美濃禅定道(至 大汝峰)《1day》日帰りピストン (44km)
- GPS
- 16:35
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 3,805m
- 下り
- 3,851m
コースタイム
- 山行
- 14:40
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 16:33
天候 | 終日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここへ至る道が荒れ放題。 舗装面は穴ボコだらけ、落石が道路に散乱しており危険状態。ここは岐阜県の放棄地なのかと思った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃禅定道は、圧倒的に人の往来が少ない。 本日は別山を越えるまで人に逢わなかった。 その割には避難小屋が充実しており、綺麗な状態が保たれている。 下山で気付いたのだが、全般を通して急登がかなりあり、美濃禅定道は、下山時に苦労する場面が多いと思う。 ▲登山口〜母御石 枝が張り出しており、下ばかり見ていると頭を数回ぶつける ▲母御石〜 快適な稜線 御嶽山、乗鞍岳、北アルプスが、終日雲海の上に雄姿を見せていた。 ▲一ノ峰〜三ノ峰 この辺りは笹原が幅を効かせており、下山時、足元が見えず不安がある。一部狭いトラバースがあるが、笹が足元を隠しており、迂闊に笹の上に足を置くと、身体が宙に浮き、落下する。 ▲別山〜白山 環境庁の看板を見受けるが、高齢者に優しい整備がされている。この日も登山道整備の人達が作業をしていた。 白山と唐松岳は、整備登山道としていい勝負である。 |
その他周辺情報 | 美人の湯 しろとり かみほの湯 行きたかった…😭 |
写真
感想
遠かった。
よく帰ってきたとホントに思う。
一夜明けての最初の感想だ。
美濃禅定道は、NHKの躍動する大自然、中部ネイチャーシリーズ「白山〜祈りの道をたどる旅〜」を見てからずっと歩きたいと思っていた道程だ。
もちろん日帰りである。
日本三霊山(富士山、立山、白山)のうち、残すは白山のみ。
白山デビューは年内に、美濃禅定道をもって果たさなければ年を越せない。先週の白馬の疲れが脚に残っていたが、押してトライした。
車中泊2時間の予定が、毛布が気持ち良すぎて2時間寝過ごし、19時過ぎの下山が確定した。寝坊は厳禁だが、頭はスッキリした。
別山までの行程で、疲労からか右膝内側の筋を痛めていたが、筋なので続行した。半月板なら引き返したかもしれない。
「脚が痛くなってからが登山」が、
私の信条でもあるし、筋の痛みはそのうち取れると思っていた。
別山〜室堂〜大汝峰、難なく快調のペースで登頂して折り返し、元気に下山を開始した。
大汝峰は、山頂独占だったが、最も登山をしている感があるので是非訪れて欲しい場所だ。
特筆すべきは南竜山荘周辺の紅葉だ。午前中にトンビ岩から別山を眺め、南竜山荘へ下りてくれば、最高の紅葉を満喫できたと思う🍁
なかなかの穴場だ。
別山への登り返しから右脚 筋の痛みは増し、ロキソニン服用。本日2度目の別山登頂を果たした。
別山を下り、三ノ峰避難小屋付近で太陽は沈み始め、辺りを黄金色に染め上げる。本日最高なアーベンロートに出会い、感動した。
全く音のしない、静寂の時間帯。劔のあの夕方の山頂と全く同じ静穏がここにはあった。
この一瞬の静寂・静穏は癖になる。
歩いた距離が長ければ長いほど、この一瞬は、尊く貴重なものとなる。夕方の劔の山頂、そして今日のアーベンロートは、一生私の心に刻まれ、忘れることは無いだろう。
至福の時を味わった後には、その代償が待っている。
長い長い苦行の始まりだ。
It's a Long Road
And it’s hard as hell
ランボーのテーマ曲が流れ出す。
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本日のパッキング
ポカリ1.5リットル
携行食(あんバター、ヒザソース、いちごジャム)
ポカリ粉、アミノバイタル
雨具
三脚(出番なし)
その他
全5kg弱
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