次郎笈〜奥槍戸〜ほら貝の滝〜剣山(初心者が陥る罠?)


- GPS
- 07:40
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,514m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
☆四国地方整備局 道路情報提供システム http://www.skr.mlit.go.jp/road/info/ ☆徳島県道路通行規制情報 Google Maps API 版 http://www2.road.pref.tokushima.jp/gmap/#mapmark ☆バス亭マップ http://bustei.publicmap.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆見ノ越〜次郎笈〜奥槍戸 ・道の状況は問題ありません。 ・奥槍戸へと降りて行く道は足元を良く見て通行すれば問題ないレベルです。 ☆奥槍戸〜ほら貝の滝〜剣山 ・奥槍戸からほら貝の滝への登山道へはスーパー林道を通らずに山中をルーファイしながら進んだため遭難の一歩手前?まで行ったような気がします。 ・沢沿いに進んだためちゃんとした装備&経験があれば楽しめるルートだと思いますが、私のような初心者が行くルートでは無かったかな?と反省中。 ・ほら貝の滝への登山道は台風の影響が随所に見られ、滑落の危険を感じる箇所もありますので初心者だけの通行は止めておいた方が無難だと思います。 ・ほら貝の滝から剣山までの道は急登ですが通行に問題はありません。 |
その他周辺情報 | ☆山の家・奥槍戸 http://shikibidani-onsen.com/okuyarito_top/okuyarito_home.html ☆四国温泉88箇所巡り http://onsen88.info/ ☆四国この食堂この一品88箇所巡り http://shokudo88.info/index.cgi ☆四国堰堤ダム88箇所巡り http://dam88.info/ ☆四国の駅と車窓88箇所巡り http://eki88.info/ ☆四国酒蔵88箇所巡り http://sake88.info/ |
写真
昨日は土小屋から石鎚へ行く際に、胸にぶら下げてたらツッコミいれてくれる方が大勢いましたが、今日は無し。
1万分の1地形図とガーミンetrex30が頼りです。
ダンダンとツボっていく自分を冷静に観察。
必死になってきたので写真を撮る余裕も失せてきました。
こうやって遭難していくんだろうなと…なんか嫌だな〜
このまま進退極まる場所へと進んでしまうのか?
それとも滑落の危険を冒してでも急傾斜を沢へと降りて行く方がいいのか?
悩んだ末に沢へと降りて行くのを選択。
木、木の根っこ、岩につかまりながら慎重に高度を下げて行く。
かなり冷や汗。
最後は沢の中にドボン。膝上までつかりながらも何とか登山道に合流。ちゃんとした装備と経験があれば気持ちのいいキャニオニングになったでしょうが、私のような初心者が単独で来るところでは無いようです。生きてて良かった…
皆さん白髪避難小屋から歩いてきたそうです。
荷物がメッチャ重そう。自分もこんな荷物持って歩けるんだろうか?と不安になります。
装備
備考 | ☆持って行けば良かったもの ・ロープ、緩降器、ビレイグローブ、ヘルメット等急傾斜を降りていく道具を持っていながら、かつルーファイしながら進んで行くのを分かっていながら… メジャールート以外を通行する時は持って行こうよ!猛省中! |
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感想
昨日は自転車の押し歩きも含めると30km以上は歩いたので、ちょっと軽め?の調査登山という事でナイトハイクの下見に剣山系に行ってきました。
朝6時頃に自宅を出発。
2時間程で見ノ越へと到着し、朝食を食べながら登山準備。
今日の調子は?
やはり前日の疲れが内臓の方に来てるのか食欲が無い。
登山前に1000kcalは補給しておきたいが、食べれないので半分の500kcalを補給して8:16に登山開始。
どうも脚が重くて軽快にとまでは言えないけど、まずは次郎笈を目指して登っていきます。次郎笈が見えだすと、その美しさにテンションも上がります。
次郎笈山頂にて景色を楽しんだ後は山の家奥槍戸方面へと降っていきます。
以前は長く感じた奥槍戸への下山も慣れたのかそんなに時間がかからずに到着。
道中、親子連れに出会い、ビックリ!
まさか人に会うとは思わんかった…って、お互いそう思っていたようで、ご挨拶して別れる。
山の家に到着すると残念ながら今日は閉店しており、またの機会に立ち寄りたいと思う。
さあ、気持ちを引き締めて今日の目的としている地形図を見ながらルーファイしておおばら橋からの登山道へと合流できるよう林の中を進いんで行きましょう企画のスタートです。
山の家横から林の中へと進んでいくと、すぐに沢が流れている?
地図とはやっぱり違うんだーとか、この地形は地図ではこういう風に表記してるんだとか思いながらも、沢からつかず離れずの距離を保って進んで行こうと考えていたんですが…実際は進みやすい方向へと流れていき、どんどんと高度を上げて行くような感じになり、沢からどんどん離れていきます。
沢から50m以上は離れただろうか?
眼下に沢が見え、ここで滑落すると大けがの可能性大です。
どんどんツボって行く自分を冷静にもう一人の自分が観察しており、落ち着け、落ち着け言い聞かせながら、このまま進み易い上へと上がって行くのか?
それとも危険を冒しても沢へと降りて行き、沢からの距離を保ちながら進んで行く方がいいのか?
悩んだ末にツボる可能性プンプンよりも、滑落の危険性があろうとも急傾斜を降りていく事を選択。
なんで、ロープや緩降器、グローブ、メットも持っているのに持って来なかったんだろうと思っても後の祭りです。舐めてたんでしょうね。
沢を下る装備もしておれば何の問題も無かったでしょうし、ベテランの登山者にしてみれば一笑にふす場面かも知れませんが、経験の浅い者が勢いだけで山の中に入ってたらこうなるんだという事を思い知らされた感じです。
こうやって遭難していくんだろうな〜…なんか嫌だな〜…
木や木の根っこ、岩を掴みながら慎重に慎重にルーファイしながら降りて行きます。
なんとか沢まで降りてきて、これ以降は沢を左へ右へと横断しながらも進んで行きます。これはこれで気持ちのいい場面ですが、やはり途中には、両側が崖になっている場所があり、そこは崖をよじ登り、降りて行けるとこを探して降りて行きます。
最後は、足を滑らせてドボン…
水深が浅いので膝程まで浸かりながらも進んで行くと、ようやく登山道へと辿りつき一安心。生きてて良かったと思える一瞬でした。
そのうち本当に遭難するよ!と、ある方にご指摘いただきましたが、自分でもそう思います。反省しきりです。
マイナールートでさえ迷う可能性があるのに、ルーファイしながらの山行はそれなりの装備と経験が必要だと思いました。
次回はそれなりの準備をして望みたいと思います。(懲りてないんかい!)
登山道に復帰してからは随所に台風の爪痕が残る登山道をほら貝の滝へと登っていきます。ほら貝の滝に到着すると、ここにも倒木があり、その美しい景観を損なっている感じもありますが、大きな木を除けるのは大変でしょうね。
何だかねぇ〜…清掃活動登山があれば参加してもいいかな?と思いました。
さて、ほら貝の滝で昼食(カップラーメン)でもと思ってましたが、箸を忘れてる!
何でやね〜ん。食事は諦めて剣山に登って行きます。
ここの登りは結構キツイですが、台風の影響はそんなに無く通行に問題なかったです。
剣山に着くと周りはガスで眺望も望めそうになかったですが、次郎笈方面を眺めながらボーッと黄昏ながら休憩。しばらくするとテン泊装備の方々(3人組×2パーティ?)が登って来てます。重たそうな荷物を背負って凄いな〜、三嶺方面から歩いて来たんだろうか?って事で、「お疲れさまでした」と声をかけると皆さん白髪避難小屋から歩いて来たんだそうで…思い荷物を背負って大変だろうな?自分にもできるかな?なんて思ったりもしますが、そのパワフルな行動力を見てるとこちらも元気を頂いたようで、勢いつけて下山。
本日の調査登山終了です。お疲れさまでした。ご安全に行きましょう。
今月末に予定しているナイトハイクでは、次郎笈で夜明けを迎える予定のため、ほら貝の滝までは日中に歩くつもりでしたが、登山初体験の方を連れてくるには危険すぎるため丸石方面への縦走に変更したいと思います。
登山初体験の方に丸石まで往復で10km位だと説明すると距離が短いと言われたので…(笑)
奥祖谷かずら橋へと降りてくる縦走ルートに変更しようかなと思案中です。
石鎚に剣山 お疲れさまでした。 ナイトハイクの本番が楽しみですね。
15日、僕も山に行きたくて気持ちがうずうずしていましたが、お遍路の二巡目も後半になってき、香川方面にお参りに行ってました。
夕方からの帰宅コースは竜王山越えで美馬町へ下る途中、剣山系がキレイによく見えていました!
e-sannさん
こんにちは。
お遍路二巡目なんですね。
私も来年春頃から遍路廻り二巡目に行こうと考えています。
この3連休は天候に恵まれて沢山の方が山に登ったようで、それに比例して事故も起きてますね。
今回、遭難しかかったというのもあって他人事じゃない気持ちになり、改めて登山のリスク管理について考えてしまいました。
昔の人も「遭難しかけ」というのを体験しながら山を覚えていったんでしょうね。
お互い、ご安全にいきましょう。
タフですねー。松山からは遠いので羨ましいです南剣は。
これまた偶然なんですが、ワタクシも明日大滝行こうとしています(笑)
sin-kazamaさん
お疲れ様です。
南剣もいいところなんでもう少し登山者が増えてもいいとは思いますが、殆どの皆さんがメジャールートなんで整備も後回しの感があるのは、石鎚も同じでしょうね。
大滝に行かれるそうなので、滑って転んでに気をつけて楽しんできてください。
レコ楽しみにしてます。
shichi7 さんこんばんは。
いつも有意義な情報、ありがとうございます
関西在住、普段は近場…な私にとっては中々縁遠い剣山のマイナールートですが、画像だけ見ていれば、この辺りの1,000m程度の山、例えば裏六甲などで見掛ける光景にあまり変わらないような気がします。人の少ない静かな山が好きな私にとっては、非常に興味深いエリアです
山頂付近の素晴らしい天候に恵まれた絶景!
秋の剣山も魅力的ですね〜見ているだけでも気持ちが晴れてきます♪
昨年よりフォローしている剣山頂上ヒュッテのツイッターに加えて今年の夏からはshichi7さんのレコ…お陰で随分剣山を身近に感じることが出来るようになりました
inakabusさん
コメありがとうございます。
山の感じは六甲系も剣山系もそう変わりは無いと思いますが、歩く方の人数は六甲の方が圧倒的に多いんでしょうね。
どこもメジャールート以外は歩く人は少ないと思いますが、剣山系で言えば剣山、次郎笈、一ノ森近辺以外は歩く人が殆どいません。
やはりアクセスの不便さが一番の要因でしょうけど、人の少ない山が好みの方には非常にいい環境だと思います。
先日の山行で親子連れに会いましたが、人とばったり出会って「オッ!びっくりした!」
剣山系の北側には祖谷山系があり、南側には行った事がない山々が沢山あります。
三嶺〜剣山の縦走路がメジャーになってきつつあるように感じるので、物足りない場合は祖谷山系の縦走や京柱峠から見ノ越へのロング縦走等お勧めします。
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