神室山欲張り周回（神室山・小又山・火打岳）

2014年07月05日(土) [日帰り]

• GPS: 09:29
• 距離: 26.8km
• 登り: 2,205m
• 下り: 2,255m

コースタイム

火打新道登山口 7:43 〜 8:00 土内口 〜 8:09 砂押口 〜 8:36 はきかえ峠 〜 8:57 困難沢渡渉 〜 9:03 台山尾根取り付き 〜 9:56 権八小屋跡 〜 11:35 神室山避難小屋 〜 11:40 神室山山頂 11:48 〜 11:57 根ノ崎口分岐 〜 13:05 天狗森 〜 13:57 小又山 14:03 〜 15:07 砂利口分岐 〜 15:51 火打岳 15:54 〜 16:20 八合目 16:30 〜 16:36 水場入口 〜 16:52 五合目 〜 17:14 二.五合目 〜 17:46 登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

仙台宮城ICから2時間ちょっとで登山口。
火打新道登山口は6台は駐車可能。

コース状況／危険箇所等

台山尾根取り付きまでの途中、渡渉に悩む箇所あり。どうしても靴が濡れてしまうでしょう。

小又山〜火打岳は、小さなアップダウンの繰り返し。刈り払いがされているものの、片斜面の道は、疲れているとスリップ・転倒しやすい。捻挫にも注意。そして北火打山頂直下はかなり急かつ、両側は切れ落ちている（らしい。ガスでわからなかったが）。

写真

7/5 7:22

7/5 7:38

稜線には雲がかかる。
同時に到着した仙台からのパーティーは小屋泊とのこと。

7/5 7:53

堰堤は魚道工事でダンプが行き来。

7/5 8:01

7/5 8:01

土内口到着。

7/5 8:09

砂利押沢口。悪路とのこと。

7/5 8:31

曲滝入口。見ずに通過。

7/5 8:36

はきかえ峠。

7/5 8:57

最も困難な渡渉箇所と思われます。
足場を使って沢面に降りるも、対岸への渡りは水流に足を入れざるを得ませんでした。水量多ければ撤退でしたね。せめてロープでも張ってあれば。

7/5 9:03

雷滝源頭と書いてある。
権八小屋への取り付き。

7/5 9:31

狭いザレ場。

7/5 9:31

向こうに望む天狗森方向の稜線は雲の中。

7/5 9:36

ザレ場続きます。

7/5 9:47

ギンリョウソウ。

7/5 9:56

権八小屋跡。台山尾根到着。

7/5 9:56

山頂までまだ6.5kmも、、、、

7/5 10:28

暫くは樹林の中。雁戸〜名号峰に似ている。

7/5 10:36

お〜開けました。

7/5 10:54

キスゲまだ咲いてます。

7/5 11:35

避難小屋到着。

7/5 11:36

さすがに築4年はきれいです。
バイオトイレあり。
休んでいる暇はないので通過。

7/5 11:40

神室山頂到着。

7/5 11:40

二等三角点。展望ゼロ。
ちょうど到着したグループの写真を撮ってあげて、休憩5分ほどで出発。

7/5 11:52

ピンボケ。

7/5 11:57

根ノ崎分岐。小又山は右。

7/5 12:01

ハクサンフウロはピンボケせず。

7/5 12:04

時々下は見えるのですが、

7/5 12:04

だいたい雲がかかっていて、

7/5 12:13

小又山方向はいつもこんな感じ。

7/5 12:13

台山尾根。

7/5 13:05

天狗森の三角点は道からちょっと外れています。

7/5 13:22

天狗森を振り返り。向こうの神室山山頂は一度も顔を見せませんでした。

7/5 13:23

お、小又山が見えそう。

7/5 13:32

一瞬見えました。

7/5 13:50

残雪。

7/5 13:57

なんとか2時前に小又山到着。

7/5 13:57

小虫の襲来は強烈。ゼリーを飲んで5分休んで出発。

7/5 14:32

台山尾根と登山口方向。

7/5 14:32

正面に見えるはずの火打岳は雲の中。

7/5 14:50

振り返り。ほとんどが東斜面をトラバース気味に歩くが、疲れた脚にはキツイ片斜面。

7/5 14:51

お、一瞬火打岳見えそうに。

7/5 14:58

結局、火打岳の全容は見えず仕舞。

7/5 15:07

砂利押沢分岐。下ると水場あるとのこと。

7/5 15:07

もう降りてしまいたいくらい疲弊。
でも悪路とのことで火打岳へ。

7/5 15:08

山頂まであと1.5km、、、つらい。

7/5 15:29

かなりの急斜面です。脚が頻繁に痙るので両手を使って登ります。

7/5 15:41

今回、最も癒されました。
激励、感謝！

7/5 15:43

小又〜火打間の刈り払い、大変きれいです。

7/5 15:47

あの激励から7分ほど、

7/5 15:49

見えるじゃないですか山頂が！

7/5 15:51

最終目的地到着です。
展望勿論ゼロ。無数の虫が出迎えてくれました。
家で鼻かんだら、虫が出てきました。

7/5 15:51

一等三角点。
休みたかったが、虫の出迎えに辟易とし、3分で撤収。

7/5 16:03

目指すは西火打岳。

7/5 16:17

右の主稜線から雲が流れ落ちてきました。

7/5 16:20

八合目。安心したせいか、猛烈な空腹感が。10分休憩し、おにぎり1個食べます。

7/5 16:36

この辺りが西火打？
水場ありと。

7/5 16:52

まだ五合目。残り2.5km。
両膝が痛くて、猛烈な下りはストックが頼り。

7/5 17:06

二の坂。

7/5 17:14

まだあと1.2kmも。
少し下っては止まり、膝を休ませるの繰り返し。

7/5 17:32

ロープは数カ所あり。助かります。

7/5 17:46

日没前に着くことができました。
河原で身体を拭きました。

7/5 18:17

鳥海山。
あっちは晴れてたのだろうか。

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G カシオ

感想

solo-solo

　梅雨の合間の晴れの週末、未踏の神室連峰へ行くチャンス到来だ。ただ、前夜に慌てて計画建てるものだから、寝るのが遅くなり起床も4時を過ぎてしまった。きれいに見えていた鳥海山を横目に、火打登山口に着いたのは7時過ぎ。同時に仙台ナンバーのグループも到着。避難小屋泊とのことだった。
　神室山、小又山、火打岳を踏破するこのBigな周回コース、tooleさんやLuskeさんのレコによると10時間かかるとのこと。大日杉から飯豊本山往復が日帰り最長の小生にとって、記録更新となる。だというのにこの出発時間は問題。猛反省しつつ、体調の良さ、ロキソニン、そして眠々打破に大いに期待した。
　どちら周りにするか悩むも、稜線が晴れるのは遅いと読んで、時計回りで周回スタートした。はきかえ峠まで何度か渡渉するが、最も悩んだのが写真の沢。手は上流側の岩をつかみ、足は水流の中の一枚岩に置いて渡った。幸い水量少なく、ローカットシューズに水を入れずに済んだが、足が滑ったらと思うとゾッとする。せめてロープでもあれば有難いのだが。
　4時間で到着した神室山は展望なし。午後には晴れてくると期待していたが、山頂展望はこの先も恵まれなかった。いつものことながら3時間を経過した頃から脚が痙り始めた。コマ目に甘味と水、塩入りキャンディを摂り、痙る度に休むことで凌ぐ。それにしても山頂を含め、動きを止めると群がる虫達には参った。口に入れば吹き出すの繰り返しだ。小又山でも大休止できず、ゼリー飲料で180kcal補給して出発だ。
　小又山〜火打岳間は小さなピークを何カ所も越える。アップダウンに加え、ほとんどが左下がりの片斜面なので、傾斜が緩くてもスリップしたり、膝・足首に変な力がかかったりで、疲れきった脚には極めて厳しい状況が続く。最後の難関、火打岳への登りはかなり急だ。両脇は結構切れ落ちているかも、相当眺めがいいかもと想像するのだが、雲に包まれての登りは残念。頻繁に痙る脚をなだめつつ、路傍の樹や路面の岩をつかみながら前進する。そんな中、「あと10分、ガンバレ！」の激励標は疲れた心を大いに癒してくれた。最終ピーク火打岳も展望無し。虫の襲来は相変わらずで数分で撤収だ。それにしても、この火打岳、なぜ「怪峰」と言われているのだろう。ここまでの道が岩っぽく急峻だからだろうか。どなたか教えて頂けると有難い。
　さて、日没までには降りられることに安堵したせいか空腹感が出てきた。八合目表示は幸い虫が少なく、道に腰を下ろしておにぎりを頬張った。気力が戻ったところで、猛烈な下り開始。脚の痛みに耐えながらストック頼りに降り、時にロープに助けられながら登山口に到着した。大きな怪我なく下山できた安堵感は一入だ。
持参した4.5Lの水分は残り1L、残してあったジュースを一気飲みし、河原で身体を拭いて帰宅した。
　
　欲張りすぎて身体はボロボロになったし、みちのくアルプスの絶景は望めずで大変残念。まあ、雨降らず、気温暑過ぎず、大きな怪我せずなら良しとしなければ。三度捻って赤く腫れ上がった左外くるぶしを冷やしながら、そう思うのであった。

コメント

derakkuma

スゴイ
意欲的な周回、solo-soloさんらしいスピードアタックですね。5月の大朝日岳のときも思いましたが、今年は昨年以上のやる気と凄味を感じます。まだまだロング行けそうで、今年は泊まりの飯豊縦走を見せてくれるのでしょうか？

お疲れ様でした（ヽ゜ω゜）ノ

solo-solo

歳を考えないと、、、
　歳甲斐もなく欲張りすぎました
　景色も見えなかったもので、身体を痛めつけただけって感じでした。
　これ以上のロングは飯豊まわりでしょうか。オンベ松尾根に魅力感じてます。ただ、早出ができなければ無理しないことにしますよ
　そうそう、derakkumaさん家族に新メンバー加入おめでとうございます。子連れ登山が待ち遠しいですね。