ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 505036
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

大汗かきと水場  徳和から乾徳山ピストン  鎖とタイムリミット

2014年09月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.8km
登り
1,238m
下り
1,229m

コースタイム

日帰り
山行
6:38
休憩
0:11
合計
6:49
9:05
29
徳和駐車場
9:34
9:34
93
乾徳山登山口
11:07
11:10
40
錦晶水
11:50
11:50
5
月見岩
11:55
11:55
81
扇平
13:16
13:24
49
乾徳山山頂
14:13
14:13
20
扇平
14:33
14:33
63
月見岩
15:36
15:36
18
乾徳山登山口
15:54
徳和駐車場
天候 曇り時々晴れ、夕方からは雨、湿度が高く蒸し暑かった。
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
塩山駅から徳和までバスが出ている。(登山適期には土日祝日、西沢渓谷紅葉時には毎日)
始発が塩山駅8:25と遅く、終バスが徳和16:08と早い。
バス往復を利用して登山するならばかなりの健脚でないと厳しい。
早朝に塩山駅に来て数名でタクシーをシェアして登山口に向かうという方法もあるしバスが出た後に到着した人を狙って、タクシーもバス停に来ていた。

JR塩山駅についてですが、休日の夕方は新宿東京方面にかけて快速列車や特急列車が多数出ている。普通切符だけで乗れるもの、普通切符+座席指定券がいるもの、特急券が必要なもの・・・。
ちなみにこの日は
・特急はまかいじ
・お座敷快速列車(全車指定席)
・ホリデー快速東京行き(後ろ3両のみ自由席、あとは全車指定席)
・普通立川行き
・快足新宿号(前3両のみ自由席、あとは全車指定席)
と続いた。自分が持っている乗車券や指定席券でどの列車に乗れるのか確認しながら乗らなければならない。
コース状況/
危険箇所等
上部は岩、鎖、梯子など多く、雨でぬれていたり稜線が強風であったりすれば危険、また登山靴が必要と思う。(ズック靴で来ていた人もいるが、基本は登山靴が必要と思う)しかし、この鎖場を目的として(その後の山行を睨んで来る人も多く、鎖場はほぼ全員通過する)(頂上直下の一番長い鎖場は巻道がある)
人気の山なのでツアー客などが来れば鎖場などで渋滞すると思われる。この日は28名という団体さんが来ていたが、休憩中に追い越しその前に出て渋滞を回避した。(タイムリミットがある場合、鎖場での渋滞はかなり影響するとみて間違いない)
塩山駅北口にある武田信玄像です。かっこいいですね。
2
塩山駅北口にある武田信玄像です。かっこいいですね。
徳和にある「乾徳山登山口バス停」です。しかし、ここから登山口までは30分くらい歩くんです。
徳和にある「乾徳山登山口バス停」です。しかし、ここから登山口までは30分くらい歩くんです。
塩山駅行16:08が最終バスです。それを超えるとタクシーで塩山駅まで行かなければなりません、3500円程度という話です。
塩山駅行16:08が最終バスです。それを超えるとタクシーで塩山駅まで行かなければなりません、3500円程度という話です。
もうコスモスが咲いていますね。
4
もうコスモスが咲いていますね。
この先には徳和渓谷があり、乾徳山に登らずにこちらの方に散策に来る人も結構いるようです。
1
この先には徳和渓谷があり、乾徳山に登らずにこちらの方に散策に来る人も結構いるようです。
縮尺を無視した案内板、もう○○まで来ているのに!!!と何度思ったか。
縮尺を無視した案内板、もう○○まで来ているのに!!!と何度思ったか。
はい、乾徳山登山口です。ここからは林道ではなくて本格的な登山道になっていきます。
1
はい、乾徳山登山口です。ここからは林道ではなくて本格的な登山道になっていきます。
最初はこんな道ですね。これから標高を1200m上げていくわけです。
1
最初はこんな道ですね。これから標高を1200m上げていくわけです。
一輪だけ見つけたフジグロセンノウ、かわいいですね。
4
一輪だけ見つけたフジグロセンノウ、かわいいですね。
錦晶水です、豊富に出ています。ここで飲み、ペットボトルに入れて飲み、山頂でまた飲み、ここでまた汲み、家でも飲んでいます。
1
錦晶水です、豊富に出ています。ここで飲み、ペットボトルに入れて飲み、山頂でまた飲み、ここでまた汲み、家でも飲んでいます。
高原ヒュッテを遠望、もうコースタイム的にきつくなっているので高原ヒュッテには行かず先を急ぐ。
高原ヒュッテを遠望、もうコースタイム的にきつくなっているので高原ヒュッテには行かず先を急ぐ。
マルバタケブキ、
3
マルバタケブキ、
ベニシモツケソウ
3
ベニシモツケソウ
月見岩、ここで先方に集団登山者(ツアー客)を発見、鎖場までに抜こうとする。
月見岩、ここで先方に集団登山者(ツアー客)を発見、鎖場までに抜こうとする。
扇平。なんと集団登山者たちは思い思いに昼食を取り始めた、ここで28名のツアー客を抜く。
扇平。なんと集団登山者たちは思い思いに昼食を取り始めた、ここで28名のツアー客を抜く。
ここからが核心部、岩、鎖、梯子の連発。ここに来るために乾徳山を目指すのだ。
2
ここからが核心部、岩、鎖、梯子の連発。ここに来るために乾徳山を目指すのだ。
はい、髭剃岩です。とても私はこの中に入れません。
2
はい、髭剃岩です。とても私はこの中に入れません。
階段を下りたところを振り返って。今日は結構濡れています・・・。
4
階段を下りたところを振り返って。今日は結構濡れています・・・。
第一の鎖、足場も結構あり鎖はガイド程度、まあ楽勝。
5
第一の鎖、足場も結構あり鎖はガイド程度、まあ楽勝。
第2の鎖、2本あるうち右の方が難度が低いか。ここもまあまあ。
2
第2の鎖、2本あるうち右の方が難度が低いか。ここもまあまあ。
やっと山頂が見えてきましたね。ここで同じバスに乗っていた3人組と会う、何と2人は初めての登山なのだそうだ。
1
やっと山頂が見えてきましたね。ここで同じバスに乗っていた3人組と会う、何と2人は初めての登山なのだそうだ。
頂上直下の鎖、ここが一番難所。鎖はガイド、岩の間に指を挟んで登る、指力が必要。しかし、私の前の3人組は、鎖を全く使わずにここを登ってしまいました。
9
頂上直下の鎖、ここが一番難所。鎖はガイド、岩の間に指を挟んで登る、指力が必要。しかし、私の前の3人組は、鎖を全く使わずにここを登ってしまいました。
ようやく来ました。山頂ですね。時間がないので、撮影大会の合間を縫って一枚だけ山頂標示を撮影。
4
ようやく来ました。山頂ですね。時間がないので、撮影大会の合間を縫って一枚だけ山頂標示を撮影。
この時点では、もう帰りのバスはあきらめています。コースタイム通りに下ったとして16:40。
この時点では、もう帰りのバスはあきらめています。コースタイム通りに下ったとして16:40。
本当は、あの雲の先には金峰山が見えるということなのだそうです。
1
本当は、あの雲の先には金峰山が見えるということなのだそうです。
シカ登場、わずかしかない緑の部分を食べておりました。
5
シカ登場、わずかしかない緑の部分を食べておりました。
逃げないシカ、もう人を恐れてないね。
1
逃げないシカ、もう人を恐れてないね。
下りは快調だったせいか、この時点で15:36.あと32分でバス停に戻ればよい、コースタイムは30分、そして下りだ。
下りは快調だったせいか、この時点で15:36.あと32分でバス停に戻ればよい、コースタイムは30分、そして下りだ。
15:54、何と22分で戻ってきました。山頂ではもうバスは無理だと思ったんですけど、間に合いました。
1
15:54、何と22分で戻ってきました。山頂ではもうバスは無理だと思ったんですけど、間に合いました。
今日来ていたTシャツ、最近はまっている葉山げんべいTシャツ、1050円也。
1
今日来ていたTシャツ、最近はまっている葉山げんべいTシャツ、1050円也。
塩山駅にて。「おおっ、サッポロクラシックが売っていたぞ!!!」
1
塩山駅にて。「おおっ、サッポロクラシックが売っていたぞ!!!」
大月駅付近、豪雨になっています。
2
大月駅付近、豪雨になっています。

感想

 夏に北アルプスには登れず(天候面の影響であった)、考えたことは、来年北アルプスに行くためには岩に慣れること、そして鎖やロープに慣れることである。過去にも毛無山などロープ一杯の山に登ったことはあるが、ここまで切り立った鎖場は初めてである。自分の実力を確かめることを考え、9月秋山シーズンの最初を乾徳山にしたのである。

 金曜日は職場の飲み会でしこたま飲み、そのまま家に帰ってから準備をし立川駅のネットカフェに入る、私が奥多摩方面に行くときに使う馴染みのところである。しかし、今回は始発でなくてもよいので当日5:20ごろにチェックアウトする。吉野家で朝食を食べ電車に乗り込むが、7時代全般には塩山駅についてしまう。もっと早いバスがあったらなあ・・・と思う。
 塩山駅から乾徳山登山口に向かうバスは、1日5本で始発は8:25、登山口バス停には9:05頃に到着する。なお、登山口バス停からの終バスが16:08、つまり7時間で戻ってこなければならないのだ。前日に飲み会がなければ当然自家用車で朝一から登る山である(駐車場は結構ある)。そして8の字周回や黒金山などさらにいろいろな所を回れるのだが、それはそれでしょうがない。今日は乾徳山の岩場と鎖場の通過を目的とした。

 登山口バス停から登山口までは林道を30分ほど歩く、昨日の飲み会の影響か汗があふれんばかりに出てくる。そして、標高差1200mを着実に上がっていく。
 うまい水場があるらしい。そう聞いていた私は今回は500mlのペットボトルを3本買い、行きかえりの通過時に組みながら水分補給をすることにした(いつもは2リットルペットボトルを買うことが多い)。錦晶水までにペットボトル2本飲み、空きペットボトルに500ml入れて飲み、さらに2本分補給、山頂などでこまめに飲み帰り道でまた2本分補給した。このヤマレコを書いている間、腹も下していないので、全然大丈夫なのであろう。

 高原ヒュッテを越え、月見岩のあたりで前方に一列に並びながら歩いているツアー客を発見した。大平牧場方面からやってきたのであろう(自分もクルマだったらこちらから登ったかもしれない)これからの鎖場で渋滞になると、バスに間に合わないことを考え何とか抜かなくてはならないと考えていると、扇平でザックを下ろし昼食を取り始めたではありませんか、これ幸いと扇平でツアー客を抜き山頂に向かった。
 私は最初、13:00でたどり着いたところで撤退を考えていたが、この時間帯には「タクシー代が何ぼの物じゃ!!ここまで来て帰れるか!!」とタクシー代覚悟で山頂まで行くことを決心していた。山頂までの3度の鎖場、高度感のある登山道、岩がぬれていて滑ったら一巻の終わりであろう道・・・。
 3つの鎖場は、意外とあっけなく感じ、無事に山頂にたどり着きました。しかし休憩後は13:26になっています。駐車場までの下りコースタイムは3時間なのでもうバスには間に合いません。しかし、18分オーバーであれば何とかなるかも・・・と思い下りだします。しかし、扇平までは岩場の下りになるため慎重にあり、スピードは出せません、コースタイム40分を47分とさらに時間を費やしてしまいます。
 シカの撮影もあって時間を使い、また水をくみなどやっていながらも、着実に高度を下げていく私、国師が原で14:33で残りコースタイム1時間40分、オーバーは5分と時間を縮めます。そして乾徳山登山口に15:36到着で残りコースタイム30分、2分の余裕ができました。そしてここからは下りの林道、得意なコースです。コースタイム30分を18分で下り、15:54にバス停に到着しました。本当に奇跡です。
 
 その後、塩山駅でサッポロクラシックを買い自分に拍手。乗る列車を迷いながらも何とか地元まで戻ってきました、しかし、総武快速線新小岩での人身事故、京浜東北線蕨駅での人身事故などで首都圏はダイヤが乱れており結構情報収集が大変でした。
 
 岩登り、なかなか面白かったです。来年の北アルプスに向け体を鍛えていかないとですね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2299人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
徳和駐車場から扇平を経て乾徳山頂上
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥武蔵 [日帰り]
乾徳山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら