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Yamareco

記録ID: 470414
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

大峰山(長岡市村松−南蛮山林道)

2014年06月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
15:03
距離
13.7km
登り
707m
下り
709m
歩くペース
ゆっくり
2.32.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:00 駐車地点 ― 6:10 登山道入口 ― 6:20 林道から地形図破線ルートへ ― 6:30 破線ルートから沢へ ― 8:30 尾根で 破線ルートに合流 ― 9:37 566M三角点 ― 9:50 大峰山山頂付近 ― 12:32 南蛮山林道に出る ― 12:35 南蛮山休憩所案内板 ― 12:52 十方台 ― 13:17 湧水 ― 14:07 駐車地点

天候 曇り
気温 24〜30℃くらい
日の出 4:24 日の入り 19:10
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
村松回転場バス停に十分広いスペースがあったので、その端に駐車。
もっと登山口に近いところには駐車スペースが見つけられなかった。
コース状況/
危険箇所等
登山届

新潟県警察にメールで登山届を提出した。
http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/

道の状況

■今回のルート

地理院地図には、尾根の標高250−260メートル付近で合流する2つの破線コースが記載されている。10日ほど前に標高350メートル付近まで両方のコースの下見をした。本当は頂上まで登りたかったのだが、ヤブがきつくて午後から出発したのでは無理だった。どちらのコースも長いあいだ刈り払いがされておらず、かすかな踏み跡があるだけだ。今回は北側のコースから入り、途中から沢を登った。標高530メートルほどの頭を持つ小さな沢だ。尾根に出てからは、南蛮峠林道まで尾根の上を進んだ。そのまま林道で下山。

■「入山禁止」の看板

大峰山の麓の村松地区には、いたるところに「入山禁止」の看板が出ている。下見をしたとき、地元の人に尋ねてみた。元消防団だという人が、看板は山火事対策として消防団が設置したものなので、煙草などの火に気をつけさえすれば登ってかまわないのだと教えてくれた。

■沢

村松の集落を通過するとき住人から声をかけられた。大峰山に沢から登るつもりだと言うと、「鬼面沢」という名前を教えてくれた。地図を見ながら話をしたわけではないので、山頂まで突きあげるもっと大きな沢のことを言ったのかもしれない。「大峰山を甘く見ると命を落とすぞ」とも言われたが、下見に来た話をしたら笑っていた。

沢の水はほとんど枯れていた。標高200メートル付近に、4メートルほどの滝が1つあった。直接にはとても登れないので、左側の斜面から巻いた。たよりない草付きで、土から出ている岩もボロボロ崩れる。数メートル登ったところで、話に聞く「セミ」の状態になってしまった。腹這いの格好で斜面をうまくずり落ちればたいした怪我はしないかもしれないが、まともなクライムダウンは不可能なので、手がかりと足場をだましだまし枝のつかめるところまでジリジリと動いた。沢に下りるときも下の方には手がかりになる枝がないので、立木を支点に下まで5メートルほど補助ロープを垂らし、「ゴボウ」で下りた。本来ならロープは必要なく、もっと小さく巻くべきだったのだろう。そういう踏み跡らしきものがあった。また、安全を優先するのなら、登りやすく下りやすいところを選んでもっと大きく巻いてもよかった。この滝以外には特に難しいところはなかった。

■尾根

山頂まではヤブがきつかった。ツルが多かった。山頂から南蛮山林道までは、比較的踏み跡がたどりやすかった。山頂の先でコースが90°方向を変えるところでは、踏み跡は斜面をトラバースしていた。村松の沢から上がってくる踏み跡らしきものが数箇所あったが、本当に踏み跡かどうかは不明。532Mピークから下ったところにある細いブナの木に赤ペンキとネジがついていた以外には、マークの類は皆無だった。

■虫など

クモの巣がきわめて多かった。マイマイガなどの毛虫もいた。尾根上に小さなマムシが1匹いた。ブヨや蚊はほとんど寄ってこなかった。虫ではないが、低いところの沢沿いのヤブなどにはイラクサが生えているので注意。

※ GPSの電池切れのため、ルートの赤線は南蛮山林道の途中から手入力した。
※ 写真の自動配置がうまくいかなかったので、大部分の写真は手で配置した。
ファイル
(更新時刻:2014/06/29 10:38)
村松回転場バス停。バスの回転を考慮しても駐車スペースがたっぷりある。
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村松回転場バス停。バスの回転を考慮しても駐車スペースがたっぷりある。
「町内関係者以外/入山禁止/村松町内会」の看板脇を通って入山。
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「町内関係者以外/入山禁止/村松町内会」の看板脇を通って入山。
林道はここで右に曲がるが、地形図のルートはヤブの中に直進する。かすかな踏み跡がある。
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林道はここで右に曲がるが、地形図のルートはヤブの中に直進する。かすかな踏み跡がある。
地形図ルートの踏み跡は沢をここで横切るが、沢に従う。地形図ルートもしばらく沢沿いに続く。
地形図ルートの踏み跡は沢をここで横切るが、沢に従う。地形図ルートもしばらく沢沿いに続く。
水のない4メートルほどの滝。写真には写っていない左側の斜面を巻いた。
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水のない4メートルほどの滝。写真には写っていない左側の斜面を巻いた。
滝を巻いた後、補助ロープを使って沢に下りた。
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滝を巻いた後、補助ロープを使って沢に下りた。
2メートルあまりの滝は登れたが、足場が心もとないので膝を使って這い上がった。
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2メートルあまりの滝は登れたが、足場が心もとないので膝を使って這い上がった。
見るからにヌルヌルしているが、傾斜がゆるく足場も多いので登れた。
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見るからにヌルヌルしているが、傾斜がゆるく足場も多いので登れた。
尾根に向かう踏み跡があった。この沢沿いのルートは結構歩かれている感じがした。
尾根に向かう踏み跡があった。この沢沿いのルートは結構歩かれている感じがした。
沢は唐突に消えた。尾根までのヤブはたいしたことがなかった。
沢は唐突に消えた。尾根までのヤブはたいしたことがなかった。
尾根の踏み跡に合流した。写真ではわかりにくいが、歩けば踏み跡がわかる。
尾根の踏み跡に合流した。写真ではわかりにくいが、歩けば踏み跡がわかる。
ヤブの中から大峰山が見えた。
ヤブの中から大峰山が見えた。
大峰山と、右手に見えるのは金倉山だろうか。
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大峰山と、右手に見えるのは金倉山だろうか。
566メートルピークの三等三角点。踏み跡の上にあるのですぐに見つけられる。
566メートルピークの三等三角点。踏み跡の上にあるのですぐに見つけられる。
山頂付近ではヤブが開けている。
山頂付近ではヤブが開けている。
山頂直下はなだらかで杉林も見えているが、ここから下っていくと大きな沢になるはず。
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山頂直下はなだらかで杉林も見えているが、ここから下っていくと大きな沢になるはず。
567Mピークからの下りにはブナやネマガリダケ。踏み跡は比較的わかりやすい。
567Mピークからの下りにはブナやネマガリダケ。踏み跡は比較的わかりやすい。
南蛮山林道が見えた。
南蛮山林道が見えた。
南蛮山林道に出た。
南蛮山林道に出た。

装備

個人装備
時計
GPS
理院地図/コンパス
クマよけ鈴/スプレー
ナイフ
2L
食糧
2日分
レインジャケット
レインパンツ
シェルター
シュラフカバー/インナーシュラフ
補助ロープ
8mm×20M
防寒着
救急用品
沢靴
キャラバン KR_1R

感想

大峰山は、南蛮山林道からなら比較的短時間で登れそうだ。竹之高地から登るルートもあるかもしれない。積雪期は、道がなくても関係ないし眺望もよくなるはずなので、けっこう登られているのかもしれない。

もともとの登山道がヤブ化しているのは残念なことだ。大峰山に限らずあちこちで、ハイカーの集中するコースとあまり歩かれないコースの二極化が起きている。どちらの状態も好ましくないと思う。都市への人口集中/地方の過疎化という日本社会の問題にそっくりなところはもう笑うほかない。まずいとわかっていてもそうなってしまうんだよね。

今回初めて沢靴を履いた。沢に水がないので登山靴で十分だったが、足慣らしができてよかった。
今回初めて補助ロープを使った。せっかく買ったのに重くなるのであまり持ち歩いていなかったが、一応持ってきてよかった。

出発する直前にザックを30Lから35Lに変更したとき、30Lのポケットにヘッドランプや予備電池を置いてきてしまった。GPSの電池が切れてはじめて予備電池がないことに気づき、ヘッドランプがないことには帰宅するまで気がつかなかった。まずかったなあ。

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