鳳凰三山ー青木鉱泉から夜叉神峠までのルートで縦走


- GPS
- 26:30
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,123m
- 下り
- 1,837m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
荻窪6:13→9:06韮崎 JR(2190円) 韮崎駅前:9:45→10:30青木鉱泉 山梨中央交通(1700円) 【帰り】 夜叉神峠登山口13:30→14:42甲府駅前 山梨交通(1420円) 甲府14:48→17:10荻窪 JR(1940円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【一日目】 青木鉱泉ー南精進の滝 普通の登山道に思えるが、結構勾配のざれ場に近い片側急傾斜の箇所が続くので注 意必要 南精進の滝→五色の滝 普通の登山道だか、一か所崩落個所の上部巻く個所があるので少し注意 五色の滝→鳳凰小屋 沢沿いの花崗岩の白と水がいろなす庭園に見まがう綺麗な個所がある 【二日目】 鳳凰小屋→オベリスク 行程の半分は少し勾配のきつい登山道ではあるが、オベリスクが見えだす半分以降 は真砂土の急傾斜の足にくるざれ場でストックの助けが必要 オベリスク→観音岳→薬師岳→薬師小屋→砂払岳 この縦走コースの最大の見どころ 花崗岩の岩越えの岩稜地帯、燕岳に似た花崗岩の様々なオブジェが待っている 南御室小屋→夜叉神峠登山口 樹林帯の全般になだらかで、歩きやすいよく整備された登山道が続く |
写真
感想
この夏の不順な天候の中で、週末に向かい行けそうな山の天気を毎日見ては溜息の連続ではあったが、なんとかこの土日は少しは希望が持てる予報となった。候補の南アルプスの中でやはり一番行きやすいのがこの鳳凰三山であったので、かなり綿密な計画を「北岳」と並行で立てていた。
バスの時間等調べて、2番バスに乗っても翌日に行動開始を5時からにするとなんか18時までには帰宅可能と判断でき、通常の土日利用の山行では最適と思い決定した。
南アルプスのデビュー戦であるが天気はまずまずのスタートであった。今月初めに瑞牆山、金峰山で韮崎に降り立ったので、今月2回目の韮崎であった。青木鉱泉行きのバスは瑞牆山の時とは打って変わって私の他1人という状況であった。バスもバスとは言い難い大型バンであるが山奥までにはこれでいいのかもしれない。
青木鉱泉は決して古ぼけた感じがしないが、趣のある奥座敷のひなびたいい感じの温泉宿だ。
一日目は鳳凰小屋までの約5時間のコースで途中そこそこの滝が何か所かあった。ここで今回の中で大きな事件が歩き始め1時間半くらいで起きた。それは、リュックの左肩ベルトのプラスチックの長さ調整のバックルが途中で割れてしまいベルトが外れてしまった。このあとの丸一日をまさか右肩ベルトだけで行くわけにいかずリュックを眺め考えたのが、他に使わずあるバックルが意外にあって、これになんとかベルトを差し込んで応急処置ができ残りの行程で無事なんとか持った。
そんな事件があったが無事山荘についた。山荘の前にはベンチ等が結構あり、すでにかなりに人数が来ていた。受付をして2回の宿泊スペースに上がった。80人定員だが全体では半分くらいの客で窮屈な感じはなく、また、いびきも歯ぎしりもなく静かな夜を過ごすことができた。しかし、夕食が終わった時点で寒暖計をみたら10度と東京の冬の気温で薄手のいつものレインウエアーしか持っていかなかったから翌朝の冷え込が心配された。
朝は前日の心配された冷え込みはなく一安心。5時出発だから朝食は断り、弁当も頼まず、非常食でもっていった5個入りドーナッツをオベリスクで食べた。そのオベリスクに行く半分以降が、真砂土のかなりに急傾斜のざれ場できつかった。オベリスクは写真でいろいろ見てるが、やはり実物をみるとそこに神の存在を感じざるを得ないくらいの天にその存在を誇示する創造物であった。このような神の存在を意識できることが登山に多くの人が魅せられる大きな理由の一つだと思う。
そこから、南御室小屋までの花崗岩が作り出す世界は燕岳を彷彿させられるものであった。
富士山は少し霞んでいたがその姿を全部見えたのだが、尾根の反対側の白峰三山の北岳、間に岳、農鳥岳の全容が見えたのが終盤のひと時だけであったこと悔やまれるが、今シーズン10回目の山行では一番であった。
今シーズンは7月、今月と2連続で延期した「槍ヶ岳、北穂高」が来月3連休にメインイベントとして控えている。体調は今回の山行でも万全だしあとは、3度の正直で是非大キレットに挑戦できるような天候になることを今から祈って待っている。
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