伊奈川ダムより越百山へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,678m
- 下り
- 1,679m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 10:55
天候 | 曇り 山頂は濃霧 15時頃から雨 【気温】 登山開始時:19℃ 越百山:14℃ 下山終了時:18℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1.5kmほど上の駐車スペースに駐車。(上下2ヶ所で50台程駐車可) (自宅から3時間弱の道のり) 【注意:大桑中学校の案内で右折すると、現在は橋が工事中で 伊奈川右岸に出られません。止むなくR19へ戻り、伊奈川橋を越えて 伊奈川右岸の道へ出ました。】 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道自体は明確ですが、全体的に指標の文字はかすれて現在地が はっきりしません。特に「下のコル」から「展望台」辺りまでは 高度計で現在地を判断しながら登りました。 登りも下りも途中で小屋番の方(主人?)と出逢いました。 麓へ物資などの補充に行かれたのでしょう。 越百小屋、8/2の宿泊客はほぼ定員だったそうです。 |
写真
感想
8/2に予定していた御嶽行きは同行者の都合で延期に。
今週末も不安定な天気で、晴れ間は難しそうな予報だが、
山麓に雨はなさそうだ。
展望は期待できないだろうが、計画を繰り上げて越百山へ出かけよう。
夜が明け切る前の薄明かりの中、駐車場から車止めのゲートを抜け
今朝沢林道を南駒ケ岳・越百山方面へ向かう。(左折で空木岳へ)
すっかり明るくなった林道で福栃橋を渡ると越百山登山口になり、
林道は更に左へ南駒ケ岳登山口へと延びる分岐となる。
指標に従って福栃沢右岸の山道へ入るとパイプの堰堤が現れ、
左山腹へ道が延びる。いきなり急登の始まりだ。
笹は刈り取られ足には負担の少ない優しい道だがジグザグの急登が続く。
下の水場を過ぎると僅かに傾斜が緩み、南西の視界が開けるとまもなく
傾斜が尽きて、「下のコル」と言われる小広い鞍部に出る。
ここからは越百山へ延びる尾根に乗りひたすら登る。
痩せ馬の背と呼ばれる木の根が剥き出しの尾根は樹林中で展望は無い。
高度稼ぎに専念しよう。
時々傾斜が緩むが長い登りが続き、一旦ゆるく下って小さな鞍部?と
なる。指標は無いがこの辺りが「上のコル」だろうか。
再び始まる長い登りに備えて小休止、小腹を満たし腰を上げる。
やがて展望台の指標を見つけるが、北側の僅かな梢の切れ間から稜線が
望める程度だ。仙漄嶺か、それとも南駒ケ岳辺りだろうか?。
しばらくして上の水場の踏み跡を分ける頃ますます傾斜がきつくなる。
見上げる急斜面に心は折れそうだが一歩一歩我慢の登りで高度を稼ぐと
「福栃山の横捲き」の指標が。少し救われた思いで頑張れそうだ。
我慢の登りもやがて平坦になり、下りにかかるといよいよ越百小屋だ。
小さな台地に建つ小屋は思ったより小さく素朴な感じだ。
どうやら宿泊客は皆出発されたようで、無人の様子だ。
小屋前のベンチで腰を降ろして、苦しかった登りの疲れを一時癒す。
灌木の切り開きを僅かに下ると右の足元がえぐられた尾根のヘリに出る。樺の林を抜けるとやがて左手に越百山〜仙漄嶺らしき稜線が覗け、
足元にはハイマツや石楠花が現れ山頂近しを思わせる。
見上げる先には砂礫の稜線を行く登山者の姿もはっきり捉えられるが、
ガスの去来が激しくなって来た。はやる気持ちを抑えてハイマツ帯の
岩を踏んで越百山のピークに出ると同時に濃いガスに包まれてしまった。
すぐ近くに見えた南越百山も砂礫上の大岩も姿を隠し、濃いガスの雫に
体温を奪われる。ジャケットを着込みしばらく晴れ間を期待して
粘ってみたがますます濃くなる一方だ。
南越百山まで足を延ばそうと思っていたがあきらめた。
三角点の立つ山頂指標や、ハイマツ帯に咲く石楠花をカメラに収めて
下る事にする。
越百小屋のベンチを借りてゆっくりと昼食を摂った後、来た道を戻る。
中央アルプスの主稜を眺めたかったが、朝よりも雲が低く立ち込め
視界は悪くなっている。
登りでは通過した上の水場へ降りてみる。登山道から一分足らずで
谷筋の水場に出る。
2本の谷から地表に湧き出た水は冷たくて美味しい。
しびれるような水で顔や腕を洗い、たっぷり喉を潤す。
何も見えなくなった展望台、痩せ馬の背を下り「下のコル」まで
下ると長い下りの残りも僅かだ。
コーヒータイムを過ごした後、靴紐を点検して山腹のジグザグを
慎重に下る。
福栃平と呼ばれる登山口に下りきりベンチを一人占めしてゆっくり
休んでいると突然雨が降ってきた。
樹間に逃げ込み雨具を着込んで、雨の中2.5km先の駐車場へ林道を戻る。
途中に出逢う福栃沢や今朝沢の渓流も見逃すには惜しい眺めだ。
最後の林道歩きで雨に降られたが、越百山・南越百山・更に仙漄嶺の
主稜らしき稜線も眺める事が出来た。
標高差約1500mの苦しい登りの末、山頂到着と同時にガスに
包まれたのは残念だったが
曇り予報の中、雨にも降られず往復できて満足出来る山行になった。
少し疲れたけど・・・・。
onetotaniさん、今晩は
予定を繰上げて行かれましたか。越百山ここも行きたいと思っている山の一つです。
迂回して行かないと伊那川ダムPに行けない様子ですね。参考になります。
やっぱり曇予報の通りでしたね。なんか来週も天気悪そうだしこのところ躊躇ってしまって行けてません。
higurasiさん 今晩は。
来週末も天気は芳しくなさそうなので、お先に行ってきました。
しっかり歩かされた山でしたが、higurasiさんなら越百山〜南駒ケ岳の周回も
10時間で可能でしょね。
ただ、越百山の尾根と違い南駒ケ岳のコースは水場が無さそうですので
それなりの用意が必要だと思いました。
higurasiさんは好天に恵まれると良いですね。
追伸:ダムまでの道はしばらくは伊奈川橋から入る事になると思います。
onetotaniさん,おはようございます。
越百山,お疲れ様でした。
実は,3日は私も越百山を考えていたのですが,
前回登った時,天候が悪く,同じようにガスの山頂でしたので,
次は晴天に登りたいと思い,やめてしまいました。
あの天気で行かれるとは,さすがベテランです
totokさん 今晩は。
天気予報と睨めっこの末、曇り予報でしたが出掛けて来ました。
結果、短時間ですが中央アルプス主脈の一部も眺められ、
無事に砂礫とハイマツの山頂に立てました。
今回は10時間を越える山行でしたが、雨の林道歩きも心地よく
感じられました。
なかなかの急登のようですね お疲れ様でした
越百山は私がイブネ・クラシに登り始めた頃から、ずっと気になっていた山なんですよ。
クラシ山頂の木に書かれた越百岳の名前が気になり、いつか訪れてみたいと思っていた山です。
今年は登ろうと機会を窺っているのですが、なかなかタイミングが合わなくて・・・。
秋までにはなんとか
レコ、参考にさせていただきます。
Toshi_さん 今晩は。 そしてお久しぶりです。
以前からクラシには越百岳の名前が刻まれているとは聞いていましたが、
それはイブネ北端からクラシに向かう平原辺りに有るのですか?。
ここの登りは山と渓谷社が独自に取り上げた「急登100本」にも
入るそうです。
越百小屋辺りまで登らないと姿を現さない越百山。
やっと立った山頂は砂礫とハイマツが広がり良い雰囲気でした。
空も高く澄んだ秋の越百山はもっと素敵でしょうね。
仰るとおり「越百岳」と彫られたブナの木はクラシP1145辺りにありました。
昔はこのピークに「越百」の表札も有ったと聞きます。
写真を撮ったはずなんですが見つからず
また行ったときに写真撮っておきます。
越百山(中アの方)結構、急登なんですね。
気合いを入れて行って来ます。
急坂、お疲れ様です。中アも、このあたりになると
木曽駒とは全く別物な様相ですね。
新緑に渓流、そして花々と、険しさの中にも
しっとりした味わいを感じました。
お天気、残念ですね。僕は長野県方面は
日曜日、快晴だと思ってました。
komakiさん 今晩は。 そして白山山行はお疲れ様。
コースタイムでは10時間越え、加えて「急登100本」に入る登り。
気合いを入れて登ってきました。
しかし山頂を踏むと同時に意地悪なガスに包まれ、
未練たらしく粘りましたが山頂での展望は得られませんでした。
それでも、緑の森から灌木帯へ、そしてハイマツ帯をぬうような
砂礫の岩尾根へと徐々に雰囲気が変わる山を充分楽しめました。
今度は山中一泊で南駒ケ岳を含めた周回もいいかなと思いました。
onetotaniさん こんばんは
噂の越百岳の急登、ご苦労様でした。結構大変な道のりでしたね。
さて、今年の夏こそはあそこに行きたい、ここにも登りたい・・・色々計画立ててましたがどうもお天気が定まらず中止や延期のオンパレード。
「山は逃げない」というものの、こちらにも都合があるし、体力のあるうちに登りたい山もあるしヤキモキしております。
onetotaniさんは次はどこを計画してますか?
当方は秋の涸沢か双六を今年のメインにおいておりますが、夏も晴れの下どこかで楽しみたいと思っております。
sugi-chanさん 今晩は。
今回の山行は個人的には、時間的にも距離的にも日帰り山行の
ボーダーラインで、これ以上は避けたいと思っています。
次は北八でしたね。またまた今週末も台風の影響で山行には
不向きのような予報で・・・。
私も3000m級の山は、晴天を捉えて登りたいと思っています。
涸沢の10月はテント場の確保も難しそうですね。
秋の双六も鏡平からのコースなんて魅力的ですね。
白山・大日岳・越百山と続きましたがそろそろ青空が恋しくなりました。
越百山へ土曜日に登り、空木山を周回して日曜日に駐車場に戻りました。
onetotaniさんと、同じ駐車場に車とめてました〜
私には越百山までの登りが長く、苦戦しました。
越百小屋にたどり着くまで、まるで修行のように感じました。
景色がなかなか見られないのでモチベーションがアップしなくて
上の水場、気づかず、素通りしてしまったのですが
たくさん水が出ていたのですね。山が深いにもかかわらず、
美味しい水を途中で汲んで飲めるというところが、いいですね
slowlifeさん 今晩は。空木岳への縦走レコを拝見しました。
稜線上の朝は御来光が見られる程の天気だったんですね。
中央アの主脈縦走、爽快で良いですね。
私も上の水場からの急登には心が折れそうでした。「福栃山横捲き」の
プレートを見なければ挫折したかも知れません。展望の無いつらい登りは
まさしく「修行」ですね。
そんな修行に耐えた山頂で御褒美がもらえず少し残念でした。
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