谷川岳 西黒尾根、急登の先にあったのは花の楽園だった。帰りは天神尾根を下ってロープウェイ
- GPS
- 08:19
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 778m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・ロープウェイ 片道1230円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆西黒尾根:ラクダの背以降、岩場が続きます。基本的に黄色ペンキでマーキングされてますが、3点保持が必要な箇所もあります。氷河跡の岩場は滑るので要注意です。 ◆天神尾根:鎖場ありますが、危険箇所はありません。こちらも天狗の留まり場周辺のザレ場が滑りやすかったです。 |
写真
感想
北関東の天気が良さそうだったので、それなら日帰りで行ける谷川岳を、日本三大急登に数えられている西黒尾根から登ってきました。
◇自宅(鎌倉)〜谷川岳ベースプラザ
片道約220KM。行きは第三京浜を経由して関越道。帰りは関越道から圏央道に乗り、高尾山で降りて一般道へ。少し遠回りになった上、渋滞に巻き込まれる。多少割高でも茅ヶ崎JCまで行けばよかったと後悔。
◇西黒尾根〜ラクダの背
すぐに急登の始まり。標高が割と低い所からのスタートなので、気温は20度以上だったと思います。すぐに汗が吹き出し、この尾根は夏に登るものではないなと少し後悔。前回の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳の登りはオーバーペースだったことを念頭に置き、抑え気味に登ったのですが、それでもCTより30分ほど早くラクダの背に到着しました。
◇ラクダの背〜谷川岳・トマノ耳
岩場の急登。ストックはしまいました。基本的には黄色ペンキに従った進みましたが、多少コースを外れても大丈夫でした。何箇所か三点保持の必要な登りがあります。氷河跡の岩場は本当に滑るので、雨の日は特に要注意です。ケルンが見え始めるまでの間、何箇所か偽ピークがあります。
◇トマノ耳〜オキノ耳
危険箇所は特にありませんでした。荷物をデポして写真を取りながらのCTは、山と高原地図に載っていた10分でした。
◇肩の小屋〜天狗の留まり場
万太郎山を眺めながらの下りになります。危険箇所はありませんが、所々滑りやすい箇所がありました。鎖場も数カ所あり、時間帯によっては渋滞する可能性があります。(この日は2箇所ほど渋滞に巻き込まれました)
◇熊穴沢避難小屋〜天神平
避難小屋手前の鎖場で登り登山者の渋滞に巻き込まれました。避難小屋を過ぎると、木道で整備されたなだらかな下りになります。森林限界が低いので、景色を楽しみながら登山ができます。
★総評
日本三大急登に数えられる西黒尾根ですが、真夏の丹沢大倉尾根(通称バカ尾根)と標高差はあまり変わらず、むしろ、バカ尾根の方が登り始めは低いので(谷川岳750M、大倉バス停290M)、真夏にこちらを経験していれば乗り切れるレベルだと思います。何よりも、ラクダの背を超えた辺りから広がるお花畑は、花好きな人には苦労してでも一見の価値があると思いました。
それと、あくまで個人的な見解ですが、山の雰囲気は中央アルプスを凝縮させたような感じを受けました。標高2000Mに満たない山塊の集まりですが、山は標高だけではない、そんな事を感じさせるのが谷川岳だと思います。
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