【入笠山】雨の中、見ごろのスズランとホテイアツモリソウ
- GPS
- 02:15
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 193m
- 下り
- 200m
コースタイム
コースタイムは大雑把なものである。
9:30 ゴンドラ山麓駅
9:45 ゴンドラ山頂駅出発
10:00 恋人の聖地
10:30 入笠湿原
10:45 お花畑 11:15
11:30 湿原〜スズラン群生地
12:00 ゴンドラ山頂駅
天候 | 雨、小雨、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【ゴンドラ山頂駅〜恋人の聖地】 山頂駅前よりなだらかな下り斜面でドイツスズランの花壇 恋人の聖地は八ヶ岳が間近に一望できるビューポイント(晴れていれば) 【ゴンドラ山頂駅〜入笠湿原】 林間コースを10分ほど歩くと湿原入口、 綺麗に整備され、危険箇所無し。 湿原内は木道が敷かれている。 【入笠湿原〜お花畑】 湿原わきの山彦荘近くに公衆トイレあり。 湿原へ流れ込む和流沿いの遊歩道。 【お花畑】 お花畑の中をジグザグに遊歩道が整備されている。 お花畑の上方出口より登山道に合流。 【入笠湿原〜スズラン群生地〜ゴンドラ山頂駅】 湿原の中央部より、改装されたとても歩き易い木階段を上る 階段の両側にちょうど見ごろのニホンスズランが群生 階段えお上り切って林間を抜けると林道に出る 林道を道なり進むとゴンドラ山頂駅に着く |
写真
感想
見ごろのスズランに合いに「入笠湿原」へ雨中のお山歩。
6月の定例人事で18年ぶりの都内勤務の辞令。
長いあいだ富士山や丹沢山系を目にして楽しく通勤していたので、
今回の異動は結構ショックであった。
そんな中、私的にも悲しい時間を過ごすことになったため、
思い切り脱力感を感じ、無気力になっていたため久々の山行となった。
昨年、7月の初旬に訪れたときは二週間ほど遅かったために
スズランの花は終わっていたので、今回は梅雨空の中、
雨は覚悟のうえで家を出た。
週末の天候予報はあまり良くはなかったが、
当日は長野県の一部と北関東に大雨洪水警報が出てしまった。
明け方はかなり強い雨であったが現地で様子をうかがっていると、
ちょうどゴンドラが動き出すAM9時近くになって、小雨となった。
駐車場のあちこちの車から、ハイカーが雨仕度の恰好で何人も出てきて、
ゴンドラのチケット売り場に列ができ始めた。
団体のツアーバスも到着し始めた。
ゴアのレインジャケットに傘を片手に、
カメラだけ首からさげて空身で、雨天決行。
ゴンドラ山頂駅に着くと、あたりは薄暗く霞み、視界は悪かったが結構な人出。
ゴンドラ駅前のドイツスズランはすでに見ごろは過ぎて終盤。
晴れていれば、八ヶ岳が一望できるビューポイントであるが、まったく視界はなかった。
その代わりに、草花の彩が瑞々しく鮮やかであった。
レンゲツツジの朱色、ニッコウキスゲの黄色、アヤメの藍色、
クリンソウの濃いピンクと、色とりどり。
保護柵の中には、実物を初めて目にする、まぼろしの花「ホテイアツモリソウ」、
褐色がかった濃い紅色の袋状の花が見ごろであった。
これを見られただけでも来た甲斐はあった気がした。
湿原やお花畑は、昨年来た時よりは咲いている花の種類は多くは無かったが、
お目当ての百万株のニホンスズランはとても見ごろであった。
ニホンスズランは想像していたよりも小さく、本当に健気に咲いている。
「スズラン」という音に響きがぴったりの名前の花である。
雨の水分を花の膨らみにまとい、一段とコロコロした感じが活き活きしている。
こんなオッさんが口にするのも似合わないが、とても「可愛らしい」花である。
綺麗な淡い黄緑の葉の中に、ニョキニョキと小さく白い花が丘の斜面一面に
咲き乱れている光景は何とも言えない。
見に来られて良かった、雨の中、強行してきて良かった。
ここのところ少し荒んでいた気持ちも洗われ、すっかりリフレッシュ。
充分にのんびりとしたお山歩を満喫した気分となり、今回は山頂は踏まずに帰路についた。
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