来光
2009年09月20日 05:46撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 5:46
鹿島槍後方からご来光
平蔵の頭取りつき
2009年09月20日 06:06撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:06
平蔵の頭取りつき
ついにカニのたてばいへ
2009年09月20日 06:15撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:15
ついにカニのたてばいへ
気を引き締めて
2009年09月20日 06:17撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:17
気を引き締めて
どこまで続く…
2009年09月20日 06:17撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:17
どこまで続く…
剣岳山頂です
2009年09月20日 06:44撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:44
剣岳山頂です
祠と看板
2009年09月20日 06:52撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:52
祠と看板
雄山の後ろに槍穂高連峰
2009年09月20日 06:54撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:54
雄山の後ろに槍穂高連峰
薬師・黒部五郎・笠・乗鞍が一望
2009年09月20日 06:54撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:54
薬師・黒部五郎・笠・乗鞍が一望
遠く富士山も
2009年09月20日 06:54撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:54
遠く富士山も
三角点
2009年09月20日 06:58撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 6:58
三角点
カニのよこばい
2009年09月20日 07:39撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 7:39
カニのよこばい
落ちたら…
2009年09月20日 07:42撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 7:42
落ちたら…
梯子場を下から
2009年09月20日 07:47撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 7:47
梯子場を下から
これから登る人(8時前カニのたてばい)
2009年09月20日 07:51撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 7:51
これから登る人(8時前カニのたてばい)
ザックを受け取って
2009年09月20日 08:57撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 8:57
ザックを受け取って
紅葉その1
2009年09月20日 10:56撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 10:56
紅葉その1
紅葉その2
2009年09月20日 10:56撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 10:56
紅葉その2
湧き出る熱湯
2009年09月20日 11:23撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 11:23
湧き出る熱湯
温泉タマゴ作り
2009年09月20日 11:24撮影 by  DSC-T50, SONY
1
9/20 11:24
温泉タマゴ作り
遅めの昼飯(車内)
2009年09月20日 15:20撮影 by  DSC-T50, SONY
9/20 15:20
遅めの昼飯(車内)

感想

今年の夏は南の重鎮「穂高」へ行ったが天気が悪く、ならばこの秋は北の俊英「剣」へ
と思い随分前から計画を練っていた。

問題となるのは「天気、シルバーウィークの大混雑、剣に登れるのか」であったが
どうしても諦めることができずいけるところまで行ってみようとムーンライトに乗った。

19日早朝扇沢行きのバスはほぼ定員乗車。
ところが扇沢に着くなり乗車券売り場は数百人の長蛇の列。
始発のトロリーバスは無理と諦めたがこの列は車で来た人の列であった。
電車の人は駅改札横で売っている「通し券」を購入し、扇沢で引き換えたほうが並ばずに済む。
その後も混雑するが室堂までは全て始発の乗り物に乗れた。

室堂は朝から観光客と登山客でいっぱいだったが石段を雷鳥沢キャンプ場へ向かう。
ここから剣御前小屋までは登り。まだそんなに混雑はしていない。

剣御前から剣澤を経て剣山荘に着いたのは11時前。途中すれ違った人に剣岳までの
時間を聞くと「5時間〜6時間」とのこと。
小屋で聞くと「11時以降は行かないよう警備隊に言われています」とのこと。

明日の渋滞は?今日行けるか?と考えたが無理はやめようと思い時間的には早いが
今日はここまでとする。

本日の剣山荘は布団2枚に3人とのことで部屋に案内されるが、まだ時間が早かったので一番端になった。
何もすることが無いので小屋の外で景色を見たり昼寝をしたりしてノンビリする。
生(中)ビール800円、飲みたかったが金曜に少し風邪を引いたようなのでここは我慢。
13時過ぎ頃からはシャワーの準備ができたので混まないうちに使用してください
との放送を盛んにしていたが風邪が悪化するといけないので今回はパスした。

夕食は3回に分けて各自好きな時間にとのこと。但し混雑しているので食事だけで
ビールなどの飲み物は遠慮くださいとのこと。

最終何人宿泊したかは分からないが布団1枚に1人であった。
この小屋は非常に綺麗であり昼間はアルバイトの従業員が廊下を磨いていた。

朝は3時頃からザワザワしだし、4時頃外へ出てみると満点の星空。
サブザックを片手に4時30分頃ヘッデンをつけ剣を目指し歩き出す。
前にも後ろにもヘッデンの明かりが見える。

朝早いので体が着いていけず何となくスッキリしないまま一服剣を目指していると
右手には後立山が星空のシルエットで浮かびだし、左には富山方面の明かりが綺麗に見えてくる。
少し明るくなってきたとき前剣の岸壁がうっすら見えてきた。

「こんなところを登るのか」これが最初に浮かんだ言葉だった。
しかも一旦降りてからの登り返しである。
「自分は登れるのか」と思ったが進むしかない。
しかし足場はしっかりしているのでさほど苦ではなかったがまだ前剣取りつき。
前剣を越えるとやっと本峰が見えてくる。

そして梯子を渡りいよいよカニのたてばいへ。
渋滞を覚悟してきたが数分待っただけで気が付けば終わっていた。


山頂は風が強いもののこれ以上ないといったくらい良い天気であった。
南北アルプルは勿論、富士山、八つ、白山…殆ど雲もなく見事なまでの大展望が
迎えてくれた。
それぞれ写真を撮り合い混まないうちに下山することにした。

今度は下り専用のカニのよこばいが待っている。核心部へ着くが最初は横ではなく下に降りる。
いよいよと思ったが数歩でよこばいは終わってしまった。
その後上からカニのたてばいを待つ登山者を見ながら梯子を降り登ってくる人の
渋滞に巻き込まれながら剣山荘に到着。
置いてあった荷物を受け取り一路室堂への帰路を歩むことにする。

剣岳はその殆どが鎖場、岸壁の連続ではあるが気を抜かず、三点確保ができれば
楽しく登ることができる。

気が付けば険しくてかなり無理かと思われた剣岳に登ったという実感が涌いてきた。
そう思った途端、寝不足からか持病の頭痛が酷くなり足取りもかなり重くなっていた。

これから登ってくる登山客を避けながら室堂へ到着。
その後はシルバーウィーク真っ只中。上りも下りも長蛇の列にまぎれながら色づき始めた
紅葉を見納め帰路に着いた。


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コメント

怖い(T_T)
marippeさん、こんにちは。

剣岳の険しさは噂に聞いていましたが…写真を拝見した私の感想も「こんなところを登るのか」でした。
私だったらシッポを巻いて引き返しちゃいそうです。
(そういうわけに行かないんでしょうけど)
写真「梯子のあとは鎖場」の場所なんて、今にも滑落しそうじゃないですか〜。

でも、頂上からの光景は素晴らしいですね。富士山まで見えるなんて。
実際に自分の目で風を感じながら見ることができたら大迫力の感動モノなんでしょうね。

映画「剣岳」を観て憧れはありましたが、今は恐れの方が大きくなりましたです。
2009/9/22 9:01
想像以上?…ではなかったですよ
melonpan さんこんにちは。

ガイドブックには「危険度5」。大キレットと同じ?カニのたてばい、こよばいってどんなところ、と思いましたが
本当に危険箇所は鎖や足場がしっかりしているので大丈夫ですよ。

確かに写真を見ると「下がない!」ですがあんな下まで降りません。
皆さん普通に登ってました。

足の力だけでは登れませんが3点確保、アスレチックです。

頂上からの絶景、自分の目でご覧になると言葉も出ません。

これからはもうそろそろ冬支度ですが機会があれば是非チャレンジしてください。
2009/9/22 14:36
命綱が欲しい
写真を見る限り、全然大丈夫に見えませんが…。shock 高所作業用の命綱が欲しいですね。coldsweats02
この連休中、カニのよこばいで滑落死事故があったそうですね。遺された人の心中をお察しします。
でも、虎穴に入らずんば虎児を得ず、登り詰めた後の絶景は格別でしょうから、人を魅了して止まないのでしょう。
アスレチックで訓練して、魅惑が恐怖心を上回る機会があれば挑戦してみるかもしません。
2009/9/22 18:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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