長野の休日その1 仙丈ケ岳 紆余曲折による場所決定→女王様の微笑に感謝
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
天候 | 晴天、のち曇り 気温適度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
所要事案は1時間 本数は1日5本だが、増便が出るし、帰りも30人程度集まったら時間前でもバスが出た |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖ロープ場はなし 帰りに沢を数か所渡る場面があったが増水していたら危険かも 増水してそうであれば、北沢峠から山頂までのピストンが良いかも |
その他周辺情報 | 温泉は 伊那市にある「みはらしの湯」 600円だが、清流荘にあるチケットを持っていくと100円引きで入ることができる。1分に200リットル以上出る温泉で皮膚が溶けていくようである。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
8月16日〜23日まで職場の夏休みを取った。お盆休みには出勤にすることの代休としてである。私は今までの山行では小屋止まりなどの宿泊をしたことがなく、ぜひ「北アルプスの小屋泊での縦走」をしてみたいと思っていたのだ。
・燕→大天井→常念→上高地
・白馬山荘宿泊にて白馬岳
・扇沢→爺が岳→鹿島槍ヶ岳ピストン
・唐松岳→五竜岳
などの候補を上げながら、15日(金)の仕事を終えてから車で長野に向かったのだ。しかし、北アルプスの天気はずっと悪く、結局上のルートは一つも行けなかったのである。北アルプス様から「お前にはまだ早い、もっと岩登りを経験してから来るのじゃ!!」と言われているような気がしながらであった。
15日は韮崎止まりであったので16日に長野市付近を観光する。森将軍塚古墳、松代大本営、佐久間象山記念館・・・。そして白馬で宿泊する、17日に晴れれば手始めに唐松→五竜、もしくは白馬岳に向かおうと思ったのである。
しかし、17日は朝から豪雨、山行はあきらめ大町、安曇野での情報収集に充てる。特に安曇野市穂高にある山岳相談室で係員と話をし、数日は北アルプスはだめだという確証を得る。槍ヶ岳で沢に流されて3人亡くなった。大キレットでも滑落で亡くなった、稜線は台風並みなのだそうだ、また山が水を吸っているので沢がある山は2日くらいは水が引かないことを想定せねばならない・・・。そして、そこで南アルプスを勧められたのである。
自家用車に戻ってスマホで情報収集、なるほど、北アルプスの稜線に沿って雨雲は動いているようでそこから離れれば離れるほど天気は良いらしい。八ヶ岳は△、木曽駒ケ岳も△、甲斐駒も△、北岳や仙丈ケ岳は○であった。そういうわけで18日に仙丈ケ岳にすることにしたのだ。
清流荘からバスが出ているので、その近くにある道の駅で仮眠をする。時間よりも1時間ほど前に清流荘にたどり着き準備をする。バスの代金を払い、ミニトマトを買いバスに乗り込む、平日朝6時のバスなのだが5台の増便である。天候のせいか今日は南アルプスに集中したらしい。
北沢峠でトイレを済ませ仙丈ケ岳に向かう、北沢峠からは甲斐駒ケ岳に向かうこともできるのであるが、できるだけ北アルプスから離れたかったのと、甲斐駒ケ岳は黒戸尾根からいつか登りたいと思っていることから今回はパスした。(そのうち北沢峠から登っているかもしれないが・・・。)
非常に歩きやすい道である、高度は稼ぐが岩ゴーロではないし、土と砂と砂利と岩の道・・・(全部じゃないか・・・)そして所々に地元中学校生徒さんによる看板があるのも癒される。そういうわけで私は着々と高度を上げていくのである。
五合目でTシャツを取り替え休憩、6合目でランチパック、7合目で買ったミニトマトと食べたり写真を撮ったりしながら高度を上げていく、幸いにして高山病の兆候はない。カールがきれいである。「それにつけても地形はカール♪」と口ずさみながらいったん鞍部に降りる。鞍部に降りて8合目、9合目、登山者とあいさつしたり話をしたりしながら着実に山頂に向かう。山頂から降りてきた人にライチョウの存在を聞き頂上にわくわくした気持ちでたどり着くが結局ライチョウには会えなかった。(そういえば、私は今まで生きたライチョウに出会ったことがない・・・)
そういうわけで山頂にたどり着く、今年3座目の3000m越えである。三角点も撮影し昼食タイムとする。昨日安売りで買った太巻きである。食べながら、来た道を戻るか違う道で戻るかを考える。近くの登山者が仙丈小屋へ降りたのを見て私もそちらに向かおうと決心し、あとから向かう。そして、仙丈小屋で「○○さん!!」と声をかけられる。
おお、こんな所で声をかけられるとは・・・。7年前ごろに関わった仕事のお客さんであった。
その後、このお客さんとは抜きつ抜かれつしながら降りてくることとなる。
ところで、仙丈ケ岳は日本百名山のみならず「花の百名山」としても知られている。そう、花いっぱいの山なのである。私もあまりよくわからないまま写真だけ撮ってきたので載せておきます、少しずつ覚えていけたらいいなあと思うのである。
かくして北沢峠に戻ってきた私は、かつてのお客さんを残し、たまたま来たバスで清流荘に戻ってしまう。100円割引のチケットを持って伊那市で温泉である。
その後、次の日は北アルプスにしよう丘とも思ったが、お風呂から上がると暗くなりつつあったので、夕食や次の日の朝食、行動食などをスーパーで買いこみ、次の日も伊那市近くの山にすることにし、シャトルバスが出る駐車場に車を入れ仮眠してしまう・・・。
北アルプスには嫌われ、最初は一体どうなることかと思ったが、さまざまな情報収集の結果、仙丈ケ岳に登ることができた、アップダウンは結構あり足にもき始めている。北アルプスはだめだったが、この日の山行は素晴らしいものとなり思い出に残った。長野の休日はまだ続くのである。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-497898.html
(長野の休日その2 木曽駒ケ岳 天気予報は外れるが花撮影は楽し)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-497974.html
(長野の休日その3 霧ヶ峰八島湿原一周 筋肉痛の緩和と花に出会いに)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-498172.html
(長野の休日その4 木曽御嶽山 気を引き締め登る信仰の山)
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