復活の山旅�掘，泙椶蹐靴硫屬魑瓩瓩椴�岩手縦走路を行く
岩手県
秋田県
750RS
その他1人 - GPS
- 10:15
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,231m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 10:10
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※秋田市(自宅)−県道(奥産道)ゲートまで114キロ 約2時間 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
県道(奥産道)ゲートから県道登山口までは30分くらい県道上の舗装道路を歩く。コース上の危険個所はなし、コースは手入れも十分、八瀬森分岐〜関東森方向は未確認、水場は県道上(奥産道)、三ツ石山荘手前、大深岳北東湿原の3個所、大深岳北東湿原が水量的にはいちばん豊富であった。すべて美味しい水である。(すべて飲んだ。しかしあくまでも個人の感想である。当然のことではあるが・・・山ではすべて自己責任である。) |
写真
まぼろしの花・・・ミヤマアケボノソウ・・・リンドウ科・・・センブリ属・・・このあたり(北東北)では早池峰山と大深岳のみに自生しているようである。
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・・・このあたり(北東北)では早池峰山と大深岳のみに自生しているようである。
感想
裏岩手縦走路にある三ツ石山（みついしさん）は東北百名山に選ばれている。山頂部は岩場になっており、その先端には大きな岩がそびえ立っている。山頂部の岩場にはケルンが積まれていて、360度の展望を楽しめる。八幡平、秋田駒ヶ岳、岩手山などの眺望がすばらしい。
網張の休暇村網張温泉や松川温泉、滝ノ上温泉からの登山道がある。また、岩手山からの縦走路ともなっている。
網張温泉スキー場のリフトを利用しての登山者も多い。また、工事が中止されている奥地等産業開発道路(県道雫石東八幡平線)からの登山者もいる。
三ツ石湿原は大松倉山と三ツ石山の鞍部にあり、ニッコウキスゲやサワギキョウ、ミズバショウなどが咲く。三ツ石湿原のほとりに立派な三ツ石山荘があり、そこから山頂を望むこともできる。
三ツ沼は三ツ石湿原の反対側の小畚山との鞍部にある池沼群。ここも湿原になっており、三ツ石湿原と同様に高山植物が咲く。
奥地等産業開発道路(県道雫石東八幡平線)は1964年に雫石町と松尾村を結ぶ県道が奥産道の指定を受けて、道路整備が始まった。山奥に産業開発と観光を目的とした道路を整備しようとする計画であった。
ルートに三ツ石湿原が含まれていることが問題視され工事が中止となり、また、工事による自然破壊の問題が発覚して、工事は全面的に中止となり現在に至っている。通称は「奥産道」である。
大深岳（おおぶかだけ）は、秋田県仙北市と岩手県八幡平市の堺にある楯状火山である。大深岳は南八幡平に属し、かつては入山が困難な地区であったが、1961年の秋田国体の際に、八幡平からの縦走路が切り開かれた。また、1970年には八幡平アスピーテラインが開通して、入山がさらに便利になっている。
大深岳の北にある嶮岨森（けんそもり）は眺望が開けた火口壁である。嶮岨森を南に下り樹林帯を行くと、中腹には避難小屋の大深山荘がある。無人ではあるが快適な避難小屋である。大深山荘から左に行くと、水場がある湿原に到達する。ここでは、季節により高山植物が咲き乱れる。この湿原や源太ヶ岳東の湿原は、遅くまで雪が残り、雪が溶けるにつれて花が咲きだし、お花畑になる。このまま湿原を進むと松川温泉へ下る道へと続く。
大深山荘から南に進むと、樹林帯が低くなり源太ヶ岳と大深岳との分岐に至る。右に進むと視界が開け、二等三角点がある比較的平坦な大深岳山頂に至る。 大深岳からは小畚山、三ツ石山、三ツ石山荘と続く縦走路があり、ここから松川温泉に降りたり、さらに岩手山へ縦走することもできる。大深岳から南西に、関東森、八瀬森、曲崎山、大白森と続く縦走路も、途中八瀬森山荘や大白森山荘が整備されており優れた山旅が味わえる。松川温泉から、源太ヶ岳（げんたがだけ）を通り大深岳に至るルートが最短登頂ルートである。
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復活の山旅・・・・第3弾は裏岩手縦走路へ・・・本当に縦走好きである。今日は・・・珍しくお花好きの山旅同行者がいる。たまには同行者もいいものである。いつもは無口だか・・・同行者がいれば饒舌になる。
朝の待ち合わせは4時30分であった・・・・3時30分頃だったと思う・・・一度目が覚めた・・・もう少し大丈夫か???・・・・これがいけなかった。(笑)
次に目が覚めた時は・・・時計は4時25分・・・参りました。
すぐに同行者にメールした。「ごめんなさい」
相変わらずのいい加減さである。だから・・・いつも単独行なんだと自分で納得した。取り急ぎ・・・バタバタと準備して待ち合わせ場所へ。
そして、今日の登山口となる岩手県雫石町の県道雫石東八幡平線(通称奥産道)のゲートを目指す。今日の目的は・・・・花と縦走である。
本当に縦走好きである。しかし三ツ石山から大深岳へ縦走したことのある方なら…このコースの縦走の素晴らしさをわかってもらえると思う。
もう一つは・・・花である。貴重種の「リンネソウ」(ズイカズラ科リンネソウ属)を愛でる目的もある。天気は曇り・・・予報は晴れ時々曇・・・予報を信じて今日も登る。
秋田市から約2時間・・・県道雫石東八幡平線(通称奥産道)のゲートに到着する。先行者は2台。誰かさんの寝坊のおかけで・・・予定を20分遅れての出発となった。
勾配のきつい舗装道を登る。約30分・・・県道のカーブの途中に立派な看板がある。熊出没・・・まあそうでしょう。ここは彼らの棲み処ですから・・・まったく気にせず????(熊もヘビも虫も・・・気にしません。気になりません。山に居るんですから・・・・野生人(笑)??です)・・・ブナの原生林に分け入ってく。
ほどなく・・・滝ノ上温泉からの登山道が合流し・・・いい汗が出ると三ツ石山荘手前の水場である。喉を潤し・・・山荘に向かう。
三ツ石山荘で休憩と付近を散策し、いよいよ三ツ石山の登りにかかる。途中から岩手山を振り返ると大量の雲・・・見えない。残念である。
三ツ石山の岩場のケルンが見えてきた。山頂も近い。
山頂からは縦走路が見える。本当に気持ちのいい縦走路である。裏岩手の縦走路で最も素晴らしい・・・なにせ眺望がすばらしい・・・コースである。
足元にはミヤマリンドウがたくさん…咲いている。踏まないように気を付けながら大深岳へ続く縦走路を北上する。心地よい北西からの風も疲れを癒してくれる。山に来るたび・・・本当に人間は空冷なんだと実感する。(笑)
少し下ると三ツ沼である。花の盛りは過ぎたが・・・クルマユリが元気に咲いている。湿原の花たちも・・・
ここから少し登ると三等三角点のある1448.2ピークである。三角点には最新式の電子チップが埋め込まれていた。ここも眺めの良いピークである。これから登る小畚山や大深岳、それから続く源太ケ岳がよく見える。振り返ると三ツ石山と相変わらず雲のかかった岩手山が望めた。
さらに進むと・・・標柱が2本立つ小畚山である。ここも眺望がすばらしい。北には大深岳と源太ケ岳、西には関東森、八瀬森、曲崎山・・・への縦走路、東は松川温泉と地熱発電所から立ち上る水蒸気・・・南は三ツ石山から岩手山への縦走路・・・本当に素晴らしい眺望である。
ここから大深岳を目指す。厳しい下り坂である。慎重に下る。鞍部を過ぎて大深岳へのジクザクのササの道を登る・・・・いい汗がしたたり落ちると八瀬森への分岐である。ここから1泊2日で関東森、八瀬森、曲崎山、大白森を経由して乳頭山への道が通じている。
ダケカンバの灌木を抜けると・・・二等三角点がある平坦な大深岳山頂に到着する。もうオヤマリンドウが咲いている。山はもう秋の気配である。そういえば・・・小畚山からの下りでもウメバチソウが咲いていた。山はもう夏から秋へと季節が転換しようてしている。
大深岳の楯状の緩やかな稜線を下ると立派な大深山荘に到着する。ここで待ちに待った昼食とする。今日はおにぎりと胡桃餅、そして定番のバナナである。ここで昼食をしていると近くから草刈機のエンジン音が・・・「草刈正雄」かと思ったら・・・公園管理員??の方である。今日のもう一つの目的であるお花の情報を得るには・・・本当にいいタイミングであった。
公園管理員の方はご親切にいろいろと教えてくださいました。デジカメのデータも拝見した。ありがとうございました。また自然公園の管理本当にご苦労さまです。感謝・感謝である。
この方の情報によると・・・今日の目的である。リンネソウ(スイカズラ科リンネソウ属)は7月20日前に終わってしまったようである。一部の情報によるとこの大深岳の湿原付近でも見られる・・・ような情報もあったので三ツ石から遠路・・・来たのであるが、本来の自生地はこの北の畚岳付近や諸桧岳付近であるとのこと・・・そして今年は終わってしまったとの情報である。やぁ・・・・残念である。目的が・・・・一つなくなってしまった。
しかしこの方はご親切に・・・この先の水場(湿原)に行けばミヤマアケボノソウが咲いているとのこと。そして我々は・・・今日の花の目的を急遽「ミヤマアケボノソウ」へと変更した次第である。(笑)
大深山荘から徒歩3分で仮称「大深岳北東湿原(水場)」に到着する。花の盛りは過ぎたが・・・まだまだたくさんの植物が咲いている。そして冷たくておいしい水が流れて出ている。美味しい。実に美味しい。
水をいただき花を愛で・・・湿原の水源らしき場所にミヤマアケボノソウの群落を発見した。黒を基調とした質素な花である。
私は自生のミヤマアケボノソウを初めて見たが・・・北東北ではここと早池峰山の二か所だと公園管理員の方が話しておられた。いつまでも残ってほしい・・・ものである。
ここからは来た道を淡々と約10キロ戻るだけである。大深岳を越えジクザクの下りを下る。岩手山も山頂部の雲が取れ何とか姿を現してくれた。ありがたい。ありがたい。
さぁ・・・いよいよ小畚山の急登だ・・・・息を整え・・・淡々と登るいい登りである。風も心地よい。
標柱が二本立つ小畚岳山頂に到着する。相変わらず眺望がすばらしい。しばし、眺望を楽しむ。岩手山も綺麗だ。右に目を転じると乳頭山や秋田駒ヶ岳方向である・・・・残念ながら今日は一度も姿が見えなかった。
ここから三ツ石山まで気持ちのいい縦走をする。前には特徴的なピークの三ツ石山が・・・よく見ると乳首に見える。乳首好き??には・・・たまらない(笑)そして雄大な岩手山がずっと姿を見せてくれた。三ツ沼を過ぎ、ほどなく・・・コメツガの木を見つける。行くときは気が付かなかったがオオシラビソ(アオモリトドマツ)に比べると繊細な葉や独特の香りが・・・確かにコメツガてある。森吉山の一ノ腰あたりには自生しているが、ここにもあった。そして・・・緩やかな稜線を登ると乳首いゃ三ツ石山に到着する。
ここでしばらく眺望を楽しむ。岩手山が名残惜しい・・・・実に名残惜しい。三ツ石山荘が見える。時間も時間だ・・・そろそろ急ごう。
三ツ石山荘に到着する。宿泊客が数名・・・付近を散策している。
水場で喉とタオルを冷やし・・・顔を拭く。気持ちがいい。疲れが吹っ飛びそうである。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹林を抜け、ブナの森に変わると滝ノ上温泉との分岐に到着する。ここから少し東に下ると県道雫石東八幡平線(通称奥産道)の舗装道路に到着する。
ここから勾配のきつい舗装道路をゲートを目指して下る。途中水場が・・・ここの水もなかなかである。舗装道路を下ること約30分・・・県道雫石東八幡平線(通称奥産道)ゲートに到着する。
今日も実にいい山旅であった。心地よい疲れと満足感。メインのリンネソウには会えなかったが・・・また来年の楽しみが増えた。
さぁヤマレコ書くぞ・・・・(笑)
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３週続けての登山ですね。完全復活ですね。
花を求めて，岩手県までとは敬服します。
私は今日，地元の栗駒山に行こうかと思っています。
おはようございます。
今頃は・・栗駒山でしょうか。
お天気はいかがですか。
秋田市からだと・・・湯沢(実家)に行くよりも近いんですよ。
岩手山付近までは完全に活動範囲なんですよ。
三ツ石山までは県道雫石東八幡平線(奥産道)経由ですと
すぐですから、紅葉の時期でも行ってみてください。
まだ、完全復活ではありませんが、徐々に戻していきたいと思っています。
ヤマレコへの掲載がとても多い山域だと思いますが、私は歩いたことがありません。
750RSさんのとても詳しい説明、いつもながら勉強になります
縦走好きの750RSさんお奨めだけあって、気持ちの良さそうな縦走路ですね。
自分も歩いているような感覚になりました
「実に美味しい」という水、飲んでみたい・・
こんばんは、ご苦労さまでした。
今日も暑い一日でしたね。
kamadam さん・・・土日は遠征されたのかなって思っていました。
三ツ石山まではたくさんの方が登っていると思います。
奥産道からだと簡単に登頂できますからね。
三ツ石山〜大深岳間は最高の縦走路だと思っています。(実は２０年以上ご無沙汰でした・・・以前はもっとバスなどの便が良くて八幡平から岩手山まで縦走も苦ではありませんでした)
特に1448.2ピークから小畚山間が好きです。
「詳しい説明、いつもながら勉強になります」・・・大変恐縮です。
あちらこちらの切り貼りデータです(笑)
「実に美味しい」・・・・はい、とてもおいしい水でした。
ぜひ飲んでみてください。
特に大深岳北東湿原の水はロケーションも最高ですから。
お奨めですよ。
ミヤマアケボノソウも、目標の一つです。
でも、この時期いろいろと他の用事が入りやすくて
この縦走は、車を回すのがちょっと大変そうですね
おはようございます。
毎日暑いですね。
私は・・・花より○○（縦走かな（笑））なもので・・・・メジャーな花は
知っていますがリンネソウもミヤマアケボノソウも全く知りませんでした。
今回は花好きの同行者がいたので、事前に2人でいろいろと調べてみたのですが・・・・その結果・・・大深湿原付近でリンネソウ・・・の情報があったので挑戦してみました。
しかし、大深小屋でお会いした公園管理員の方の情報によると大深より北の諸桧岳や畚岳付近付近に咲いているようです。時期も今年は１０日ほど遅かったようですし。
この縦走はピストンですから車は大丈夫ですが、本来は八幡平山頂から縦走したいですね。
やはり車２台ないと厳しいですね。
Springさん・・・今度どうでしょうか。
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