赤城山・小滝の氷瀑と小沼氷上偵察


- GPS
- 02:23
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 157m
- 下り
- 163m
コースタイム
天候 | 曇りのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・赤城県道は旧料金所、大河原橋先から積雪凍結。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・今週末の寒波により、12月としては近年まれにみる降雪量となった赤城山。 ・小沼東側の氷上を確かめながら歩行。中央部は未凍結だった。湖畔や水門周辺も凍結しておらず踏み抜くので注意。途中から岸に上がったが、膝までの積雪でツボ足。30〜50cm。 ・小沼は例年通り年末から年始にかけて完全凍結すると思われる。大沼は論外で波が立っていた。例年1月中旬から下旬に完全凍結する。 ・おとぎの森からはノートレースラッセル。今日の核心部。膝から股まで50〜80cmの積雪。吹き溜まりは腰まであり1mを越えていた。 ・小滝降下地点からは、積雪も少なくなりすねから膝下程度。 ・小滝もまだ水が流れており成長過程。足元の沢も凍結していないので濡れる。まだ崩壊を繰り返していないので、きれいな色の氷瀑を見ることができた。 |
その他周辺情報 | ・わたりや:水沢山山麓にあるラーメン店。昔ながらの素朴なラーメンが味わえる。ラーメンは青竹手打ち、餃子の皮も手作りでもちもち。麺の茹で方は注文できるので「硬め」をお勧めする。 https://tabelog.com/gunma/A1004/A100401/10008622/ |
写真
感想
気が付けば今年もあと6日。振り返るといろいろなことがあった。今年の1月から3月まで月曜と雪山の天気が合わず、武尊山と四阿山しか行けなかった。夏や秋も低気圧の洗礼を受けて変更せざるを得ず、第二プランなどでの行動となった。
最近の天気予報は高精度で、1週間以内なら75%近い正解率を叩きだす。ただその先となると一気に確率は下がる。今までの統計と経験則からの判断しかないからだ。遠い未来を予知することなど不可能なのだろう。来年は良い年でありますようにと、願いたい。
クリスマス寒波が襲来し、JPCZのきれいな縞模様と帯が日本海に描かれていた。中国地方から北陸東北にかけては見るまでもなくドカ雪。しかも今年は日本海の海水温が例年より2度高い。来年3月まで災害級の降雪への警戒が必要。今は日本の各スキー場は喜んでいるだろうが、この先は多くて困ることになるかもしれない。何事もほどほどが大事。
鍋割山へ行く予定だったが、日の出も景色も望めないので、赤城山へ小滝の氷瀑を見に行くことにした。自宅から赤城山全体の様子が見えるので、雪雲の状態を確認してから8時30分に出発。
朝の通勤ラッシュを過ぎて余裕の赤城県道。上部道路はいつも混んでいる。旧料金所を過ぎ大河原橋を渡ると積雪凍結が始まった。日陰はツルツル。姫百合駐車場を見るとJimny-Hikerさんの車があった。雪が少し積もり、エンジンが冷えていたので、早朝から行ったなと思った。LINEで連絡していおいて上に向かう。
ここからが赤城険道。凍結、積雪、轍と揃っている。正午を過ぎれば気温が上がるので多少良くなるが、早朝深夜は要注意。特に下りで事故が多い。一度滑るとブレーキ踏んでも止まらない。アクセル入れて駆動力でグリップさせてから停める。
前に車が居なかったので、ガンガン攻める。スタッドレスが摩耗しているので横滑りが顕著。年末に新品へ交換予定。アクセルワークとハンドリングでカバー。車が重いので、言うこと聞くまでワンテンポ遅れる。旧車なのでABSもASCも無くとても楽しいのだ。
鳥居峠に立ち寄るが、まっすぐ歩けないほどの爆風。しかも丸く除雪しただけなので早々に撤収。小沼駐車場も除雪されておらず、冬季閉鎖となった大胡線に路駐した。もちろん誰もいいない。気温−8℃吹雪く中、靴を履き替えて出発。
道路を除雪した雪が道端に盛られ、小沼へ行く道を塞いでいた。ここからツボ足とは思いもしなかった。スノーシューがあれば楽しめたかも。年末にも来るのでそうしよう。ノートレースの新雪に埋まりながら下る。膝まで50cmはあった。
湖畔の凍結を確かめて氷上へ歩き出す。北西の風が強く吹き、氷上の雪をさらっていく。湖畔から少し離れると凍結していた。積雪が多いので足裏で確かめながら歩いて行くことにした。水深が1〜2m程度な所なので、落ちても大したことはない。
ふと見渡すと周りは全て霧氷、素晴らしい景色。まさに水墨画のような白と黒の世界。天気は悪いが幻想的な風景に満足した。湖畔から一定の距離で氷上を歩いていたら、積雪が多く足元があやふやなので岸へ上がることにした。やはり湖畔から3m以内は凍結しておらず踏み抜いた。
道へ戻ったら戻ったで、膝までの積雪でツボ足。吹き溜まりが多く、木の根や周りの雪が少ない所を見つけて歩いて行った。小沼水門に到着すると、青空が一瞬見えた。尾根の霧氷が美しかった。
そう思ったのもつかの間、長七郎分岐から膝から股下までの積雪。まだ下りだったから良かったが、吹き溜まりでは1m近くあり復路で嵌まって難儀した。こうなればラッセルモードで雪を潰しながら、夏道を無視して樹林帯の中央を突破していく。
小滝の氷瀑が上から見え、降下点へ。ここから先の積雪は膝くらいまでとなり余裕。砂防ダム手前を北へ向かうと小滝。まだ崩壊していないので白く美しい氷瀑。崖の上の方まで氷柱が並び美しい。滝の水も未だ流れており、これからの成長を期待したい。
氷瀑下の沢も水が流れており、氷が薄いので踏み抜く。しばらく撮影していたが予想通り雪が降って来た。崖を登り来た道を引き返そうとしたが、自ら付けたトレースが雪に消されていた。強風と落雪が消し去った。
仕方ないので復路の登りでもツボ足とラッセル。吹き溜まりに嵌まり雪だらけになって小沼水門に到着。南岸の氷の様子をみたが凍結していなかった。氷上は歩けないので、西側の道を時計回りで戻る。吹き溜まりを予想していたので地道に行った。
県道に出ると、Jjmny-Hikerさんが待っていた。わざわざ小沼にまで足を伸ばしていただいた。少し会話をして今日は天候が悪いので引き上げるとのこと。私も午前中で引き上げる予定だった。お別れして下界へ。
渋川市に用事があったので「わたりや」で昼食。志那竹チャーシュー麺と餃子を食べた。あっさりしたスープは万人好みで優しい。自家製志那竹が柔らかく、チャーシューも申し分ない。麺の茹で方は注文できるので「硬め」をお勧めする。ここのおばちゃんは愛想がとてもいいので、店を出るととても良い気分になる。
用事を済ませて帰路へ。先ほどまで居た赤城山は、雪雲に覆われて鍋割山だけ見えていた。荒山高原から火起山を経て鍋割山は、雪庇と吹き溜まりで、Jimnyさんも大変だったと言っていた。私も2回ほどあるので良く分かる。積雪が多いと鍋割山山頂の雪庇を自宅から見ることができるのだ。
毎年の大晦日と元旦は赤城山へ行くので、ぶらぶらとしてみよう。また違った景色が楽しめるのが赤城山で、我が裏山なのだ。
コメント
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天候がいまいちでしたので、視界に左右されない氷瀑を見てきました。小沼はまだ凍っていないので横断できず、少しだけ氷上を歩いて偵察して、その後は新雪ラッセルになりました。
今年の初日の出は、地蔵岳で大丈夫そうですね。
記憶に残る範囲では、一昨日の暮れに結構降って同じような感じでしたね。天候もありましたので、無理せず小滝の氷瀑と小沼偵察にしました。出来立てのきれいな氷瀑は、行ったもの勝ちですね。大晦日は多少良さそうなので、再訪してみようかと思います。
バッタリしたJimnyさんが鍋割山行ったそうですが、荒山高原から山頂までが吹き溜まりと雪庇で大変だったそうです。私も何度か経験していて、低山でも侮れません。もちろん黒檜山から駒ケ岳の稜線や大タルミ付近も腰まで埋まったこともあります。
渋川市に用事があったので、15時まで開店している「わたりや」へ寄りました。ラーメンは温かくて極寒の小沼を忘れましたね。わが家のコタツの電源はあまり入りませんね。宿主が遊び惚けていつも不在です。
赤城もずいぶん積雪が増えましたね!昨日は夕方までずっと雪雲がかかっていたような気がします。
そろそろ黒檜山BCができそうな気がしています。
hareharawaiより
大変ご無沙汰しております。先月太平山でニアミスだったんですよ。私たちが駐車場に戻る頃に茶屋ですれ違ったようです。
裏山赤城山も12月としては異例の全山霧氷と積雪量でした。寒気の流入は断続的にある予想ですので、赤城山でもパウダー食えそうですね。
小滝の氷瀑はきれいなうちに行きたいですが、ラッセルはできないので、時々小沼の先へ行ってみます。26日の黒檜山は私なりに大変でした。大タルミへの下りは尻滑りになったりして楽しかったですが疲れました。
当日は黒檜山と大タルミへ行かれたんですね。新雪ですから誰かきっと行っているだろうと思っておりました。自宅からも赤城山全容が見えていましたので、ガスが掛かり眺望も霧氷もない黒檜山へ行く気になれず、小滝に行くことにしました。この程度での距離と新雪でしたら余裕です。年末年始は赤城山に入り浸りますのでお会いするかもしれませんね。
どちらも新雪が積もって大変でしたね。
真っ白な小滝の氷瀑キレイですね。
12月であれ程の雪と全山霧氷した赤城はなかなか見ません。
わたりやさん、今度寄らせていただきます🍜
当日はお互いにお疲れさまでした。まさか上まで来ていただけるとは思いませんでした。除雪が進んでシエラなら余裕だったと思います。パジェロはスタッドレスが減っていて横滑りが酷かったです。27日にDM−V3の新品に交換しました。さらに無敵ですよ。
一昨年の暮れも同じような天候で、上まで行ったけど雪がすごくて鳥居峠からの景色が圧巻でしたね。赤城山は低山ですが、谷川武尊の雪雲を流しますから侮れないですよね。−15℃とかにもなりますから。お話しした通り年末年始は赤城山や八ヶ岳に入り浸りますので、お会いできればうれしいですね。わたりやは安くてうまいので是非寄って下さい。市街地の伊勢屋も美味いですよ。
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