富士の替りに 蓼科山 ああ、大いなる勘違い。
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 639m
- 下り
- 630m
コースタイム
6:32 天狗の露地
7:07 将軍平・蓼科山荘(スポーツドリンク)
7:52 山頂ヒュッテ
7:57 蓼科山山頂
8:34 将軍平・蓼科山荘(スポーツドリンク・蓼科サイダー)
9:42 七合目登山口
天候 | 曇りのち霧、山頂付近は霧で何も見えず、ただ強風。頂上は写真だけ撮って3分で撤退した。その後は晴れたようだ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に雨が降り、当日は濡れた登山道であった。 将軍平までは火山灰と石、木の幹の登山道。将軍平から跡は、岩ゴーロである。ダブルストック(しかし、いざ岩をつかむときは手首にぶら下げられるような判断力が必要。)、軍手、登山靴は必須と思われる。スニーカーで来ている人もいるが例外だと思いたい。 私は読んだ本に誤植があったせいか、山頂までの道のりを誤解していた。(「将軍平まで30分、将軍平から山頂まで1時間半」という記載)これは逆である。下山途中の方にいろいろ聞き自分の認識を改めてその後は安心して登ることができた。 |
写真
感想
昨日は乗鞍岳登頂をした下山したが、右ひざのハムストリングスが痛い。よって、22日の富士山は流れることとなった。しかし、職場の休みは取り消せない、天気は良いのに残念だ。22日はどこかの山に行くか、帰宅してヤマレコ作成に1日使うか、好日山荘や石井スポーツを冷やかしに行くか・・・。(サウスフィールドの35リットルザックに60リットルぐらいを買い足したいと思っている。)
結局迷った挙句、気軽に登れる百名山ということで蓼科山登頂を試みることとする。前日のうちに、近くの車中泊ができる駐車場に停めて仮眠を取り、5時代に7合目登山口駐車場にたどり着くこととなる。
私はこの山のコースタイムを勘違いしていた。急に来ることにしたのでリサーチ不足だったのであろう(前日の車中泊車内でスマートフォンにて調べただけである。)私が見た(信用した)情報は・・・。
・山頂まで2時間
・将軍平までは30分(急登なし)
・将軍平から山頂までが1時間半(急登)
である。この時点でもう、間違っているのである。
私は登山道に取りつくが、なかなか将軍平までたどり着かない。しかも、私が思うにこれは急登である。よっぽど参考タイムを出した人が健脚だったか、自分が昨日までの山行で着かれておりペースが落ちているか・・・いろいろなことが分からなくなってくる。
1時間ほど登った時に、下山してくるベテランさんがいたので「将軍平まであとどのくらいですか?」と聞いてみたところ「ううむ、あと30分ぐらいかな。」という回答を頂いた。そういうことは登山口から将軍平までは1時間半、コースタイムの3倍はかかっているということである。
頭の中のCPUは計算を始める。ここまでで3倍の時間がかかっているということは、全体で2時間の道が6時間になるわけで・・・。正午までに山頂に着くのは難しそうだ・・・。でも日没までには何とかなりそうだ・・・。
この「日没までには何とかなりそうだ」ということで、何とかモチベーションを保ったのである。
将軍平は、誰もいなかった。蓼科山荘からはテレビやラジオの音がしきりに聞こえている。宿泊客向けであろうか、スタッフ向けであろうか・・・。私は気にせず九首位をし山頂に向かう。
山頂までは岩ゴーロの道である。意外とこれは歩きやすい。岩と岩との距離と私の歩幅が妙に合ってしまったからであろうか、結構快調に岩場を乗り越えていく。
山頂付近には岩の道がいくつもあるため、一番大事な道以外には黄色ペンキで「」が書いていることが多かった。そして、営業していない山頂ヒュッテを後にし、山頂、三角点である。私には妙な感動はなかった。霧で視界がない、そして意外と稜線は風が吹き寒い。あっという間に到着し、あっという間に写真撮影し、あっという間に帰路に着いた。
岩ゴーロの下山は登山以上に神経を使ってゆっくり降りてくる、一度の転びで骨折、切り傷など大きな怪我につながりやすいと判断したのだ。最後の急下りを降りると安堵である。蓼科山荘に到着し、茨城県取手市からきたかたと話し込む。とにかく日光白根山に感動したのだそうだ、まだ行ったことがなければぜひこの夏に行ってきてほしいと念を押された、また至仏山や燧ケ岳の尾瀬も素晴らしさを力説しておられた。私からは日光男体山と雲取山をお勧めした。
ご夫婦が頂上に向かった後に、蓼科サイダーを購入し一気に飲む。350mℓで400円と割高だが、水は天然水でえぐみは皆無、いいものを飲ませてもらいました。
その後の下山は楽勝、登るときに見に行けなかった天狗の露地にも行き、写真撮影をしてきた。
下山後ビーナスラインを走っていると、蓼科山に向けて何台もバスがやってきている、一応日本百名山、しかし登りやすいということで各観光業者がツアーを組んでいるのであろう。そのような山の楽しみもあってよいのかなあと思う。
蓼科山、人気がある山である。気楽に登れる日本百名山ということで今後もたくさんの登山客が訪れると思う。しかし、山荘や行政の働きかけによりこの山域がいつまでも自然と人間が共存してきたことを学べる山域にしてほしいものであると思った。
その語、自宅まで下道を使ってドライブしてきた。クラシックCDをかけ心を癒しながらのドライブであった。甲府のスマル亭に寄るのは結構自分のパターンである、今日も美味だった。
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