飯豊連峰・北股岳（梶川尾根ー丸森尾根）

2014年07月30日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 18.7km
• 登り: 2,061m
• 下り: 2,072m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 11:10

4:50 飯豊山荘上駐車場
6:30 6:40 湯沢峰
8:30 8:40 梶川峰
9:30 9:30 扇ノ地神
10:00 10:00 門内岳
10:00 10:00 門内小屋
11:00 11:30 北股岳
12:00 12:00 門内小屋
12:00 12:00 門内岳
12:30 12:30 扇ノ地神
13:00 13:00 地神山
16:00 16:00 飯豊山荘上駐車場
16:00 ゴール地点

天候

晴れ・曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

起点・温身平ゲート前駐車場

コース状況／危険箇所等

地神北峰→丸森峰の手前は礫に覆われ、落石を起こさないように注意が必要かと思われました。夫婦清水では取水が可能でした。

写真

7/30 4:54

梶川尾根を登り始めて30分程、ダイグラ尾根の向こうに御来光。

7/30 4:56

白い樹肌のブナ、ミズナラに微かにモルゲンロート。

7/30 4:58

生命の余韻を残す朽ちた巨木。

7/30 5:02

新潟県側・足ノ松尾根に似ています。

7/30 5:22

登山道を遮る倒木。次に光を浴びるのは誰？

7/30 5:23

橋になれそうな大きな木でした。

7/30 5:25

朝らしい光になりました。緑が呼応します。

7/30 5:45

道中、最も広い領域を占有していた樹木。樹冠の密度が怖い。

7/30 5:50

湯沢峰で視界が開けました。彼方に雲を被る飯豊本山。

7/30 6:54

また会えましたね。シロバナニガナ。ピンボケですみません。

7/30 7:21

そして、ミヤマクルマバナ。

7/30 7:32

クサイグラ尾根の迫力に茫然。

7/30 7:38

梶川峰の手前で、見えました。梅花皮小屋。

7/30 8:05

梶川峰に到着。目指す北股岳はガスの中。

7/30 8:05

梶川峰までの急登を癒してくれる優しい稜線歩き。

7/30 8:07

北端に、杁差岳が見えました。

7/30 8:08

初めまして、ミヤマリンドウ。

7/30 8:09

見詰めると、少し涼しくなります。

7/30 8:12

私を撮ってと、はぐれ池塘。

7/30 8:18

梶川峰から扇ノ地紙までは、両脇に花々が咲く癒しの道でした。

7/30 8:19

登山道に背を向けていた、クルマユリ。

7/30 8:20

マツムシソウの蜜は美味しいですか？

7/30 8:29

花園の奥から冷たい風が吹き上げてくる。

7/30 8:29

それはチングルマの群落…。

7/30 8:31

腰を屈めて同じ目線に。

7/30 8:31

小刻みに風に揺れる。

7/30 8:34

空を映す池塘。あるいは飯豊の神様の足跡。

7/30 8:36

光は燦々と差ながら、未だ閉ざされる北股岳の山頂…祈る。

7/30 8:43

優美な裾野を広げる地神山。帰路は地紙北峰から丸森尾根を下ります。

7/30 8:44

もう少しで梶川尾根を登り詰める。草の質感が目に心地良い。

7/30 8:51

クサイグラ尾根の向こうに飯豊本山が淡く霞んで見えました。ここまで来ても遠くに感じる。

7/30 8:53

扇ノ地紙に到達。予定以上に早いペース。

7/30 8:53

稜線から新潟県側の展望。先鋒の二ツ峰。霞んだ空の中、赤津山、二王子岳。

7/30 9:08

胎内山を過ぎてすぐに門内小屋が見えてきます。

7/30 9:13

門内小屋は素通りで歩けそうです。

7/30 9:16

門内岳ー北股岳の鞍部はニッコウキスゲが待っていてくれました。

7/30 9:21

門内岳の祠に御参り。そして北股岳へ念願の稜線歩き。

7/30 9:22

ミヤマリンドウ。イイデリンドウは何故かピンボケで胸の奥にしか残らず。

7/30 9:27

何かの鉱脈を暗示させる岩石？。

7/30 9:35

晴れない霧雲。月初の杁差岳の様に、全てが覆われてしまう？前に記念撮影。しかし杞憂でした。

7/30 9:39

アースカラーは、地味な色ではありません。

7/30 9:43

大きな池塘。この時、水面のサザナミは収まらず。梶川尾根。随分、歩いてきました。

7/30 9:49

ハクサンフウロ。花弁の筋に精気が通う。

7/30 9:56

ニッコウキスゲの群落と二ツ峰。

7/30 10:06

振り返ると霧雲を脱いだ、北股岳の山頂。待っていて下さい。

7/30 10:18

空が近い。もう少し。

7/30 10:18

この空の下が、北股岳の山頂です。

7/30 10:27

山頂から見下ろした、石転び沢。山頂には、この石転び沢を登攀された御夫婦と単独男性が居られました。

7/30 10:27

急峻な東稜。日本海の西風が運んだ雪の浸食を受ける、谷川岳的な非対象稜線でしょうか。

7/30 10:27

大日岳も私にはまだ遥か…。北股岳ー杁差岳間の距離は有る？日帰りが残念で仕方ありません。

7/30 10:31

烏帽子岳ー御西岳方面の稜線。

7/30 10:33

山頂を少し下り梅花皮小屋を見下ろしました。幾人かの人の姿。

7/30 10:38

静かな山頂にはトンボと蝶が乱舞。アサギマダラという綺麗な蝶はレンズに収まりませんでした。

7/30 10:40

新潟県加治川ダムに至るオーイン尾根。

7/30 10:41

少しだけオーイン尾根を降りて、洗濯平の池塘群と大日岳を収める。

7/30 10:41

少し歩くだけで、視線と風景は確実に変化します。

7/30 10:57

山頂に戻ると一人。今日という日に感謝して、下山です。

7/30 11:15

門内岳に戻ります。山頂の御夫婦は私と同じく丸森尾根に下山と聞いていましたが、姿が？ご健脚で…。

7/30 11:20

陽を浴びる北股岳。雄大でありながら岩肌に緑の衣を纏うことを忘れない優しさ。

7/30 11:27

不意に、息子と花火で遊んだ先日の夜を想い出しました。

7/30 11:35

今度は違う季節に来ようかな。今度は、誰かと登ろうかな…。

7/30 12:15

梶川尾根を過ぎ、地神山に向かいます。

7/30 12:20

地神山手前の風化した岩石。

7/30 12:20

昨年の晩夏は、足ノ松尾根経由で、この地神山まで到達しました。

7/30 12:31

丸森尾根の分岐する地神北峰。他に在りそうで（私は）なかなか見ない柔和で均整のとれた、峰。

7/30 12:33

飯豊連峰北端の杁差岳。月初の杁差岳登山には少し心残りが有るので、機会を見て再訪したいと考えます。

7/30 12:40

大石山から胎内市に下山する足ノ松尾根。

7/30 12:45

丸森尾根に入り目標3時間の下山を開始。風が強まった一刻にハンカチを翳して乾燥を試みる。

7/30 13:05

腰を下ろしかけた岩陰にも、キンポウゲ？。

7/30 13:16

丸森峰の手前の雪渓下に、地図にない水場。流れが弱い為、顔を洗う程度。しかし冷たくて生き返りました。

7/30 13:38

荒川方面に視界が開けました。募る里心。

7/30 13:45

丸森尾根は一本調子で高度を下げます。対面の梶川尾根は、梶川峰までが緩やかで、その先ガクンと急下降しているのが見て取れます。

7/30 13:50

まだ平坦な壁の様に聳える梶川尾根。高度差が開きます。

7/30 14:09

丸森尾根中間の夫婦清水。ここの清水はゴクゴク飲みました。今現在、お腹の調子に問題ありません。

7/30 15:07

麓の道路、橋、小屋の屋根が見えてからが本当に長い丸森尾根。安心して残りの水を飲み干さない方が良いです。

7/30 15:53

飯豊連峰東稜・北稜の水を束ねる玉川は、荒川に通じて日本海に注がれます。私もこの川の先に帰着します。

撮影機器：

LUMIX DMC-FX100 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

yama-jun

愛着のある山岳風景…高校生までを過ごした魚沼の故郷から見る越後三山。そして新潟市に暮らす様になり、ある日加治川ダムから見仰いだ北股岳の雪化粧した神々しい風景。一昨年から後者の北股岳の、日帰り登山での登頂を画策してきましたが、漸く念願が叶いました。昨年の9月に、新潟県胎内市の奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根を経由して地神山を越え、門内岳手前迄で撤退しました。時間が足りませんでした。その時に奥胎内ヒュッテを4：30に出発。扇ノ地神を11：00頃に越えたと思います。今回は飯豊山荘前を4：50に出発。扇ノ地紙を9：30頃に通過していますので、北股岳に到達する余裕を得たことになります。雄大な飯豊連峰を日帰りとは、なんとも勿体ないと思われるのは同感です。現在、毎回丸一日を登山に充てるために時間を工面するだけでも感謝！の状況で、今回の山行は大変密度の濃いものになりました。道中、連泊をされる登山者さんの大きなザック姿に未来の自分を重ねながら、今は出来うる登山を愉しみます。

コメント

hunnno

お疲れさまでした。
やりましたねえ。山の神様の微笑みといった印象を受けました。
あの池塘は本当に足跡なのかもしれませんね。
晩夏もきっといい風吹くだろうな。。。
私も玉川でいつか汗を流したい。

yama-jun

快く疲れました！
飯豊連峰の稜線に出たのは今回で三度目になりましたが、漸く霧雲の晴れた北股岳の全容を見渡すことが出来ました。今日は歓迎されていると信じて頑張りました。次回は北股岳から、御西岳・大日岳・飯豊本山と自分の軌跡を繋げていきたいと思いました。そこには、常にいい風が吹いていますよ〜。

Forest21

いい写真だなぁ〜(^^)
yama-junさん、はじめまして。いつもレコを楽しく拝見し、そして研究させていただいておりますm(_ _)m

北股岳、おつかれさまでした

それにしてもすてきな写真の数々、見るたびに飯豊の雰囲気が伝わってきます。果てしなく続くたおやかな稜線、木や花たちの美しい姿、ゆったりと流れていく時間、そこにyama-junさんの味わい深い写真コメントが加わる…本当にすばらしいと思いました。

ありがとうございました。私もまた、飯豊に行ってみようと思います(^_^)/

yama-jun

Re: いい写真だなぁ〜(^^)
Forest21さん、此方からも、はじめまして。今回は勿体ないお言葉、有難うございます！。私、体力自慢では無いので、小刻みの休憩時間に風景に励ましを頂いている次第です。そして私も、Forest21さんのレコを楽しみに拝読していますよ。
Forest21さんも先月、北股岳を目指されていましたね。私も昨年、足ノ松尾根から北股岳を目指したのですが門内岳手前で時間切れ、そして雲に閉ざされた先の道程を目の当たりに引き返しました。今回は山形県側の飯豊山荘から登りましたが、何となく新潟県側から登れていない残念さは残ります。新潟県人として北股岳を新潟の山として登りたい…オーインの尾根等も検討しております…。
ではでは。お互い良い山旅に恵まれますように！