鳳凰三山 〜仏の山々は果てしなく遠く〜
- GPS
- 11:16
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,434m
- 下り
- 2,421m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、午後は一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
韮崎ICから国道20号を経て桐沢橋東詰交差点を左折し橋を渡る。青木鉱泉の看板を見落とさないように林道へ入る。青木鉱泉をナビ登録すると、旧道へ誘導するので以下のURLの地図を参照してください。林道の最初は狭い砂利道で不安になりますが、勇気をもって進めば500mほどで舗装道路に出ます。皇海山の栗原川林道よりはずっと快適で飛ばせます。私は4時過ぎに青木鉱泉駐車場につきましたが、暗い林道では狸(の外来種?)と鹿が道にいました。気を付けてください。なお、同じ道でICへ戻る人は、来た道を覚えておいてください。帰りはICへの看板はありません。 http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/data.html コンビニは韮崎ICを降りたすぐにローソンがあり、ファミマ、デイリー、セブンが続きます。セブンの後はありません。 青木鉱泉の駐車場は暗いうちに到着しましたが、結構埋まってました。車中で寝ている人もいましたので、気に入る駐車スペースを探し回るのをやめて、一番手前のスペースに駐車しました。一日750円。青木鉱泉の管理人さんは起きていて、朝料金を払いました。支払いは下山後でもOKです。青木鉱泉の建物の右側を回り込んで奥へ行くと、駐車料金や日帰り入浴の受付があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 青木鉱泉の建物前の水場にあります。トイレもありますが、使用しなかったので状態はわかりません。 青木鉱泉〜南精進ヶ滝: すぐに急登が始まりますが、最初はトラバース気味に斜面を歩きます。この道が谷側に微妙にナナメッテいてちょっといやらしい個所があります。南精進ヶ滝は見ごたえあります。地蔵へ直接向かう道と滝を回って地蔵へ向かう道がありますが、ぜひ滝を回ってください。 南精進ヶ滝〜白糸の滝: とにかく急登が続き汗をかきます。ずっと日陰なので助かりますが、私は汗っかきなので全身びしょ濡れになりました。沢を横切るたびに、顔を洗いセブンイレブンで買ったクールタオルを濡らして進みました。鳳凰の滝は登山道から5分ですが、へばってたのでスキップしました。 白糸の滝〜五色ヶ滝: これまでの急登に比べると快適です。五色ヶ滝も見ごたえあります。少し下りますが、荷物は登山道にデポしていけばよいです。滝壺近くまで行く必要はありません。途中まで下れば素晴らしい滝の全景が見られます。 五色ヶ滝〜鳳凰小屋: そんなにしんどくありません。沢のあたりで道に迷わないように、岩についた赤丸、石の上の赤矢印、木のピンクリボンなどを探して進んでください。青木鉱泉から鳳凰小屋までは樹林を歩くので日焼けもしません。登山道には虫もいませんので、女性もTシャツ半ズボンでいいと思います。暑さ対策を優先してください。 鳳凰小屋〜地蔵岳: 小屋からの登山道入り口には、山頂まで10分で登った人もいると看板がありますが、飛ばない限り無理です。特に最後の砂礫の急登はこたえます。前夜雨が降ったようで、砂が重くなっていたので皆さんがレコに書かれているほどはひどくなかったです。スキーで斜面を逆八の字(つまりがに股)であがるようにして足を運ぶと多少楽かと思います。 地蔵〜観音岳: 間に一つピークがあり、観音岳を含めて2回登ることになります。気持ちのいい稜線歩きで危険な個所もありません。景色に見とれて岩につまずかないように。南アの主峰がある側は切れ落ちています。 観音岳〜薬師岳: 比較的短く、あっという間に着きます。こちらも景色に見とれて進行方向右側に落ちないように。 薬師岳からの中道下り: とにかく長く感じる。とりたてて見るべきものもないので、ただ下るだけで疲れる。危険個所はないが、こちらを登る人は苦行にほかならないと思ってしまう。私はお薦めしない。 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉で入浴できます。1000円。シャンプーやシャワーはありません。石鹸と湯と水の蛇口だけです。男性用は洗い場は5つ。浴槽も小さいです。 |
写真
装備
備考 | 着替えを車において行ったが、持っていけばよかった。とにかく汗をかいた。登山者も多く、なかなか着替える場所もないのですが・・。 |
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感想
桧枝岐を起点に、1泊で会津駒ヶ岳と燧ケ岳をやろうと思い6月上旬からスタンバッテいたが、梅雨に入ってしまい延び延びになってしまった。今週末も天気があまり良くないので、天気予報が良い鳳凰三山に行先を変更して出かけた。皆さんの日帰り周回記録を見て、果敢にチャレンジしたが、仏の三山への道は遥か遠く、約1700mの標高差を上り詰めるのは、さすがにきつかった。そして何より下りが苦手な私には、中道の下りは苦行そのものであった。
下る途中で、登ってこられる方々が、「頂上まではどれくらいですか」、「御座石はまだ先ですか」などと決まって聞いてきた。辛そうな顔を見ると「まだ相当先でかなり時間がかかりますよ」と正直には言えず、「そうですね、まだちょっとあるかな。頑張ってください」などとお答えしておいた。
この後、なぜ皆さんがそのような質問を投げかけてくるのか、身をもって実感することになる。下れども下れども廃屋につかない。かなり下ったところで私を追い抜いて行った人も、「高度計をみるとまだ1600mを指してるけど何かの間違いかな。高度計を持ってませんか?」と聞いてくるほど。登ってきた人たちは、これだけの長い距離を上がってきたのだから、あのような質問をしたくなるのもよくわかる。まあ、私のようなおじさんが選択する山行ではないですね。1泊してゆとりを持っていくべきでした。
若い頃は南アはあまりアクセスが良くなかったので、30年近く前のGWに仙丈ケ岳を登ったのが最初で最後になっていた。久しぶりの南ア再デビューだったが、正直なところ計画ミスだった。どうせ雨にふられるなら、予定通り会津駒と燧へいくべきだったか・・、後悔先に立たず。
ドンドコ沢の登りは、長くきつく汗まみれになった。汗かきの私ではあるが、これだけ汗をかいたのは初めてだった。途中の沢で裸になって汗を拭き、着替えたいくらいだったが、登山者も多く断念した(着替えも車に置き忘れたし)。
ただ、登りつめてしまうと、地蔵、観音、薬師の鳳凰三山の稜線は実に気持ちいい。雲がなければ、甲斐駒、仙丈、白峰三山など素晴らしい景色が見られる絶景コースだ。私は体力的にも精神的にも余裕がなく、雲の間からわずかに顔をのぞかせた甲斐駒や北岳を逃してしまった(kedama_hさんのレコをご覧ください)。
さて、本格的に登山再開後、どこまで体力がついてきているかトライしてみたが、タイム的には想定より若干早く周回できたものの、体も心も全く余裕がない。真夏の登山しかも長距離をやるにはまだまだということを再認識した。再び北アの縦走への復帰を夢見ているが、まだ先は長そうだ。
Pinball_1957 さん、こんにちは!
すごいじゃないですか〜〜
2000m越えの20km越え!、私の膝にはちょっと無理な距離ですよ〜
鳳凰(夜叉神より)は今年中に・・・と計画していましたが、
Pinball_1957さんとkedamaさんのレコを見て今月中になるかも!?
夜叉神からの登りは、朝早い時間帯に南アの稜線が見渡せるのではないかと思います。青木鉱泉からの登りは、稜線まで登り切らないと南アの山々が見えません。時間がかかるので、登り着いた頃には雲が湧いて隠れてしまうことが多いようです。レコ楽しみに待ってます。
こんばんは ケダマです
昨日は大変お疲れ様でした
僕らが登頂する前の午前中は絶景だったようですね
それにしてもドンドコ沢コース、キツかったですね(;^ω^)
僕もだいぶヘバリました
本当にしんどかったです。今もモモやお尻が悲鳴を上げており、階段の上り下りが辛いです。またどこかの山でお会いしましょう。
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