大菩薩周回、雪もまだまだ
- GPS
- 07:06
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山行記録
2008年3月13日(木曜日)
単独=Y
山=大菩薩嶺
今年に入って、冬型の気圧配置が強まった1月17日に丸川峠、大菩薩嶺、大菩薩峠、上日川峠、丸川峠と周遊した。とても寒い一日で、遠く東京の新宿も見渡せた、冬晴れの日であったが、水が凍ってしまうなど、稜線の冷たい風は容赦なく、賽の河原にある避難小屋に暖を求めて飛び込んだほどだった。
さて、それから2ヶ月弱。どれくらい春を感じられるのだろうか?
3:50起床
4:40自宅発。
コンビニにておにぎりを買う。冬の間、おにぎりは、水分を含んでいるので、凍ってしまう怖れがあったため、避けていた。パンを購入していたが、さすがに飽きてきた。
国道20号線から、411号線へ。裂石を右折する。丸川峠分岐まで、凍結もないので、ノーマルタイヤでも大丈夫であろう。
6:10丸川峠分岐駐車場。
林道(県道)は冬季閉鎖中であり、ゲートが閉まっている。ただ、実際には、冬季閉鎖になる前から、路肩の崩壊があり、冬季閉鎖期間が終了しても開かない可能性も?その場合は、国道20号線の甲斐市側から上日川峠に向かうこともできる。
6:25丸川峠分岐発。
空に青さが出てきた。歩き始めてすぐに雪が現れた。結局、この雪は、丸川峠まで登山道のあちこちにあり、一部は登山道を埋め尽くして、凍結しているが、日当たりがよければ、地面が露出しているところもあり、結局丸川峠までアイゼンはつけなかった。だらだらと登る丸川峠までの道はただ、押し黙って登っていくのみだ。見上げると1650mあたりから樹氷が現れた。丸川峠手前100mくらいは、ツルツルになっていたが、アイゼンをつけていなかったので、何とか脇をすり抜けた。
7:53丸川峠着
大きく見えるはずの富士山が見えない。今日は春霞のようだ。気温も上がるらしい。この丸川峠では、樹氷が陽に照らされて美しい。
丸川峠で6本爪アイゼンを装着。ここからは、大菩薩嶺の北斜面を歩くので、アイゼンは必携だ。
8:10丸川峠発
ひとしきり急登をこなすと少しなだらかな登りとなる。北斜面だから、陽がなかなか行き渡らない。暗い。雪も多いところで40cmくらいか。ただ、登山道にはトレースがあるので、時々少し足をとられるくらいで、アイゼンをつけていれば問題なく歩ける。
北側には、奥秩父の山々が見える。ちょっと甲武信岳、木賊山、破風山、雁坂嶺、水晶山、古札山、笠取山、唐松尾山、飛竜山、雲取山などなど。春霞がかかっているが、さすがに奥秩父は手の届くところにあるので、見えているのだ。赤の新しく見えるリボンがつけられ、トレースのないときにも心強い。途中、一箇所崩れた箇所があり、私は崩れていてもそのまま進んだが、その赤のリボンは、大きく高回りするルートにつけられていた。
9:20大菩薩嶺着
大菩薩峠の明るい草原状に対して、この大菩薩嶺の頂上は眺望もなく、暗い感じだ。
9:37大菩薩嶺発
少し下ると明るいイメージの大菩薩となる。まずは、雷岩。1月17日の時は、この稜線の登山道には、ほとんど雪がなかったが、今日は、とりあえず雪がある。ただ、日当たりが良いので、岩を露出させたところもあり、依然として装着しているアイゼンが露出した岩にガリ、ガリと当って、嫌な音を立てる。
今日は、稜線も寒くない。2ヶ月弱で季節も移ろっているのであろう。一方、樹氷も見える。日が当って地面を露出させたところ、雪が融けてぬかるんだ所、雪が残っているところ、残っているところはたまに20cmも埋まった。そして、樹氷。全てが対照的だ。春と冬とが同居している。
何か足りない。富士山が見えないのだ。春霞の為であろうが、富士山も、南アルプスも八ヶ岳も見えない。今日は、奥秩父方面のみの視界が開けていた。
足早に雷岩、標高2000m地点、神戸岩、賽の河原、親不知の頭を通り過ぎていった。
10:22大菩薩峠着
1人の登山者。裂石までバスで来て、裂石から上日川峠、石丸峠を経て、大菩薩峠に来たらしい。石丸峠辺りは、登山者の踏み跡なく、膝くらいまでのラッセルを強いられたらしい。やはり石丸峠まで足を伸ばす登山者は少ないのであろう。
10:35大菩薩峠発
ここからも雪が登山道を覆うが、やはり日当たりの良いところは地面が露出。悩ましい。一応丸川峠でつけたアイゼンはそのままつけていたが。アイゼンをつけるかつけまいか、悩ましい。雪、凍結箇所、泥濘、露出した地面と登山道の様子はめまぐるしく変わる。嫌な季節だ。登山靴もぐちゃぐちゃになる。上日川峠手前になって、泥濘が多く出てきたのでアイゼンを外した。
11:25上日川峠
11:35上日川峠発
1月17日は、車道を歩いた。かなり大回りをしたはずだ。高度を落としていくが、登山道はやはり、雪、凍結箇所、泥濘、露出した地面とめまぐるしく表情を変え、時には、慎重に時には、小走りになった。
12:29丸川峠分岐。
多摩ナンバーの車が止まっていた。私と同じコースを辿ったのであろうか?
体を拭い、着替えた。寒くない。
来た道を国道411号線へと戻り、途中の渋滞を避けるために、平日9:00から17:00まで30%引きとなる一宮御坂ICから中央道に入り、甲府昭和ICで下り、14:00ごろに自宅についた。
今日は、空は青かったものの、春霞で、視界があまりなく、残念であったが、その分、春らしさを感じることができた。
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