記録ID: 486445
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
日高山脈
1839峰
2014年07月25日(金) 〜
2014年07月28日(月)
kodakoda
- GPS
- 104:00
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,151m
- 下り
- 2,156m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:10
8:10
490分
中札内ヒュッテ
16:20
コイカク夏尾根テン場
2日目
- 山行
- 12:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 12:40
5:30
15分
コイカク夏尾根テン場
5:45
5:50
135分
コイカク山頂
8:05
8:10
160分
ヤオロマップ岳山頂
10:50
11:00
330分
1839峰
16:30
16:45
85分
コイカク夏尾根テン場
18:10
1300メートルテン場
3日目
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:40
10:50
280分
1300メートルテン場
15:30
上二股付近でテン泊
4日目
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:20
10:30
200分
上二股付近
13:50
中札内ヒュッテ
コースタイムは、2日目以降はデジカメが故障してしまい時間はおおよそです。（かなりずれているかも知れません。）
3日目は上二股に降りた後、安全にテントを張れる場所を探すのに時間が掛かりました。(テントに入ったのが15:30頃でした。)
3日目は上二股に降りた後、安全にテントを張れる場所を探すのに時間が掛かりました。(テントに入ったのが15:30頃でした。)
| 天候 | 晴れ、曇り、暴風、雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
始めから最後までとにかく危険です。それ以外に言う事がありません。高度な登山技術と装備、そして体力も必須です。 コイカクシュサツナイ川の2つの函の部分には、入り口が解り難いですが巻き道があります。水量が多くて危険と感じた時は、周りを見ると必ずテープがありますので確認して見て下さい。巻き道はあまり使われないのか、笹が生い茂り不鮮明ですが川に沿う様に笹薮を進めば反対側に出れました。 ピンクテープは、水量が浅い時に函等を気にしないで真っ直ぐに進んでいるピンクテープと、巻き道を使い進んでいる様な少し古いテープの2パターンがある様でした。 稜線のテン場は風がもろにあたります。強風の日は危険だと思いました。1300地点のテン場からだと1839峰まで往復12時間以上かってしまいますが、天候によってはそこがベースとしては一番安全です。1300地点で風が強い様でしたら無理に上がらない方が良いと思います。 コイカクから1839峰までは、あまり休まずに進んでも往復10時間は掛かります。ヤオロから1839峰までの道はハイマツの中を泳ぐ感じで酷いです。（下山後に鏡を見たら、両手足傷だらけ、内出血で真っ黒な状態になっていました。） しかも、雨の為に雨具着用状態で進んだら、何箇所か破けてしまいました。（泣） 下山時のコイカク夏尾根から、1300メートル地点のテント場までの部分が一番危険だと思いました。特に雨が降ると岩がすべり危険度が増します。ザックが軽ければ問題ないでしょうが、テン泊用の重いザックだとバランスを崩してしまいそうになります。 コイカクシュサツナイ川は、少しの雨でも水量が急激に増加する時があります。その時は無理せずに水量が減るのを待って下さい。 自分も、女性2名のグループの方も、無理をせずに上二股の付近でビバークして水が引くのを待ちました。 下山後に出会った、女性2名グループの仲間の方の話でも、この川は急に増水はするが水が引くのも早いので、無理せずに待つ事が大切だと話されていました。 コイカクから1839峰まで一緒だったベテランのおじさん、「今まで全国の山々を登って来たけど、この山は険しくて危ない。トップクラスだ。」と話されていました。 |
写真
水量は少なく何処を歩いても問題なしでした。帰りの水量が今でも信じられません。
雨量観測小屋です。後ろの沢が崩れており、次の大雨で流されてしまいそうです。
右岸側の巻き道を利用して渡って行きます。（帰りは豪快な流れの滝になっていました。）
函の部分です。水量が少ない時は、膝上位の深さで進めます。（帰りは巻き道を利用しました。）
この景色で、この川が恐ろしい一面を持っている川である事が解ります。
出発から2時間程で上二股沢に到着です。奥にこれから登るコイカクが見えます。
ここからが登りになります。沢靴はここでデポして登山靴に履き替え進みます。
笹藪が酷く尾根の取り付きが解らずに暫く迷いました。（冷静になってピンクテープを探せば見つかります。）ここで軽装で降りてくるおじさんと遭遇します。なんと明日の日帰りアタックの下見にここまで来たとの事。ここで少しの間話をし、話の流れから明日一緒に1839峰まで行く事になりました。
「夜の0時に出て、明日の朝にはテントまで行くから。」と話され戻って行かれます。
7/25 11:15
笹藪が酷く尾根の取り付きが解らずに暫く迷いました。（冷静になってピンクテープを探せば見つかります。）
ここで軽装で降りてくるおじさんと遭遇します。なんと明日の日帰りアタックの下見にここまで来たとの事。ここで少しの間話をし、話の流れから明日一緒に1839峰まで行く事になりました。
「夜の0時に出て、明日の朝にはテントまで行くから。」と話され戻って行かれます。
ここで軽装で降りてくるおじさんと遭遇します。なんと明日の日帰りアタックの下見にここまで来たとの事。ここで少しの間話をし、話の流れから明日一緒に1839峰まで行く事になりました。
「夜の0時に出て、明日の朝にはテントまで行くから。」と話され戻って行かれます。
コイカクの尾根はとにかく急です。北海道の山の中で最大級の傾斜の登山道とよく言われていますが、本当だと思います。
およそ3時間近く休まずに登り続け、1300のテン場に到着です。
（2日目はここにテン泊しました。）
（2日目はここにテン泊しました。）
1300テン場から先は、見た目にも垂直に近い道です。ローブ、岩の突起、草等を上手く利用して登って行きます。ここを20�繕瓩ぅ競奪�を背負ったまま昇り降りしなければなりません。落ちると命の危険がある場所です。（雨が降るとさらに滑り、危険度UPです。）
7/25 15:36
1300テン場から先は、見た目にも垂直に近い道です。ローブ、岩の突起、草等を上手く利用して登って行きます。
ここを20�繕瓩ぅ競奪�を背負ったまま昇り降りしなければなりません。落ちると命の危険がある場所です。（雨が降るとさらに滑り、危険度UPです。）
ここを20�繕瓩ぅ競奪�を背負ったまま昇り降りしなければなりません。落ちると命の危険がある場所です。（雨が降るとさらに滑り、危険度UPです。）
本日のテン場に到着です。夏尾根でここが一番風を避けれる場所ですが、それでも強風があたります。誰も登って来られる様子がなく、周りに誰も居ないテン泊になりました。
3
7/25 16:21
本日のテン場に到着です。夏尾根でここが一番風を避けれる場所ですが、それでも強風があたります。
誰も登って来られる様子がなく、周りに誰も居ないテン泊になりました。
誰も登って来られる様子がなく、周りに誰も居ないテン泊になりました。
次の日の朝、おじさんが本当にここまで登ってきました。0時にスタートして、ライトの明かりだけで川を渡渉してやって来たそうです。達人級のおじさんです。
自分のテントの中で少し休憩し、往復に必要ない荷物をデポして二人でいざ出発です。（水分は1.8ℓ持ちました。日陰が無いので、天候が晴天の夏場だと2ℓでも足りなくなるかも知れないです。）
1
7/26 5:34
次の日の朝、おじさんが本当にここまで登ってきました。0時にスタートして、ライトの明かりだけで川を渡渉してやって来たそうです。
達人級のおじさんです。
自分のテントの中で少し休憩し、往復に必要ない荷物をデポして二人でいざ出発です。（水分は1.8ℓ持ちました。日陰が無いので、天候が晴天の夏場だと2ℓでも足りなくなるかも知れないです。）
達人級のおじさんです。
自分のテントの中で少し休憩し、往復に必要ない荷物をデポして二人でいざ出発です。（水分は1.8ℓ持ちました。日陰が無いので、天候が晴天の夏場だと2ℓでも足りなくなるかも知れないです。）
歩き出してすぐに、北大山岳部の遭難慰霊碑があります。頭を下げ、挨拶をして先に進みます。
ヤオロの窓です。ここまでおじさんと先頭を入れ替えながらハイマツの中を進んで行きます。おじさんからペース配分の事や行動時の食事の事等、色々な話を聞きながら進んで行きます。
行動力だけでなく知識も本当に凄い方でした。
1
7/26 6:40
ヤオロの窓です。ここまでおじさんと先頭を入れ替えながらハイマツの中を進んで行きます。
おじさんからペース配分の事や行動時の食事の事等、色々な話を聞きながら進んで行きます。
行動力だけでなく知識も本当に凄い方でした。
おじさんからペース配分の事や行動時の食事の事等、色々な話を聞きながら進んで行きます。
行動力だけでなく知識も本当に凄い方でした。
コイカク方面から見た、ヤオロマップ岳からのカールです。写真では伝えられませんが、すごい迫力の風景でした。
ヤオロマップ岳山頂です。ここまで殆ど休まずに来ました。ヤオロからは、水場に続く下に降りて行く道もありました。（降りていないのでこの時期にまだ水があるのかは不明です。）
4
7/26 8:05
ヤオロマップ岳山頂です。ここまで殆ど休まずに来ました。
ヤオロからは、水場に続く下に降りて行く道もありました。（降りていないのでこの時期にまだ水があるのかは不明です。）
ヤオロからは、水場に続く下に降りて行く道もありました。（降りていないのでこの時期にまだ水があるのかは不明です。）
ヤオロの1839側のテン場です。
ヤオロまでは強風の中の歩きでしたが、ここから急に風がなくなります。防寒装備を脱ぎ進みます。
ヤオロまでは強風の中の歩きでしたが、ここから急に風がなくなります。防寒装備を脱ぎ進みます。
ここからが本番、これが登山道です。ハイマツを泳いで進んで行きます。コイカクからヤオロまでの道もハイマツで酷いですが、ヤオロからはさらに濃さがあがります。全身傷だらけになり進んで行きます。足元も悪く進むスピードは落ちてしまいます。
2
7/26 8:20
ここからが本番、これが登山道です。ハイマツを泳いで進んで行きます。コイカクからヤオロまでの道もハイマツで酷いですが、ヤオロからはさらに濃さがあがります。全身傷だらけになり進んで行きます。
足元も悪く進むスピードは落ちてしまいます。
足元も悪く進むスピードは落ちてしまいます。
ここからまだ2時間以上掛かります。登ったり降りたりを何度も繰り返し少しずつ近づいて行きます。登りも下りもとても急で本当に体力、気力の勝負になります。
2
7/26 8:38
ここからまだ2時間以上掛かります。登ったり降りたりを何度も繰り返し少しずつ近づいて行きます。登りも下りもとても急で本当に体力、気力の勝負になります。
この辺りで太陽も出て来てさらに暑くなります。この時に急に汗が出て来て自分のペースが落ちます。おじさんもペースを下げて一緒に休んでくれます。
2
7/26 9:36
この辺りで太陽も出て来てさらに暑くなります。この時に急に汗が出て来て自分のペースが落ちます。
おじさんもペースを下げて一緒に休んでくれます。
おじさんもペースを下げて一緒に休んでくれます。
迷惑を掛ける訳にはいかず、おじさんには先に向かってもらいます。（写真にはおじさんが小さく写っています。）疲労回復の為にエネルギーチャージをし、少し休憩すると体調が元に戻りました。（急な暑さに体が対応できず、体調が一時的に悪くなったのが原因みたいで、その後は大丈夫でした。）
ペースも回復し、おじさんの後を再び追います。
1839峰の最後の登りも大変でした。（一番危険と思われる場所には短いですがロープがありました。）
2
7/26 10:35
迷惑を掛ける訳にはいかず、おじさんには先に向かってもらいます。（写真にはおじさんが小さく写っています。）
疲労回復の為にエネルギーチャージをし、少し休憩すると体調が元に戻りました。（急な暑さに体が対応できず、体調が一時的に悪くなったのが原因みたいで、その後は大丈夫でした。）
ペースも回復し、おじさんの後を再び追います。
1839峰の最後の登りも大変でした。（一番危険と思われる場所には短いですがロープがありました。）
疲労回復の為にエネルギーチャージをし、少し休憩すると体調が元に戻りました。（急な暑さに体が対応できず、体調が一時的に悪くなったのが原因みたいで、その後は大丈夫でした。）
ペースも回復し、おじさんの後を再び追います。
1839峰の最後の登りも大変でした。（一番危険と思われる場所には短いですがロープがありました。）
おじさんに遅れる事6分程でついに山頂到着です。テン場から約5時間30分掛かりました。
白く霞んでいますが、山々は見渡す事が出来ます。風も殆どありません。
1839峰からヤオロマップ方向を拡大で。これからあの傾斜を登り返します。あそこの一番高い所まで3時間程、さらにコイカク夏尾根までそこから2時間以上かります。
1
7/26 11:00
1839峰からヤオロマップ方向を拡大で。これからあの傾斜を登り返します。あそこの一番高い所まで3時間程、さらにコイカク夏尾根までそこから2時間以上かります。
これから戻る方向です。夕方から天候が悪くなると、ラジオの天気予報で聞いていた為に直ぐに戻る事にします。しかし天候悪化が早く、この写真の1時間後の12時頃には雨が降り出してきます。
その12時頃だと思いますが、女性2名のパーティーの方とすれ違います。この2人の方も、朝にヒュッテを出てここまで来たとの事。しかもテン泊装備で・・・
さすが1839峰、登られる方達も達人レベルです。
5
7/26 11:07
これから戻る方向です。夕方から天候が悪くなると、ラジオの天気予報で聞いていた為に直ぐに戻る事にします。
しかし天候悪化が早く、この写真の1時間後の12時頃には雨が降り出してきます。
その12時頃だと思いますが、女性2名のパーティーの方とすれ違います。この2人の方も、朝にヒュッテを出てここまで来たとの事。しかもテン泊装備で・・・
さすが1839峰、登られる方達も達人レベルです。
しかし天候悪化が早く、この写真の1時間後の12時頃には雨が降り出してきます。
その12時頃だと思いますが、女性2名のパーティーの方とすれ違います。この2人の方も、朝にヒュッテを出てここまで来たとの事。しかもテン泊装備で・・・
さすが1839峰、登られる方達も達人レベルです。
暴風雨の中をひたすら歩きテン場に戻ります。この雨でデジカメが壊れ、写真は終了です。この後、2人共に無事にテン場に戻りました。
夏尾根のテン場だと強風で危険な夜になりそうなので、1300のテン場まで降りる事にします。おじさんがテントを畳むのを手伝ってくれます。
日帰りのおじさんとは、この先ザックの重さ等でペースが違う為に、ここでお別れです。
（とても寒い中、しかも日帰りで急いでいるのに、テントを畳むのを手伝って下さったお陰で時間に余裕が出来て、ゆっくりと1300メートルのテン場まで降りる事が出来ました。おじさん、本当に有り難う御座いました。）
この後、1300のテン場で1泊します。
次の日、油断から軽い滑落や転倒等をしつつも、上二股まで降ります。しかし、雨のせいで川の水量が予想より多く、増水で進むのは危険と判断し、1日下山をずらし安全そうな場所を探し、無理やりテントを張りテン泊。（ラジオの天気予報で明日以降はずっと晴れるとの情報を知っていた為に、焦りや不安はありませんでした。）
次の日、水量が下がった後に下山しました。（1839峰前で会った2人の女性の方も、水量が下がるのを待って同じ日に下山しました。）
4
7/26 13:23
暴風雨の中をひたすら歩きテン場に戻ります。この雨でデジカメが壊れ、写真は終了です。
この後、2人共に無事にテン場に戻りました。
夏尾根のテン場だと強風で危険な夜になりそうなので、1300のテン場まで降りる事にします。おじさんがテントを畳むのを手伝ってくれます。
日帰りのおじさんとは、この先ザックの重さ等でペースが違う為に、ここでお別れです。
（とても寒い中、しかも日帰りで急いでいるのに、テントを畳むのを手伝って下さったお陰で時間に余裕が出来て、ゆっくりと1300メートルのテン場まで降りる事が出来ました。おじさん、本当に有り難う御座いました。）
この後、1300のテン場で1泊します。
次の日、油断から軽い滑落や転倒等をしつつも、上二股まで降ります。しかし、雨のせいで川の水量が予想より多く、増水で進むのは危険と判断し、1日下山をずらし安全そうな場所を探し、無理やりテントを張りテン泊。（ラジオの天気予報で明日以降はずっと晴れるとの情報を知っていた為に、焦りや不安はありませんでした。）
次の日、水量が下がった後に下山しました。（1839峰前で会った2人の女性の方も、水量が下がるのを待って同じ日に下山しました。）
この後、2人共に無事にテン場に戻りました。
夏尾根のテン場だと強風で危険な夜になりそうなので、1300のテン場まで降りる事にします。おじさんがテントを畳むのを手伝ってくれます。
日帰りのおじさんとは、この先ザックの重さ等でペースが違う為に、ここでお別れです。
（とても寒い中、しかも日帰りで急いでいるのに、テントを畳むのを手伝って下さったお陰で時間に余裕が出来て、ゆっくりと1300メートルのテン場まで降りる事が出来ました。おじさん、本当に有り難う御座いました。）
この後、1300のテン場で1泊します。
次の日、油断から軽い滑落や転倒等をしつつも、上二股まで降ります。しかし、雨のせいで川の水量が予想より多く、増水で進むのは危険と判断し、1日下山をずらし安全そうな場所を探し、無理やりテントを張りテン泊。（ラジオの天気予報で明日以降はずっと晴れるとの情報を知っていた為に、焦りや不安はありませんでした。）
次の日、水量が下がった後に下山しました。（1839峰前で会った2人の女性の方も、水量が下がるのを待って同じ日に下山しました。）
撮影機器：
感想
今回、単独登山のベテランのおじさんとご一緒させて頂いた事で、1839峰に登る事が出来ました。1人では絶対に無理だったと思います。
天候の悪化や、軽い滑落、増水の為の1日ビバーク等本当に様々な試練がありました。色々ありすぎて本当に書ききれません。
デジカメは2日目の雨の移動の際に水が入ってしまい使えなくなりました。又、3日目には携帯を防水パックに入れるのを忘れてしまい、水が進入し使用不能に。（下山後に家族に連絡するのに苦労しました。）
1人で行くのは本当に大変です。又、荷物が重いとそれだけ危険になります。帰り道の尾根の降りでそれを痛感しました。
今回ラジオの天気予報が大活躍しました。この様な山では必ず必要だと思いました。ラジオは場所によって聞こえづらい場所はありましたが、テン泊した全ての場所で聞こえました。
〈携帯について〉
コイカク稜線付近では携帯電話が使用可能でした。（ドコモ）
でも少しでも下ると県外になりました。又、稜線でも天候によっては使用出来ないかもしれません。
〈マダニについて〉
笹薮はマダニだらけです。でも気にしていたら前には進めません。噛まれても気にしない位の気持ちで登って下さい。（今回は、噛まれる前に振り払ったので大丈夫でした。）
〈熊について〉
熊の糞は河原から1839峰まで何度かありましたが、今回は熊の気配はありませんでした。
〈日帰り登山について〉
＊おじさんは、日本の山々を登っているベテランの登山者の方です。（体力も気力も化け物クラスの方でした。）日帰りでこの山に行くのは無謀です。普通の方は、真似は絶対にされない様にして下さい。
1839峰はとても大変で危険な山です。今回登る為に、事前の情報収集を徹底し、体力トレーニングを積み、経験者からのアドバイスをもらい、事前に様々な状況を想定して装備を整え、日程も無理のない様に調整してから挑みました。
それでもヤオロから先の道は、きっと自分1人だけなら途中で引き返していたと思います。それ位の重圧感がありました。
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