双門コースの登山口でもある熊渡から、まずは落ち葉が敷き詰められた地峯林道を辿ります。
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双門コースの登山口でもある熊渡から、まずは落ち葉が敷き詰められた地峯林道を辿ります。
地峯林道は令和3年3月〜12月まで工事の為通行止めとなっていましたが、ここがその工事箇所だったようで、以前大きく崩れていた林道は綺麗に整備され車両も通れるようになっていました。
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地峯林道は令和3年3月〜12月まで工事の為通行止めとなっていましたが、ここがその工事箇所だったようで、以前大きく崩れていた林道は綺麗に整備され車両も通れるようになっていました。
30分程で双門コースと金引尾根の分岐で、今回はUターンするように登っていく作業道を辿っていきます。
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30分程で双門コースと金引尾根の分岐で、今回はUターンするように登っていく作業道を辿っていきます。
今はもう使われていない様子の廃作業道ですが、歩くには支障なく秋らしい雰囲気の中を登っていきます。
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今はもう使われていない様子の廃作業道ですが、歩くには支障なく秋らしい雰囲気の中を登っていきます。
標高970m付近まで来ると作業道の路盤に丸太が並ぶようになります。
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標高970m付近まで来ると作業道の路盤に丸太が並ぶようになります。
スイッチバックしながら登っていく様はまるで木馬道!?とちょっと興奮しましたが、これは作業道の路盤強度確保の為のものだそうです。
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スイッチバックしながら登っていく様はまるで木馬道!?とちょっと興奮しましたが、これは作業道の路盤強度確保の為のものだそうです。
作業道は標高1050m付近から尾根筋を外れてトラバースを始めるため、当初は適当なところで尾根へ取り付く予定でしたが、作業道の行方が気になって結局終点まで辿ってみました。切り返しできるような大きな広場もなく、ぷっつりと終わる感じがいかにも作業道ぽくていい感じです。
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作業道は標高1050m付近から尾根筋を外れてトラバースを始めるため、当初は適当なところで尾根へ取り付く予定でしたが、作業道の行方が気になって結局終点まで辿ってみました。切り返しできるような大きな広場もなく、ぷっつりと終わる感じがいかにも作業道ぽくていい感じです。
作業道終点から急斜面を強引に上がって、天女の頂から北へ延びる尾根を登っていきます。
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作業道終点から急斜面を強引に上がって、天女の頂から北へ延びる尾根を登っていきます。
標高1400m付近まで上がると樹林も疎らになって、振り返ると栃尾辻から天川村役場に落ちる長い尾根の向こうに、コンカツから和泉山脈に続く山並を望みます。
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標高1400m付近まで上がると樹林も疎らになって、振り返ると栃尾辻から天川村役場に落ちる長い尾根の向こうに、コンカツから和泉山脈に続く山並を望みます。
天女の頂から明星ヶ岳へ続く登山道を辿り、高崎横手から一旦狼平に下ります。いつも穏やかな雰囲気のいいところですが、日陰の部分は真っ白に霜が降りていて、これから沢に入るというのに水冷たそう〜(苦笑)。
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天女の頂から明星ヶ岳へ続く登山道を辿り、高崎横手から一旦狼平に下ります。いつも穏やかな雰囲気のいいところですが、日陰の部分は真っ白に霜が降りていて、これから沢に入るというのに水冷たそう〜(苦笑)。
足元を沢靴に履き替えて、ここから少しの間ではありますが、弥山川源流部を遡行し秋の沢登りを楽しみます。
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足元を沢靴に履き替えて、ここから少しの間ではありますが、弥山川源流部を遡行し秋の沢登りを楽しみます。
熊渡から弥山川に沿って続く双門コースは、大峰の一般登山道としては最も厳しいルートとして知られますが、双門の滝を始めいくつもの滝を懸ける弥山川も狼平より上部は一転して穏やかな渓相が続きます。
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熊渡から弥山川に沿って続く双門コースは、大峰の一般登山道としては最も厳しいルートとして知られますが、双門の滝を始めいくつもの滝を懸ける弥山川も狼平より上部は一転して穏やかな渓相が続きます。
標高1630m付近で左岸から地図で見るより少し小さな沢を合わせると池ノ谷と八剣谷の二俣で、今回はそのまま直進方向、池ノ谷を詰めていきます。池ノ谷に入っても相変わらず気持ちのいい沢を快適に登って行きます。
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標高1630m付近で左岸から地図で見るより少し小さな沢を合わせると池ノ谷と八剣谷の二俣で、今回はそのまま直進方向、池ノ谷を詰めていきます。池ノ谷に入っても相変わらず気持ちのいい沢を快適に登って行きます。
池ノ谷を最後まで詰めると弥山と八経ヶ岳の間のコルにでますが、あまり時間もないので標高1710m付近から八経ヶ岳山頂への最短ルートを取って沢を外れます。
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池ノ谷を最後まで詰めると弥山と八経ヶ岳の間のコルにでますが、あまり時間もないので標高1710m付近から八経ヶ岳山頂への最短ルートを取って沢を外れます。
この日も良く晴れて山頂からは大展望が広がります。写真は北方、弥山の大きな山体の向こうに山上ヶ岳から大普賢岳に続く大峰北部の山並を望みます。
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この日も良く晴れて山頂からは大展望が広がります。写真は北方、弥山の大きな山体の向こうに山上ヶ岳から大普賢岳に続く大峰北部の山並を望みます。
大峰山脈、そして近畿以西の本州最高峰でもある標高1915.2mの八経ヶ岳山頂です。
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大峰山脈、そして近畿以西の本州最高峰でもある標高1915.2mの八経ヶ岳山頂です。
八経ヶ岳からレンゲ道を辿り、今回の山旅一番の目的である左俣尾の1445ピークへ向かいます。左俣尾と聞いてもほとんどの方はピンと来ないと思いますが、トップリ尾を訪れたことのある方ならきっと目にしているはずのピークです。
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八経ヶ岳からレンゲ道を辿り、今回の山旅一番の目的である左俣尾の1445ピークへ向かいます。左俣尾と聞いてもほとんどの方はピンと来ないと思いますが、トップリ尾を訪れたことのある方ならきっと目にしているはずのピークです。
左俣尾は明星ヶ岳北西、細尾山付近から西へ延び、日裏山谷本谷と三ツ?谷の出合に落ちる短い尾根で、1445ピークまでは標高差300m、道はありませんが比較的歩きやすい尾根を下って行きます。
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左俣尾は明星ヶ岳北西、細尾山付近から西へ延び、日裏山谷本谷と三ツ?谷の出合に落ちる短い尾根で、1445ピークまでは標高差300m、道はありませんが比較的歩きやすい尾根を下って行きます。
樹林が疎らになってトップリ尾のような小笹の気持ちいい尾根となると、いよいよ1445ピークが目の前に聳えます。
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樹林が疎らになってトップリ尾のような小笹の気持ちいい尾根となると、いよいよ1445ピークが目の前に聳えます。
地形図からは想像できない独特な姿で尖る1445ピーク。自分は初めてトップリ尾を歩いた時からそのちょっと異様な雰囲気に惹かれ、いつか訪ねたいと思っていました。
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地形図からは想像できない独特な姿で尖る1445ピーク。自分は初めてトップリ尾を歩いた時からそのちょっと異様な雰囲気に惹かれ、いつか訪ねたいと思っていました。
右手にはあちこちに気持ち良さそうな草原(笹原)が点在しますが、一番奥の稜線がトップリ尾です。トップリ尾から左俣尾がよく見えただけあってこちらからも当然よく見渡せ、トップリ尾の展望台といった感じです。
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右手にはあちこちに気持ち良さそうな草原(笹原)が点在しますが、一番奥の稜線がトップリ尾です。トップリ尾から左俣尾がよく見えただけあってこちらからも当然よく見渡せ、トップリ尾の展望台といった感じです。
最後は岩と切株とブッシュが入り混じるちょっと急な尾根をひと登りすると、何もない1445ピークに到着です。姿は独特ですが、やはりこんなところを訪れるのはよほど物好きしかいないようで、道標の類はもちろん古いマーカーすらひとつもないなんとも素朴なピークです。
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最後は岩と切株とブッシュが入り混じるちょっと急な尾根をひと登りすると、何もない1445ピークに到着です。姿は独特ですが、やはりこんなところを訪れるのはよほど物好きしかいないようで、道標の類はもちろん古いマーカーすらひとつもないなんとも素朴なピークです。
下って来たからにはまた登り返さなければならず、行きはよいよいでしたが帰りは疲れた身体に鞭打って標高差300mを上がります…。
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下って来たからにはまた登り返さなければならず、行きはよいよいでしたが帰りは疲れた身体に鞭打って標高差300mを上がります…。
疲れてペースが上がらぬまま、気が付けばあっという間に西日となって、日が暮れていきます。秋の日は釣瓶落とし、いつかの白髭岳もそうだったなぁと思いながら夕闇迫る金引尾根を足早に下って行きます。
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疲れてペースが上がらぬまま、気が付けばあっという間に西日となって、日が暮れていきます。秋の日は釣瓶落とし、いつかの白髭岳もそうだったなぁと思いながら夕闇迫る金引尾根を足早に下って行きます。
落ち葉を踏みしめる音だけが暗闇に響く中、すっかり夜の帳が下りた熊渡に帰って来ました。最後まで晩秋らしい雰囲気を味わえた山旅でした。
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落ち葉を踏みしめる音だけが暗闇に響く中、すっかり夜の帳が下りた熊渡に帰って来ました。最後まで晩秋らしい雰囲気を味わえた山旅でした。
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