火打石谷遡行 新人3人で行ってみた〜熊倉尾根下降。
- GPS
- 128:00
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,100m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
8:48余慶橋発−8:58滑瀞谷・丹波川出合−9:10火打石谷・小常木谷出合ー10:17(2)番の12m滝ー12:25テン場約950m付近着
2日目
6:56テン場約950m付近発ー7:22二状滝ー9:08(7)熊倉山への支沢ー11:04熊倉山11:44ー14:29余慶橋着
天候 | 30日小雨のち曇り 31日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行は東京起点沢登ルート120を参照。 <遡行> 火打石沢は谷が深く曇っていると凄く暗く感じた。泳がなくても殆どのヶ所が通過できるので初夏や秋でも十分楽しめると思う。 ロープは8ミリ30メートルを持って行った。 2ヶ所位出したと思う。1回懸垂有り。 950m辺りに小さいがテン場最適地が有る。(遡行図(4)の8mスダレ状から先の、5m滝手前辺り。)水流の左岸。 そこ以降倒木がポツポツ気になってくる。 (7)の熊倉山北面の肩から流れ出る沢で詰めた。この支沢と本流出合手前で巨大岩壁が左岸に見えるのでそれが目印。 この支沢倒木が多く中々だるい。最後の100mほどで左岸の尾根で詰めた。ここは苔が美しかった。 登山道があるミサカ尾根に出て右折して少し登ると熊倉山に出た。 <下山> 熊倉山から登山道と別れ南に伸びる熊倉尾根で下山する。だいたい踏み跡が有るが、濡れた岩と根っこでやたら滑った。標高1000m辺りで自分の降りたい所でルーファイして降りる。自分が取ったルートは一番、駐車スペースに近いが斜度が急で踏み跡ないと言うルート。結構好きだが、Kちゃんにはきつかったようでロープ出しといた。 |
その他周辺情報 | 温泉は丹波ののめこいの湯600円→JAF割500円 ごはんは奥多摩湖まで戻り丹下堂で親子丼けんちん汁セット750円を食べた。 |
写真
感想
本来8月30、31日は男4人で谷川の万太郎沢に遡行予定だったがリーダのT氏が抜けた段階で、万太郎沢は次回T氏と行きたいと思いこの日程で行く気力は無くなっていた。しかも予報も微妙で余り土地勘のない谷川エリアより応用の効く近場の山域に変更とした。そして選び出したのが火打石谷で決定、メンバーはもう一人抜け、M口さんと、予定無しだったKちゃんを誘い3人の山岳会入会1年未満の新人同期3人組で行く事になった。
つい先日飲みの席で、沢登りで人が多いと楽しいが、時間が長くなるし、リードする機会が少ないとか、出来る人がいたら任せちゃうなどでレベルが上がらない、同じレベル位の数人で遡行したいねなどと偉そうなことを飲みの席で言っていたのだが、ずいぶん早くその日がやってきた。
そんなんで、遡行全体的に経験値を上げる為、日帰りの沢を途中1泊する事にした。ただネットでの遡行記録が少なくビバーク地も少ないらしいので、その点少し不安であったが実際、最初から最後まで他の人に会う事は無かった。
朝、強い雨の音で目が覚めた。風呂に入り6時に車検切れ寸前のM口号が迎えに来てくれた。青梅街道をひたすら西へすすむ。雨が降ったり止んだりして増水の不安がよぎるが現場に着くと丹波川はいつもと余り変わらないようだったので準備をして時計の高度を合わせ、いざ出発!!
余慶橋の脇から山に入るのだが明瞭なつづら道と沢に沿ってつけられた踏み跡の二手が現れる。とりあえず沢に沿った踏み跡から行ってみた。少し歩くと結局明瞭な道と合流した。そしてまたすぐに道は尾根をのっこす感じで上がって行ったが、ここでも薄い踏み跡が川に沿って発生していたのでこの道をチョイスし歩くと次第に沢に降りるようになっていた。少しガレていたが問題無い位であった。
沢に降り立つと丹波川と滑瀞谷(小常木沢&火打石谷)の出会いに降り立った。すぐに滑瀞谷に入る。いきなり深いゴルジュだが流れは強くないので問題ない。そこを抜けると小常木沢と火打石谷の分岐でここから火打石谷に入った。
ここも 出合はゴルジュ帯。薄暗い場所だし雨も降ったり止んだりで、どよーんって感じだが、滝が出てくるとだんだんテンションが上がってきて、もう暗いとか気にならなくなっていた。
いくつか滝を登ったり巻いたりと3人で、あーでもない、こーでもないとと相談しながら進み8mすだれ状の滝を巻いた辺りからテン場を気にしだす。他の方の記録で950m辺りで小さいビバーク適地が有ると書いてあったが、時計の高度計が気圧のせいか、それぞれずれているので明確な高度が解らなかったがなんとかテント1〜2張り分の平らな場所を発見!
見つからないかと思ったので嬉しかった。早々にタープを張り、焚火の準備をするが雨は止んでいたが薪が濡れていて1時間ぐらい悪戦苦闘した。
その後は延々と飲んで語って山の中の時間をゆっくり満喫した。
翌日明るくなる前に目が覚めてしまい明るくなるまで、ぼーっと待ち5時位に焚火を復活させ、朝食を取り出発!朝一の滝でM口さんがいきなりドボンと落ち笑っていたら次の滝で岩が剥がれ小指を切ってしまう・・・。
血だらけの指にテーピングをし遡行する。この日も三人で、あーだこーだと相談しながら進む。それにしてもM口さん石落としすぎ。思わず「バカー!」と叫んでしまった(笑)。それから支沢を倒木に悩まされながら詰め熊倉山に到着。以前来たが全く覚えてない。まあそんな感じの場所なんだけど。
ここからバリルート下山、と言っても踏み跡は明瞭、しかし地面の根と石が濡れていて3人ともツルツル滑り怖かった。1000m位の場所で測量工事中らしく道にトラロープが張ってあり一番楽に降りられる道のようだが、当初から直降りルート狙っていたので無視してあえて急な所を降りる。自分とM口さんは降りれるがKちゃんが怖いとの事なのでロープのみ出しごぼうで降りた。M口さんのギャグだけ滑っていた・・・。
斜度が緩くなり小さい尾根地形になりロープをしまう。一気に降りると大常木林道に出て、数分で駐車スペースに到着した。だいたい予想通りの場所で降りれて満足。奥多摩のプチバリでならしているので外したら凹むけど。
車に乗りのめこいの湯に入浴し、丹下堂で食事する。この時突然携帯がお逝きになられ、奥多摩湖の風が寂しく感じられた。
気を取直し、山岳会の他パーティーが水根沢遡行から奥多摩駅の天益で宴会しているだろうと、店を覗くが残念ながら帰った後だったが、天益のお母さんが「いつもありがとね!」とアクエリアス3本くれた。ありがたや〜
そして御岳あたりで記憶が無くなる。結局往復M口さんに運転させてしまった。ありがとうございます〜!
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