越後駒ヶ岳、噂通り盛り盛りのコースタイムでした


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
天候 | 晴れたりガスったり…どうでもいいところでは晴れ、肝心のところでガスでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・渋川伊香保ICより小出ICまで高速利用。 ・枝折峠登山口まではシルバーラインで銀山平まで行ってから引き返すルートを採用。 ・距離的には長くなりますが、オール樹海ラインよりは楽だと想像しております。 ・帰路は那須方面に回ろうかとも考えましたがやめておきました。 ・帰路は湯沢ICから水上ICまで高速利用。 ・その後の17号は関越渋滞の影響で混んでました。 ・枝折峠登山口の駐車場は50台。競争率は高いです。 ・朝5時半頃到着した時点で満車でした。3連休中日で特別なのでしょうか? |
コース状況/ 危険箇所等 |
【枝折峠登山口から前駒まで】 顕著な危険箇所なし。傾斜のゆるい登山道を登ったり下りたりで中々標高が上がりません。ところどころぬかるんでいるところがありますが、スパッツ必須と言う程ではありません。 【前駒から駒の小屋を経て駒ヶ岳山頂】 駒の小屋直下の岩場がちょっと大変です。山慣れた方なら問題ありませんが、初心者をここに連れてくるのは避けた方が良いと思います。特に下りは面倒です。 小屋から山頂は危険箇所はありません。山頂は狭いです。ベンチは4基ありました。 コース状況ではありませんが、最近山頂標識や指導標、その他のオブジェにザックを立てかけたまま休憩したり、写真を撮り終わってもいつまでも場所を空けない方をよくお見かけします。もう少し想像力を働かせてくれるといいのにな…って思います。 |
写真
感想
●●オール一般道は無理でした●●
普段は登山口までのアクセスは高速道を極力避ける私。例外的に中央道方面や東名道方面は都心を一般道で通過することがキツ過ぎるので高速を利用することがあります。
今回は関越道方面なので条件的には一般道アクセスなのですけど、まずとにかく距離が遠い。さらに三国峠を一般道で超えるのが億劫。駐車場の競争率が高そうなのと、山と高原地図での標準コースタイムがとても長いコースなので早めに着きたい。以上の理由で甚だ不本意ではありますが渋川伊香保から小出まで高速利用としました。
高速を下りてからは事前の下調べ通りにシルバーラインを利用。樹海ラインの方は部分的に走っただけなので比較はしにくいですが、やはりシルバーラインメインの方が大分楽なのではないかと思います。
5時半頃には登山口に到着しました。既に駐車場は満車でした。これほどまでに人気のある山とは…いや、驚きました。
●●標高が中々上がりません●●
「盛ってる」との呼び声も高い、このコースのCT。私も小袖からの雲取山と累積標高差や水平距離などを比較してみて、間違いなく盛ってるとは思いますが、一応それなりの警戒心を持って早めにスタートしました。
このコースはすぐに見晴らしがよくなりますね。これは眺望バカとしては歓迎すべきポイントです。まあ、この日はガスが出がちでその真髄を味わい尽くすというところまでは行きませんでした。
しかし標高が中々上がらないのがちょっと切ないです。登った分をこまめに吐き出すのは尾根通しのコースの基本ですね。ちょっと稼いではすぐ使う。バイトでもらった日銭を毎晩居酒屋で飲んでしまい、貯金が出来ない感じです。少し前に登った南ア南部・聖岳から百間洞の登り返し三兄弟の場合は規模がデカく、遠洋漁業から帰ってきて溜まっていた給料を銀座で豪遊してしまう感じでした。どっちも切ないことでは同様ですね。
そんなこんなで特に際立ったキツさを感じることもなく、盛ってるタイムの7掛けほどで駒の小屋直下の岩場に取り付きます。登りに関しては技術的には特に難しいことはありません。しかし体力的には結構キツく、ここは大幅にペースダウンしました。
小屋前で一呼吸入れたら山頂に向かいます。この時点では大分ガスが出てきています。従ってあまり盛り上がらないところですが、最後のひとふんばりで山頂に到着。幸い盛ってるタイムに対しては大分貯金が出来ているので、ガスが晴れるのを待つ余裕はあります。
●●山きゅうりとビールで粘るも…●●
パクろうパクろうと思いつつ、中々実現しなかった山きゅうりでビールを頂き、狭い山頂でガスが晴れるのを待ちますが、結局今回は劇的に改善することはありませんでした。
それと山頂に到達した時点で太腿に痙攣が発生しました。今回は対策としてコムレケアを持参しており、服用してみると効果は確かに感じられます。ただこれは諸刃の剣かも知れません。痙攣を抑えることにより、行動は容易になります。しかし、そのため筋力の限界を超えた行動をしてしまいがちです。普段の私の場合は太腿や脹脛の痙攣のため行動が制約される代わりに、下山後筋肉痛になることはほとんどありません。しかし今回は下山後4日経った現在も若干脚に筋肉痛が残っています。これはちょっと気を付けないとですね。
さて、1時間以上も山頂で粘りましたが、結局遠方の山はおろか八海山すらみることかなわず下山です。下山も概ねCTの7掛け程度だったかと思います。
●●感想・標準コースタイムについての考察●●
山と高原地図での標準CTは約11時間です。今回私が行動した時間は約8時間。駒ヶ岳山頂から下る際、眺望の回復を未練がましく待ちながら歩いたので、部分的にはかなりゆっくりでした。
私は他のエリアの場合、日帰り装備で体調が良いと概ね標準CT通りになります。今回は完全徹夜明け登山なので体調は普通より若干悪いかな、と言う程度でした。それでいて標準タイムの73%程度で歩けていることから、このコースの標準CTを他エリアの基準に当てはめた場合、0.7掛け程度が妥当なのではないかと思います。
人によって得意なコース、苦手なコースは違うので一概には言い難い面もありますが、他のエリアを標準タイムで歩けている方ならこのコースは行動時間8時間で考えてよろしいかと思います。
越後駒ヶ岳。思っていた以上に格好の良い山でした。行程のほとんどは視界が開けており、眺望バカには嬉しいコースです。強いてケチをつけるとすれば山頂が狭いことですかね。しかし今回に限って言えば、山頂に滞在していた間ガスが出ており、周囲の眺望を楽しむことが出来ませんでした。こんな遠くまで来てそりゃないだろ〜って個人的な事情を入れると満足度は90%ですね。自宅から登山口までの距離を考えると再訪は当分なさそうです。
こんにちは、muscat さん(^^)v
実は我が家も(このパターン何回目だろうW)今週末天気が良ければエチコマとその周辺を狙っておりまして、またまたタイムリー内野安打です
他の方からも聞いておりましたが、やはり山と高原地図「越後三山」のコースタイムはモリモリなのですね(^_^;
確かにあのコースタイムですと少し鈍い人ですと、完全に小屋泊りを余儀なくされますからね〜
我が家の決行にあたってとても勇気を頂きました、ありがとうございますm(__)m
毎度直前の天気次第なのですが…
あ、コース状況についての、極めて分かりやすい遠洋漁業のくだりも参考になりましたW
ダラダラの登りに負けないように頑張ります(^^)v
p.s.
ぐはっ。昨日まで良かった予報が、土曜日の天気悪くなってる(> <)
遠征お疲れさまでした
今秋どうにか三山を絡めたいといろいろ計画を練ってみたのですが、車の回収やら電車バスの場合のアクセスの悪さなどで実行出来ないまま終わりそうです
来週の計画も寸前まで越後三山にするか、北鎌からの槍にするか悩んだのですが、年末山行の下見の方がウェイトが大きいのであえなく断念です
枝折峠からのコースタイムはかなり多めにみていますね〜。
また機会をみて再訪したいと思っています。
山ガール作戦Part3に使うかな(笑)
こんばんは、ニョロさん。
コメントありがとうございます
ニョロさんの大好きな越後の山に出掛けて来ました。登山口からちょっと歩くとすぐに見晴らしが良くなって楽しいコースですね。駒ヶ岳もかっこ良い山で、あれをずっと眺めながら歩ける天気なら申し分なかったのですが
ちょっとアクセスがきついですが全体的には歩き易いと言えますし、山ガール作戦には有効な気がします。是非連れて行ってあげて下さい
muscatさん、こんばんは
感想の「オール一般道」に釣られてしまいました(^^;)
私も先日、尾瀬までオール(下道)しちゃいました。
尾瀬でも結構疲れたので、越後駒ケ岳なら高速利用も仕方がないですよ〜。
14日は関越道上りで事故があって、沼田IC〜赤城ICまで通行止めになって
尾瀬帰りの人も沼田までの一般道が大渋滞
私も越後駒ケ岳は「行きたいお山
いるので、コースタイムなど大変参考になりました。
有難うございます(^^)
こんばんは、pippiさん。
コメントありがとうございます
尾瀬のレコ拝見しましたよ。オール一般道と書いてあったのでメチャ嬉しかったです。使ったルートまでしっかり書いて下さっていたので、レコの内容よりも「お〜、やるなpippiさん。ふむふむ赤城山の東側ね、うんうん17号に回るよりその方が早そうだ」とルートの方に食いついちゃいました
越後駒のコースタイム、地図の通りだとビビりますよね。私も駒の小屋からの下山開始が13時を回ってはまずいなとか警戒していましたが問題ありませんでした。小袖からの雲取山往復と同じレベルと思っておけば大丈夫です。小屋からの下り始めだけ丁寧にいけばOKですよ。
近々巻機山に行きたいと思っています。昨年同時期のpippiさんのレコを参考にさせて頂きますので、ちょいちょい足跡つけちゃうかと思いますがご了承下さいね
こんばんは、カマセンさん。
コメントありがとうございます
なんかこのパターンは縁起が悪いような…大丈夫かな〜
地の果て山行のレコ拝見しましたよ。天気予報が悪かったので中止したんだろうな〜と思いつつ念の為プロフページから入ってみたら「うげっ、行ったんか」ってのが最初の感想でした。しかしその後の山行は天候量保存の法則(この法則の提唱者はカマセンさんでしたかね?)を証明するかのように絶好調ですね。するとそろそろ揺れ戻しが…。
エチコマのコースタイムはモリモリでした。普段標準CTがやっとの私でさえ8時間ですから安心して行ってらして下さい。問題は天気なんだよな〜
おぉ、muscatさんも久しぶりの週末晴れ晴れを有効に使われたんですね
越後駒ケ岳、あまり考えたことがなかったのでコースタイムとか知らなかったんですが、
山と高原地図のコースタイムよりは短い時間で行けるということですね!
素晴らしいです!
でもうちはカメ足なのでやっぱりびくびくしちゃいますが・・・
ちなみにうちも、日帰り装備なら大体コースタイム通りなんですが、
八ヶ岳はなぜかコースタイム上回っちゃうんですよね〜
下りが苦手なのが影響しているのかしら・・・
本題から外れますが、リールアジャストって、靴の前にダイヤルみたいなのが付いててカチカチ回して調整するやつでしょうか?
今回蝶ヶ岳で履いてる人初めて見て、うちも興味津々です
こんにちは、CATさん。
コメントありがとうございます
最近は週末の天気もちょっとマシになってきましたね。大体2週に1回は山に行けるくらいの感じでしょうか。CATさんは不案内とおっしゃる上越方面の山ですが、いつか行かれることもあるでしょう。越後三山の地図は編集した方が慎重派のようで、コースタイムはかなり盛ってる感じです。なのでCATさんも日帰り装備なら8時間で充分なはずですよ。安心して行ってみて下さいって言いつつも神奈川からだとアクセスがね〜。でも今回グループで九州から遠征して来ている方々にお会いしましたよ。しかも車で…。まあ既にお仕事をリタイヤされた方々でしたけどね。
リールアジャストは面白そうですよね。昨年までのモデルはダイヤルが一つだけでしたが、今年のモデルはダイヤルが二つになって、足首と甲を独立して調整出来るみたいです。ただハイキング用に使うには結構高いんですよね。確か2万ウン千円だったかと…。どうしたもんかな〜
muscat さん、おはようございます!
トイレ行列ですか...
この三連休は週末雨が多かったので、どっと繰り出したようでネ
7月に荒沢岳に行った帰り、枝折峠の登山口を見ようと寄ったときも駐車場は満杯で路駐もたくさんありました
人気の登山口なんですネ。
私は水無川からグシガハナ経由で登ったので、ほとんど人には会いませんでしたけど
槍や剣のレコを見ると2時間3時間渋滞なんてありますが、ぞっとします
山きゅうりデビューおめでとうございます。
お疲れ様でした
こんにちは、hottenさん。
コメントありがとうございます
山きゅうり、ついにパクらせて頂きました
普段、家ではきゅうりの漬物を食べることなどほとんどありません。言ってみればどうでも良い食べ物の代表格かな〜。しかし山きゅうりは旨いですね。やはり体が塩分を欲しているのか、ビールとの相性もバッチリですしね。食感の良さも効いているのかな。山で食欲が落ちている時でも食べやすいです。カロリー補給にはなりませんけどね
枝折峠は混んでいました。いつもこんな感じなのか、三連休の中日だったためなのか。歩き出してしまうとそれほど大変なことにはなっていませんでしたけどね。でもトイレの行列には驚きました。もしいつもの敵軍が現れていたらちょっとヤバいことになっていたかも知れません
槍や剱はそんなに凄かったんですか。ちょっとレコを探してみます。怖いもの見たさかな〜
私の尾瀬の一般道ルート、なかなか面倒ですよ(^^;)
ナビで「一般道路優先」にすると、主要線(ここでは国道17号線)に誘導しようとするのでその声をずっと無視しつづけて走りました。
途中でナビが諦めてくれましたが
なので国道4号⇒国道122号⇒県道62号……………国道401号はメモをして信号待ちのたびに忘れないようにメモを見てました。
ナビの意味がありません(>< )
あと、群馬県道62号線(赤城の道)はカーブが多いので、ノロノロ運転となります。
尾瀬に行くなら、使えるかな〜という道ですが、巻機方面に使うのは…
あわわ・・・(^^;)
巻機山、360度の眺めで良かったです!「本当の山頂」をしっかり踏んで、楽しんできてくださいね(^^)
こんばんは、pippiさん。
こう見えても一般道マニアの私です。赤城山の東側を通るルートが尾瀬限定の話だってことはちゃ〜んと理解してますのでご心配なく
今後pippiさんの一般道利用の頻度が上がることを期待して、赤城山や谷川岳、あるいは苗場山の方に行く時の王道ルートをご紹介します。
国道16号の春日部付近、梅田西交差点から埼玉県道78号線へと右折します。ここで恐らくナビが無理やり16号に戻ろうとしゃかりきになりますが、「うるさいぞ、ド素人め!」と吐き捨てて道なりに進みます。
しばらくするとナビが考えを改めて常識的な案内に切り替わるはずなので、それまでの辛抱です。最終的には上武道路を走って前橋市の東側、赤城山方面への登り口群馬県道4号に出ます。あとはナビの指示通りで大丈夫です。気をつけるのは梅田西を右折することとナビの誘導をしばらく無視することだけなので、意外と簡単ですよ。細かい技はありますが、慣れてくれば使えるようになるでしょう。
是非お試し下さい
musさん、こんにちは!
ホント、もりもりですねぇ〜
私、枡に溢れるポン酒の大盛りは大好きですが…
あと、バーゲンで3割引も好きです
CTの割引も、多分好きだな…。
この日は、苗場山でしたが、や〜〜っぱり
目の前の八海山が見れなかった感じでで、こちらも、なぜ谷川岳が見れんのじゃ
まぁ、光と草紅葉の感じは美しかったので良かったですけど
越後駒、気持ち良さげですね!
スグに見晴らしが良くなるって、美味しそうです
いつか、八海山からの縦走とか出来たら良いなぁ…。
ところで、日曜の関越の渋滞はマジで参りました
通行止めでの、沼田から赤城迄山越え…
なかなかワイルドでしたわ〜
こんにちは、miouさん。
コメントありがとうございます
越後駒のこのコース。なかなか良いコースでしたよ。登り始めてあまり時間もかからず見晴らしが良くなりますし、登りにくいところを小屋直下の岩場と小屋から稜線への急登に集約した感じで、全体としてはとても歩きやすいコースでした。
関越の通行止めは結構大変だったみたいですね。私は小出の日帰り温泉で時間調整してからの帰宅だったので、水上ICで高速を下りて沼田界隈にたどり着いたのが多分23時頃。多少混んでいましたが、そんなに大変なことにはなっていませんでした。その時間には高速の通行止めは解消していたんですかね。渋滞の表示は出ていましたが。
赤城の山越え、お疲れ様でした
こんにちは、muscatさん。
宵越しの金は持たネェ( ̄^ ̄)ゞ
な、山旅お疲れ様でした
まぁ、そうは言っても、全体的には山頂をゲットなのですから
日銭をコツコツ稼いで遣っては、最終的に独立、一国一城の主になった感じでしょうか。
でもって、余生は遣い切っての大往生。
って、そりゃ全ての山がそうか(@_@)
っていうか、何の話だこりゃ(笑)
越後駒ヶ岳、いいお山ですねぇ。
眺望への愛着度を別とすれば、musさんとは山の好みが似ているような気がします。
おたまじゃくしは気になって調べました〜
ツチガエル、ウシガエルはおたまじゃくしのまま越冬するようですね。
越冬したツチガエルのおたまじゃくしは8cmほどになるとか(@_@)
山椒魚と言われても納得のサイズですよね〜
あと、38枚目はコゴメグサじゃないかと、ちょっとチャレンジ(^O^)/
こんにちは、muniさん。
コメントありがとうございます
>でもって、余生は遣い切っての大往生。
これ、いいですね〜。
現実はコツコツ貯めた標高をパーっと使う快感だけってわけにはいきませんけど。山頂から登山口までウォータースライダーでダーっと下りられたら楽ですね。冬はボブスレーかな
オタマ。そう言えばウシガエルのオタマって結構でかいですね。卵の時点では他の小さなカエルとそれほど大きさは変わらないってことはオタマでいる期間が長いってことになるのか。越冬ってことは冬眠するのかな。餌になるものもいないので寝るしかなさそうですね。
コゴメグサ。ナイスチャレンジのようですね。ありがとうございます
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