【海外トレッキング】ネパール プーンヒル
- GPS
- 21:57
- 距離
- 48.8km
- 登り
- 3,032m
- 下り
- 3,068m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:29
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:55
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:41
天候 | 曇り 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
ポカラからジープでナヤプールまで移動 30分から1時間くらい |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通してとても歩きやすい |
その他周辺情報 | 小屋は沢山あるのでどこでも休めるし泊まれる |
写真
装備
個人装備 |
半袖
長袖
フリース
ダウン
|
---|
感想
12月28日
成田空港、朝11時の便でネパールへ。飛行機の中では、自分で持ってきたタブレットで今頃「君の名は」を見た。すごく面白い映画。熱々の熱量で隣のサチさんに感想をまくしたてる。公開から10年近くたった映画は、僕を10年タイムスリップさせる。さちさんも映画を見たことあるが、時間軸がズレているせいで僕の感動の伝導率が悪い。
ネパールには遅めについた。12月のカトマンズは東京よりは暖かかった。感覚、日本の秋くらいかな?空港を出てすぐにスシィールとムキスが迎えてくれる。今年の夏ぶりなのであまり懐かしさは感じないない。今回のルートは超簡単だとスシィールが言う。ポーターでついてきてくれるムキスは、適当なパーカーと前回5400mで震えていた革ジャンで行くらしい。僕自身も普段登山してない観光客がたくさん入ってるような場所なのでなんとなく気楽に考えているが果たして...
12/29
朝、カトマンズを出発してポカラへ。約8時間ジープに揺られる。相変わらず砂煙がつらかった。道路沿いの植物は砂でコーティングされていて光合成できる場所がない。湿度が高く雨が降りやすい日本では起こらない現象だろう。日本の湿度が高いのは辛いけど、乾燥してると良いかというとちょっと考えてしまう。
ポカラに到着して少し散策。ちょうどお祭りのタイミングでニューイヤー&クリスマスフェスティバルと銘打たれていた。街の中で音楽がなっていていつもより陽気な雰囲気だった。少し屋台を楽しんだが寒かったのでそそくさと宿に帰った。
12/30
今日からトレッキング。ホテルオーキッドで朝食を食べてナヤプールへ。9時20分頃あるき出す。今回のポーターもムケス。パーカーとスウェットの出で立ち。あれから一回、ポーターとしてアンナプルナベースキャンプに行ったらしい。今回は3回目で初めて一人でポーターとして参加している。荷物はそんなに預けなかったので、今回はおでこで背負わず、肩から背負っている。
途中、マナスルトレッキングでも一緒だったネパール人ガイドのディネスに会った。すごい偶然。開口一番、なんでオフシーズンに来たの?と聞かれる。こっちはオンシーズンだと思っていたのに、どうりで霧が出ているわけだ。予報を見ると僕らの工程はずっと曇りのようだ。
この日は1400mから2000mくらいまで歩いた。村の名前はウレリ。人がよく入る地域なので立派なホテルが立ち並ぶ。早々と宿を決めてゆったりお茶を飲んで過ごした。
夕ご飯を食べる。カレーとスパゲッティとポテト。相変わらずポテトが美味しい。ご飯を食べ終わると笑顔のムケスがアップルパイを持ってきた。サチさんの誕生日をサプライズで祝ってくれた。ネパール人は粋なことをする。小屋の中の他の客も混ざってハッピーバースデートゥーユーと歌う。赤々と蝋燭の火に照らされたさちさんは満面の笑みだ。サチさんは30歳になった。
12/31
朝から霧が立ちこめる。予報は変わらず数日曇り予報。ゴレパニまで800mほど標高を上げる。朝食は目玉焼きとトーストとポテト。さっぱりした食事が体に馴染んできた。石畳で整理された道を少しずつ登った。この日は距離が短いのでお昼前にゴレパニについた。時間もあるのでプーンヒルまで行ってしまおうと思ったが、霧で展望がないので宿でゆっくり過ごした。
宿の名前はハングリーアイ。スシィール推薦の宿だ。料理の味付けが美味しく、「ポカラやカトマンズより美味しい」まである。リピートしたいと思った。他の宿も立派でもてなしには期待できそう。ハイシーズンには世界中から人が訪れるところなので納得だ。ハイシーズンは宿が一杯になって、部屋が取れない場合は宿のラウンジの床で寝ることもあるらしい。また、プーンヒルまでは通常45分位でつくのだが、ハイシーズンは行列で2-3時間かかるとのこと。景色は運次第になるがオフシーズンで良かったかもな、と思った。
1/1
朝6時、朝日を見にpoonhillへ。ムケスの防寒を心配したが今回は大丈夫。ラルケパスのときの革ジャンの下に厚手のパーカーを着ている。
外の寒さは冬の高尾山くらいだろうか。レインウェアの中にフリースを着ていたがそれでも歩いていたら暑くなった。
poonhillにつく頃にはあたりが明るくなった。山々はガスに覆われていて、期待した遠景は見れなかった。ただ、登ってきた観光客は一年の始まりを特別な場所で迎えられて嬉しそうだ。軽く写真を取ったあと宿に戻り朝食を食べた。
9時前くらいに宿を出てお昼にはタダパニ2600mに着いた。当初はガンダルクかその先まで行く予定だったが、工程の強度が上がるのでやめた。また、明日の朝が晴れ予定だったので、プーンヒルで見れなかったヒマラヤの山脈を高所の宿で見る、という意図も含まれている。明日の朝に期待。
1/2
朝、6時30分頃外に出ると霧がない。ようやくアンナプルナのピークを見ることができた。同じ工程を辿ってきた他の登山者もみんな外で写真を取っていた。アンナプルナは雪が少なく、ところどころ岩肌が露出して、そこから鋭利な稜線が見えていた。おそらく雪がかぶるのは少し先の時期になるのだろう。スマホのカメラが壊れているムケスのかわりに写真を撮って、軽めの朝食を食べてから出発した。
ガンダルクには2時間かからないくらいで到着。他の村と比べると大きな村だ。家の隙間に細かく走る通路を歩いて標高を下げる。民家の生活や活気が見えて楽しい。途中、オレンジを売ってもらって食べた。1キロ150ルピー。個数にして10個ほど。オレンジを食べた小屋のお母さんは明るかった。というかどの小屋のお母さんもみんな明るい。そして太めでカタコトの日本語を笑顔で喋る。顔立ちも似ているから全員姉妹なんじゃないかと思ってしまう。
更に標高を下げて10キロくらい歩き、スタート地点のナヤプールに戻ってきた。
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