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Yamareco

記録ID: 5122489
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

最強寒波後の三ッ頭 権現岳は敗退

2023年01月26日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:08
距離
17.3km
登り
1,512m
下り
1,497m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:21
休憩
0:48
合計
11:09
4:12
6
4:18
4:18
16
4:34
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20
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23
5:22
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5
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168
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9
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5
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43
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2
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3
14:45
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17
15:02
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14
15:16
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5
天候 晴れのち曇り 強風
温度ロガー
最低 -10.29 2023-01-26 07:02 
最高 4.07  2023-01-26 04:20
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路
中央線 八王子490円+甲斐大泉2310円₌2800円 
東中野13:17 甲斐大泉16:42

復路
甲斐大泉17:18
コース状況/
危険箇所等
・天女山入口登山口から1~2cm程の積雪でトレースがあった。

・傾斜が増す2000m標識前あたりから樹林帯の積雪が増え、トレースは消えて足首程沈む。抉れた道形とロープにより夏道ルートは判断できる。

・樹林帯で高度上げると深い所では膝下程沈み、ルートを外すと腰まで沈む。

・稜線の岩礫帯では、新雪は風に飛ばされ古いトレースが凍結している。

・天女山から10本爪アイゼンとトレッキングポール使用、ピッケル、ワカンを持って行ったが使わなかった。
その他周辺情報 八ヶ岳いずみ荘 旅行支援割引3920円 チャックアウト後のパノラマの湯入浴券付
入湯税150円
地域クーポン2000円付
登山口 トレースあり
2023年01月26日 04:56撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 4:56
登山口 トレースあり
1700m辺り 前方に立ち上がるのは十二山尾根と御題目尾根か上部は雪煙
2023年01月26日 06:25撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 6:25
1700m辺り 前方に立ち上がるのは十二山尾根と御題目尾根か上部は雪煙
1734m標高点付近ベンチのある平坦地より 朝焼けの富士と奥秩父
2023年01月26日 06:29撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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1734m標高点付近ベンチのある平坦地より 朝焼けの富士と奥秩父
1740m辺りより 北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳
2023年01月26日 06:36撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 6:36
1740m辺りより 北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳
1800m辺りより 斜光に赤く染まる御題目尾根、こちらは中々高度が上がらない。
2023年01月26日 06:58撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 6:58
1800m辺りより 斜光に赤く染まる御題目尾根、こちらは中々高度が上がらない。
1830m辺り 海抜十八○○米 紀元二千六百年記念石標 AL1861(+31)
2023年01月26日 07:00撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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1830m辺り 海抜十八○○米 紀元二千六百年記念石標 AL1861(+31)
1910m辺り 階段状に平坦地が断続する。
2023年01月26日 07:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 7:19
1910m辺り 階段状に平坦地が断続する。
標高約2000m標識を過ぎ増々傾斜が増してノートレースとなる。
2023年01月26日 07:35撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 7:35
標高約2000m標識を過ぎ増々傾斜が増してノートレースとなる。
ノートレース 雪が深くなる。
2023年01月26日 07:54撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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ノートレース 雪が深くなる。
尾根が痩せる。
2023年01月26日 08:08撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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尾根が痩せる。
2170m 御題目尾根と合流し御題目尾根方向を見る。傾斜は緩むが、「ここが一番きつい」標識あり。
2023年01月26日 08:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 8:19
2170m 御題目尾根と合流し御題目尾根方向を見る。傾斜は緩むが、「ここが一番きつい」標識あり。
前三ツ頭が見えた。気温が上がり-8.9℃。積雪は足首まで沈む。
2023年01月26日 08:34撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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前三ツ頭が見えた。気温が上がり-8.9℃。積雪は足首まで沈む。
2200m辺りより 南が開けて南アルプスを見る。
2023年01月26日 08:36撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2200m辺りより 南が開けて南アルプスを見る。
2200m辺りより 富士
2023年01月26日 08:36撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2200m辺りより 富士
樹林帯から前三ツ頭への出口は白い。
2023年01月26日 09:17撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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樹林帯から前三ツ頭への出口は白い。
前三ツ頭△2364.6より 三ツ頭とアトノ尾根
2023年01月26日 09:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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前三ツ頭△2364.6より 三ツ頭とアトノ尾根
前三ツ頭△2364.6より 南アルプス
2023年01月26日 09:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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前三ツ頭△2364.6より 南アルプス
前三ツ頭△2364.6より 富士
2023年01月26日 09:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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前三ツ頭△2364.6より 富士
前三ツ頭から平坦な岩礫の稜線を進む。新雪は風で飛ばされ凍結した雪のみ。
2023年01月26日 09:25撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 9:25
前三ツ頭から平坦な岩礫の稜線を進む。新雪は風で飛ばされ凍結した雪のみ。
2520m 三ツ頭へせり上がる稜線の右側から登り樹林帯に入る。回廊の様になり、ダケカンバの綺麗な霧氷を見る。
2023年01月26日 10:13撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2520m 三ツ頭へせり上がる稜線の右側から登り樹林帯に入る。回廊の様になり、ダケカンバの綺麗な霧氷を見る。
2540m 霧氷 雲の流れは速い。
2023年01月26日 10:19撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2540m 霧氷 雲の流れは速い。
2550m 三ツ頭の稜線への出口 一番雪が深い
2023年01月26日 10:26撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2550m 三ツ頭の稜線への出口 一番雪が深い
2550m 三ツ頭の稜線に出た。編笠山は雲の中
2023年01月26日 10:28撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 10:28
2550m 三ツ頭の稜線に出た。編笠山は雲の中
三ツ頭方向を見る。灌木帯に雪が吹き溜まる。
2023年01月26日 10:28撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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三ツ頭方向を見る。灌木帯に雪が吹き溜まる。
石碑が並ぶ三ツ頭2580m頂上
2023年01月26日 10:35撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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石碑が並ぶ三ツ頭2580m頂上
アトノ尾根側の霧氷
2023年01月26日 10:36撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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アトノ尾根側の霧氷
権現岳は雲か雪煙の中、向かうも強風で真直ぐ歩けず撤退を決める。
2023年01月26日 10:41撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 10:41
権現岳は雲か雪煙の中、向かうも強風で真直ぐ歩けず撤退を決める。
2570m 霧氷の付くアトノ尾根
2023年01月26日 10:45撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2570m 霧氷の付くアトノ尾根
2570m 霧氷 灌木帯は吹き溜まり
2023年01月26日 10:46撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2570m 霧氷 灌木帯は吹き溜まり
2410m 砂礫地上部より 前三ツ頭の先の富士、南アルプス
2023年01月26日 11:10撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
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2410m 砂礫地上部より 前三ツ頭の先の富士、南アルプス
2400m 砂礫地上部より 金峰 甲武信 大菩薩 
2023年01月26日 11:15撮影 by  DMC-LX9, Panasonic
1/26 11:15
2400m 砂礫地上部より 金峰 甲武信 大菩薩 

感想

1/24の最強寒波の後、1/25・1/26と南関東山梨晴れ予報の休日となり、泊りの山としたい所。しかし1/25は近場の甲斐駒八ヶ岳ともにwindyでは最大瞬間風速30m/s越えで山中泊は難しい。1/26なら権現岳で午前中16m/sの予報なので何とか可能。降雪後の様子も見てみたく前泊日帰りの権現岳となった。お初の旅行支援を利用して八ヶ岳いずみ荘に宿泊、翌4:00出発した。天女山入口登山口でも2cm程の積雪ありトレースがあった。天女山に着くと風と寒さで堪らず赤岳以来のツルギJKTと今季初のバラクラバを重ね着した。既に積雪は確りしており後で換装するのが面倒だったので10本爪アイゼンを履いた。

天女山のコースは2012年8月以来となる。御題目尾根が合わさる箇所とその手前の急登は覚えていたがその他は忘れていた。「ここが一番きつい」標識は昔は稜線上ではなく急登の途中にあったような気がするが定かではない。一般ルートなので現地での地図読みをしなかった。GPSのログが飛んだ所為で後からの撮影位置の正確な特定は出来なかった。

天の河原で赤く染まる富士を見て平坦な尾根が続き隣の御題目尾根がせり上がってくる。漸く高度を上げる頃にはトレースは消えた。樹林帯では積雪は足首程のラッセルとなり、三ツ頭手前では時々膝下ラッセルとなった。ルートを外すと腰まで沈んだ。

三ツ頭の稜線に出ると風が強く。霧氷が発達している。風に飛ばされて雪の無い岩礫帯と灌木の吹き溜まりのラッセルと極端になった。権現岳は霧か雪煙の中で見えない。編笠山上部も隠れている。雲が切れて一瞬霧が晴れた権現岳に向かうと風が強まり真直ぐ歩けない状態となった。これからwindyでは風は強まり曇りの予報で、朝から食が進まず調子もよくなかったので此処までとした。

下山の疲労を覚えつ、晴れ渡った南アルプス、富士、奥秩父を恨めしく眺めた。

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中央線の車窓から竜王で僅かに積雪を見る。下車した甲斐大泉では1cm程度となった。17:00前に八ヶ岳いずみ荘にチェックイン。
パノラマの湯につかり、残念ながら地域クーポンの使えないお食事処で食事、飲酒、20:00就寝。

4:00過ぎ 出発 CAL1132 ブリーザートイフーディー ミレーメリノグローブ ORバックストップ
04:23 -5.1℃
04:54 天女山入口ゲート 標高標識1375m AL1384(+9)
04:56 登山口 トレースあり 
05:01 1400m尾根筋に乗る。 -8.4℃
05:22 1520m 天女山の一角 風でトレースは消える。
05:40 1530m 風が強い。天女山トイレで風を除け、ツルギJKTと今季初のバラクラバを重ね着してアイゼン着用、トレッキングポールを出す。
06:00 天の河原1620m 朝焼けの富士 韮崎甲府方面の灯りを見る。 
06:05 ドリテック温度計が測定限界の-10℃を下回りLL表示 天女山からログが飛び始めるが低温の所為だろうか。
06:25 1700m辺り 前方に立ち上がるのは十二山尾根と御題目尾根か上部は雪煙
06:29 1734m標高点付近ベンチのある平坦地より 朝焼けの富士と奥秩父を見る。
06:36 1780m辺りより 隣の御題目尾根がせり上がってくる。
06:57 1800m辺りより 斜光に赤く染まる御題目尾根を見る。こちらは中々高度が上がらない。
07:00 1830m辺り 海抜十八○○米 紀元二千六百年記念石標 AL1861(+31)
07:19 1910m辺り 階段状に平坦地が断続する。
07:31 1990m辺り 傾斜が増して標高約2000m標識 AL2024
07:35 標高約2000m標識を過ぎ、増々傾斜が増してノートレースとなる。
07:40 御題目尾根も傾斜を増してゆく。
07:54 尾根が痩せる。
08:18 2170m 御題目尾根と合流し傾斜は緩むが、「ここが一番きつい」標識あり。十二山尾根を見る。
08:34 前三ツ頭が見えた。 気温が上がり-8.9℃。積雪は足首まで沈む。
08:36 2200m辺り 南が開けて展望、南アルプス、富士、金峰
08:53 傾斜が強まってひと登りで、
09:17 前三ツ頭への出口は白い。
09:19 前三ツ頭△2364.6 前方に三ツ頭とアトノ尾根を見る。 南は展望、南アルプス、富士、金峰
09:25 前三ツ頭から平坦な岩礫の稜線を進む。新雪は風で飛ばされ凍結した雪のみ。
09:40 2420m辺り 三ツ頭へせり上がる稜線の右側から登る。樹林帯に入り回廊の様になり霧氷が見られるようになる。
10:13 2520m ダケカンバの綺麗な霧氷を見る。
10:17 2530m 傾斜が緩み雪は深くなる。ルートを外すと腰まで沈む。
10:19 2540m 霧氷 雲の流れは速い。
10:26 2550m 三ツ頭の稜線への出口 一番雪が深い。
10:28 2550m 三ツ頭の稜線に出た。編笠山は雲の中。三ツ頭方向を見ると灌木帯に雪が吹き溜まる。
10:35 石碑が並ぶ三ツ頭2580m頂上。アトノ尾根側に霧氷が発達。
10:41 権現岳は雲か雪煙の中、向かうも強風で真直ぐ歩けず撤退を決める。

戻り下山 
10:45 2570m 霧氷の付くアトノ尾根を見る。
11:10 2410m 砂礫地上部の展望地でランチ。食欲なし 展望 金峰 甲武信 大菩薩 茅ヶ岳 大菩薩 富士 毛無山 富士、南アルプス
11:16 出発 -8.0℃
11:47 2210m  積雪下の小岩にアイゼンの爪が引っ掛かり煩わしい。
12:00 2170m 御題目尾根合流点。

下山途中往復しているログは、1920m辺りでアイゼンを外しザックに括り付け、1830m辺りの海抜十八○○米石標の所で途中で落とした事に気付き、1890mまで戻った事によるもの。

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