安達太良山〜箕輪山
ume
- GPS
- 07:50
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,180m
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標高グラフを拡大| 過去天気図（気象庁） | 2009年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
拍手山頂は見えないが、ゴンドラは標高差約400mで安達太良山八合目まで一気に登ることができる。
『奥岳登山口』ゴンドラ山頂駅から「奥岳登山口」から安達太良山へと入る。
木道も整備されていて、メジャーな登山口なので軽装の登山者も多い。
ゴンドラ山頂駅から「奥岳登山口」から安達太良山へと入る。
木道も整備されていて、メジャーな登山口なので軽装の登山者も多い。
秋晴れの青空に特徴的な山頂がよく映えていた。
木道はここまで続いている。
「表登山口」からの合流点でもある。
「仙女平分岐」を超えると、土の登山道となる。
晴れていれば歩きにくいことはないが、雨のあとは歩きにくいかもしれない。
『勢至平の紅葉』山頂に近づくにつれて灌木となり視界が開けてくる。「勢至平」も少しずつ色づき始めてきていた。遠くに福島市を俯瞰できる。
足場もガレ場になってくるので、装備が不十分な場合は十分に注意が必要。
山頂に近づくにつれて灌木となり視界が開けてくる。「勢至平」も少しずつ色づき始めてきていた。遠くに福島市を俯瞰できる。
足場もガレ場になってくるので、装備が不十分な場合は十分に注意が必要。
ガレ場の登山道から山頂の岩峰が見える。
「あと一息」という思いからか、足が軽くなる。
『安達太良山山頂直下』「安達太良山頂」の標榜がある。
奥の岩峰が本当の山頂で、登山者で賑わっていた。
適当な岩陰に荷物を置き、カメラを持って岩峰へと登る。
「安達太良山頂」の標榜がある。
奥の岩峰が本当の山頂で、登山者で賑わっていた。
適当な岩陰に荷物を置き、カメラを持って岩峰へと登る。
山頂には祠が祀られている。山頂は多くの人で賑わっていた。
『福島市』「安達太良山」山頂から福島市を俯瞰する。
福島市の地形が手に取るように分かる。
平野の真ん中に盛り上がっている山が「信夫山」。
「安達太良山」山頂から福島市を俯瞰する。
福島市の地形が手に取るように分かる。
平野の真ん中に盛り上がっている山が「信夫山」。
「川桁山」「布森山」など会津と中通りを隔てる山々の向こう側に「猪苗代湖」が見えた。
眼下には福島市や二本松市が俯瞰できる。向こう側には「阿武隈山系」の山々が一望できる。
「船明神山」の奥に「磐梯山」が見える。残念ながら山頂は雲に隠れていた。
『安達太良山山頂北側パノラマ』噴火口の「沼の平」の向こう側には「西大嶺」「西吾妻山」「中吾妻山」「東吾妻山」など「吾妻連峰」が遠望できる。
噴火口の「沼の平」の向こう側には「西大嶺」「西吾妻山」「中吾妻山」「東吾妻山」など「吾妻連峰」が遠望できる。
噴火口の「沼の平」を俯瞰する。
別世界といった趣がある不思議な光景だった。
「鉄山」へと続く尾根「牛の背」を越えた辺りから福島市を俯瞰する。
「鉄山」の尾根の絶壁の迫力がすごい。
穏やかな尾根の「牛の背」から鋭い尾根の「馬の背」を経て鉄山へと至る。
『沼の平と安達太良山山頂』「牛の背」から「馬の背」に至る登山道から見た「安達太良山」山頂。
「沼の平」へと落ち込む山頂の断崖は安達太良山の裏の顔といった雰囲気だった。
「牛の背」から「馬の背」に至る登山道から見た「安達太良山」山頂。
「沼の平」へと落ち込む山頂の断崖は安達太良山の裏の顔といった雰囲気だった。
「馬の背」から「鉄山」を目指す。
ザレて痩せた尾根のため注意が必要。
『鉄山』「馬の背」から「鉄山」を仰ぎ見る。
岩にスプレーされたマーキングを辿りながら登る。
山頂へは一旦裏側に回ってから登るようになる。
「馬の背」から「鉄山」を仰ぎ見る。
岩にスプレーされたマーキングを辿りながら登る。
山頂へは一旦裏側に回ってから登るようになる。
『沼の平と安達太良山と磐梯山』「鉄山」登山道から見た「沼の平」と「安達太良山」山頂。
「磐梯山」山頂の雲も取れて、美しい山容を見ることができた。
「鉄山」登山道から見た「沼の平」と「安達太良山」山頂。
「磐梯山」山頂の雲も取れて、美しい山容を見ることができた。
写真奥に見える尖った岩峰は「安達太良山」山頂。
「鉄山」山頂からは「磐梯山」や裏磐梯の湖沼群が一望できる。
北側を見ると「箕輪山」が大きくどっしりとした山容で佇んでいた。
『箕輪山への登山道』「箕輪山」へ向かう登山道。
６月に登った「横向登山口」からの登山道と同じく、大きな岩がゴロゴロしているので歩きにくい。
「箕輪山」へ向かう登山道。
６月に登った「横向登山口」からの登山道と同じく、大きな岩がゴロゴロしているので歩きにくい。
「吾妻連峰」や福島市がさらに近くに見えた。
「鉄山」「安達太良山」が正面に大きく見える。
『箕輪山山頂西側パノラマ』「磐梯山」から「秋元湖」「小野川湖」などが裏磐梯の湖沼群、さらに「吾妻連峰」へと繋がる裏磐梯の地形が一望できる。すばらしい展望だった。
「磐梯山」から「秋元湖」「小野川湖」などが裏磐梯の湖沼群、さらに「吾妻連峰」へと繋がる裏磐梯の地形が一望できる。すばらしい展望だった。
ここから西側にルートを取れば、「沼尻登山道」へと続く。
椅子のような形の岩で、座ると正面に磐梯山が見える。
『峰の辻』「安達太良山直登」「牛の背を経て安達太良山」「くろがね小屋」「勢至平を経て奥岳登山口」と４つのルートの分岐点。
特に下山ルートの場合、広いのでマーキングに沿って進まないと迷うこともありそうだ。
「安達太良山直登」「牛の背を経て安達太良山」「くろがね小屋」「勢至平を経て奥岳登山口」と４つのルートの分岐点。
特に下山ルートの場合、広いのでマーキングに沿って進まないと迷うこともありそうだ。
岩がごろごろしているが、部分的に木道も整備されている。周りは木々に覆われているので展望はなく、ひたすら歩く。
『峰の辻分岐』「奥岳登山口」「勢至平経由安達太良山頂」「くろがね小屋」の分岐点。
「奥岳登山口」「くろがね小屋」へは林道を歩く。
途中ショートカットできる登山道がある。
「奥岳登山口」「勢至平経由安達太良山頂」「くろがね小屋」の分岐点。
「奥岳登山口」「くろがね小屋」へは林道を歩く。
途中ショートカットできる登山道がある。
感想
8:00 あだたら高原
あだたら高原の駐車場に到着。
山頂までしっかりと見える秋晴れの澄んだ青空だった。
ゴンドラの始発「あだたらエクスプレス」までは30分ほどあったので、周辺を散策して歩いた。
8:30 ゴンドラ「あだたらエクスプレス」
8時前から並んでいる人も多く、乗れたのは始発から5〜6本目。
ゴンドラ山頂駅へは10分足らずで、一気に安達太良山八合目へと到着する。
9:10 奥岳登山口
登山者カードを記入して奥岳登山口から「安達太良山」山頂を目指す。
「仙女平分岐」までは木道が整備されており歩きやすい。
(登山者も多く、軽く渋滞してしまうのが難点だが…)
仙女平分岐からは土の登山道となる。
晴れていれば歩きやすいが、雨上がりや雪解けの時はぬかるんで歩きにくいかもしれない。
木々の間から安達太良山山頂も見えた。
右手に「勢至平」が見えるようになると、潅木となり見晴らしがよくなる。
登山道も土からガレ場になる。
10:10 安達太良山山頂直下
奥岳登山口から歩き続けて約１時間。
「安達太良山頂」の標榜へと到着。
手頃な岩陰にザックを置き、カメラを片手に安達太良山頂の岩峰へと登る。
10:15 安達太良山(1699m)山頂
岩峰の上は360度の大展望。
高村光太郎「あどけない話」での「ほんとうの空」という表現が、まさしく当てはまるほどの美しい青空だった。
10:30 安達太良山山頂から鉄山へ
岩峰を下り、鉄山へと向かう。
噴火口である「沼の平」を左手に見ながら、「牛の背」「馬の背」の尾根を歩く。
「牛の背」はゆったりとした尾根、「馬の背」は鋭い尾根で。
道はザレており歩きにくい。
特に「馬の背」では油断をすると滑落の危険があるので、注意が必要。
11:25 鉄山(1709m)山頂
馬の背から岩の多い登山道を経て、山頂直下からは西側から巻くようにして「鉄山(1709m)」の山頂へと辿り着く。
山頂は広く、東側は断崖絶壁となっている。
対して西側の展望はすばらしく、「磐梯山(1819m)」や裏磐梯の湖沼群が一望できる。
安達太良山頂では雲に覆われていた「磐梯山」の山頂付近も雲が取れて、美しい山容を見せてくれた。
北側には「鉄山避難小屋」への登山道が続き、その奥には「箕輪山(1728m)」が大きく見えた。
11:30 箕輪山へ
本来は鉄山までで終わらせる予定だったが、6月の「箕輪山」登山では山頂の展望が望めなかったことと、思ったよりもペースが良く時間もあったので、「箕輪山」へと足を伸ばすことにした。
「鉄山避難小屋」から南側にルートを取り、「箕輪山」を目指す。
「鉄山」と「箕輪山」の鞍部へと下り、「箕輪山」へと登る。
登山道は6月の「横向登山口」から登った登山道と似ており、大きな岩が多く歩きにくかった。
12:15 箕輪山(1728m)山頂
急坂を登りきり「箕輪山」の山頂へ到着。
山頂の東側は藪に覆われているものの、西〜北側の展望はすばらしい。
「磐梯山」と裏磐梯の湖沼群、「吾妻連峰」の山々を眺めながら、インスタントラーメンとおにぎりの昼食を摂り、食後のコーヒーでのんびり休んだ。
13:20 鉄山へ
箕輪山山頂でじっくり休み、同じルートを戻って再び「鉄山」を目指す。
一度通ったルートだが登りと下りでは雰囲気が違う。
登山の奥深さを感じた。
13:45 鉄山避難小屋
「鉄山避難小屋」で一休み。
「沼尻登山口」への分岐点ともなっており、展望の良いので休憩をする登山者も多かった。
13:55 鉄山
鉄山山頂で奇岩を発見！
椅子のように削られた岩で、座ると正面に「磐梯山」が見える。
人為的なのか自然の産物か…？
しばし休憩して「安達太良山」山頂へ。
14:40 安達太良山頂直下
ゴンドラで下山するか「峰の辻」を経由して「勢至平」から下山するか考えながら、安達太良山頂直下へ到着。
時間的に余裕があるので「峰の辻」を目指すことにした。
15:00 峰の辻
「登りはキツイんだろうなぁ…」
と思いながら直登コースを下って「峰の辻」へ到着。
下山ルートとしては「くろがね小屋」を経由して奥岳登山口と「勢至平を経て奥岳登山口」の２つのルートがある。
今回は「勢至平を経て奥岳登山口」のルートを取る。
峰の辻周辺は広く、登山ルートもはっきりはしていないので、岩にスプレーされたマーキングを頼りに歩く。
どうやらここで道に迷う登山者もいるらしい。
次第に登山道らしくなり、部分的に木道が整備されており歩きにくくはないが、岩がごろごろしている。
周囲も木々に覆われているので展望はない。
疲れた足にはなかなかキツいルートだった
15:36 馬車道出口
登山道から「くろがね小屋」へと続く林道へと出る。
ここからは林道を歩くことになる。
途中、ショートカットができる登山道(旧登山道)がある。
16:50 奥岳登山口
長い林道歩きを経て、日も陰って夕日を背景にした逆光の黒い安達太良山を仰ぎながら、あだたら高原へと戻る。
総括
秋晴れに恵まれ、すばらしい展望の中での快適な「安達太良山」から「箕輪山」への尾根歩きだった。
山頂のゴンドラ駅からの歩行時間は７時間半を超え、今までで最も長い山旅で、６月の箕輪山登山とあわせると安達太良連山のほとんどを踏破したことになる。(和尚山はまだだが…)
山の自然が持つ多彩さや奥深さがルートのいたるところに感じられ、安達太良山が日本百名山だからという理由だけではなく、多くのリピーターを呼び福島県内でも有数の登山スポットとなっている理由が、今回の山歩きで感じることができた。
次回、安達太良山へ登るときには「沼尻登山口」や「石筵登山口」など別なルートから登って、その魅力を満喫したい。
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