富士山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
7/13(日) 佐藤小屋3:15…吉田口登山道…10:10吉田口登山道山頂(久須志岳)10:35…下山専用道…白雲荘分岐…六合目…14:40五合目=富士スバルライン=河口湖IC=<中央道>=20:00頃新宿駅西口着
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
吉田口登山道の下山専用道の両脇に積雪がありますが、除雪してあるので、アイゼンは必要ありません。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
ザックカバー
水筒
時計
日焼け止め
非常食
防寒用帽子
サングラス
新聞紙
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
コンロ
ガスカートリッジ
コンロ台
コッヘル(鍋)
ローソク
ファーストエイドキット
医薬品
ラジオ
トランシーバ(使用帯)
カメラ
テープスリング
ロープスリング
環付きカラビナ
カラビナ
補助ロープ
|
感想
今年のミズノアウトドアスクールでの富士山(3,776m)は、吉田ルートを登る東京出発の開催と、富士宮ルートを登る大阪出発の2回を予定しています。
今回7月12日出発の開催は、東京から出発する吉田ルートです。
7月12日(土)の午前10時過ぎに新宿駅西口を出発し富士山麓へ。
まずは富士山のビジターセンターを訪ね、世界文化遺産としての富士山について勉強です。
続いて向かった浅間神社北口本宮では、無事の登頂を祈願された方も多かったのではないでしょうか。
その後バスは富士スバルラインを登り、5合目に到着です。
さすが2,300mの高度は空気が違います。とても涼しく快適です。
宿泊する佐藤小屋までは歩いて30分ほど。本日の行動はここで終了です。
小屋に到着後、少しの休憩をはさんで大蔵校長の講義がスタート。大蔵校長が先月遠征したマッキンリーについての話を交えながらの楽しいお話でした。
夕食後は出発に備えて19時過ぎには寝床へ。きちんと睡眠をとっておくことが、とても大切です。宿泊した佐藤小屋は標高2,230mの場所にあり、睡眠をとるなど長時間滞在しても高山病のリスクが低いのがメリットです。
日付が変わって7月13日は午前2時半に起床です。外は予想していたより寒くなかったため、防寒着を少し薄めにするようガイドから指示。
また、出発時の空は穏やかでしたが天気予報では天候悪化が報じられており、レインウェアはいつでも取り出せるよう準備完了!そして全ての準備が整ったあと、いよいよ吉田口登山道から出発です。眼下には山麓の街の灯りが、見上げれば登山道に連なる山小屋の光が見えていました。
出発してから数十分もすると次第に東の空が明るくなりはじめ、その後、雲にぼやかされたご来光を見ることができました。そびえ立つ富士山の余波のように見える箱根・丹沢の山並みがとても美しく、とても印象的でした。
太陽が完全に昇ってあたりがすっかり明るくなったころ、少しずつ天気が怪しくなりはじめ、霧雨から次第に風を伴う雨へと変化していきました。
予報どおりの天候悪化に備え、ここで各自レインウェアを着用です。
このあと気温も下がることが予想されるので、防寒着もきちんと準備して登山を再開しました。
高度が上がるにつれて、呼吸が辛くなってくる方もいました。標高3,000mを超えてからは、完全に雲の中に入ってしまい時間とともに風雨も激しくなりましたが、山開き直後の週末としては登山者の数が少なかったこともあり、自分たちのペースを維持して無理ないよう山頂を目指しました。
そして、登山開始から約7時間ほどで先発班が頂上に到着。
このときの山頂の気温はおよそ4℃と、非常に寒くて厳しい状況でした。
ほどなく第2班、第3班も頂上に到着し、参加者全員が無事に登頂です!
山頂に到着した後も悪天候が続いていたため、頂上で寛いでいる余裕はなく、休憩したのち下山開始です。下山時は登っている時よりもさらに風雨が強まり、時として身構えなくてはならない程の強風が襲ってきましたが、風にあおられないよう注意深く行動し、14時30分に全員が無事に5合目へ下山しました。
順調に下山できたため時間に少し余裕があったこともあり、当初の予定を変更して西湖温泉いずみの湯で雨と風で冷えたからだを温めてから帰ることに。
そして、帰りの車内では大蔵校長による講義があり、今回のような条件下では風雨による低体温症から身を守るため、レインウェアやアンダーウェアなどの装備がとても重要であるという説明がありました。
装備の選定やメンテナンスをする所から登山は始まっています。
さまざまな条件を想定して万全の準備を行うことは、富士山に限らずどこの山へ行く場合でもとても大切なことです。
今回は厳しい条件での登山となりましたが、それでも全員が登頂する快挙!みなさん本当によく頑張ってくださいました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
さて次回、関東エリアのアウトドアスクールは、9月14日の入笠山です。
入笠山は、山頂から360度の大展望が広がる素晴らしい景色を堪能できる山です。
皆さんのご参加を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
いいねした人