檜尾岳(檜尾小屋テン泊/千畳敷ピストン)
- GPS
- 28:27
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 978m
- 下り
- 973m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:11
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:08
天候 | 10/8 朝晴れのちガスガス 10/9 朝晴れのちガスガス・風強め・下山後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ+バス往復4,330円(帰りは女体入口まで買ったが予定変更し駒ヶ根駅まで乗ったので+200円ぐらい) 駒ヶ根IC〜新宿までの高速バスキャンセルしたのでキャンセル料100円 駒ヶ根〜岡谷〜大月〜立川〜最寄駅 普通電車4,840円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
難所はなく、大岩を乗り越えるところにはお助けステップもある 岩・石ゴロゴロなので登りより下りの方が気疲れする 特に檜尾岳から檜尾小屋テント場に下る道が急で滑りやすかった |
その他周辺情報 | ★檜尾小屋 テント泊1,500円(初年度特別料金) テント場から小屋までは5分ほど歩く 張る場所は指定されるので先に受付を トイレ2個室(洋式・紙あり・300円/宿泊者無料) お湯入りカップヌードル500円 買わなかったけどジュース類も500円、レトルトおでんもあり 水場は檜尾尾根を数分下った梯子の先・水量豊富 ★千畳敷のカフェ&レストラン ぶどうジュース500円(レストランにはアルコール類しかないのでカフェで買って持ち込みOK) ソースかつ丼1,200円(使い捨て容器に入れてくれるので食べきれなかったら持ち帰れるね。全部食べたけどw) 以前はあったビーフシチューセットがなく単品のみになってた お茶・お冷無料(そりゃそうだw) |
写真
装備
備考 | 長袖ドライレイヤー、長袖ウィックロン、谷川岳Tシャツ、秋冬用トレッキングパンツが行動着。1日目は風がなかったのでそのまま、テント場に着いてからは冷えるので防寒アンダー、タイツ、フリース、ソフトシェル、ダウン上下を着込んだ。気温はそれほど低くなかったようで夜や朝はそれで十分温かかった。2日目は風が強く、昨日の行動着にレインジャケットだけ羽織ってしのいだが、ガスガスになってからは少し寒くてフリースを着ようか迷ったが面倒だから着なかった |
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感想
( ̄∀ ̄)
中央アルプスに新しいテント場が出来ると聞いてから
はや幾年、とうとう有人の檜尾小屋営業開始、
同時に縦走路の真ん中に待望のテント場が出現しました!
秋の予約開始の8月1日には一時間早く出勤し、
30分電話をかけまくってやっと予約をGET!
そんな情熱を掛けた今回の山行ですが、
不安定な天気予報に翻弄されて
いったん毎日あるぺん号をキャンセルしてしまったり
最終日は確実に雨っぽいので2泊の予定を1泊に変更したり
先週の御嶽山で疲れて燃え尽きてめんどく…モゴモゴ
いろいろ紆余曲折を経て、行ってまいりました!
毎日あるぺん号はいったんキャンセルしたわりには窓側の席でしたが
途中から乗ってきた夫婦がコソコソしゃべっててうるさかった。なんかポリポリ食ってたし。
23時出発なのでみんな寝てるンだけどね…(-_-)zzz
菅の台には朝4時頃到着。以前は3時台だったような?
すでにバスもチケット売り場も大行列。
何せ紅葉の三連休は、一年で一番混む時期ですからね(たぶん)
このロープウェイも母と観光に来た時を含めると6回目。
紅葉時期も3回目なので混雑はじゅうじゅう承知でした。
しかし前回利用時の三ノ沢岳が夏の日曜で空いてたものだから
久々の大行列にウンザリ。これがあるからイヤなんだよなぁ。
バス行列にザックを置いて自分はチケット売り場に並んだのですが
チケット販売開始がバス始発の15分前ぐらいだったので、間に合わなかった…
チケットを買ったら置き去りで無視されたザックを拾ってまた列の最後尾に。
まぁ別に急いでないからいいけどね。
チケット販売はWebを活用するとか、なんとかならないンでしょうか?
チケットが買えたのは5時45分頃、バスに乗れたのはさらに一時間後ぐらい?
並んでる間はレインジャケットを羽織っていた程度で寒くはなかったです。
ロープウェイは9分間隔で動いてたのでそれほど待たずにすみました。
私の前の人で区切られたため私が次の便の一番先頭になりLucky!
おかげでロープウェイから初めて滝をバッチリ眺めることが出来ました!
千畳敷に着いたらトイレに行って、なんやかやと8時過ぎ。
コンビニおにぎりを1個だけ食べて出発です!
極楽平方面は人が少なくのんびり歩けます。
と思いきや、同じようにゆっくりペースの人と抜きつ抜かれつを繰り返し
少々面倒だった(←お互い様では?)
だって普通、私ほど遅い人はいないンですよ(`3´)(←無茶苦茶な論理)
まぁ、その人達も、けっきょく極楽平から先は、遥か遠くに見えなくなりましたが…
稜線に出たら天気の良さもあってとっても気持ちがいい♪
先週登った御嶽山も見えてご機嫌です!
景色は御嶽山の時と似てましたが…笑
富士山もくっきり頭を出していて、甲斐駒ケ岳の目立つこと!
八ヶ岳も一望できます!
風もなく穏やかで、大好きな三ノ沢岳は常に右手にずどーん!です。
ルンルンルン♪ とっても大好き♪ えーと…中央アルプス?
しかし下りに入ると足元に気を使い、緊張します。
私は下りが苦手なので…(←登りも苦手では?)
そういえばそうだった。
地図を確認したらアップダウンが多いため、
どうせアップダウンするなら戻るより空木まで縦走した方がいい…
しかし私の足では空木岳まではムリなので木曽殿山荘で一泊しないと…
だが満室… そりゃ紅葉の時期だしなぁ…
それで檜尾2泊にして行ける所まで歩いてのんびりする計画にしたのだが
天気予報が悪いため1泊に変更、今に至る…
今日これだけ下ったら明日は登らなきゃいけないンだよなぁ。
それに天気も下り坂なので、稜線は危ないかもしれない。
まぁ最悪は檜尾尾根を下るという手もあるが、長いしクマが出そう(>_<;)
なんというか、今回は何故か最初から不安な気持ちで歩いていました。
大展望も長くは続かずガスで真っ白になり、風はないものの少し冷える。
ネットで調べたところ「濃霧時には迷いやすい」場所があるらしく不安。
しかし実際には、植生保護のためのロープが道沿いに張られていたり
岩にマークがしてあったりして迷うところはありませんでした。
大岩にはお助けステップがあり、0.7km〜0.9m毎に標識もありました。
しかしその1kmにも満たない距離が私にとっては長く、
体力ではなく精神的な弱さで今回は妙に歩みが遅くなりました。
ルート全体の距離は片道3.9kmぐらい、標高差も大したことありません。
ですが久々にテントを背負っていること、比較的人が少ないこと、
ガスっていたとはいえ大岩を乗り越えるなど若干高度感があったこと、
今年はゆる登山ばかりしてたせいもあり(まぁこのルートもゆるい方だが)
なんだか完全にビビってしまっていました。
しかし、なんとか14時過ぎに檜尾小屋に到着!
檜尾岳からテント場に下る道が一番急で滑りやすく感じました。
テント場を通ってからさらにちょい登りで檜尾小屋、
そこで先にチェックイン、目の前の檜尾尾根を数分下ると水場。
プラティパスに入れた水2ℓを手に持って登るのは疲れました。
そして、とりあえずお湯入りカップヌードルを買って腹ごしらえ。
テント場に戻ってやっとテントを張りました。
が、指定された場所はまだ両隣が来ておらず、スペースがわかりにくい。
誰かのレコで確認した際はスペースがきっちり区切られていたのですが
張り数を増やしたのか何だか、区切り線はなくなっていました。
おかげで後から来た隣の人に「もっとそっちに寄ってくれ」と怒られ(T_T)
その後も大丈夫かどうか不安になってしまいました。
テントを張った後は冷えたせいか頭が痛くなってしまい、
寒いから寝袋を出してしばらく寝ました。
おかげで夕焼けも見れず(綺麗だったかどうかは知らんが)
寒くて寒くて持ってきた服をすべて着込み、
(防寒アンダー・タイツ・フリース・ソフトシェル・ダウン上下)
#0の寝袋をひっかぶったらさすがに温かかったですが。
正直、この時は「来なきゃよかった」と思ってました(;_;)
何でか知らないけどここまでの道のりが異常に辛く感じて
明日また同じルートを歩くのが不安で、
私には難しかったンだとなぜか思ってしまって。
でも1時間ほど寝たら具合が良くなりました。
みんなが夕食を食べ終えた頃、やっと起き出して米を水につけ、
お湯を沸かしてココアを呑みました。うまし(^^)♪
みんな縦走するのでしょう、明日は天気が下り坂な予報だし
早めに行動、早めにお眠り。
18時にはほとんどの人が寝息を立てている状態でしたが、
到着の遅かった若い女の子達がまだごはんを食べていたので
私もうるさくないように夕食。
(テントは狭いし変に動くと足がつりそうなので
正座した状態でうずくまるような不気味な体勢で調理してたため
女の子達からは「何あのおばさんキモい…」と思われたかもw
まぁ人のことなんて見てないと思うケド)
ごはんはなかなか美味しく炊けたし寒いから食欲もあったのに
一回お湯を沸かしてチゲ雑炊にして食べただけで
19時を過ぎると女の子達も寝静まってしまい
おとなしくすることにしました。
20時ちょい前にトイレに行きましたが、月明かりでヘッドランプいらず。
雲はなく星はまばらに出ていました。
さすがこのルートは縦走の猛者が多いせいか
夜は早寝でとにかく静か。いびきすらほとんどなかったです。
朝は3時過ぎぐらいから起き出して出発してたのに
とにかく静かで快適でした。
無神経にべちゃくちゃしゃべる人もいなかったようです。
夜から風が強くなったので火は危ないからか
朝食のガスバーナーの音も聞こえなかった気がするけど…
私は半分寝ていたので気付かなかっただけかも?
あと、このルート全体を通して若い人が多かったと思います。
(私と同年代かもう少し上の単独男性も多かったけど)
山行中に高齢者パーティーを見なかったのは初めてかも。
さて朝。
下りの多かった昨日と逆に、今日は登り中心になるので私の足では不安です。
できるだけ早く出発したいけど早く起きるのは苦手な私。
普通に考えれば、余裕の行程なンですけどね…(-_-)
テントを出た時にはすでに、私ともう1張りしか残ってませんでしたw
風は強いものの予想外に天気が良く、寝袋から出ても寒くない。
とりあえずトイレに行ったら小屋前は大展望!
昨日のぶんまで撮影したらテントに戻って撤収開始!
風が強くて火が使えないので朝食は食べられず。
食欲もあまりなくて、魚肉ソーセージを半分かじってすませました。
最後にもう一度トイレに行こうか迷いましたが、寒いので行っておきます。
さようなら檜尾小屋!
いつかまた来たいけど、私には縦走は無理かも!(;Д;)ノシ
さようならぁぁぁぁ・・・(何のこっちゃ)
出発する時まだ残っていたもう1張のテントのおじさんに挨拶がてら
「今日はどちらまでですか?」と聞いたら木曽殿山荘までだと。
4〜5時間で着くからのんびり出発するのだそうです。
コースタイム通りに歩けない私には出来ない芸当です(-_-)
もっとも、早起きも出来ないのだけど。
それにしても、千畳敷ピストンするなんてほんと私だけだな。
目の前の檜尾岳に登るのにさっそく息切れしてる私。
まぁウォームアップにはちょっと急登です。
檜尾岳からは昨日は見えなかった大展望が堪能できました!
御嶽山もとっても綺麗!
この先の空木岳までの縦走路も眺められ、富士山は昨日よりクッキリ!
先週からおなじみの八ヶ岳や南アルプスも健在で、最高でした。
他の人が来たタイミングで私も出発します。
少々風が強いのでレインジャケットを羽織ったまま。
最初は鞍部まで下りです。昨日は見えなかった景色を楽しみながら。
下りは少し急で怖いかと思いましたが大丈夫でした(当たり前)
景色のせいか、昨日の不安が嘘のように順調です!
鞍部に着いたら少し休憩。この後登りです。
岩が多くなってきたらいったんストックをしまって攀じ登ります。
この辺は今回のルートのハイライト。
実は楽しみにしていたところでした。
昨日はなぜだか怖くて仕方なかったけど、今日は平気です。
どうも私はメンタルが弱いのでアスリートには向かないようです。
今日は景色も綺麗だし、たっぷり寝たからか昨日より体調も良い。
昨日は何でイマイチだったのかな?寝不足だったから?
疲れたわけじゃないけど精神的にヤラれてましたね。
ちなみに今回は行動食として塩鮭をたっぷり焼いてきました。
冬のテン泊では鮭茶漬けにすることも多いですし
食欲なくてもとにかく塩鮭がまずかったことはないので。
この塩鮭がやはり大成功で、とっても美味しかった!
休憩のたびに一口二口食べて塩分補給にもなったし、
ほかは紅茶ドーナツが美味しかったです!
私は紅茶風味のクッキーとかケーキとかが大好きなのです。
あと、飲むゼリーも持ってきたけど、寒いからちょびちょび飲みました。
いっぱい持ってこようとしたけど重いから1つだけにして正解でした。
というわけで(?)濁沢大峰に到着!休憩します。
しかしこの辺りからガスが迫ってきて、景色はじょじょに真っ白に。
風は強いままなので寒くなってきました。
下りに入るとまたストックを使用し、足元に気をつけて頑張ります。
途中、まだ学生かな?というぐらいの若い男性2人組とすれ違った時
「え?お一人ですか?すごい…」とつぶやかれて(^^;)ちょっとご機嫌♪
でも、あの、私、空木岳から縦走してきたわけじゃないですから…
この後は特筆することもなく(←今までも何もなかったが?)
淡々と歩を進め、思ったより早く島田娘に到着!
やはり今回のルートは下りより登りの方が歩きやすかったようです!
まぁ、普通の人ならどっちでも問題ないでしょうけどね!
ちょうどお昼に極楽平まで戻ることが出来て安心しました。
まぁ、それでも1.5倍ぐらい遅いのですが…。
ここで腰を下ろしたらザックが若干濡れていることに気付き
ちょっと霧っぽいのかなと思いカバーを付けました。
あとは千畳敷まで下るのみ。せいぜい30分でしょう。
とはいえ、下りは苦手だし、疲れてはいないけど精神が消耗してるため
(どんだけヘタレなの?)
ゆっくりペースで歩いたらけっこう時間がかかりました。
神社まで下りたらとりあえず座ってストックをしまい、
ロープウェイの整理券を受け取りに行きます。
一時間待ち程度だったのでレストランで待望のお食事♪
名物のソースかつ丼を、やっと頂きます!
全部食べられないかと思ったけど、無料のお茶もたっぷり飲みながら
結局全部平らげてしまいました。
その間に外は土砂降りになってました。
時間が来たのでロープウェイの列に並び、少し待たされて乗車。
混んでたけどなんとか窓側をGETでき、また滝を見ることができて満足。
その後のバスは一本待ち、臨時バスの菅の台行きでしたが前便の駒ヶ根駅行きに乗り継ぐことができました。まぁ別に急いではないンだけど。
本当は駒ヶ根ICから高速バスに乗って帰るつもりだったのですが
思ったよりずっと早く下山できたので予定を変更、普通電車で帰ることに。
高速バスだとシンプルなので便を変更して乗ってもいいのですが
記憶によると前回乗った時、駒ヶ根ICバス停にはベンチも屋根もなかったような?
雨はやんだとはいえまたいつ降り出すかわからない状態だし
バスで帰ると新宿着だからそこから帰るのもまた面倒。
この時間なら駒ヶ根からでも余裕で帰れる。
(以前、混雑により駒ヶ根着が遅くなったため、電車ではその日のうちに帰れないという恐ろしい事態に陥ったことがあった。なんとか長野から夜行バスで帰れたが)
というわけで、先週の木曽福島からとほぼ同じ、岡谷から中央線に乗り継いで
はるばる5時間ほどかけて帰りました。つかれた。
今回の山行は、最初から妙な感覚でした。
先週御嶽山を堪能したばかりで精神が追いついていなかったのか、
気力がなかったというほどではないがすごく楽しいと思うこともなく
かといって別に楽しくなかったというわけではなく
行ってよかったと思うし今なら楽しかったと思うけど
歩いてる時は不安や歩かなきゃ終わらないという義務感の方が大きく
なんだか今までにない感覚でした。
実際に歩いたルートは全く大したことはなくアップダウンも小さいし
無理せずゆっくり歩いたせいもあり筋肉痛にもなってないのに
やはり年のせいなのか、もう2週連続は無理なのか?(;_;)
しかし念願の檜尾小屋テン泊が出来て、なんだかんだ言っても
大満足の山行でした!雨に遭わなくてヨカッタ!
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