武尊山

2022年11月06日(日) 〜 2022年11月07日(月)

• GPS: 11:44
• 距離: 36.0km
• 登り: 2,100m
• 下り: 2,040m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:05

距離 19.4km 登り 1,434m 下り 338m

11:53 湯檜曽駅
12:49 長沢橋バス停
13:13 武尊橋バス停
14:12 武尊山登山口
16:15 武尊神社下降点
16:19 16:29 手小屋沢避難小屋分岐
16:25 手小屋沢避難小屋
16:30 16:50 手小屋沢避難小屋分岐
16:51 16:52 手小屋沢避難小屋
16:54 手小屋沢避難小屋分岐

2日目

• 山行: 5:38
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:39

距離 16.6km 登り 667m 下り 1,734m

6:05 手小屋沢避難小屋分岐
7:29 8:06 武尊山
8:24 8:26 中ノ岳
8:45 8:50 家ノ串山
9:20 前武尊山
10:13 10:18 不動岳
11:22 11:34 武尊旭小屋
12:44 ゴール地点

天候

1日目 晴れ
2日目 晴れ、場所によってちょいガス

気温は初日上ノ原周辺で15度と高めだったが、登山道に入ると北面の沢筋だったこともあり5度以下まで下がった。避難小屋内は夜で0度くらい。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き JR上越線湯檜曽駅
帰り 川場温泉口バス停(関越バス)

バスは1日5本程度の運行です。
https://kan-etsu.net/files/libs/8246/202203071519488900.pdf

コース状況／危険箇所等

一般ルートなのでよく整備されてますが以下のセクションだけやや注意が必要と感じました。
雨や霜、雪のコンディションだとまったく違ってくると思います。

上ノ原〜手小屋沢避難小屋
支尾根に出るまで沢沿いを辿るため踏み跡不明瞭な箇所が多いです。沢筋を外れなければ大丈夫なはず。ピンクテープありますが、必ずしも登山用ではないようなので要注意。

前武尊〜不動岳
しばらく急に降りたあと岩峰を越していきます。比較的立った岩壁があり、そこは怖そう。降りてく方に向かって右側にもルートがあってそっちのほうが安全だと思います。欲しいところにはしっかりクサリが整備されてます。

その他周辺情報

手小屋沢避難小屋
カマボコ型の小屋で収容人数はせいぜい4人。鉄製で扉を閉めると真っ暗ですが、思ったほど居心地悪くなかったです。

川場温泉いこいの湯
アルカリのお湯でのんびり浸かれる温度。もつ煮定食付きで1100円は破格…
https://kanko.vill.kawaba.gunma.jp/hot_springs/000550.html

写真

11/6 11:44

湯檜曽駅はもぐら駅。ちなみに反対ホーム(水上方面)は地上にあります。

11/6 11:47

11/6 11:56

利根川をわたって藤原方面へ。

11/6 13:01

藤原湖。ダム湖です。このあたりダム多い。

11/6 13:06

昔から往来の盛んな街道だったんですね。

11/6 13:20

しばらく山あいの道を行ってただけに、不意にこの開けた空間に出てちょっとびっくり。藤原の集落。上ノ原という名前どおり。

11/6 13:30

民俗集古館近くに不動水の水場がありました。ありがたく2リットルいただきます。

11/6 13:43

雨呼山。ガイドブックで見た山です。ここかあ。

11/6 13:55

宝台樹スキー場手前にも水場がありました。

11/6 13:57

スキー場。

11/6 13:59

バギーに乗って遊んでました。気持ちいいだろうなあ。

11/6 13:59

これ。

11/6 14:00

谷川。右手の駐車場では山々に響きまくる爆音でクルマが走り回ってた…近所迷惑にならんのかな。

わりとメジャーな開催地みたいですね。。
https://motorsports.jaf.or.jp/enjoy/topics/2020/20200909-06/?fbclid=IwAR3NXpKFB6m4AdEcUZ0WaEfnPKYw3LbIbCqWZYqPrA2NUDJCLdMT-JyogLE

11/6 14:02

上ノ原ロッジ。「国鉄山の家」と深田久弥が書いていたのはここかな。

11/6 14:09

カラマツきれい！前に行った赤城山を思い出す。

11/6 14:12

11/6 14:15

秋ですね

11/6 14:38

林道終点からは名倉沢沿いに上がっていきます。

11/6 14:56

ちょっと不明瞭

11/6 15:09

霜ついてます

11/6 15:16

11/6 15:35

稜線に上がると急に雰囲気かわりました

11/6 15:37

きれー。

11/6 15:50

至仏と燧。こんな近くに見えるとは思ってなかった！

11/6 15:55

11/6 15:56

武尊の最高地点(沖武尊)も見えました

11/6 16:04

剣ヶ峰と獅子ヶ鼻。

11/6 16:07

浅間山、志賀高原の山々。うっすら蓼科も。

11/6 16:07

11/6 16:18

今宵の宿みえたー

11/6 16:20

どどん！

11/6 16:22

ばばん！

11/6 16:47

11/6 17:11

今宵の宴会笑

11/7 6:27

翌朝。

11/7 6:39

立って見えるけど登りなら大丈夫かな。

11/7 6:54

霜柱。すべるのでやっかい。

11/7 6:59

11/7 6:59

クサリ場続きます。

11/7 7:02

沖武尊見えた！

11/7 7:02

おはよう至仏、燧。

11/7 7:08

巻機など上越国境の山々。雲がかかってるのはたぶん奥利根湖。

11/7 7:18

剣ヶ峰と奥には富士山。右へ南ア、八ツ、浅間。

11/7 7:19

かっこええ。

11/7 7:29

でとうちゃーく。

11/7 7:52

日光白根と皇海山。なるほどここから見る皇海山は立派。

11/7 7:53

11/7 7:58

11/7 7:59

祠は富士山を向いてました。

11/7 8:11

下山の途へ。立派なヤマトタケル像がありました。

11/7 8:11

川場谷。

11/7 8:14

池は1センチくらいの結氷。

11/7 8:20

笹清水周辺。水はどこかな…

11/7 8:26

笹清水からしばらく行ったところにも水場あり。この日はほんのちょろでした。

11/7 8:45

浅間をバックに家ノ串。変わった名前です。名前ほどトガった感じでもなかったなぁ。

日本百名山「家の串の『クシ』は棟の意味で…、山の形から名づけられたものだろう」なるほど。

11/7 8:48

雲海から皇海が顔をのぞかす。

11/7 9:05

11/7 9:19

前武尊。ここにもヤマトタケルがおわす。

11/7 9:28

11/7 9:37

クマさま、かなぁ？二子山での動画がよぎりまくりで熊鈴リンリン鳴らします。

11/7 9:44

不動岳方面。あーたしかにイワイワしてるなぁ…

11/7 9:51

岩峰の隙間から剣ヶ峰。あれが川場スキー場か。

11/7 9:54

クサリ場ゾーン突入！

11/7 9:56

11/7 10:00

ここは下りはこわそう…
同「私にとっては大した所ではないが、素人登山者の家内の心胆を寒からしめるのに十分であった」とありますから、さすがの深田さん。

11/7 10:02

11/7 10:05

手前が前武尊。左奥は川場剣ヶ峰でこちらのほうが目立ちます。

11/7 10:08

奥に沖武尊。

11/7 10:29

行者さんのお札がたくさん。

11/7 10:30

大峰奥駈の靡(なびき)をおもいだしました。

11/7 10:43

不動岳を過ぎると、緩やかな登山道へと一変。これが極楽…っ！

11/7 10:47

いやホント快適。

11/7 10:48

11/7 10:56

11/7 11:00

11/7 11:13

11/7 11:21

11/7 11:23

しばらく快適な下りを楽しんでるとあっという間に旭小屋に着きます。

11/7 11:22

中はきれい。今となってはここは県道沿いなので、みなさんどういう使い方されてるのかちょっと興味湧きました。

11/7 11:33

「講」的な、○○回登頂記念、といったことが刻まれてました。

11/7 11:34

りっぱな県道沿いです。

11/7 12:10

旭小屋からはランで川場温泉まで。これは木賊の集落にあった武尊神社。

11/7 12:27

なんだか懐かしい。

11/7 12:38

こちらは川場温泉にあった武尊神社。りっぱな山ですし、麓の各集落で信仰の対象になっていたことがよくわかります。

11/7 12:43

で、「いこいの湯」でひとっ風呂。

11/7 13:21

で、おビールを♪

11/7 13:50

沼田駅までのバスは1日6~7便です。おつかれさまでした。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

Kopokopo

いつだったか社員旅行で沼田にりんご狩りにきたときに、農園からはるか遠くにそびえる武尊を、また、宝台樹のスキー場から真っ白に輝く武尊を見て、機会があればぜひ、と思っていましたが、東京近辺在住の割に群馬方面へ行くにはアプローチが悪く延ばし延ばしになってました。
この週末の天気予報がよかったのと、最近読んでる木暮理太郎著「山の憶い出」で奥利根周辺の記述があったのに影響されて、いざ武尊、となった次第です笑

登ってみると、何といってもまずは眺望の良さ。至仏、燧が手に取るような近さにあるのも驚きでしたが、日光白根も立派。そして時計回りに見渡していくと、ここから見た皇海山の形は、甲斐駒を思わせるような、ある種異様で思わず声を出したくらいです。さらに富士、南アルプス、八ヶ岳、浅間から志賀高原の山々、北アルプスもその雪に覆われた稜線部分が少し見えてたかな。さらにぐるりと回っていくと巻機山や越後駒(これは違うかも)、平ヶ岳も。素晴らしい山岳展望台です。

そして山に存分に浸れる懐の深さ。エリア的には赤城山と似ていますが、そこまで開けてませんし、スキー場を外したルートを選べば深田久弥が旅したころと同じような静かな山旅が楽しめると思います。

おかげさまで沢あり、岩あり、カラマツの美しい森ありの楽しい2日間になりました。外泊許可を出していただいた奥さまに感謝です♪