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Yamareco

記録ID: 5030121
全員に公開
雪山ハイキング
赤城・榛名・荒船

赤城山・小滝の氷瀑と小沼氷上偵察

2022年12月26日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:23
距離
3.9km
登り
157m
下り
163m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:51
休憩
0:31
合計
2:22
距離 3.9km 登り 172m 下り 166m
9:43
21
10:04
10:05
27
10:32
10:57
40
11:37
11:38
21
11:59
12:03
2
12:05
ゴール地点
 悪天候のすき間を付いて、小滝の氷瀑を見てきました。小沼の凍結状態も偵察してきました。
天候 曇りのち雪
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・小沼駐車場は除雪されていなかった。12月20日から冬季通行止めになった大胡赤城線脇に路駐。

・赤城県道は旧料金所、大河原橋先から積雪凍結。
コース状況/
危険箇所等
・今週末の寒波により、12月としては近年まれにみる降雪量となった赤城山。

・小沼東側の氷上を確かめながら歩行。中央部は未凍結だった。湖畔や水門周辺も凍結しておらず踏み抜くので注意。途中から岸に上がったが、膝までの積雪でツボ足。30〜50cm。

・小沼は例年通り年末から年始にかけて完全凍結すると思われる。大沼は論外で波が立っていた。例年1月中旬から下旬に完全凍結する。

・おとぎの森からはノートレースラッセル。今日の核心部。膝から股まで50〜80cmの積雪。吹き溜まりは腰まであり1mを越えていた。

・小滝降下地点からは、積雪も少なくなりすねから膝下程度。

・小滝もまだ水が流れており成長過程。足元の沢も凍結していないので濡れる。まだ崩壊を繰り返していないので、きれいな色の氷瀑を見ることができた。
その他周辺情報 ・わたりや:水沢山山麓にあるラーメン店。昔ながらの素朴なラーメンが味わえる。ラーメンは青竹手打ち、餃子の皮も手作りでもちもち。麺の茹で方は注文できるので「硬め」をお勧めする。
https://tabelog.com/gunma/A1004/A100401/10008622/
今年もサンタはやってこなかった。靴下に札束が入ってない。
2022年12月25日 16:14撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
9
12/25 16:14
今年もサンタはやってこなかった。靴下に札束が入ってない。
気を取り直して赤城山へ。赤城大鳥居と鍋割山。午前中なら少し晴れ間が望める予想。
2022年12月26日 08:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
4
12/26 8:39
気を取り直して赤城山へ。赤城大鳥居と鍋割山。午前中なら少し晴れ間が望める予想。
大河原橋を過ぎると積雪凍結が始まる。
2022年12月26日 08:48撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 8:48
大河原橋を過ぎると積雪凍結が始まる。
姫百合駐車場でJimny-Hikerさんの車を発見!今日は風が強いから鍋割山は行かない。
2022年12月26日 08:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
7
12/26 8:56
姫百合駐車場でJimny-Hikerさんの車を発見!今日は風が強いから鍋割山は行かない。
まさに赤城険道と化したヘアピンカーブ。荒山が美しい。
2022年12月26日 09:05撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
4
12/26 9:05
まさに赤城険道と化したヘアピンカーブ。荒山が美しい。
霧氷に輝く荒山。
2022年12月26日 09:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:06
霧氷に輝く荒山。
白樺牧場も厳冬期そのもの。
2022年12月26日 09:08撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:08
白樺牧場も厳冬期そのもの。
覚満淵と駒ヶ岳。
2022年12月26日 09:15撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
2
12/26 9:15
覚満淵と駒ヶ岳。
鳥居峠も除雪が一部分だけ。パジェロなら乗り越えられる。
2022年12月26日 09:15撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:15
鳥居峠も除雪が一部分だけ。パジェロなら乗り越えられる。
爆風の鳥居峠。風速20m/s以上はあるだろう、まっすぐに歩けない。
2022年12月26日 09:16撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:16
爆風の鳥居峠。風速20m/s以上はあるだろう、まっすぐに歩けない。
霧氷の赤城山。
2022年12月26日 09:19撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:19
霧氷の赤城山。
小沼駐車場は除雪していないので、冬季通行止めの前橋大胡線の脇に路駐。留守番よろしく。
2022年12月26日 09:41撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
1
12/26 9:41
小沼駐車場は除雪していないので、冬季通行止めの前橋大胡線の脇に路駐。留守番よろしく。
気温−8℃。北西の風が冷たい。
2022年12月26日 09:43撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:43
気温−8℃。北西の風が冷たい。
色のない白と黒の景色。
2022年12月26日 09:43撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:43
色のない白と黒の景色。
もちろんノートレース。誰もこんな悪天候の日に来る奴はいない。
2022年12月26日 09:45撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:45
もちろんノートレース。誰もこんな悪天候の日に来る奴はいない。
水墨画のような景色。
2022年12月26日 09:45撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:45
水墨画のような景色。
ひっそりと。
2022年12月26日 09:47撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
6
12/26 9:47
ひっそりと。
湖畔に下りるのも膝までの積雪。50cm以上はあった。
2022年12月26日 09:47撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:47
湖畔に下りるのも膝までの積雪。50cm以上はあった。
氷上へ歩き出す。やはり地面に接する湖畔周辺はまだ凍結していない。
2022年12月26日 09:49撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:49
氷上へ歩き出す。やはり地面に接する湖畔周辺はまだ凍結していない。
少し湖畔から離れると氷も安定していた。積雪があるので十分注意する。ピシッドボンとくる。
2022年12月26日 09:50撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:50
少し湖畔から離れると氷も安定していた。積雪があるので十分注意する。ピシッドボンとくる。
それにしても美しい景色に目が離せない。
2022年12月26日 09:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 9:51
それにしても美しい景色に目が離せない。
長七郎山方面の尾根を眺めながら歩いて行く。足裏の感覚を研ぎ澄ましている。
2022年12月26日 09:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 9:51
長七郎山方面の尾根を眺めながら歩いて行く。足裏の感覚を研ぎ澄ましている。
シュカブラ。氷上を強風が駆け抜ける。
2022年12月26日 09:52撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
5
12/26 9:52
シュカブラ。氷上を強風が駆け抜ける。
小沼中央部はまだ凍結していない。年末の完全凍結まで横断は控えたほうが良い。
2022年12月26日 09:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
2
12/26 9:54
小沼中央部はまだ凍結していない。年末の完全凍結まで横断は控えたほうが良い。
東側は積雪が多く脛まであるので、岸へ上がる。
2022年12月26日 09:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
1
12/26 9:54
東側は積雪が多く脛まであるので、岸へ上がる。
ご覧のように湖畔周辺は凍っていないので注意。
2022年12月26日 09:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
5
12/26 9:56
ご覧のように湖畔周辺は凍っていないので注意。
岸へ上がったら今度はツボ足。膝まで50cmある。
2022年12月26日 10:01撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 10:01
岸へ上がったら今度はツボ足。膝まで50cmある。
小沼水門から小地蔵岳と霧氷。
2022年12月26日 10:04撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:04
小沼水門から小地蔵岳と霧氷。
長七郎分岐からラッセル。膝から股下と50〜80cmはあった。吹き溜まりは腰まであり、1mを越えていた。
2022年12月26日 10:10撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:10
長七郎分岐からラッセル。膝から股下と50〜80cmはあった。吹き溜まりは腰まであり、1mを越えていた。
荒山、前浅間。
2022年12月26日 10:27撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:27
荒山、前浅間。
霧氷の荒山。晴れたのはこれが最後だった。
2022年12月26日 10:27撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
9
12/26 10:27
霧氷の荒山。晴れたのはこれが最後だった。
おとぎの森から眺める小滝の氷瀑。降下点からは積雪も減り膝くらいになった。
2022年12月26日 10:32撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:32
おとぎの森から眺める小滝の氷瀑。降下点からは積雪も減り膝くらいになった。
小滝の氷瀑。全体的に小ぶりだが、上までしっかりと氷柱が並び美しい。
2022年12月26日 10:36撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:36
小滝の氷瀑。全体的に小ぶりだが、上までしっかりと氷柱が並び美しい。
水流はまだあり、徐々に成長していくだろう。
2022年12月26日 10:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:39
水流はまだあり、徐々に成長していくだろう。
東側もなかなか。崩壊を繰り返していないので白くきれい。
2022年12月26日 10:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:39
東側もなかなか。崩壊を繰り返していないので白くきれい。
赤城小滝氷瀑の前にて。
2022年12月26日 10:44撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:44
赤城小滝氷瀑の前にて。
滝の近くには風によって巻き上げられた水が凍り、雨氷となっていた。
2022年12月26日 10:47撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:47
滝の近くには風によって巻き上げられた水が凍り、雨氷となっていた。
まさに氷のカーテン。
2022年12月26日 10:48撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:48
まさに氷のカーテン。
断崖に氷の灯をともすシャンデリア。
2022年12月26日 10:48撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 10:48
断崖に氷の灯をともすシャンデリア。
往路のラッセルが雪で埋まっている。しかも復路は登り。
2022年12月26日 11:01撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
2
12/26 11:01
往路のラッセルが雪で埋まっている。しかも復路は登り。
マブダチのトレースへ行きそうになった。
2022年12月26日 11:11撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
1
12/26 11:11
マブダチのトレースへ行きそうになった。
腰まで落ちて難儀したところ。埋まってしまった。
2022年12月26日 11:27撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 11:27
腰まで落ちて難儀したところ。埋まってしまった。
小沼の南岸も凍結しておらず、時計回りで戻ることにした。
2022年12月26日 11:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 11:39
小沼の南岸も凍結しておらず、時計回りで戻ることにした。
予想通り吹き溜まりと雪庇。膝まで積雪をツボ足ラッセル。
2022年12月26日 11:41撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
5
12/26 11:41
予想通り吹き溜まりと雪庇。膝まで積雪をツボ足ラッセル。
緩い登りで地道に進む。
2022年12月26日 11:46撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 11:46
緩い登りで地道に進む。
Jimny-Hikerさんが、わざわざ小沼まで来ていただいた。いろいろと会話。また年末年始どこかで会いましょう。
2022年12月26日 12:03撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 12:03
Jimny-Hikerさんが、わざわざ小沼まで来ていただいた。いろいろと会話。また年末年始どこかで会いましょう。
冬の景色が似合う旧車。車の着雪が雪の多さを物語る。
2022年12月26日 12:05撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 12:05
冬の景色が似合う旧車。車の着雪が雪の多さを物語る。
赤城県道は新坂平を下りるとこの積雪。下りは事故が多いので速度注意。急ブレーキ、急ハンドルは絶対にしない。
2022年12月26日 12:21撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 12:21
赤城県道は新坂平を下りるとこの積雪。下りは事故が多いので速度注意。急ブレーキ、急ハンドルは絶対にしない。
移動して渋川市の「わたりや」で昼食。13時を過ぎて空いていた。
2022年12月26日 13:13撮影 by  KYG01, KYOCERA
6
12/26 13:13
移動して渋川市の「わたりや」で昼食。13時を過ぎて空いていた。
志那竹チャーシュー麺と餃子。青竹で打った自家製麺にあっさりとした優しいスープが絡む。志那竹も自家製で柔らかい。餃子の皮も自家製でもちもち。餡も野菜系でおいしい。
2022年12月26日 13:23撮影 by  KYG01, KYOCERA
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12/26 13:23
志那竹チャーシュー麺と餃子。青竹で打った自家製麺にあっさりとした優しいスープが絡む。志那竹も自家製で柔らかい。餃子の皮も自家製でもちもち。餡も野菜系でおいしい。
帰宅して眺める黄昏。
2022年12月26日 16:18撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
3
12/26 16:18
帰宅して眺める黄昏。
今日も雪雲が八ヶ岳方面にかかっている。六供清掃工場の煙突から煙。
2022年12月26日 16:20撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 16:20
今日も雪雲が八ヶ岳方面にかかっている。六供清掃工場の煙突から煙。
浅間山も雪雲の中。年始に行けるかなLove Asama。
2022年12月26日 16:29撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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12/26 16:29
浅間山も雪雲の中。年始に行けるかなLove Asama。

感想

 気が付けば今年もあと6日。振り返るといろいろなことがあった。今年の1月から3月まで月曜と雪山の天気が合わず、武尊山と四阿山しか行けなかった。夏や秋も低気圧の洗礼を受けて変更せざるを得ず、第二プランなどでの行動となった。

 最近の天気予報は高精度で、1週間以内なら75%近い正解率を叩きだす。ただその先となると一気に確率は下がる。今までの統計と経験則からの判断しかないからだ。遠い未来を予知することなど不可能なのだろう。来年は良い年でありますようにと、願いたい。

 クリスマス寒波が襲来し、JPCZのきれいな縞模様と帯が日本海に描かれていた。中国地方から北陸東北にかけては見るまでもなくドカ雪。しかも今年は日本海の海水温が例年より2度高い。来年3月まで災害級の降雪への警戒が必要。今は日本の各スキー場は喜んでいるだろうが、この先は多くて困ることになるかもしれない。何事もほどほどが大事。

 鍋割山へ行く予定だったが、日の出も景色も望めないので、赤城山へ小滝の氷瀑を見に行くことにした。自宅から赤城山全体の様子が見えるので、雪雲の状態を確認してから8時30分に出発。

 朝の通勤ラッシュを過ぎて余裕の赤城県道。上部道路はいつも混んでいる。旧料金所を過ぎ大河原橋を渡ると積雪凍結が始まった。日陰はツルツル。姫百合駐車場を見るとJimny-Hikerさんの車があった。雪が少し積もり、エンジンが冷えていたので、早朝から行ったなと思った。LINEで連絡していおいて上に向かう。

 ここからが赤城険道。凍結、積雪、轍と揃っている。正午を過ぎれば気温が上がるので多少良くなるが、早朝深夜は要注意。特に下りで事故が多い。一度滑るとブレーキ踏んでも止まらない。アクセル入れて駆動力でグリップさせてから停める。

 前に車が居なかったので、ガンガン攻める。スタッドレスが摩耗しているので横滑りが顕著。年末に新品へ交換予定。アクセルワークとハンドリングでカバー。車が重いので、言うこと聞くまでワンテンポ遅れる。旧車なのでABSもASCも無くとても楽しいのだ。

 鳥居峠に立ち寄るが、まっすぐ歩けないほどの爆風。しかも丸く除雪しただけなので早々に撤収。小沼駐車場も除雪されておらず、冬季閉鎖となった大胡線に路駐した。もちろん誰もいいない。気温−8℃吹雪く中、靴を履き替えて出発。

 道路を除雪した雪が道端に盛られ、小沼へ行く道を塞いでいた。ここからツボ足とは思いもしなかった。スノーシューがあれば楽しめたかも。年末にも来るのでそうしよう。ノートレースの新雪に埋まりながら下る。膝まで50cmはあった。

 湖畔の凍結を確かめて氷上へ歩き出す。北西の風が強く吹き、氷上の雪をさらっていく。湖畔から少し離れると凍結していた。積雪が多いので足裏で確かめながら歩いて行くことにした。水深が1〜2m程度な所なので、落ちても大したことはない。

 ふと見渡すと周りは全て霧氷、素晴らしい景色。まさに水墨画のような白と黒の世界。天気は悪いが幻想的な風景に満足した。湖畔から一定の距離で氷上を歩いていたら、積雪が多く足元があやふやなので岸へ上がることにした。やはり湖畔から3m以内は凍結しておらず踏み抜いた。

 道へ戻ったら戻ったで、膝までの積雪でツボ足。吹き溜まりが多く、木の根や周りの雪が少ない所を見つけて歩いて行った。小沼水門に到着すると、青空が一瞬見えた。尾根の霧氷が美しかった。

 そう思ったのもつかの間、長七郎分岐から膝から股下までの積雪。まだ下りだったから良かったが、吹き溜まりでは1m近くあり復路で嵌まって難儀した。こうなればラッセルモードで雪を潰しながら、夏道を無視して樹林帯の中央を突破していく。

 小滝の氷瀑が上から見え、降下点へ。ここから先の積雪は膝くらいまでとなり余裕。砂防ダム手前を北へ向かうと小滝。まだ崩壊していないので白く美しい氷瀑。崖の上の方まで氷柱が並び美しい。滝の水も未だ流れており、これからの成長を期待したい。

 氷瀑下の沢も水が流れており、氷が薄いので踏み抜く。しばらく撮影していたが予想通り雪が降って来た。崖を登り来た道を引き返そうとしたが、自ら付けたトレースが雪に消されていた。強風と落雪が消し去った。

 仕方ないので復路の登りでもツボ足とラッセル。吹き溜まりに嵌まり雪だらけになって小沼水門に到着。南岸の氷の様子をみたが凍結していなかった。氷上は歩けないので、西側の道を時計回りで戻る。吹き溜まりを予想していたので地道に行った。

 県道に出ると、Jjmny-Hikerさんが待っていた。わざわざ小沼にまで足を伸ばしていただいた。少し会話をして今日は天候が悪いので引き上げるとのこと。私も午前中で引き上げる予定だった。お別れして下界へ。

 渋川市に用事があったので「わたりや」で昼食。志那竹チャーシュー麺と餃子を食べた。あっさりしたスープは万人好みで優しい。自家製志那竹が柔らかく、チャーシューも申し分ない。麺の茹で方は注文できるので「硬め」をお勧めする。ここのおばちゃんは愛想がとてもいいので、店を出るととても良い気分になる。

 用事を済ませて帰路へ。先ほどまで居た赤城山は、雪雲に覆われて鍋割山だけ見えていた。荒山高原から火起山を経て鍋割山は、雪庇と吹き溜まりで、Jimnyさんも大変だったと言っていた。私も2回ほどあるので良く分かる。積雪が多いと鍋割山山頂の雪庇を自宅から見ることができるのだ。

 毎年の大晦日と元旦は赤城山へ行くので、ぶらぶらとしてみよう。また違った景色が楽しめるのが赤城山で、我が裏山なのだ。

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コメント

小滝は、凍結初めで汚れていなく綺麗ですね。
2022/12/26 19:23
おはようございます、トモさん。
天候がいまいちでしたので、視界に左右されない氷瀑を見てきました。小沼はまだ凍っていないので横断できず、少しだけ氷上を歩いて偵察して、その後は新雪ラッセルになりました。

 今年の初日の出は、地蔵岳で大丈夫そうですね。
2022/12/27 9:14
growmonoさん、こんばんは!赤城山の雪、凄い量ですね。霧氷から一気に中級者以上向けな完全冬山、氷瀑も二月頃の姿みたいに成長してるし、なかの段階を通り越して真冬になったみたい。それでもモノクロームな世界は美しい。ラーメンも旨そう。寒くても炬燵でじっとしてたらダメですね(^^)
2022/12/26 19:27
おはようございます、yamaonseさん。
記憶に残る範囲では、一昨日の暮れに結構降って同じような感じでしたね。天候もありましたので、無理せず小滝の氷瀑と小沼偵察にしました。出来立てのきれいな氷瀑は、行ったもの勝ちですね。大晦日は多少良さそうなので、再訪してみようかと思います。

 バッタリしたJimnyさんが鍋割山行ったそうですが、荒山高原から山頂までが吹き溜まりと雪庇で大変だったそうです。私も何度か経験していて、低山でも侮れません。もちろん黒檜山から駒ケ岳の稜線や大タルミ付近も腰まで埋まったこともあります。

 渋川市に用事があったので、15時まで開店している「わたりや」へ寄りました。ラーメンは温かくて極寒の小沼を忘れましたね。わが家のコタツの電源はあまり入りませんね。宿主が遊び惚けていつも不在です。

 
2022/12/27 9:26
growmonoさん、お久しぶりです。
赤城もずいぶん積雪が増えましたね!昨日は夕方までずっと雪雲がかかっていたような気がします。
そろそろ黒檜山BCができそうな気がしています。
hareharawaiより
2022/12/27 10:44
こんばんは、hareharawaiさん。
大変ご無沙汰しております。先月太平山でニアミスだったんですよ。私たちが駐車場に戻る頃に茶屋ですれ違ったようです。

 裏山赤城山も12月としては異例の全山霧氷と積雪量でした。寒気の流入は断続的にある予想ですので、赤城山でもパウダー食えそうですね。
2022/12/27 20:14
growmonoさんへ、shirochauです。四阿山でお会いしましたね。
小滝の氷瀑はきれいなうちに行きたいですが、ラッセルはできないので、時々小沼の先へ行ってみます。26日の黒檜山は私なりに大変でした。大タルミへの下りは尻滑りになったりして楽しかったですが疲れました。
2022/12/27 22:23
こんばんは、shirochauさん。
当日は黒檜山と大タルミへ行かれたんですね。新雪ですから誰かきっと行っているだろうと思っておりました。自宅からも赤城山全容が見えていましたので、ガスが掛かり眺望も霧氷もない黒檜山へ行く気になれず、小滝に行くことにしました。この程度での距離と新雪でしたら余裕です。年末年始は赤城山に入り浸りますのでお会いするかもしれませんね。
2022/12/29 17:53
ラッセルお疲れ様でした。
どちらも新雪が積もって大変でしたね。
真っ白な小滝の氷瀑キレイですね。
12月であれ程の雪と全山霧氷した赤城はなかなか見ません。
わたりやさん、今度寄らせていただきます🍜
2022/12/28 20:33
 こんばんは、Jimny-Hikerさん。
当日はお互いにお疲れさまでした。まさか上まで来ていただけるとは思いませんでした。除雪が進んでシエラなら余裕だったと思います。パジェロはスタッドレスが減っていて横滑りが酷かったです。27日にDM−V3の新品に交換しました。さらに無敵ですよ。

 一昨年の暮れも同じような天候で、上まで行ったけど雪がすごくて鳥居峠からの景色が圧巻でしたね。赤城山は低山ですが、谷川武尊の雪雲を流しますから侮れないですよね。−15℃とかにもなりますから。お話しした通り年末年始は赤城山や八ヶ岳に入り浸りますので、お会いできればうれしいですね。わたりやは安くてうまいので是非寄って下さい。市街地の伊勢屋も美味いですよ。
2022/12/29 17:59
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