霧島山<中岳〜新燃岳〜韓国岳>


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 989m
- 下り
- 770m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
|
---|
感想
2009年05月03日(日)【霧島山<中岳〜新燃岳〜韓国岳>】
私は当時47歳で下関在住。
5日間のGWを利用して、霧島連山をじっくり歩こうとひとりで下関から霧島へ向かった。
現地で偶然にも鹿児島のmixiマイミクのkouさん、香川のmixiマイミクのケイさんと山行をともにすることになった。また、御池湖畔で広島のmixiマイミクのうりさんとも会うことができた。
この日は曇りで霧島連山を高千穂河原〜中岳〜新燃岳〜獅子戸岳〜韓国岳〜えびの高原へ南北に縦走した。
新燃岳はその後の噴火で現在は入山できず、今となっては貴重な山旅となった。新燃岳南側の美しい草原の斜面は健在だろうか。
※以下の感想は当時mixiにアップした日記を文中の写真をカットして転載したもの
※この記録は、61歳時、2023年1月21日に作成、アップした。
************************************************************
今年のGWは5日間という日程を天候の変化にいかようにも対応できるよう事前に山コミュのマイミクさん達と山行の予定を決めることはしませんでした。
天気次第で東へ行くか、南に行くかを直前に決めるつもりでいたところ、寒気が入ってくるとの予報だったので南に向かい、念願だった霧島連山と開聞岳を歩くことにしました。
「霧島…それはマリリンに残された九州の名峰のうち数少ない未踏峰である。
そこにはマリリンの想像を絶する新しい自然、新しい出会いが待ち受けているに違いない。
これは5日間に渡ったマリリン霧島キャンプの驚異に満ちた物語である…。」
(←「スター・トレック オリジナルシリーズ」オープニングナレーション風に決めてみました!わかるかな?)
<5月2日>
GW1日目、霧島キャンプ1日目。
テント泊の準備を済ませてお昼前に下関を出発。
九州道を南へ向かうが途中、福岡県内で2箇所ほど渋滞にかかってしまう。
久留米を過ぎると車の量も減り、とってもいい晴れのお天気の下、CD(ちなみにこの日はリトル・フィートのデキシー・チキン♪渋いなあ。)をガンガン鳴らしながらるんるんでドライブしました。
熊本・鹿児島県境のトンネルを抜けて、えびのPAにつくと霧島連山が目の前に広がっていました。
雄大な景観にしばらくじっと眺めていました。
これを観るだけでもはるばる来た甲斐があったというものです。
夕方遅くに高千穂河原に到着。霧島の森に囲まれた静かなキャンプ場で、テントは15張りほどがすでに設営されていました。
僕もさっそくBCを設営。夕食は簡単にパスタで済ませました。
久しぶりのテント生活、そして明日はいよいよ念願の霧島連山を歩けると思うと胸が高鳴ってなかなか寝付けませんでした。
<5月3日>
GW2日目。霧島キャンプ2日目。
今日はえびの高原から高千穂河原まで縦走の予定。
あいにく天気予報は下り坂。午後からは雨も降りそう。
えびの高原へ行くバスまで2時間ほど待たなくてはいけないので、標高差は大きくなりますが高千穂河原から北に向けて逆に縦走を始めることにしました。
今年7回目の山行になります。
<コース:高千穂河原→中岳→新燃岳→獅子戸岳→韓国岳→えびの高原>
高千穂峰に向かう登山者と別れて、えびの高原を目指して縦走を開始。
森を抜けるとツツジがきれいそうな小高い丘に出ました。
振り返ると南東方向に美しい高千穂峰がすくっと聳えていました。
目を南に転じると桜島もうっすらと見えました。
短い急坂を登ると中岳の平らな台地上にポツンとある中岳山頂に到着。
しかし時既に遅く、寒気のせいかガスがかかり始め、周囲の景観は何も見えなくなりました。
ガスが流れる中、ほとんど平坦な台地上の気持ちのいい道を北へと向かって歩きます。
木道をゆるやかに下っていくとと中岳と新燃岳の鞍部に出ました。
中岳から周辺には樹々がまったくなくなり、新燃岳へは美しい草原の斜面が続いていました。その中の木道を登っていくと新燃岳の火口の縁に出ました。
山頂は目と鼻の先でした。
火口を覗き込むと火口池がコーヒー色の液体を浮かべていました。
写真だけ撮って早々に次のピークを目指して火口の縁の上のルートを歩いていきます。
それにしてもなんと気持ちのよい、快適な道なんでしょうか。
中岳から新燃岳にかけての草原と砂礫の道は霧島連山の中でもっとも素晴らしいルートであると言っても過言ではないでしょう。
新燃岳の火口縁を半周廻ったところからルートは獅子戸岳に向かって石ころだらけの歩きにくい道を下ります。
新湯温泉と大幡山への分岐を過ぎると獅子戸岳に向かって短い急坂を登ります。
登るに連れて新燃岳がひらぺったいけどとても美しい山容を見せてくれます。
獅子戸岳の山頂は展望がないので、新燃岳が見えるところで軽食休憩をとりました。
小腹がいっぱいになったところでさあ韓国岳へ出発です。
韓国岳を真正面に見ながら鞍部へと下り、しばらくは背の低い樹林帯の中の平坦でとても快適な道を行きます。
道がだんだん登りにかかると山道は背の高い笹の中を行く掘れた樋状の道になり歩きにくくなります。
最後の登りにかかると山道は石がゴロゴロして歩きにくくなり、傾斜もますますきつくなっていきます。
ゆっくり登っていくといつの間にか火口壁の縁に出ました。
ここを左にとって山頂目指します。
山頂付近はたくさんの人でいっぱいのようです。
ゴツゴツした岩だらけの斜面を登りきるとガスの去来する韓国岳山頂に着きました。
今までなんとか守ってくれたお天気も大浪池の写真を撮り終えると山頂はガスに包まれてしまい、火口以外の大眺望を楽しむことはできませんでした。
それでもランチを食べたりして小1時間ぐらい過ごしたあと、えびの高原へ向けて霧雨降る中、ゆっくり下山を始めました。
幅の広い山道はあまり面白くなく、えびの高原から韓国岳へ登るのは僕にとっては辛い登りになりそうです。
標高が下がってくるとガスから抜け出して眼下にはえびの高原の施設が見えてきました。えびの高原に着いたころには霧雨はすっかり小雨に変わっていました。バスがくるまでまだまだ時間はありそうでした。
バスで高千穂河原に戻ったあと車でふたたびえびの高原まで戻り、えびの高原温泉に入って汗を流しました。
お風呂からあがると雨はすっかり止んでいて、ガスのとれた韓国岳が堂々した姿を見せていました。
GW3日目につづく。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する