天神山(夢見る河口湖テン泊その2)


- GPS
- 04:38
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 335m
- 下り
- 320m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
浅川〜サニーデ前 340円(河口湖周遊バス) 河口湖自然生活館〜河口湖駅 490円(河口湖周遊バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★全体的に雪も凍結もなかった。土が凍ってバリバリいう程度 ★若彦トンネルに続く県道719号の途中、大成殿本宮→の看板がある道に入ると馬場久保バス停があり、逆くの字を描くように元の県道と合流した目の前の畦道を進むと奥に登山口がある ★登り始めは道が広く歩き易い(ゴミが目立つが)、じきに道幅は狭くなるが柔らかく歩き易い、しかし天神峠まではマジ樹林帯なので非常に薄暗くて怖い ★天神峠からは尾根歩きで御坂山塊らしくなるが、天神山までけっこう急登 ★天神山は小広く富士山が見える。富士見平方面に進むとさくら公園への分岐と富士山が見える展望ベンチがある。その先の富士見平からは木々の隙間からしか富士山が見えない ★淵坂峠は道の途中という感じだが道標がしっかりあり迷わない ★淵坂峠から大石峠登山口へはときどき道標もあり問題ないが、崩れかけて道幅が狭くなってるところがけっこう多いので若干緊張する ★沢近くに下りてきた辺りが少しわかりにくいがピンクや白のテープがうるさいぐらいにあるので迷わない ★天神山の登山口から大石峠登山口に下りて車道を歩くまで誰にも会いませんでした |
その他周辺情報 | 夢見る河口湖コテージ戸沢センター http://www.k-tozawa.com/ 天上山のレコに同じ。ログがつながってないので別レコにしました |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、防寒アンダー、ミズノ緑シャツ、秋冬用トレッキングパンツ、防寒タイツ、秋冬用トレッキングパンツ、冬用靴下が行動着。テント内ではフリース、ダウン上下、#0の寝袋で問題なかった。今回アルミシートを敷いたせいか地面の冷たさは感じなかった |
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感想
( ̄∀ ̄)
このレコは天上山レコの続きなので、夢見る河口湖コテージ戸沢センターでのテン泊の朝から始まりますのであしからず。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5061454.html
ログがつながってないので分けました。
朝。
ぐっすり眠った私は珍しく6時前に起き、夜が明ける前にトイレに行きました。
そしてテントの中で朝焼けの富士を堪能。
ちょっと思いついてyoutubeでBGM(ホイットニュー・ヒューストン「Always Love You」や組曲ペールギュントの「朝」)聴いてみたりしたけど、いや別にいらないや。
昨日仕込んでおいたプリンもちゃんと固まっていて、カラメルソースをかけて美味しく頂きました(←朝から?)
夜が明けきったら朝食です。昨日と同じ豚キムチうどん。
今日はお餅も入れてみました♪
そのあと食べきれなかった鮭を焼いてホイルに包んでお持ち帰り。
最後に餅を焼いて食べ、調理は終了。
カモの動画を撮影するのが楽しくて、目の前に来るたびにスマホを構えたり。
チェックアウト11時まで存分に景色を楽しみ、ギリギリ撤収しました(苦笑)
ゴミを捨ててトイレに行ったら11時ジャストだぜ。これぞジャスタウェイ(出典:銀魂)
今日も良い天気、日焼け止めを塗って天神山へ出発です!
まずは歩いて河口湖自然生活館へ。すぐでした。
ここから若彦トンネル方面に進むわけですが、
この辺は去年…じゃない一昨年の旧御坂峠〜黒岳〜大石峠の時に歩いたため
地図見なくてもわかるし♪とたかをくくっていました。
そしてアッサリ間違え、戻ってきて、無駄に疲れました。
そして若彦トンネルに続く道(山梨県道719号富士河口湖芦川線)に入り
あとはまっすぐ行けばよいだけだとたかをくくっていました。
しかし登山口に向かう目印となる馬場久保バス停が見当たらない。
スマホのヤマプラで見たら、大石紬伝統工芸館の文字が紛らわしい位置にあったため
この施設を探そうとして無駄に時間を費やしました。
よく見たら全然離れた場所から線が引っ張ってありました(←よく見ろよ!)
そして冷静になり、地図をきちんと見て、県道からいったん右側に入って逆くの字型に歩いて戻ってきたところの目の前の道が登山口への滑走路(?)だと確認し、その通りに歩いて無事、馬場久保バス停を発見(当たり前)
教訓:地図をよく見ましょう(アタリマエ)
地図があるのに勘で歩くのはやめましょう(あたりまえ)
一回しか歩いてないのに知った気になるのはやめましょう(当たり前田のクラッカー)
というわけで無駄に距離を浪費しながら(これで歩行距離が伸びたな、それはそれでOK!と思いながら)田畑の間の細い道を、ここ私道じゃないかしらん?と不安になりながら進みます。誰か農作業していたら、挨拶して聞いてみよう。しかし誰もいません。
かなり奥まで歩いたところで前方から黒いマスクのおじさんが。
手ぶらの軽装なのでおそらく地元の人と思われます。
こんにちはと挨拶し、「天神山はこっちですか?」と聞いてみました。
すると、「天神山…。看板はあったけど行ったことないからなぁ」と言うので
「あ、看板あるんですね。じゃあ大丈夫です。地図も持ってるし、ここ歩いていいのかなと不安だっただけなので。ありがとうございました」と答えると、
「獣に気をつけてね。イノシシ出るから。あとーーーーーシカも」とのこと。
イノシシはこわいけど鹿は別に大丈夫じゃね?と思ったが、もしかしてクマと言いたかったけど怖がらせちゃまずいと思ったのかな?それともカモシカのこと?
まぁ野生動物だからどれも危険と覚悟するのが当然です。
さらに進むと天神峠登山口の標識があり、やった!やっと見つかった!
諦めないでヨカッタ!
苦労して(←自分のせい)見つけた登山口なので登りたい。
距離短いから時間的にもまだ全然大丈夫。
しかし、登山口の看板が指す方向は、とても暗く、とても暗くて、とても暗い(←なぜ3回言う?)
こ こ こわい・・・(((; ゜д゜)))
山の中が暗いなんて当たり前だけどここは特に怖かった。
しかし、看板には「富士山が見える峠道」と書いてあり、広くて歩きやすそう。
富士山が見えるというのは半分嘘ではないかと思ったが(樹林帯だから)、整備された道標はそれなりに人が歩いてる証拠(←そうか?)
ヤマプラでは破線ルートだったが、距離短いし、人のレコを確認したところ道もハッキリしてそうだったので、とりあえず行くだけ行ってみようと、熊鈴を鳴らしてストックも出し(獣が襲ってきたら防御に使える)、とにかくヤバそうだったら即引き返すことにして、出発してみます!
いやぁ、でもほんと、怖かった…。
樹林帯なんか腐るほど歩いてるけど、あんなに暗い樹林帯なかった。
空はすごく晴れてるのに、まったく隙間がないというか(あるけど)
とにかく異様な雰囲気を感じ、正直言って泣きたくなるほど怖かった。
だのに なぜ 歯を食いしばり 君はゆくのか そんなにしてまで♪
歩き出しはゴミが投げ捨ててあったりすさんだ雰囲気も見え、
登りに入るとのろくなる私もつい早足になるほど早く通り過ぎたかった。
怖いから天神山に登るだけ登ってすぐ引き返そうと思ったが、
ここをもう一度通るのも怖い…。
道は柔らかくなだらかなので、帰りは絶対走ろうと思いました(あぶないよ)
しかし登っていくとだんだん光が射し、きっと天神峠に出れば明るくなる!
実際には大した距離もなく尾根に乗り、天神峠の標識登場。
ヤッタ!(それなりに)明るくなった!
やっと恐怖心が薄れたものの、わりと急登で疲れます。
下るにはちょっと滑るかもなぁと心配になりながら、ここまで来て引き返すという手はない。
当初の予定は大石峠登山口まで歩くつもりだったけど、すでに時間をロスしてしまったし、それでもじゅうぶん時間はあるけど、とにかく薄暗い道だからあまり長くはいたくない。
それでも富士見平までは行きたかったので、そこから大石プチペンション村に下ろう。
いろいろ考えながら天神山に到着!
見えないだろうと思っていた富士山が見え、ベンチもあってよい山頂です!
ここからは御坂山塊らしい道になり、どんどん歩きたくなってきました。
地図を確認して先に進むと分岐があり、「富士山が見える展望台」という文字が。
富士山が見える?でもまだ富士見平ではなさそうだが?
どうせ富士山が「以前は」見えてただけなんじゃないのぅ、と疑いながらちょっと覗くとすぐ下にベンチがあり、なんと!富士山見えた!
そんなにひらけてるわけじゃないけど見えてるよ!疑ってゴメン!
そのすぐ先の富士見平は逆に全然ひらけてましぇんでしたが。
ここから大石プチペンション村に下る道は暗く急に見えたので行く気にならず、そのままさらに淵坂峠へ。とりあえずそこまで行って、引き返すかどうか考えよう!
ごく小さなアップダウンが何度かあり、尾根からトラバース道に入るようなところに淵坂峠の標識がありました。
大石峠登山口への標識もあり、道もしっかり歩きやすそうだったため、一瞬で「あ、こっちから下りよう」と決めました!
地図を見た限りでもこっちの道はなだらかだったからね。
ここで「天狗岩」の標識もあり、それだけ見て下ろうかなと思いましたが、ちょっと進んでみてよくわからんのでやめました。薄暗いから怖いんだよ。
というわけで、大石峠登山口へ下山開始です!
なんだかんだ言って昨日も今日も、ノルマ達成だな!
しかし、歩きやすいこのルートも意外と落とし穴がありました。
なんというか斜面をトラバースするような道なので、傾斜が強い所では土や落ち葉が崩れかけて道幅が狭くなっており、けっこう緊張しました。
ストックもあるし怖いというほどではないですが、ちょっと怖いです(←どっちだよ!)
もし上に動物がいて、石でも落とされたらたまらんわ。
そんなプチ難所を何度か乗り越え、だんだんと広い道になってひと安心。
全然誰にも会わないけど、一人のスリルと快適さが入り混じって、本当に楽しい。
まぁ、最初から短い距離だとわかっているから平気だったンですけど。
沢の音が聞こえてくると、細い木の枝や足元の石に翻弄されるも、白やピンクのテープがうるさいほど付けてあるので迷うことはありません。
沢に出たら一部凍結していて私の大好きな氷クラゲ発見!(勝手に命名)
小さな滝のようになってるところも凍っていてプチ氷瀑♪綺麗だな〜♪
しかもこの先に車が停められてるのが見え、どうやら登山口に辿り着いたようで「もう?」と拍子抜けしました。
実際にはもう少し林道が続きましたが、去年、いや一昨年、黒岳からのプチ縦走で下りてきた登山口を確認、すぐそこが車道です。
ああ終わった、すっごい楽しかった!!!!!
私にとってはちょっとした冒険のような、楽しい山行でした!
あとは延々と河口湖まで歩くだけ。
途中の無人販売でせっかくだからとブロッコリーを買い、さらに歩く。
青い空に白い雲が綺麗で、何枚も写真を撮ってしまったり。
思ったより早く河口湖自然生活館に到着すると、バスの時間を確認。
バスは案の定行列になっていました。
トイレに行って戻るとバスが到着していて、私も列の一番後ろに並び、皆が乗り込むのを見送って、次のバスに乗るべくベンチに座りました。
バスは15分以上遅れたようで、次のバスも同じくらい遅れるかなぁと覚悟してたら、なんとほぼ時間通りにやって来ました!ラッキー♪
バスも一人席が主だったのでデカいザックを足元に置いてもさほど邪魔にならず安心。
バス運賃も昨日チャージした1,000円でちょうど足りて、ほんとよかった。
これで私の冬休みは終わりだな!明日から仕事頑張ろう!
河口湖駅はこれから帰る人でごった返していました。
カフェで何か食べたかったけどなんと15時で終了とのこと。早っ!
バスの時間まで1時間以上あり、外は寒く風は冷たい。
とにかくお腹が空いたので何か食べないと、バスに乗ったらサービスエリアには寄らない便だから、お腹がすいて死んでしまう(※死にませン)
お金が3,000円も余ってたからって、コンビニでつい1,800円超も買い物してしまい、あんまんを食べながら駅に戻り、外のベンチでいなりずしやおにぎりをかっこみました。だってヒマだし、お腹空いてたから…。
私は2階建バスの10席しかない1階を予約したのですが、1時間前に見た限りでは私以外空席だったのに、やはり寸前で満席になったようです…(そりゃそうだ)
目の前で横浜行きのレイクライナーが出発するのを見て、「そうだ!横浜行きの便があるの忘れてた!なんで私は新宿行きなんか…」と激しく後悔。
横浜市民なンだから横浜行きの方が近いに決まってる。しかもすごく空いてる…。
予約なしでも乗れるかしら?と一瞬変更する気になりましたが、あ、もう金なかったわ…と気が付いて断念。ちなみに横浜行きは2,200円とちと高いです。
新宿行きは1,850円。東京行きというのもあるけど、今回は数の多い新宿便しか頭になくて。何回も訪れてるはずの河口湖なのに、何度来ても何かしら失敗する私です。
次は!次は横浜便にするぞっ!(と思ったら、時期的に走ってなかったりするのよね)
というわけでバスに乗って帰りました。
私のザックはデカイのでトランクに預けたいと言ったら、
発車が遅れてるためイラついていた運転手さんに「じゃぁそこに(勝手に)入れてくださいっ」とぶっきらぼうに言われ(T_T)他の人の荷物は入れてあげてたくせに…。
2階建バスのトランクはちょっと上にあるため、デカザックを持ち上げるのに苦労しました(まぁ自分の荷物なンだからいいンだけどさ、あんな言い方しなくても…)
帰りは渋滞したので1時間以上遅れたようですが、疲れたのでぐっすり寝てしまいました。
誰かイビキかいてて一瞬起きたけど…。あとトイレ使う人多すぎ。
そんな感じで私の夢見る河口湖は終わり、同時に冬休みも終わりを告げました。
しっかし、すっげぇ楽しかったなぁぁぁぁぁ(^∀^)←幸せな奴
キャンプも楽しみながら天上山と天神山、予定通り歩けたのが嬉しい!
大した距離は歩いてないけど本当に楽しかったです!
さぁ次はどこに行こうかな!
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この記録に関連する登山ルート
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いつもinoneeさんの日記を楽しみにしている、埼玉のchiiと申します。ところで、この日のレコをアップしたところ、もしかして会ったかも…の欄にinoneeさんの名前がありました。とうとう、この日が来たのか!と思いましたが、見事にお会いしていませんでした!とても残念です。一番近くに居たのは、朝、テント場の横を大石公園に向かって車で走っている時でした。希望としては、お会いした時すぐ分かるように、上着とザックとテントに大きく名札を付けていただくと助かります…嘘です。
私は出発が遅いのであしからず
ちなみにchiiさんは迷わず登山口にいけてますね…(←それがふつう)
毛無山のモルゲンロートは同じのを見ています(そりゃそうだ)唐揚げみたいでしたよね(←どこが?)
毛無山は西湖側から十二ヶ岳まで、鬼ケ岳も王岳まで歩いたことありますが、節刀ヶ岳は気になりつつも抜け落ちているため、いつか登りたいです。
私のレインジャケットとテン泊用ザックは赤(日帰りザックは紺)、秋から春は大体黄緑色のシャツを着ています(←それだけでわかるかっ)
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