[富士外輪山]毛無山〜十二ヶ岳:踏み込んだら戻れないロープ・鎖場


- GPS
- 07:57
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 965m
- 下り
- 961m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1)毛無山への登山口不明。文化洞トンネルの入り口(河口湖側から)の左(富士山方向)にありますが、全く表示が見えません。何気に数メートル踏み込むと、右側の雑木に隠されて案内板がありました。これでは全く意味がありません。 2)毛無山から一ヶ岳……三ヶ岳まではふつう。四ヶ岳あたりから急峻な岩場が牙を出し、十一ヶ岳の急登の岩場に至ると手遅れとなる危険な鎖(ロープ)場の連続です。四ヶ岳で「ヤバイ」と感じたら、そこが引き返す最後のチャンスです。十一ヶ岳から長いロープの下りの岩場。アルミの吊橋は細いロープとチェーンだけで吊るされているヤバさ。ゆらゆらと船のように揺れて楽しい(いや、あぶない)。そしてそこから立ち上がるまるで絶壁に見える十二ヶ岳の百数十メートルくらい続く長い長い何本ものロープと鎖場。脚力はもちろん、腹筋と腕力にゆとりがないと、無理かもしません。登るしか、助かる方法はありません。覚悟して登ってください。初心者や体力、腕力、握力に自信がない場合は、滑落リスクが高くなります。四ヶ岳以降には踏み込まないことをおすすめします。 3)十二ヶ岳からの下山で、西湖の「いずみの温」のあたりに下りる手前の「桑留尾分岐」というポイントから左折し、駐車場に向かう斜面をトラバースしている道、途中、数か所、道が曖昧になって道迷いのリスクが高いです。何度もヤマレコのスマホ地図で、都度確認しながら道を探し、なんとか辿りつけました。GPS地図無しで踏み込んだら、確実に道迷いすると思います。迷ったら、西湖方面に下りるしかありません。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
笛
計画書
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
1)滑落事故情報の謎(八ヶ岳でもあるまいに)
高齢になって始めた登山です。3年くらい前からでたぶん20座くらいの経験ができました。ほぼヤマレコに記録しています。体力はスタジオでは充分にありますが、山という高低差のある自然を前にすると、脚力と体力の不足と限界を感じています。登山では標準タイムより遲いです。それで自分の登れる山を選びます。今回はグループ参加だったので、それに乗りました。
富士山の外輪山の一つ、西湖を挟んで富士山を仰ぐ「十二ヶ岳」でした。
「十二ヶ岳」という山、知らないので調べてみました。
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・群馬県渋川市と吾妻郡高山村の境にある標高1,201mの山。
・山梨県南都留郡富士河口湖町にある標高1,683mの山。山梨百名山の一つ。
・岐阜県高山市にある標高1,327mの山。
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とりあえず三座がありました。渋川の山は、男坂がちょっときつそうですが、何となく登れそうな山でした。高山の山は、大きな鳥居がある神山のようですが、初心者でも登れそうな山のようです。ところが山梨の富士外輪山の「十二ヶ岳」、ヤマレコで登山計画中に地図を見ていたら、赤い×印が二つ?
何この赤い×印は? 登山道が崩壊している印?
カーソルを当ててみると、滑落事故の情報でした。何と、十二ヶ岳の二つのルートで、一つずつ滑落事故が発生したという情報でした。どちらも50代の男性だったと思います。
が、登山ではどこでも滑落リスクはあります。ともかく慎重に登るのは、いつものこと。脚が攣ったりしなければ、そのリスクは小さくなります。登山では、脚攣りのクセが出てきている私は、攣らない対策を充分にすることにしました。
2)登山で攣らないための私の対策(塩分補給、脚部ストレッチ、三里のツボ)
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は常備しています。攣ったらば、すぐに呑むと効くと言われています。この前の谷川岳では、登りの中間地点くらいで右内側の太股にビビビーという攣りが発生。それ以上攣りが進まないように、休息し、狭い急斜面でしたが、リュックを下ろして芍薬甘草湯を服用しました。果たして効いたのかどうか? 正直、そのあと攣りは何度も何度も襲ってくるようになり、その都度数分程度の休息を入れるいやなパターンになりました。もう一袋飲めばよかったかどうか? そんなに効いた実感がありませんでした。
脚が攣る理由を調べたら、水分の喪失と塩分・ミネラル不足とわかり、必ずポカリスウェットで水分補給をしつつ、乾燥梅干しで塩分補給を試みるようにしたところ、脚が攣ることが少なくなることを経験していましたが、谷川岳では、とても暑かったのですが、水分の補給のタイミングが遅れ、乾燥梅干しを携行していませんでした。その反省を踏まえ、今回は、ポカリスウェットはもちろん、乾燥梅干しを一つ、二つと補給しました。
もう一つ、専門家の方から、脚部の攣りは、すべて脹ら脛の緊張が原因なので、まずは事前に脹ら脛を丹念にストレッチすることで防げると聞き、実行しました。そしてもし脚部に攣りが起こったら、ヒザの少し下にある「三里」というツボを指圧すれば、解消すると教えてもらったのです。確かに「三里」らしきポイントを指圧すると、足首にかけて痛みというか電流のような刺激が走ります。それも同時に何度かやってみたのです。
その効果があったかどうかは不明ですが、今回は、左脹ら脛に軽度の攣りの始まりの予兆が二、三度ありましたが、そこで治まり、脚部の攣りがありませんでした。もう脚部が攣ったなら、今回の登山では悲惨な事態になったかもしれません。なぜなら、この登山ルートの核心部、毛無山から十二ヶ岳までの尾根ルートは、たくさんの崖のロープ・鎖場だったからです。
3)引き返すポイントは四ヶ岳――ロープ・鎖場アリ地獄の分岐点
まず目指したのは、毛無山です。文化洞トンネルの河口湖よりのところに入り口があるはずなのですが、草ぼうぼうで道がない? 分け入って気づきました。雑木に隠れてみえない案内板がありました。だれもが入り口に迷うそうです。確かにこれではわかりません。
で、毛無山山頂までは、急ですが、きれいな道です。頂上近くになると、樹林が開け、富士山と河口湖、西湖がデ〜ンと見え、何度も何度も振り返り、雄大な風景を愉しめました。
そんな喜びも束の間、尾根を縦走するこのルートは、一ヶ岳から十一ヶ岳まで、登り下りをくり返し、だんだんに高度を上げてゆきます。
最初の重要ポイントは、四ヶ岳です。この手前に過激な登りの岩場があり、ロープ場がちょっとたいへんです。この過激なロープや鎖は、少しずつ下りでも登りでも出てきて、「またこれかぁ」と呆れるほどの頻度になります。
私のような高齢者は、四ヶ岳にヤバさを感じたら、毛無山に引き返すことをおすすめします。このタイミングを逸すると、あとはずるずるとロープ・鎖場のアリ地獄に陥ります。
四ヶ岳の頭からは、天気がよければ広大な富士山の雄姿を堪能できます。河口湖も西湖もです。このルートで最も眺めがよいポイントと思います。
4)引くに引けない十一ヶ岳と吊橋――運命の罠
十ヶ岳までは小さなアップダウンですが、そこからいよいよ過激な急登の岩登りになります。楽しいと言えばアスレチックかボルタリングの練習のようかもしれません。かなり急で、私はヘトヘトになりました。そしてようやく踏んだ十一ヶ岳、眺めはよくありません。目の前に、十二ヶ岳が摩天楼のように聳え立って見えるからです。
歩を進めようとすると、絶壁の崖をロープが下っています。かなり長いです。「ここまで登ったのだから、下りたくない」と叫びたい気持ちを抑え、ロープと岩に手・足をかけて慎重に下ります。「こりゃあ、滑落することもあるよなぁ」と独りごちはしませんが、私は脚が攣らないように気を配り、何とか下に下りました。
吊橋があります。これが印象に深い吊橋でした。「ひとりずつ渡れ」(足和田村)と対岸に書いてあります。この吊橋は足和田村が設置してくれたものだと分かりました。御苦労様です。正直いうと、この吊橋の仕掛けは軽いアルミ製のようで、細いロープと鎖でそれぞれの四隅を吊るしただけ、それ以上の対策はありません。とても丈夫そうですが、どれか一つロープが切れたら、たちまちバランスを失い渡れなくなるでしょう。そんなシンプルな構造なので、上で揺すると船のようにゆらりゆらりと揺れて、私は楽しくて楽しくて……ということをやっていると、ロープが岩に擦れ、切れるリスクが高まります。みなさんは絶対に揺すったりしてはいけません(私は遊んじゃいましたが、ゴメンナサイ)。
しかも、対岸の十二ヶ岳は、まさに垂直の岩の壁でした。渡ったらあの岩の崖をどこから登るのか? それを考えたら、楽しさが吹っ飛びました。しかもその垂直に見える壁は、断崖絶壁に見えました。が、もうここまできたら、戻れません。戻るには、あの下りてきた崖を登らなければならないことを思うと、渡って十二ヶ岳に登るしか、選択肢がないことを知るのです。
運命の罠に嵌まった気持ちです。
清水の舞台から飛び下りるように(大げさだな)、対岸の崖下に渡りました。
5)聳え立つ長い長いロープ・鎖場――身体で分散して登るコツを得た
毛無山から十一ヶ岳までは、尾根づたいのルートでした。途中、痩せ尾根のアゲナイところがたくさんありました。しかし、十二ヶ岳は、十一ヶ岳とは深いキレットで分割された山でした。吊橋が必要だったのです。この吊橋の先は、左を見るとロープが見えました。そこから登れということなのです。ロープにすがり、数メートル登ると、登山道らしきがあり、「ああよかった」と思ったとたんに、目の前に現れた長い長い崖に吊るされたロープと鎖に唖然となりました。
長い急登の崖登りは、十一ヶ岳に登りながら予測していました。たぶん高度を百メートル以上あげる必要があると計算していたのですが、そのほとんどが、ロープ・鎖場であることは、予測できませんでした。もう、あきらめて、これを登り切らなければなりません。心配は、体力と、それ以上に脚の攣りの問題です。途中で脚が攣ったら、絶壁の崖で数分以上休息しなければなりません。そうなったら、体力が持たず、滑落するかもしれません。
滑落だけはしたくない……なんて思うゆとりはありませんでした。ただひたすら、慎重に登りました。幸い私は腕力はあり、ロープ・鎖と岩の手・足かかりを利用すると、脚力に負担をかけず、身体全体で分散して登れることがわかりました。決して安全とは言えませんが、今回は、何度もロープ・鎖を使ったので、身体でその登り方、下り方を覚えたようです。高齢になっても、学習できるということです。
6)十二ヶ岳ルート、ありそうで皆無の修験道的痕跡
一ヶ岳から順に十二ヶ岳に至るルートと聞いて、昔から行われていた修験者の修行のルートと思ってましたが、毛無山はもちろん、十一ヶ岳までのルートに、鳥居、神社、石碑、地蔵などの痕跡が、一つも見つかりませんでした。これは、日本の山では珍しいことではないでしょうか? なぜなら、霊峰富士を仰ぎ見る山だからです。富士の外輪山は、そういうものなのでしょうか? 山は古代から神がまします聖域とされてきましたから、人が登った山には、必ず山神を祀る風習があったはずです。人が登ったなら、少なくても石碑くらいは祀られていることが自然であり、ふつうのことです。ところが、この登山ルートには、その痕跡が見つからないのです。
十二ヶ岳の頂上に至り、やっと山神様が祀られている社がありました。そう言えば、下山ルートには「地蔵」というポイントがあります。ということは、十二ヶ岳は古くから、恐らく「桑留尾」から登頂されてきた山だと言えます。
ところが、十一ヶ岳にはその聖域を意味する痕跡がないということは、古くから十一ヶ岳は未踏の山だったのではないでしょうか?
この登山ルートについての歴史的な視点の解説が、ないのです。いったいいつ、一ヶ岳、二ヶ岳……十一ヶ岳、十二ヶ岳という山の名がつけられたのでしょうか? 十二ヶ岳と十一ヶ岳は、尾根で繋がっていません。キレットがあるわけです。つまり、吊橋がなければ、この二つの山は人が行き来はできません。だとしたら、十一ヶ岳は昔から人が踏み込んだことがない山だったのではないでしょうか? この登山道を、吊橋をかけて繋げたのは誰なのか? 昔から人が行き来していたとしたら、ここは格好の修驗場です。こんな優れた修驗場はめったにありません。なのに、今、私の見たかぎり、修験道的な痕跡がなかったのは、ここに人間が踏み込んだのは、最近のことではないでしょうか。
登山道を吊橋で開いた方、すごい偉業かもしれません。古代人ができなかったことを、成し遂げたのですから。
7)ヤマレコ地図アプリで道迷い防止
私は、PCでヤマレコ登山計画を作り、古いiPhone7を腕に固定してルートを確認して登山をするようにしています。これで何度、道迷い等から助けられたことか。今ではしばしば現在位置を、こまめに地図アプリで確認するようにしています。わずか10メートルほど、誤ったルートに進んだところで確認すると、その方向が間違いであることまで分かるようになりました。
今回は、まず最初の、目視では見つからない毛無山の登山入り口を、地図アプリが教えてくれました。
もう一つ、今回は、十二ヶ岳から桑留尾分岐に下りたところで、地図アプリが警告を発しました。地図を確認すると、100メートルくらい分岐を超えて下ってしまっていましたので、引き返すことができました。
もう一つ、とても大事なことですが、桑留尾分岐から駐車場に戻るトラバースのルートが、あまり歩かれた形跡がなく、曖昧なところが多数ありました。突然道がなくなるのです。そんな時、地図アプリで方向を見定めます。その方向に進むと、道が見えてくるのです。そんな確認を数回行いました。もし地図アプリを使わなかったら、私は確実に道迷いをして「ここはドコ?」状態になっていたと思います。あらためてヤマレコ地図アプリのすばらしさを声を大にして叫びたいです。ありがとう。感謝です。命を救うすぐれたツールです。
8)グループ登山で気づかされたとても大事なこと
山に登るときに最も大事なことは何でしょうか? それは人間の命を慈しむということです。山に登るのは孤独な行為です。かつて富士山に二度登ったことがあります。家族で一度、友人たちと一度、グループで登りました。登山慣れしている人はいなかったので、全員が登山の素人です。2500メートルから3000メートルと高度を上げると、とても息苦しくなってきました。高山病の予兆です。あるくのも辛くなります。そんな状況では、自分の身体を運ぶことだけで手一杯になりました。誰かが動けないほど疲れても、助けられないことを身に沁みて理解しました。登山というのは、一人の人間の限界を教えてくれる、人間深化の気づきの体験なのでした。その限界を支えているものが、私が産み落とされたときに頂いた、命の源だったのです。
登山では、命のリスクに気づかされます。実は、日常生活の中に、命のリスクはあちこちにあります。しかしふだんは気づきません。ところが、登山では、命のリスクがときどき目前に現れて見えます。「アブナイ、落ちる!」とヒャッとすることがないではないのです。
ソロで登ったら、私の命を見守ってくれる人はいません。そのために、保険は必須です。ソロで登っても、万一のときはその被害が家族に及びます。少しでも迷惑を軽減するために、保険は必須です。私は、ココヘリにも加入しています。万一のときに、家族に及ぶ被害リスクを軽減するためです。
グループで登ったら、相互に命の安全を見守ることができます。これが大切なことです。そのため、グループは絶えず、全員の命の無事を確認するべきです。しかしグループには、早い人と遲い人がいます。私は最も遲い部類です。そんなとき、グループ登山で最も大事なことは、早い人は、ポイントポイントで遲い人の安全を確認することであり、遲い人は、遅くなる要因の一つである写真やビデオ撮影を短くして歩行を早める努力をすることです。
とくに今回のような山では、その必要を強く感じました。とくに十一ヶ岳の頭に至ったとき、下りの絶壁を見て、そこで全員の安全を確認するべきだと思いました。登山のベテランであれば、そこから先は、一ロープ・鎖ごとに一人ずつ、慎重に下り、上る都度、全員の安全を確認してから、次に進むべきです。それができない者は、グループ登山をする資格はありません。
今回は、私はHさんと二人となりました。私は高齢ですが、男なので腕力のそとりがありました。Hさんは若く脚力は万全ですが、やはり女性なので腕力がやや不足気味でした。十一ヶ岳から十二ヶ岳の山頂近くまでは、ほとんどがロープかチェーンにつかまりながらの崖でした。かなり長い崖登りなので、腕力と体力の限界がきたら、滑落します。万一仲間が途中で限界がきても、残念なことですが、助けることはできないのです。できるのは、見守ること、そして声掛けしてアドバイスをすること。二人で相互にそれを行いながら、命の確認をして進みました。真剣勝負ですから、滅多なことでは滑落はしないでしょう。命のリスクに晒されると、とんでもない底力が発揮される場合もあります。それでもこのコースでは、実際に滑落事故が多発しています。人間ですから。
幸い私たち二人は、相互に見守ることしかできませんでしたが、無事難関を突破できました。Hさん、ありがとうと、この場を借りて御礼を申し上げます。
9)今回の登山で参考になったサイト等
日本アルプス登山ルートガイドというサイトがあります。
(http://www.japanesealps.net/fuji/jyunigatake/)
ここに一通り、今回のルートに関するとても役にたつ情報がありますので、部分引用します。
*
毛無山と十二ヶ岳の間に於いては、特に十一ヶ岳と十二ヶ岳間が核心部で、コルには吊り橋が架かり、急傾斜の斜面にはロープ、鎖場などが連続する難ルートです。
桑留尾(十二ヶ岳登山口)からのルートは概ね樹林帯の中を登るルートで、振り返ると時折富士山が木々の間から覗いています。コース全体として難易度は低く、登山初心者向きです。
マイカーの場合には駐車場がありませんが、登山口の目の前にある西湖温泉いずみの湯(入浴料900円)では、入浴することを条件に、無料で駐車ができます。
また、西湖温泉いずみの湯と文化洞トンネル(毛無山登山口)との送迎を行っていますので、お問い合わせください。TEL:0555-82-2641
登山届の提出:山梨県警察本部地域課(〒400-8586甲府市丸の内1−6−1
電話番号:055(221)0110(代表)、郵送、電子メール、ファックスなので提出可能。
*
以上です。この登山ルートは、ロープ・鎖場は、手・足かかりがたくさんあってむずかしくないという登山者の報告がありますが、それはベテランの方の言いぐさです。私のような高齢で始めた初心者に毛が生えた程度の登山者には、驚きと楽しさと恐怖の連続でした。これほど難度の高い山は、知りません。この前登った谷川岳ですら、ガレ、ザレ、ゴーロの急登がたいへんだと思っていたのですが、この十二ヶ岳までのルートからしたら、そんなものは「へ」のようなものになりました。命のリスク、滑落リスクがこんなに身近にある登山ルートは、アルプスくらいなものではないでしょうか(あまり知りませんが)。そんな山なのに、登山の入り口が隠されていたり、当然、登山ポストすらありません。登山届を準備していたのに、意味がありません。こんな危険な山だからこそ、登山届は必須に感じました。そこは充分にこれから検討したいと思います。
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