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Yamareco

記録ID: 496038
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

吾妻連峰

2014年08月14日(木) 〜 2014年08月16日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
31.7km
登り
1,842m
下り
1,827m

コースタイム

1日目
山行
8:20
休憩
0:00
合計
8:20
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
0
6:30
6:30
480
14:30
14:30
20
2日目
山行
13:50
休憩
0:00
合計
13:50
5:10
0
5:10
5:10
0
5:10
5:10
0
5:10
5:10
830
19:00
旧吾妻神社手前
3日目
山行
13:40
休憩
0:00
合計
13:40
5:30
270
宿泊地
10:00
10:00
390
中吾妻山乗越
16:30
16:30
0
16:30
16:30
0
16:30
16:30
160
19:10
19:10
0
19:10
ゴール地点
1日目:6:30浄土平ー一切経山ー東大巓ー藤十郎-西吾妻山ー14:50西吾妻小屋
2日目:5:10西吾妻小屋-藤十郎手前分岐-ヤケノママ付近-19:00旧吾妻神社手前
3日目:5:30ビバーク地-旧吾妻神社跡?-10:00中吾妻山乗越-16:30谷地平避難小屋-19:10浄土平
天候 一日目:晴れ 二日目:晴れのち雨 三日目:雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
中吾妻山付近は藪に覆われほとんどルートがわからない。
予想以上に時間がかかる。
一部崩落しており通過可能かは状況による。
五色沼
2014年08月13日 07:40撮影 by  DSC-W7, SONY
1
8/13 7:40
五色沼
五色沼と一切経山
2014年08月13日 08:11撮影 by  DSC-W7, SONY
3
8/13 8:11
五色沼と一切経山
西吾妻山へ
2014年08月13日 11:55撮影 by  DSC-W7, SONY
8/13 11:55
西吾妻山へ
藤十郎付近
2014年08月13日 12:29撮影 by  DSC-W7, SONY
8/13 12:29
藤十郎付近
西吾妻小屋
2014年08月13日 14:42撮影 by  DSC-W7, SONY
8/13 14:42
西吾妻小屋
朝、小屋を出たところ
2014年08月14日 05:10撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:10
朝、小屋を出たところ
神社
2014年08月14日 05:20撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:20
神社
天狗岩より
2014年08月14日 05:26撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:26
天狗岩より
朝霧の中、梵天岩より
2014年08月14日 05:38撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:38
朝霧の中、梵天岩より
今日は雲海です
2014年08月14日 05:39撮影 by  DSC-W7, SONY
3
8/14 5:39
今日は雲海です
梵天岩より
2014年08月14日 05:39撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:39
梵天岩より
梵天岩より
2014年08月14日 05:43撮影 by  DSC-W7, SONY
2
8/14 5:43
梵天岩より
梵天岩より中大巓を目指す
2014年08月14日 05:53撮影 by  DSC-W7, SONY
8/14 5:53
梵天岩より中大巓を目指す

装備

個人装備
シュラフ エアーマット エマージェンシーシート ストーブ ガス 食器 三日分の食料 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ツェルト カメラ

感想

 いつか吾妻連峰縦走をしたいと思っていたのだが、今年のお盆休みが丁度良い長さだったので行ってみることにした。
 ただ、縦走した後交通機関で戻るのも面倒だし、ピストンでは飽きるだろう。何とか周回にしたいと思い地図を見ると面白そうなルートがあった。稜線から中津川沿いにヤケノママに下り吾妻山神社を通り、中吾妻山手前まで点線が伸びている。これを使い中吾妻山に登り、谷地平に抜けた後姥ケ原から東吾妻山に登れば、西中東と登って戻れると考えた。2日目頑張れば、1泊2日で行けるだろうともくろんでいた。
 1日目天気も良く順調に一切経山に登った。五色沼がとてもきれいだった。いよいよ縦走の始まりだ。素晴らしい出だしだ。しかしここから大倉新道分岐までは展望もなくジメジメどろどろの道が続いていた。
 分岐を過ぎると木道もあらわれ急に開ける。田舎から都会に出てきたようで少し戸惑う。湿原に咲く花がとても眩しい。梵天岩が見え始めたころから曇りだしたが降るまえに西吾妻山経由で小屋に着いた。
 2日目良い天気になりそうなさわやかな朝だった。天狗岩に当たる朝の光がとても神秘的だった。そして梵天岩からの景色は最高だった。朝の柔らかな斜光で湿原がキラキラと輝き、心安らぐやさしい自然を感じた。
 ヤケノママへの分岐に到着、ここからが今日のメインだ。入口はすでに藪に覆われておりほとんどルートがわからない。一応点線がついている割にはひどい状態だ。いきなりGPSを見ながら歩くことになった。行けば行くほどひどくなる。時間だけが過ぎていった。途中からは全くの自然の中を歩くこととなり、もののけ姫の世界である。このペースでは浄土平どころか吾妻山神社まで行けるかどうか。いよいよ日も暮れかけてきたが、ようやく中津川を渡ったところだ。ただ、もし増水して渡れないことを心配していただけに一安心というところだ。この後山中に入り急な斜面を落ちながら(比喩でなく)おり、GPSでもう300mで神社というところで斜面が崩落していた。雨も降りだし崩れそうな斜面はとても危険だ。途中まで行ったがあきらめて草付きと岩場をよじ登る。ザックをしょって登る自信がなく先に押し上げてから空身で攀じた。
 ついに日も暮れビバークとなる。狭い木の根元付近にシートをかぶって座り込んだ。人生初ビバークである。雨も降っており夜中寒くなったがTシャツを着替えツェルトをかぶると案外暖かかった。
 それでも朝はかなり消耗しており、今日中に必ず帰ると気合を入れた。GPS上の神社に着くとなにもなかった。がっかりしたが仕方ない沢を渡って登り始める。ここから乗越までは通行不能と地図に書いてあった。ドキドキしながら行ってみるとここまでと何も変わらなかった。乗越から先はまた点線なので期待しながら行くとそこも藪だった。全く道はない。
 谷地平に着いた時にはヘロヘロだった。しかし、ここからは黙々と歩けば着くのである。迷うことも悩むこともない。ひたすら歩いた。降り続く雨と藪泥で靴の中はすでにぐちゃぐちゃであった。何回も休み、何回もすっ転びながら(すでに滑った時に立て直す力が残っていなかった)ようやく駐車場に着いた時は真っ暗になる直前だった。
 帰宅後気付いたのだがどうやら私の地図は古かったらしい。ヤマレコの地図にはヤケノママへのルートも載っていなければ吾妻山神社の位置も違っていた(標高で200m位下だった)。ようやく、あれだけ藪だった理由がわかりました。ちなみに私の地図は1995年版です。

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コメント

はじめまして
本当にお疲れ様です。ご無事で何よりです。

すごいルートでしたね!!廃ルートなんですかね・・・

でもかなり興味があります(笑)
2014/8/24 23:59
Re: はじめまして
 お気遣いありがとうございます。3日目駐車場についた時は本当にほっとしました。落ち着いた後脛を見るとすごい青あざになっていました。ですが、これに懲りず、また面白そうなルートを見つけたいと思っています。少しだけ自然の一部になれたような気がします。
 そのうちまた見てやってください。今回昨日までパソコンが死んでいたので返信遅くなってしまいすみませんでした。では、また。
2014/9/1 23:43
ゲスト
すごいですね
はじめまして
まずはお疲れ様でした。単独で、気力と体力面すごいですね。
それと柴倉山、仙台カゴへの直登、興味深く拝見しました。

やへい平で植生復元のボランティア活動をしています。
藤十郎の分岐で仲間がここを歩きたいけどこの藪ではな〜と話します。

時間有りましたらオイラの拙いブログ覗いて下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/okusan2005
又、見せて貰います。
2014/9/17 17:12
Re: すごいですね
こんばんは。
 朝晩ずいぶん寒くなりましたね。記録読んでいただきありがとうございます。
 ここ何週か、藪こぎばかりしているように思います。中でも藤十郎からの分岐は一番の藪でした。途中でビバークになるとは全くの予想外で今の季節であったら寒い思いをしたでしょう。ですがキノコがたくさん採れたかもしれませんね。
 面白そうなルートにはこれからも積極的に行きたいと思っていますので、よろしくお願いします。
2014/9/17 23:13
プロフィール画像
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