丹沢の梅雨明けはお預け? 表尾根〜塔ノ岳〜小丸尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 1,628m
コースタイム
7:00 護摩屋敷の水発
8:05 二ノ塔着 8:10発
8:25 三ノ塔着 8:30発
8:55 烏尾山着 9:00発
9:25 行者岳着 9:28着
10:05 書策小屋跡着 10:15発
10:33 新大日通過
10:45 木ノ俣小屋着 10:50発 これ以後撮影多数のためコースタイム無視。
11:40 塔ノ岳着 昼食休憩 12:20発
12:35 金冷シ通過 これ以後撮影多数のためコースタイム無視。
13:10 小丸尾根分岐着 13:15
これ以後二俣到着まで、約20分に1度2分休憩。
14:43 二俣着 体を拭くなど休憩 15:00発
15:45 西山林道ゲート通過
16:00 大倉バス停着 16:22のバスに乗る (終了)
天候 | 霧ときどき薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路……大倉から神奈中バスで渋沢駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*雨の多い季節が続いたため、三ノ塔〜烏尾山〜行者岳、ならびに鍋割山稜・小丸尾根では滑りやすい場所やぬかるみが結構ありました。注意。 *表尾根はクサリ場が名物ですが、三ノ塔から烏尾山への下りは、普通に足場を選んで着実に下りさえすれば、丹沢の他の「危」マークスポットと比べてマシなような気がします。でも注意するにこしたことはないでしょう。行者岳からの下りは、クサリに頼りすぎず (但し一応片手で握りながら)手と尻で支持すると割と安定して下れると思います。 *小丸尾根は無理ない傾斜がつけられ、階段がないため、自分の歩幅で下れるだけでなく、とくに西側の林相が非常に素晴らしいところ。しかも他に人もいません。そこで、下りにとると結構楽しめるところだと思います (90年代に一度通ったきり、10年間の山ブランクもあったため、本当に久しぶりに歩いたのですが、しみじみとした味わいを再認識しました)。しかし、とくに上部は足場の狭いトラバースのジグザグ道ですので、くれぐれも注意! ストックがあると吉でしょう。 *ヒルには食われませんでした。一応、まず靴にヤマビルファイターを振りかけ、乾燥したのちスパッツを巻いてスパッツにもヤマビルファイターを振りかけるというやり方で対策をしております。二ノ塔への登り・小丸尾根の中腹から下・西山林道から大倉への抜け道など、如何にもヒルが潜んでいそうなジメジメした場所を歩く際には油断出来ないな〜と思います。 |
写真
感想
鬱陶しい梅雨が終わり、いよいよ青空と濃い緑がまぶしい季節の到来ですね♪
個人的には、去る6月末に西丹沢・畦ヶ丸を訪ねて以来、ひたすら仕事がハードな日々が続き、日帰り登山もままならなかったため、運動不足がヤバい状態となりつつありました (汗)。しかし、ちょうど三連休明けの平日休みが梅雨明けと重なりそうだということで、これはもう丹沢に登って夏山気分を満喫するしかないでしょう!と思いまして、暑さで大汗をかくことも厭わず塔ノ岳を目指すことにしました。もちろん、足下にはヤマビルファイターを振りかけて……。まぁ本音を申しますと、2〜3日かけて泊まりがけでもっと高い(=涼しい)山に登りたいのですが、翌水曜日には外せない仕事があるため、丹沢ということで仕方がありません。
今回は、日帰りながらもなるべく早い時間に富士山を望むお立ち台に到達し、梅雨明けの富士&丹沢の壮大な眺めを楽しみたいと思いまして、タクシーでヤビツの先まで入ったのち、まずは三ノ塔を目指すことに。その後は表尾根をダラダラと塔ノ岳に向かい、お約束の大展望を楽しんだあとは、大丸を経由して小丸尾根を下ってみよう……とプランニングしました。
しかし実際には……下界は梅雨が明けても山の上は依然として東北辺りの前線めがけて湿った風が吹き続けているという「ニセ梅雨明け」状態。このため、雲が消えゆく夏山風情の大パノラマを眺めるぜ!という期待は、日が高くなるにつれて何処かへすっ飛んでしまいました。下から涌きまくる霧の中をやっとこさ二ノ塔まで登り、三ノ塔の奥に青空が広がっているのを目にした瞬間は「やった!俺様の読みが当たった!」とぬか喜びしたものですが、そこから先は……もうガスガスのモヤモヤで、塔ノ岳の頂上を除けば展望はありませんでした (苦笑)。
そこでもう開き直って、「霧の中に佇む木々や花々を撮って歩く山旅」にテーマ変更! 木ノ又大日から塔ノ岳への稜線歩きといい、金冷シから小丸にかけてのブナ林といい、ミルク色の濃霧が夏の緑に溶けて、あたかも抹茶ミルク色に染まったかのような幻想的な風景は、これはこれで強烈な印象でした。とくに、真夏のブナ林と濃霧の組み合わせは、これはこれで丹沢の夏を象徴するものかも知れません。天気がイマイチな日にこれを狙うのもありかも……。ただ、下手をすると雷雨や夕立に巻き込まれてしまうわけで、難しいところです(今回はとにかく雨にならなかったのが救いでした)。
とまぁこんな感じで霧の丹沢行となったのですが、一番失敗したのは水分補給。最初の二ノ塔への登りで猛烈に汗が出まくったものの、先の長さを考えてポカリスエットを飲むペースをケチり気味にしていました。すると……烏尾山辺りから足取りが重くなり、行者の鎖場を抜けて政次郎の頭に登るあたりで明らかに体中から水分と塩分が抜けた気分に……。そこで「いかん、これは熱中症の気配大だ」と思いまして、書策小屋跡での休憩中に多めに補給。この時点でポカリスエットを1リットル飲み干してしまいました。座った後には汗の水たまりが出来るほどでしたし……とにかくこれほど蒸し暑く、ポカリを飲むペースも速かったという経験は初めてです。
結局、自宅に帰るまでに飲んだ水分は約5リットルとなりました (身長181cm)。このうち、ポカリは2リットル、ポカリのイオンウォーター500ml、渋沢駅で買ったスポーツドリンク500mlです。これだけ電解質飲料を飲んでもまだ調子が悪い……。一昨年に山登り趣味を復活させ、これだけの湿気と熱の中を長時間歩くことが出来るようになったことを嬉しく思う反面、まだまだ修行が足りないことを痛感します (笑)。
あ〜それにしても、最初に秦野駅から護摩屋敷の水までタクシーに乗ったのは痛かった。別のルートにしておけば……。まぁ飲み会一回分と思えば良いかな、と (汗)。
なお、消費税増税や運賃値上げの結果、秦野からヤビツ峠まで4500円程度、護摩屋敷の水までは4,960円でした。
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。
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