大山
- GPS
- 04:38
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 948m
- 下り
- 949m
コースタイム
4'40(7.5km)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> 夏山登山道をスタートコースとする。コース状況としては、整備状況も良く、非常に歩きやすい。また、合目の道標やルート案内もしっかりしているので迷うこともまずない。下りに利用した行者谷コースも概ね同じ状況。ただ、弥山(一般的な大山山頂)までしか行けず、最高峰のある剣ヶ峰などは崩落の危険があるため登山制限がされているのが少し残念だった。ちなみに三角点は立ち入り制限区間から剣ヶ峰方面に少し進んだところにある。 <アクセス> 車を利用。大山寺橋ほかに多数無料駐車場あり。 <登山口> 大山寺橋の駐車場に、トイレ・登山ポストあり。観光地なので近くに売店・自販機なども多数あり。しかも大きなモンベルショップがあった(忘れ物をしても何とかなりそう(笑))。 <道中> 基本的には何もなし。 <下山後の温泉> 今回私は車を走らせ、湯原温泉まで戻り、砂湯(無料の露天風呂)を利用した。そのほか近くでは、大山寺の麓の温泉街にいくつかあり。 |
写真
感想
百名山チャレンジの14座目は大山。
先月は何かと忙しく、登山適期にもかかわらずどこにも行けなかった。だからどうしてもどこかに登りたい気持ちで一杯だったので、京都から日帰りできる大山を目指すことにする。結果的には短いコースだったが、久しぶりとしてはちょうど良いくらいでなかなか気持ち良い山行だった。
京都を深夜3時過ぎに出発。少しでもいつものふとんで寝ているので随分楽に感じる。割とゆっくり進んだのだが6時半には到着することができた。7時スタートを予定し、車の中で少し休憩し簡単な朝食を取る。
今日は平日のためか今回利用した大山寺橋横の駐車場には3台しか止まっていない。しかも冬季以外は無料のようでありがたい。トイレもきれいだ。
いざスタートする。すぐに一木一石運動の看板が目に入り、喜んで参加させてもらうことにする。看板によると昭和50年代の登山ブームにより大山山頂付近の崩落が激しくなったようで、蹴り落とした石を再び持ち上がることで昔の面影を取り戻そうとする取り組みのようだ。
車道を少し進むと、すぐに夏山登山道の登山口がでてくる。ちなみに大山はハングル文字での案内も多い。韓国からの登山者が多いのだろうか。
最初は趣のある石段を登りつつ、阿弥陀堂なども見て回る。信仰の山らしくとても雰囲気がある。
樹林帯の中をどんどん進むと1時間もかからない内に五合目に到着する。ここまでは階段も多く、好みはあるだろうが、たいへん歩きやすい。五合目を過ぎたあたりからは岩場が増えてくる。
元谷への分岐である行者別れを超えるとすぐに六合目に到着。避難小屋があったので、念のため中をのぞいてみる。外見同様割ときれいだ。ここは見晴らしが最高で、日本海だけじゃなく、麓の大山寺町が一望できる。さらに上を見上げると大山の北壁が雄大にそそり立っていて、ちょっとした感動を覚える。紅葉がきれいならもっと良かったのにと思うと少し残念だった。
さらに先に進む。八合目あたりまではガレ場が多くなってくる。でも歩きにくいほどでも無い。
八合目を過ぎると今までとは一転して、ダイセンキャラボクの群生地帯になってくる。ここからは植生を保護するために木道が設けられている。ダイセンキャラボクをはじめて見て、なんか思ってたイメージと違うことに気づく。なぜかもっと大きな木だと思ってた。たぶんダイ〜ボクの語感で勝手にイメージしていたみたいだ(笑)。
ダイセンキャラボクの群生地帯を歩いているとすぐに頂上避難小屋に到着。割とあっという間に感じた。結局スタートから2時間で山頂に来ることができている。また、ここに一石運動の石置き場があった。
一般的な大山山頂である弥山に到着!
大山の本来の最高峰は剣ヶ峰なのだが、崩落がはげしいため登頂制限がされている。見る限り弥山から剣ヶ峰まではヤセ尾根になっており、確かに一人分くらいの道幅しかなさそうなので、強風の時などはマジで危険そうだ。
まだ9時なので、昼食と言うには早いのだが、山頂ではいつもなにかを食べるのが習慣?になっているので、持ってきたおにぎりを食べることにする(笑)。山頂からの景色を眺めていると、ゲゲゲの鬼太郎の故郷である境港の町が良く見えた(笑)。
山頂で休憩していると、三角点と最高峰の剣ヶ峰が気になって仕方なくなってきた(笑)。少なくとも規制のすぐ先にある三角点ぐらいは確認したいのだが、気が小さい?ため規制ロープを突破する勇気?がない。しかも山頂広場には4組くらいの人たちがいて、その人たちの目も気になる。どうも隣の人も同じ考えのようだ(笑)。
大人数の団体が下山を開始したので、いやらしいとは思ったが規制ロープを突破して三角点だけ確認させてもらう。三角点を見つけることは自分の山行の目的の一つなので、どうしても確認したかったのだ。剣ヶ峰も気になったが、これ以上のマナー違反には気が咎めたので、戻ることにする。隣の人がどうでしたかと聞いてきたので、「三角点はすぐ近くにありましたが、やはり道は細そうです」と答えておいた。
下山を開始し、念のため石室だけ立ち寄って、行者分れから元谷へ向かう。こちらの登山道もよく整備され非常に歩きやすい。
明るく開けた元谷に到着。ここはガレ沢になっており、崩落を続ける大山の北壁の様子がよく見える。
元谷から大山寺に向かう。また樹林帯に戻るが、すぐに大神山神社奥宮に到着。とても立派な神社だった。ここからは石段(日本一長いらしい)を歩くコースになる。ハイキングやお参りをしている人の方が多いくらいだ。ただしこの長い石段はすべりやすいので注意が必要。今回の山行で唯一すべったのがここだった(笑)。
これまた立派な大山寺を見学した後、スタート地点である大山寺橋の駐車場に無事戻る。すると駐車場で山頂で合った”隣の人”にまた合う。どうされたか聞いてみると、試しに少し進んでみたが、やはり道幅が狭いのでやめたそうだ。だが、いつも剣ヶ峰まで行きますよと言う人にも出会ったようだ。確かに剣ヶ峰は鳥取県の最高峰でもあるので、都道府県別の最高峰制覇も目標にしている自分としては気になる情報だった。
とにかく、信仰の山ならではの趣があり歩きやすい山で非常に良かった。
山行が午前中に終わってしまったので、今回の温泉は少し車を走らせて岡山の湯原温泉に行くことにする。西の横綱の砂湯が目当てだ。やはり昼間に入る大露天風呂は最高だった(笑)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する