富士山(吉田口、ご来光登山)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,495m
- 下り
- 1,482m
コースタイム
19:30富士山スバルライン五合目−20:15六合目-22:30八合目-0:05本八合目-1:45吉田口山頂
下山
2:30吉田口山頂−7:10富士山スバルライン五合目(ゆっくり下りました)
天候 | 19日:19:00~ 下界:曇り時々雨 五合目:小雨 6合目以上:曇り(非常に寒い) 8合目以上:曇り(0度以下) 20日:0:00〜7:00 山頂:氷点下5度以下と思われる。(冬山?みたいな服装でも完全に装備不足) 山頂から下山ルート:寒い(下山と共に、日の出以降、徐々に気温上昇) (この日はもの凄く寒い一日でした。日による差が有ると思います。) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
車:15:00都内(北千住駅)−17:40北麓公園駐車場 登山バス:18:00北麓公園駐車場−18:45富士山スバルライン五合目 復路 登山バス:8:00富士山スバルライン五合目-8:45北麓公園駐車場 ※登山バスについて、富士山スバルライン五合目へ行くには最終18:30北麓駐車場発が最終です。(混み合う様です。早めに五合目に行って時間をつぶしましょう。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
スバルライン五合目−山頂:他でも書かれている通り、火山灰ざらざらしたところを歩くのと、溶岩の固まった崖を登るとか。落石、前後に転落すると危ないが、それ以外は、それほど危険ではありません。吉田口の登山道は、上側に落石防止の防石堤?が有るので、他の登山道より落石に関しては安全と思います。夜間に登山する事自体、富士山以外は稀なところだと思う。ヘッドランプを旨く照らして、足の置き場を確認して進むと良いです。渋滞は7合目の辺りの岩で発生しますが、ここで高度順応すると丁度良いと思います。 山頂(ご来光登山):私が着いた1時40分頃には既に結構な人数が山頂に居ましたが、ご来光を拝むまでには、死ぬ程過酷な状況に成っていた。寒い。。。とにかく寒いです。私の服装は、上:化繊ランニング、ウィックロンの化繊のロングシャツ(モンベル)、サイクライム(ソフトシェル、モンベル)ダスパーカ(パタゴニア)下、ミズノの保温機能つきのスパッツ、中厚手の登山パンツ、雨用のオーバーパンツと持っているものを全て着て、暖かい格好で居ましたが、私にはとても4時20分まで山頂に居続ける事が難しかった。多くの人が、何とか寝てご来光を待とうとしていますが、エマージェンシーシートを冠ろうが、傘?を冠ろうが。。。ツエルトの方も。。。耐えた人は偉いとおもいます。でも私には、正直こんなに寒い中を待ち続ける行為自体が意味不明でした。震えっぱなしで、指先の感覚が無くなってきてます。それほど寒いのです。凍傷の危険も感じ始めて、下山を決意しました。(この日が相当に特殊な環境だったようです。) ご来光:必ず見える訳では有りません。事実この日は見えませんでした。期待して行ったが、見えないと言う事もあり得ます。 下山道:須走ルート、吉田ルートが共用している事を理解していれば、分岐で間違えないと思います。8合目以降左に行くのが吉田ルートです。6合目からは、スバルライン五合目を目指す事になります。落石、転倒に注意すると良いと思います。そんなに危なくは無いけれど疲れている人も多いので、抜く時には注意しましょう。(走り降りる人も居ますのでその辺は注意しましょう。)※ショートカット等は自分、他人ともに落石の危険にさらすので、やめましょう。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
下界(五合目以下)からは富士山が見えない状況で、5合目以上は
どうなっているのか分からない。そんな状況で、北麓駐車場へ到着した。
実はこの時点で、装備は複数案有ったが、厚手のフリースかソフトシェルにするか、
迷っていました。(どちらにしろ、山頂に居る事は辛すぎたが。。。)
18:00のバスでスバルライン5合目へ向かいます。
スバルラインの5合目は小雨がパラパラしています。お握りを3個食べて、服装を整えて
出発します。登山口の入口前の建物に、富士山協力保全金のテントがありますが、夜は
空いていました。5合目には、観光バスが大量に泊められています。凄い人数がご来光登山
をしているのだなと感じます。
6合目から7合目、8合目とすすむにに連れ、登山者も多くなり溶岩の岩?登り等
でも渋滞が起こります。まあしょうがないです。でも一歩一歩進む間に、高度順応したのか
後がものすごく楽に感じました。
8合目からは、高山病の症状はないのですが、やはり酸素が薄く息が切れます。
一歩進むたびに、一呼吸してゆっくり進みます。夜の方が、先が見えないから、
未だかまだか?と思わずにすんだのかも知れません。もう山頂か?と言う
感じで到着しました。
7時30出発で山頂が1時40分位なので、6時間10分で登頂しました。
これは、過去最速のペースでした。去年は8時間半でしたから。。
やはり体重20キロ減が効いている感じがします。
山頂でご来光を待つ予定でしたが、もの凄く寒い。気温は分かりませんが
氷点下である事は間違いないです。(八合目の山小屋でマイナス1度だったので)
山頂はそれ以下で、過去経験した寒さの中でもそうとうに寒い方です。
スキーでも体験した事の無い程の寒さです。山頂にとどまろうとしている人たちも
次々に下山して行きます。それほど過酷な寒さだと感じました。
凄い格好の人達も居ました。ブレザーにチノパンとか、スパッツにミニスカートとか
どういう理由か、ビニール傘を開いて寒いさをしのごうとする人、エマージェンシーシート
を広げる人、まあ皆さん、朝のご来光を見るため必死です。
2時半には、山頂の山小屋の売店が営業を開始するのですが、何とツアーの客が
優先されるようで、個人はご遠慮くださいとの事でした。
(何だ?意味が分からない。。。)
山小屋の営業に関わらず、諦めて下山しました。
どういう訳か、下山道にも関わらず、大量の登山者が登ってきます。
通常の登山口が細く、登れない大量の登山者が、幅のある下山ルート
から何と2列で登ってきます。正直、下山者が居る事は考慮していない
ような登り方で、8合目あたりの下山ルートは、火山灰でズルズルなので
高山病もあるのか?悲壮な感じで登ってきます。
下山ルートを登らせないと、山頂でのご来光に間に合わないと言う事
なんでしょう。
なぜ山頂でご来光か?はともかくご来光は6合目以上なら見えるので、下山しつつ見る事に
します。しかし、じょじょに空が明るくなってきます。残念ながらこの日は、ご来光が
見えない日でした。これは知りませんでした。ご来光は殆ど見えるのだと思っていたので
100%見える訳ではないのですね。。。。
疲れて消耗しているのか、下山はそうとうにゆっくりでした。途中からは
夜が開けて、明るい下山道を下山します。何時も下山は夜なので、何か不思議です。
富士山のご来光登山は、やはり弾丸より山小屋にとまって行く方が良いのは
分かってるのですが、空いているのは7合目の下の方ばかりで、ここから登って
山頂でご来光は難しいのかなと感じます。
まあ山頂でご来光にこだわらなければ、良いのだろうと感じます。
次は、そうしようかな。
ダスパーカーの中に、ゴア系のレインウェアを着ても良かったのですね。
ダスパーカーは本来は、冬のハードシェルの上から着るものだそうです
から、レインウェアを着て上に着て当然だったのかと反省しています。
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