美瑛岳から十勝岳へリベンジ周回

2022年09月10日(土) [日帰り]

• GPS: 08:19
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,452m
• 下り: 1,439m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:26
• 休憩: 0:44
• 合計: 8:10

4:10 吹上温泉白銀荘
4:55 4:55 吹上温泉分岐
5:13 5:14 雲ノ平分岐
6:51 6:53 美瑛岳分岐
7:59 8:25 美瑛岳
8:32 8:33 美瑛岳分岐
9:03 9:04 美瑛谷１稜の頭
9:07 9:08 美瑛谷２稜の頭
9:49 9:50 鋸岳
9:58 9:59 平ヶ岳
10:19 10:26 十勝岳
11:07 11:09 昭和火口
11:33 11:34 十勝岳避難小屋
11:40 11:41 雲ノ平分岐
12:26 12:26 吹上温泉白銀荘
12:26 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

幌尻岳から下山して、ひだか高原荘で汗を流し、道の駅で昼食を取った。昼過ぎに日高を出発して、途中、富良野のコインランドリーで洗い物を済ませ、吹上温泉白銀荘のキャンプ場へ移動。16時頃到着

駐車場：吹上温泉に無料駐車場あり。トイレ棟あり。トイレ棟の前に登山届けポストと携帯トイレ回収ボックスあり（鍵は温泉受付で借りる）。炊事場の水は飲用可。下山後の靴洗い用のブラシもあり

コース状況／危険箇所等

吹上温泉から望岳台ルート合流：
キャンプ場の左手の木段を上がって登山道に入る。緩やかなアップダウンを繰り返して水平移動。途中に渡渉あり

雲の平分岐から美瑛岳：
函沢が大きくえぐれており、ロープを掴んで沢底へ降りる。反対側の崖は鉄梯子を登るが、下部がどろんこで手が汚れる。すぐ先のポンピ沢で洗える

ポンピ沢の渡渉は、20mほど下流へ移動して渡る。ピンクテープあり

ポンピ沢から美瑛岳分岐までは急登

美瑛岳から十勝岳：
美瑛富士側に少し下ってトラバースする。登山道はヤマレコの地図ルートから少しずれていた

十勝岳への最後の登り返しは、砂礫で沈んで歩きづらい。スパッツは不要だった

十勝岳から雲の平分岐：
山頂から急斜面の激下り。石ゴロゴロなので、スリップ転倒注意。下の登山者を直撃するので、絶対に落石させないこと

昭和火口の前後はなだらかな道が続くが、その後に続く下りは、小岩や石でスリップ転倒注意

その他周辺情報

吹上温泉キャンプ場テント泊：
500円／日（10時から翌日10時まで）。テントを乾かしたかったので、二日分を支払い、十勝岳から下山後に撤収した
キャンプ場の水場は飲用可。靴洗いのブラシもある。トイレ棟は24時間OK
サイトはふかふかで、マットが要らないくらい気持ちが良い。アンカーの石はないのでペグ必携

コンビニ：富良野か上富良野にあるが、吹上温泉周辺にはない。白銀荘の日帰り温泉受付でビールなどの飲み物やつまみなどを売っている

日帰り温泉：
吹上温泉白銀荘を利用。10-22時（21時受付終了）

写真

9/9 13:58

前日の移動中に富良野の手前から十勝連峰の全容がきれいに見えた。感激

9/10 4:32

4時過ぎにキャンプ場を出立。稜線のラインがくっきりと映し出される。今日もいい天気だ

9/10 4:37

夜が明けていく

9/10 5:14

雲の平分岐。美瑛岳から十勝岳へと周回して、ここに戻ってくる

9/10 5:16

富良野方面が素晴らしい雲海だ

9/10 5:41

雲海に影十勝

9/10 5:47

右手前のトンガリが美瑛岳。風が冷たく薄手のパーカーを着る

9/10 6:00

函沢がえぐれている。一旦沢底に下りて、写真中央辺りにある梯子を登り返す

9/10 6:02

沢底への下りは、脆くて滑りやすい。お助けロープがないと滑って落ちる

9/10 6:15

ポンピ沢の渡渉ポイント。函沢の泥だらけの梯子で汚れた手を洗う

9/10 6:15

渡渉後に振り返る。写真中央上部の岩の上にケルンがある。あそこに出てきて、手前の下流へ20mくらい移動して渡渉

9/10 6:54

美瑛岳への分岐標までは樹林帯の急登。分岐からは眺望が開ける。美瑛の街方面の雲海

9/10 7:11

花はイワギキョウとオヤマノリンドウくらい

9/10 7:24

稜線に登り上げた。十勝岳が姿を見せる

9/10 7:52

美瑛や富良野の反対側も一面雲海だ

9/10 8:00

ほぼ4時間で美瑛岳山頂。悪くないペースだ。ここで軽い朝食

9/10 8:01

素晴らしい天気だ

9/10 8:01

雲海が何とも言えない素晴らしさ。向こうの山並みは日高山脈方面のようだ

9/10 8:04

草木のない荒涼とした世界

9/10 8:04

山頂からは稜線のすぐ左下をトラバース気味に進み、その先で左手の美瑛富士側に少し下る

9/10 8:04

最奥の稜線が大雪山系。左端が旭岳で、中央左が忠別岳、右奥の双耳峰がトムラウシ。そのすぐ左手前にオプタテシケ山。左下へと続く稜線を歩いた。左下手前が美瑛富士。7月終盤に歩いた稜線だ

9/10 8:05

トムラウシとオプタテシケのアップ。藪漕ぎが酷かったが、素晴らしい稜線歩きだった

9/10 8:05

旭岳から忠別岳のアップ

9/10 8:05

遠く雲海に浮かぶ東大雪

9/10 8:06

東大雪のニペソツ山だと思う。左手は石狩岳か？

9/10 8:07

雲海に浮かぶ島々

9/10 8:07

さて、別世界に踏み込んで十勝岳へ向かおう

9/10 8:11

斜面は紅葉が始まっている

9/10 8:46

お鉢巡りのような稜線を進む

9/10 8:54

湧いてきた雲がいい感じ

9/10 9:00

ほぼ中央が美瑛岳山頂

9/10 9:14

十勝岳方向。山頂はあの奥

9/10 9:17

草紅葉も

9/10 9:43

この砂礫の急登が登りづらかった

9/10 9:50

十勝岳の山頂が姿を見せた

9/10 9:59

平原のようなところを進む

9/10 10:14

十勝山頂は登山者で一杯。土曜の晴れだからね

9/10 10:24

美瑛岳と奥に大雪山系

9/10 10:27

急斜面の激降り

9/10 10:36

麓からも見えた噴煙

9/10 10:40

多くの登山者がどんどん登ってくる。石を落とさないように

9/10 10:50

異様な雰囲気

9/10 10:50

草木も生えぬ山肌

9/10 10:58

十勝岳山頂を振り返る

9/10 11:00

昭和の名残り。すりばち火口。背後は美瑛岳

9/10 11:33

避難小屋まで下りてきた。雲の平分岐のすぐ上だが、前回はガスガスで分岐から小屋すら見えなかった

9/10 12:12

吹上温泉へトラバース中の渡渉ポイント

9/10 12:23

キャンプ場に戻ってきた。土曜日なのにキャンパー少ない

9/10 12:30

サイトから十勝岳

9/10 12:31

夜露でびしょびしょだったテントもすっかり乾いた。撤収

9/10 12:31

吹上温泉に入って倶知安に移動

撮影機器：

iPhone 12 Pro Max 512GB SIMフリー Apple

感想

野風

前日と前々日の幌尻岳では、暑さで熱中症のような症状に苦しめられたが、十勝はスタート地点の標高が1000m位あること、樹林帯が少なく風が吹き抜けること、お昼頃には下山を完了したことから、ほとんど汗をかくこともなく、気持ちの良い快適な登山だった

７月終盤に旭岳からトムラウシを経てオプタテシケを越えて美瑛富士避難小屋のテン場まで縦走した。最終日４日目に、美瑛岳と十勝岳に向かったが、斜面を地吹雪のように這う強風とガスに見舞われ、縦走を途中断念した

今回は大雪縦走で予定していた最後部分のやり直し。幌尻岳に続いて、素晴らしい青空の下で美瑛岳と十勝岳を周回することができ、火山特有の別世界のような荒々しい景観を楽しむことができた

麓の富良野からの十勝連峰の絶景も目にすることができ、大満足な山行となった。感想感謝！