たまにはこんな日も・・・雨と強風の薬師岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:20
天候 | 曇り 2300mぐらいより上は雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道は通行規制有(有料1900円) 富山からも岐阜からも6時〜20時までに目的地到着するようにとなっています。 折立に無料駐車場あり。結構な台数が停められると思いますが路肩まで駐車してありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
終始整備された登山道で危険個所等はありません。 |
写真
装備
備考 | 出発時間をもう少し早めに。 水は3L |
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感想
昨年、今年と、知り合いが何人か登ってて行きたいなぁと思ってた山が薬師岳。
北アルプスの中でも裏銀座の山々やこの辺りの山は少しゆったりしていて好きです。
実は連休を取っていてテント担いで別の地域の山に行く気満々だったのですが予報が良くない・・・。
下界の天気予報は場所によってはまずまず。この辺りの山は下界は晴れでも上の方はしばらくの間さっぱりだと言う。
チョロッとでも晴れ間があるといいんだけど。
いつものように帰宅後準備を済ませ出発。
愛知の方から岐阜経由で行くか、山梨から松本に抜けて、上高地経由で行くか悩んだ末今回は松本経由で行く事にしました。上高地辺りまでが慣れてるせいか意外と近く感じました。
有峰林道のゲートが開く時間を目安に車を走らせましたが、途中休憩したりのんびりしてたら折立に着いたのは7時半。日帰り族としてはちょっと遅いですね。
賑わう折立で準備を済ませ出発。
小雨は降っていましたが、登り始めたら雨が少し強くなってきました。
とりあえず上だけ合羽を着て歩きます。
人の多い山は苦手ですが、登山道はしっかり整備されていて、とても歩きやすく、危険個所などは全くと言っていい程ありません。
なので歩きやすくスイスイ進みます。
しばらく歩いて樹林帯を抜けると素敵な景色が待っていました。
草原に木道が敷かれ真っ直ぐに伸びる登山道。両脇にはたくさんのお花。
雨も一旦止み、少しだけ青空も。
振り返ると有峰湖も明るく輝いています。
すれ違う方にお話しを聞くと皆揃ってこの数日は上の方はガスって眺望はないと言う。太郎小屋に着いて一息ついて小屋の方とお話ししてみると、やはりココ何日かは山頂はずっとガスの中だそう。少しでも回復すると良いのだけど・・・
太郎小屋の前で少し休憩して山頂に向けて出発。
一旦晴れ間は出たものの結局小屋から先はガスの中。
こんな天気でも木道脇の草原や花畑はホント素晴らしい。
一旦薬師峠へ少しだけ下りテント場を通って再び登りが始まる。
このルートの中で一番急な場所かな。
沢のようなところを登って行く。
どうせ汗でびっしょりになるので晴れ間が出た時点で合羽は途中で脱いだが、風が出てきたのと雨粒が大きくなってきたので薬師平から再び合羽を羽織る。
薬師平から先もハクサンイチゲやチングルマ、シナノキンバイ等のお花畑がとても綺麗♪
脇には雪渓も残っていた。
薬師岳山荘は帰りに寄るとして一息つくだけで通過。
雨足は徐々に強くなる。
ここから先はハイマツが少しある程度で、雨や風を遮るものは一切無いガレた登り。
雨風の勢いは増すばかりで合羽を着ていてもびしょ濡れ。
こういう時こそ元気良く登らないと気持ちが萎えてしまいます。
おおっ今日はいい風吹いてんなぁ〜♪ってね。
下りて来る方も何名かいましたが皆何も見えず、寒くて下りてきたと。
冬はもっともっと吹き飛ばされそうな程強く激しい風に吹かれて歩く事もあるけど、夏にこんなコンディションで歩くのは久しぶりです。
ちょっとした嵐みたいな感じです。
大きなケルンのある小屋跡を過ぎ、稜線をトラバース気味に歩くと山頂。
少し先までしか視界が無いのでいつの間にか着いてしまった感じです。
20名ぐらいの大パーティーがいましたが、自分が登頂した後すぐに下って行きましたので山頂は貸切。
展望も全く無く、雨と風で寒いですが岩陰で食事を摂り一息つきます。
一面真っ白なので景色は心の目で見るとします。
さすがに今日はお昼寝はナシでw
山頂からの眺めも無く、岩陰で丸くなって食事しましたが強い雨と風にさらされ、体が冷えてきたので早めに下山します。
下る時もなかなかのバットコンディション。(後で知った情報だと20mぐらいの風吹いてたそうです)
うぅ〜寒い・・・。
だいぶ前に先行していたなかなか進まないパーティーを追い抜き(このコンディションであの人数だったら仕方ないですが、大人数にしてはしっかりしてたと思います。ある程度個々が山に慣れているのでしょう)薬師岳山荘で少し休憩を取り再び雨の中下ります。
着替えようかなとも思いましたが下はそれ程冷えないだろうし、どうせまたすぐ濡れるのでこのまま下ります。
薬師平を過ぎ、樹林に入ると雨も止み太郎山が綺麗に見えました。
岩の上で一息着くと全身びしょ濡れで(この時は靴の中もびしょ濡れでした)水がしたたり落ち、沢を歩いてる人みたいになってました。
上はまだまだ降ってそうですがこの辺りからは少し明るくなってきたので合羽を脱ぎ太郎小屋まで戻ります。
雨も止み、ようやくほっとできる感じ。
ラーメンか何かで暖まろうと思いましたが食事の時間がちょうど終わってしまったのでココアを頂いて暖まりました。
人が大勢いましたが、皆ここで滞在のようで、下山するのは少し前に小屋を発って先行していた方と自分だけでした。
下りは樹林帯が雨でぬかるんで少し滑るところもありましたが全体的には歩きやすくそれ程時間もかからず登山口に辿り着きました。
下山してまず嬉しいのが、コーラの自販機が目の前にある事!
すぐに飛びつきました。
靴なども洗えるのでドロドロの靴を洗い、一息ついてから有峰林道を来た時の岐阜側ではなく富山側に下りました。
この後はお寿司を食べ、コインランドリーで服を洗い適当な場所を見つけて就寝。
明日の予報もあまり良くなさそうなのでゆっくり温泉にでも入って美味しいものを食べて帰宅までの長い道中、いろいろなところに寄り道しながらのんびりドライブで帰ろうと思います。
あ、レインウエアがそろそろヤバいかもしれません。
これぐらい降るといいヤツ着てても濡れると思いますが、自分の10年ぐらい使ってるゴアもどきの安いレインウエアは内側のコーキングも一部剥がれて来ています。
なんとかもう少し使おうと思いますが、そろそろ買い替えの時期かもしれません。
こんちわ〜
雨・・ですか・・
たいへんでしたね
やっぱ、山の天気は変わりやすいんですね
お疲れ様でした でわでわ
uedayasuji さんこんにちは
いや〜上の方は結構な雨でした。
沢登りやった時みたいに全身びしょ濡れでなかなか大変でした。
まぁ水もしたたるいい男って事で
台風の影響か、ここしばらく下の方は晴れてても山の上は毎日こんな感じだそうです。
台風が行っちゃえばきっとまたすっきりした晴れのお山が楽しめるでしょう
ホント水も滴る…ですね。ペンギン村の住民もびしょ濡れだったでしょう?
折立からの登山はかなり憧れ度が高いのですが、遠すぎてなかなか候補に上がりません(>_<)
こんな中でも昼寝してくださいw!
いや〜久々に結構な嵐に遇いました
合羽着ててもびしょ濡れでしたしね・・・。
折立からは遠いですねぇ〜地元の方じゃなければたどり着くまでが大変な登山口の一つだと思いますよ。ただ、上高地あたりまで行っちゃえば意外とこんなもんか?って感じでした。
今回も岩陰で少し横になってみましたがあのまま昼寝してたら完全に遭難者です(笑)
凄い天候でしたね(>_<)
自分ならそうそうに撤退です・・・。
この時期でも寒さとの戦いがあるなんて(>_<)
あれだけ濡れたらそうなりますよね〜
こちらは次の連休に、仙丈、甲斐駒に行って来ます!
telexさんこんにちは〜
う〜ん
その日の天気確認したら20mぐらいの風があったみたいだし、降水量もなかなか・・・。
たまにはこういう日もあります
でもやっぱり山では雨や風に襲われることもあるのでこういうのも味わっておくといざと言うときに経験が役に立つこともあります。危険に晒されない程度なら雨の山もまたよし。
甲斐駒、仙丈お天気良いといいですね
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