笠置山は本当に笠を置いた形をしているのだろうか? [笠置公民館前バス停〜笠置山〜中野方馬越バス停]


- GPS
- 04:27
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 829m
- 下り
- 728m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
6:13 名古屋 発 ↓ JR中央本線 7:24 恵那 着 7:28 恵那駅前 発 ↓ 恵那市自主運行バス 笠置線(運行は平日のみ) 490円 8:21 笠置公民館前 着 帰り 13:00 中野方馬越 発 ↓ 恵那市自主運行バス 中野方線(平日ダイヤ) 500円 13:47 公布町 着 (中山道広重美術館の前です) 16:03 恵那 発 ↓ JR中央本線 17:17 名古屋 着 |
その他周辺情報 | 中山道広重美術館 歌川広重の浮世絵版画を中心にした美術館 重ね刷り体験などもたのしい https://hiroshige-ena.jp/ 開館時間:午前9時30分〜午後5時 休館日:月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土日・祝日を除く) 恵那市観光物産館「えなてらす」 恵那市13ヶ町の特産品をはじめ、ここでしか買えないオリジナル商品や地元企業のイチ押し商品が集まる観光物産館。 栗きんとんの味比べができる「栗くらべ」(栗きんとんの詰め合わせ)が目を引きましたが、「栗きんとん大福」がおいしかった。 https://www.kankou-ena.jp/1926.php |
写真
別名「ナンジャモンジャ」の木。
日本では長崎県対馬の北端と岐阜県東濃地方、特に笠置山を中心とした地域にだけ自生するそうで、大正12年に国の天然記念物に指定されたそうです。
巨石の隙間にはヒカリゴケ。
ヒカリゴケはヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケで、1科1属1種の原始的かつ貴重なコケです。
発光しているのではなく、わずかな光をよく反射して、エメラルド色に輝いて見えるのだそうです。
ペトログラフとは先史時代、岩に刻まれた文字・記号・紋様のこと。
写真は「盃状穴」と言われるもの。
笠置山には様々なペトログラフやピラミッドストーンがあるそうです。
次回、それらを探しに行くのもいいですね。
前回に引き続き、中山道広重美術館によりました。
広重おじさんのガチャガチャがあったので回しましたら、こんなおじさんが出てきました。
『塩名田のおじさん』寒いのか、こもを体にぐるぐる巻きにしています。
感想
中央線に乗って長野へと向かっていると、恵那のあたりで存在感のある山が現れる。
「あれ、もしかして御嶽山?」
山をあまり知らない人が、そう尋ねてきた。
もちろん、あれは御嶽山ではない。あの山の名前は、『笠置山』である。
(しかし、当時の自分も山の名前までは知らず、陰で「偽御嶽」と呼んでいたのは、ここだけの話である。)
山の解説によると、笠置山はもともと、舟伏山と呼ばれていたと言われるが平安時代の中頃、花山天皇がこの地方(現中野方町)に来て見た山の形が都の笠置山に似ているというので、『眺めつつ 笠置の山と名付けしは これも笠置くしるしなりけり』という和歌をよまれた時から笠置山と呼ばれるようになったといわれている。
中央線から眺めた山の姿は、笠を置いた形には見えにくい。舟伏山と言われたほうがしっくりくる。本当に笠を置いたように見えるのだろうか・・・?
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恵那から一日一便しか走らないバスに乗って姫栗の登山口に向かう。
天気は上々。暑くもなく寒くもなく、絶好のハイキング日和である。
登り始めてすぐ、登山道の脇には大岩がいくつもいくつも転がっている。
林の中に点々と。
不思議な光景である。
山頂に近づくにつれ、転がる岩々もだんだん大きくなってきた。
そして、山頂に到着。
山頂には神社が建ち、その裏手には巨岩が立ち並ぶ。
なんだかすごい光景だ。
巨岩の合間にはヒカリゴケがあり、怪しくエメラルド色に輝いている。
いくつかの岩には「ペトログラフ」と呼ばれる古代岩刻文字が刻まれているそうだ。
山中にはピラミッドもあるという。
神聖な力でも授かりそう。
ひとしきり、よくわからないパワーを受けたあと、中野方町方面へと下山する。
新登山道と銘打っているが、はっきり言って道ではない。
岩々を見上げながら山頂部を巻き、腿までの高さのクマザサを踏み分け稜線をくだる。
たがみ峠から「黒瀬街道」と言われた古道を通るがだんだん道形もはっきりしなくなる。
中野方ダムまで来て、ほっと一息。もう安心だ。
中野方から見た笠置山は、天皇が詠ったように「笠」を置いた形に見えるそうだが・・・
本当だ。
左右対称の奇麗な三角形。
これこそ『笠置山』だ。
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恵那市街に戻り、前回立ち寄った『中山道広重美術館』を再訪。
企画展の「東海道をゆく」後期展を見る。
浮世絵を眺めながら無事、京都へと到着。
浮世絵も奥が深い。
駅横にある観光物産館「えなてらす」で、旅のお土産を買い、家路についた。
今回も楽しい旅だった。
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