ハッカ顔面厚塗りで#%@☆\Ω〒!! 倉沢谷塩地谷



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 773m
- 下り
- 901m
コースタイム
天候 | AM: 曇り PM: 曇りガスガスのち晴れ 気温: 18℃(15:00 - 一杯水避難小屋) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
(往路)東日原行「奥多摩」→「倉沢」 \360 (復路)奥多摩駅行「東日原」→「奥多摩」 \360 バス時刻表: http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/hiking_okutama20140401.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
★トイレ: 鳩ノ巣町営駐車場 鳩ノ巣駅 奥多摩駅 一杯水避難小屋(ボットン) 東日原バス停 ★登山ポスト: 鳩ノ巣駅 奥多摩駅 ★水場: 沢の水 ◎ 一杯水 ○ ★地形図: 武蔵日原 ★山と高原地図: No.23 奥多摩 ★遡行図 山と渓谷社「東京起点 沢登りルート120」 ★登山道の状況 ◎倉沢バス停〜魚留橋 車でも入れる。土砂崩れ等なし。魚留橋周辺に4台ほど停められる。 ◎魚留橋〜地蔵橋〜塩地谷出合 土砂崩れで林道は一部壊滅。踏み跡をたどればOK。入渓は地蔵橋の20mほど手前の広い路肩付近の踏み跡から。急斜面なので怖い場合はロープを。 ◎塩地谷〜一杯水 地蔵滝の巻きは、沢に復帰するときに懸垂下降。でもよく探せば懸垂なしで降りられる場所もありそう。その他、悪い巻きが一か所あった。本流を忠実に詰めると一杯水に出る。詰めはなかなかの急登。 ◎一杯水〜東日原バス停 明瞭な高速道路。あまり飛ばすと最後の急坂でひざが死ぬかも。 |
その他周辺情報 | ★温泉: 三河屋旅館 日帰り温泉:\1000 http://mikawaya-ryokan.com/hotspring.html |
写真
感想
新潟の破間川に行く予定だったチームが、悪天候により塩地谷に転進するとの連絡があり、無理言って急きょ参加させてもらうことにした。倉沢谷は釣りで何回か来たことがあるが、塩地谷は初めて。
そして普段、山行は自家用車ばっかりだが、メジャーな日原で慣れないバスアプローチってのも新鮮だった(鳩ノ巣までは自家用車だけど)。
奥多摩駅の1番バス乗り場に早めに着いたので先頭で待っていたら、次の電車でびっくりするくらいの人がバス停にやってきた。そしてあっちゅーまにバスは満車。もうその風景だけでごはん3杯イケるくらい新鮮だった。
ほとんどの人が川苔で下車し、倉沢で降りたのは我が部隊だけだった。
倉沢林道を上がっていく途中で、やたらとナマ臭いにおいがした。しばらくすると鹿の死骸らしきものが道にあった。滑落したのか、雪崩にやられたのか。自分が同じように死んでたら、きっとイノシシの死骸だと思われるだろう。
山の斜面からは所々で水が流れているところがあったので、飲みながら上がっていく。
魚留橋から先は、数年前は徒歩なら林道を上がれたが、今は土砂崩れで倒木が道をふさいでいる。でもそこを避けて登れる踏み跡があったので無問題。
地蔵橋の少し手前で沢支度を始め、いったん倉沢谷に向かっている踏み跡を降りて行く。少し急だが、ザイルなしで行けた。ちなみに他パーティーの2人組は、もっと手前から沢に下りていた。
倉沢谷を渡り、塩地谷に入るとすぐに地蔵滝。うん、これは登る気にもならないのでセオリー通りに左から巻く。
巻き道などはなく、木と岩を手掛かりに急斜面を登山道目指して登る。ここですでに白目になりそうだ。でもガレてないので落石の心配は少ない。
登山道を上流にむかってトラバースしていくと、立派な木橋が出てくる。そして2個目の木橋が終わると、リボンがある支尾根がある。遡行図によると登山道で芽尻沢付近まで巻けそうだが、それじゃあつまんないなということでここを降りて行く。
記録によっては50mザイルで1ピッチ懸垂とか、30mで2ピッチなどさまざまだが、我が隊は生身で行けるとこまで降りたので、30m1ピッチで行けた。
自分は初めての本チャン懸垂下降だったが、大持沢での指導とサポートのおかげですんなり降りられた。プチ空中懸垂もあったし♪
この後は小滝とたまに出てくる3〜4mの滝を直登したり小さく巻いたりでたのしい。
6mCSは左から巻く。またまた遡行図によると小さく巻けるようだが、ツルンと行ったら下まで落ちそうな岩の上を歩く場所があったので、ヘタレな自分は再び登山道まで上がった。そしてその上の6mも合わせ技で巻いてしまい、芽尻沢出合の手前で沢に復帰。ここで一本。
ここら辺は小屋跡らしく、広くて幕場に使える。ここで泊る必要はあまりなさそうだけど。
小ガッコー沢を過ぎ、棒杭沢の出合では本流は直角左に曲がる。本流詰めるならここは地形図確認したほうがよろし。
直角に曲がるといきなりゴルジュチックになり、両側が切り立っている。そしてトラロープがある7mの滝に出た。
ここは左から小さく巻くが、なかなかスリリング。自分が先頭で登り、セルフビレイを取ってみんなを確保して登ってもらう。その先のトラバースは、くさりかけのトラロープではちょっと怖かったので、KNさんがおたすけひもをフィックスしてくれた。
ほんの短い距離だったが、ここが核心だった気がする。
そんなこんなで開けた場所に出たので、昼メシ〜。このとき虫が寄ってきたので、KNさんにハッカスプレーを借り、顔じゅうに塗りたくった。その時「顔はダメだよ!!」と注意されたが、遅かった・・・顔面ヒリヒリ、目は開かず、川で洗っても効果なし(泣)しばらく悶絶していた。ま、虫はまったく寄らなくなったから良しとしよう(幸)
いよいよ大嫌いな詰めに入る。みんなが速くて自分が遅くて、どんどん遅れていく。斜面は急で、這うように登る。
あんまりにもバテて、意識は遠のいていき、みんなの姿が霞んで見えなくなってきた。うぅ〜、ヤバい、どうしよう、このまま終わるのかなとビビっていたら、単にガスってただけだった。
一杯水でガブ飲みし、避難小屋に向かう。その途中できのこがたくさんあった。TNさんとKNさんが食えそうなやつを少し収穫していく。
無事に避難小屋に着き、沢靴から下山用の運動靴に履き替える。小屋の板の間はきれいに磨かれており、広くて快適そうだ。ぜひ一度泊ってみたいと思った。TNさんがオカルト的発言をするまでは・・・
あとはもう高速道路のような尾根をチャカチャカと下るだけ。石灰の鉱山を過ぎたあたりから、下界の暑さになってきてウンザリ。
東日原のバス停で沢装備を全部ザックに詰め、17:22発で快適に座って奥多摩駅へ。
そして日帰り温泉で貸切状態でゆっくりして、呑み班と帰宅班に分かれ解散。
もう少し腕があがったら、また来てみたいな〜。
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