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Yamareco

記録ID: 512360
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ハイキング
丹沢

秋色の相州大山 日向薬師〜大山〜高取山〜鶴巻温泉駅

2014年10月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
17.7km
登り
1,445m
下り
1,558m

コースタイム

日帰り
山行
7:01
休憩
1:49
合計
8:50
8:23
8:25
18
地蔵前(九十九曲の坂終了)
8:43
9:00
65
10:05
10:10
30
10:40
11:30
25
11:55
11:58
12
一六丁目の分岐
12:10
12:12
16
西の峠
12:28
12:32
38
13:10
13:10
25
13:35
13:40
45
14:25
14:35
22
14:57
14:58
22
15:20
15:25
20
途中、九十九曲が終わり地蔵スポットを出発したあと山頂に着くまでの間、ならびに蓑毛越から不動越までの間は、あちこちで撮影のため小休止しております。当てにならないコースタイムで恐れ入ります。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路……小田急伊勢原駅から神奈中バス日向薬師行で終点下車。
復路……小田急鶴巻温泉駅から乗車。
コース状況/
危険箇所等
 とくに危険なところはありませんが、強いて言えば高取山から鶴巻温泉方面に下る際、ヘタレな人間にとっては少々コワかったです。まずザレ気味の急勾配(しかも両脇はスパッと切れた崖)が現れ、さらに木の根だらけの急勾配となり、その後鞍部まで足場の狭いトラバースとなり、かなりヒヤヒヤします。落ち着いて通過すれば問題ありません。

 ヒルには食われませんでした。しかし大山を含む東丹沢はヒル・エリアと化しているのが実情ですので、冬期を除いて雨中・雨後の登山道が湿っているときには対策をとるのがベターでしょう。日向薬師から九十九折りに入るところには塩がドカッと置いてありました。
まずは伊勢原駅から始発の日向薬師行きバスに乗車。大山ケーブル行は長蛇の列でしたが、このバスの登山客は私、及び七沢方面に行きたかったのに間違えて乗った方のみ。
2014年10月04日 06:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 6:54
まずは伊勢原駅から始発の日向薬師行きバスに乗車。大山ケーブル行は長蛇の列でしたが、このバスの登山客は私、及び七沢方面に行きたかったのに間違えて乗った方のみ。
日向薬師はちょっとした彼岸花の里。しかし……周知の通り今年は咲くのが早く、ここでも僅かに残るのみ。ほとんど枯れていました……。
2014年10月04日 07:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 7:02
日向薬師はちょっとした彼岸花の里。しかし……周知の通り今年は咲くのが早く、ここでも僅かに残るのみ。ほとんど枯れていました……。
面積は全然広くありませんが、ソバの花が咲いていました。
2014年10月04日 07:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
4
10/4 7:04
面積は全然広くありませんが、ソバの花が咲いていました。
さらに進むと、何故か今頃咲いている朝顔が。この後は九十九折りを登りきるまで写真なし (^^;
2014年10月04日 07:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
10/4 7:09
さらに進むと、何故か今頃咲いている朝顔が。この後は九十九折りを登りきるまで写真なし (^^;
ようやく地獄の九十九折り坂を登り切ると、ユーモラスな表情のお地蔵さんが「お疲れさん」と微笑みかけてくれます。
2014年10月04日 08:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
2
10/4 8:25
ようやく地獄の九十九折り坂を登り切ると、ユーモラスな表情のお地蔵さんが「お疲れさん」と微笑みかけてくれます。
お地蔵さんから先は明るい稜線歩き。秋の山野草がそこかしこに。マムシグサの存在感は無駄にスゴい (^^;
2014年10月04日 08:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
2
10/4 8:34
お地蔵さんから先は明るい稜線歩き。秋の山野草がそこかしこに。マムシグサの存在感は無駄にスゴい (^^;
アザミの花があちこちに咲いていました。
2014年10月04日 08:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 8:36
アザミの花があちこちに咲いていました。
このあと悪戦苦闘する高取山をバックに。秋ですね……。
2014年10月04日 08:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 8:40
このあと悪戦苦闘する高取山をバックに。秋ですね……。
下社が見えてきました。
2014年10月04日 08:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 8:41
下社が見えてきました。
見晴台に着くと真正面に山頂がドーンと。結局今日は見晴台からの眺めがベストなクリアさでした (汗)。
2014年10月04日 08:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 8:54
見晴台に着くと真正面に山頂がドーンと。結局今日は見晴台からの眺めがベストなクリアさでした (汗)。
大山三峰をバックに、ススキが風に揺れていました。生憎の曇りですが、こういう切ない色調は好きです。
2014年10月04日 08:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
7
10/4 8:58
大山三峰をバックに、ススキが風に揺れていました。生憎の曇りですが、こういう切ない色調は好きです。
赤い実のなる木とススキ。
2014年10月04日 09:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 9:01
赤い実のなる木とススキ。
遠くからも非常に目立つ鈴なりぶりでした。
2014年10月04日 09:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 9:03
遠くからも非常に目立つ鈴なりぶりでした。
見晴台からさらに登ると良い感じに紅葉登場!
2014年10月04日 09:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 9:09
見晴台からさらに登ると良い感じに紅葉登場!
またまた高取山方面を望む。
2014年10月04日 09:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 9:25
またまた高取山方面を望む。
山全体の本格的な紅葉はこれからですが、既に金色に染まった木もありました♪
2014年10月04日 09:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 9:33
山全体の本格的な紅葉はこれからですが、既に金色に染まった木もありました♪
マルバダケブキって今頃咲くのでしたっけ? (超望遠撮影+超トリミング)
2014年10月04日 09:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 9:47
マルバダケブキって今頃咲くのでしたっけ? (超望遠撮影+超トリミング)
次第にガスッて来てしまいました……。
2014年10月04日 10:16撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 10:16
次第にガスッて来てしまいました……。
足下に咲いていた、本当に見落としそうなほど小さく可憐なセンブリの花。
2014年10月04日 10:18撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 10:18
足下に咲いていた、本当に見落としそうなほど小さく可憐なセンブリの花。
頂上が近づくと色づいている木が増えて来ます。
2014年10月04日 10:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 10:26
頂上が近づくと色づいている木が増えて来ます。
この木だけは早くも晩秋の雰囲気……。
2014年10月04日 10:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 10:26
この木だけは早くも晩秋の雰囲気……。
なかなか良い感じで染まりつつあります♪
2014年10月04日 10:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 10:28
なかなか良い感じで染まりつつあります♪
まさにカメラで紅葉狩り☆というノリです。
2014年10月04日 10:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 10:32
まさにカメラで紅葉狩り☆というノリです。
山頂に到着〜。東側の眺めは完全にガスりつつある中、染まった木が登山客の眼を愉しませていました。
2014年10月04日 10:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
3
10/4 10:42
山頂に到着〜。東側の眺めは完全にガスりつつある中、染まった木が登山客の眼を愉しませていました。
本日の三ノ塔〜表尾根方面大展望 (鬱)。
2014年10月04日 11:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 11:04
本日の三ノ塔〜表尾根方面大展望 (鬱)。
まぁ一応、大山山頂に来ましたという証拠です……。
2014年10月04日 11:06撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 11:06
まぁ一応、大山山頂に来ましたという証拠です……。
天変地異が相次ぐ中、私が住む相模国の安寧を祈らせて頂きました……。
2014年10月04日 11:27撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 11:27
天変地異が相次ぐ中、私が住む相模国の安寧を祈らせて頂きました……。
三ノ塔を望む。斜面の全般的な染まり具合はこんな感じ。
2014年10月04日 11:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 11:46
三ノ塔を望む。斜面の全般的な染まり具合はこんな感じ。
一六丁目の石碑。山頂からここに着くまでの約25分間、多分200〜300名とすれ違いました (ひたすら「こんちわーす」と言い続けたのは初めてです ^^;)。
2014年10月04日 11:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 11:54
一六丁目の石碑。山頂からここに着くまでの約25分間、多分200〜300名とすれ違いました (ひたすら「こんちわーす」と言い続けたのは初めてです ^^;)。
下社方面と鶴巻・蓑毛方面との分岐。なかなか風流な道標があります。
2014年10月04日 12:11撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:11
下社方面と鶴巻・蓑毛方面との分岐。なかなか風流な道標があります。
山頂から蓑毛越まで1時間で着きました。ここから鶴巻までも、こんな感じの単調な植林沿いの道なのかと思いきや……。
2014年10月04日 12:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:28
山頂から蓑毛越まで1時間で着きました。ここから鶴巻までも、こんな感じの単調な植林沿いの道なのかと思いきや……。
浅間山を巻き終わって間もなく、マルバフジバカマが道沿いに。
2014年10月04日 12:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:37
浅間山を巻き終わって間もなく、マルバフジバカマが道沿いに。
まとまって咲いているとなかなか風情があります。
2014年10月04日 12:38撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 12:38
まとまって咲いているとなかなか風情があります。
上からアップ♪
2014年10月04日 12:38撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:38
上からアップ♪
驚くなかれ、これから約30分少々にわたり、植林の林床をマルバフジバカマが覆い尽くしている奇景が続くのです!
2014年10月04日 12:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:41
驚くなかれ、これから約30分少々にわたり、植林の林床をマルバフジバカマが覆い尽くしている奇景が続くのです!
横からアップ♪
2014年10月04日 12:43撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:43
横からアップ♪
行けども行けども、こんな白と緑の散歩道!
2014年10月04日 12:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 12:53
行けども行けども、こんな白と緑の散歩道!
いやほんと、とにかく圧巻。全国の植林沿い登山道がこんな感じの眺めなら退屈しないのですが♪ (→後日注:ちょっと浅薄な考えでした。感想の最後をご覧下さい)
2014年10月04日 13:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 13:01
いやほんと、とにかく圧巻。全国の植林沿い登山道がこんな感じの眺めなら退屈しないのですが♪ (→後日注:ちょっと浅薄な考えでした。感想の最後をご覧下さい)
こんな景観が不動越の舗装林道に出るまで続きました。
2014年10月04日 13:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 13:05
こんな景観が不動越の舗装林道に出るまで続きました。
舗装林道を越えるとしばらく高取山への辛い登り返し。やがて山頂が近づくと見事な大樹がお出迎え。
2014年10月04日 13:29撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 13:29
舗装林道を越えるとしばらく高取山への辛い登り返し。やがて山頂が近づくと見事な大樹がお出迎え。
こんな大樹の下を歩く度に、孤独な単独行でも「頑張れ」という声援をもらえるような気がします。
2014年10月04日 13:30撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 13:30
こんな大樹の下を歩く度に、孤独な単独行でも「頑張れ」という声援をもらえるような気がします。
「好展望」という触れ込みのはずの高取山頂……個人的ガッカリピークのベスト10入り間違いなしです (苦笑)。
2014年10月04日 13:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 13:36
「好展望」という触れ込みのはずの高取山頂……個人的ガッカリピークのベスト10入り間違いなしです (苦笑)。
冷や汗タラタラの急勾配下りを終えた鞍部で、一足早く真っ赤に染まっていました。
2014年10月04日 13:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 13:59
冷や汗タラタラの急勾配下りを終えた鞍部で、一足早く真っ赤に染まっていました。
念仏山から秦野市街を望む。高取山よりも全然眺め良好。渋沢丘陵もそのうち行くかなぁ、と。
2014年10月04日 14:27撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 14:27
念仏山から秦野市街を望む。高取山よりも全然眺め良好。渋沢丘陵もそのうち行くかなぁ、と。
念仏山から東側を望む。左奥に江ノ島も見えます♪ 湿気が多いですが (苦笑)。
2014年10月04日 14:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 14:28
念仏山から東側を望む。左奥に江ノ島も見えます♪ 湿気が多いですが (苦笑)。
念仏山界隈は「野菊と信仰の道」と銘打たれていますが、野菊はほんの僅かしか咲いていません (汗)、
2014年10月04日 14:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 14:33
念仏山界隈は「野菊と信仰の道」と銘打たれていますが、野菊はほんの僅かしか咲いていません (汗)、
シソの花の紫バージョン?←ヒメジソというらしい。
2014年10月04日 14:35撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 14:35
シソの花の紫バージョン?←ヒメジソというらしい。
念仏山から善波峠まではなかなか雰囲気の良い道。
2014年10月04日 14:51撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 14:51
念仏山から善波峠まではなかなか雰囲気の良い道。
鶴巻温泉〜弘法山の登山道と合流しました。ここから鶴巻温泉までは、クルマの音がやかましいのが残念。
2014年10月04日 14:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 14:59
鶴巻温泉〜弘法山の登山道と合流しました。ここから鶴巻温泉までは、クルマの音がやかましいのが残念。
鶴巻温泉駅に無事到着! いやーたっぷり歩いた一日でした!
2014年10月04日 15:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
10/4 15:52
鶴巻温泉駅に無事到着! いやーたっぷり歩いた一日でした!
小田急線の車内から、今日歩いた稜線を望む! これからもここを通る度に「オラあそこ全部歩いたど!」という感慨に耽ることでしょう (笑)。
2014年10月04日 15:55撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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10/4 15:55
小田急線の車内から、今日歩いた稜線を望む! これからもここを通る度に「オラあそこ全部歩いたど!」という感慨に耽ることでしょう (笑)。
撮影機器:

感想

 御嶽山噴火で被害に遭われた方々に心よりお悔やみ・お見舞い申し上げます。
 この国で登山をする人間にとって、今回の出来事は決して他人事ではないでしょう。余りにも美しく、しかし時に牙を剥くこの大自然と共存するためには、非日常の世界を求めて山に分け入る側にもそれなりの覚悟や準備が求められているということなのだろうと思います。

 さて、最近稀に見る好天が続いた先週末は仕事でつぶれてしまったのですが、そろそろ南関東近辺の山にも秋の気配が濃くなり始め、しかも例年よりも1週間以上紅葉のペースが速いのをヤマレコで知るにつけ、そろそろまた何処かに登りたいぞ……という気分が沸々と。そこで、休みが巡って来た土曜日と「朝晩曇り・日中晴れ」という予報が重なったのを良いことに、近場の大山で長めなコースを歩き、次第に秋が深まり行く風情を楽しんでみることにしました。否、出来ればもっと標高が高いところに行った方が、紅葉も進んで好展望なのかも知れませんが、「台風が次第に接近する中で北東からの風の吹き込みあり」という予報では、余りスッキリと晴れないだろうと思われるわけで、結局「近場で、展望がなくてもそれなりに秋の風情を楽しめそうなルート」を選んだ次第です。

 ただ、単純に大山に行くだけなら、大山ケーブルやヤビツから登り始めて、大山ケーブル・日向薬師・蓑毛&ヤビツに下山するというのが常というものです。そこを敢えて、日向薬師in、延々と長い稜線を下って鶴巻温泉outという長大でハードなコースとしたのは、概ね以下の理由によります。

 *日向薬師ルートは下山路として使われる傾向がある一方、入山路としては余り使われないため、朝から午前中にかけては人も少なくのんびり出来る。
 *10月に入り丹沢オンシーズンということで、下社やヤビツからのメインルートは土日ともなれば間違いなく人がメッチャ多い状態に(これはまさにその通りでした。朝から伊勢原駅の大山ケーブル行バス停には長蛇の列)。
 *神奈川県内に住んでいれば気になる、大山南側の長い稜線を、いつか歩いてみたかった。
 *ヤマレコを始めて、マップ上の赤線が増えて来ると……大楠山(出来れば城ヶ島)から雲取山まで赤線でつなごうという遠大な(?)自己満足計画が浮上 (^^;)。複数の登山地図や道路地図を参照した結果、大山〜鶴巻温泉間をそのルートの一部分として位置づけることに。

 というわけで、天気と曜日と紅葉の進み具合と個人的思惑 (笑) を最大公約数的に掛け合わせた今回の山行、まさに思い描いた通りのものとなりました。
 天気は予想よりも悪く、最初はまぁまぁ見通せた展望は、次第にモヤっぽさが増して、山頂に着く頃にはダメダメ……。まぁ仕方ないでしょう。大山は今年の5月に大展望を楽しんだばかりですし、近場ですのでまた来れば良いかな、ということで……。また、早朝自宅を出た瞬間から空気がモワッとしていたことからして、「10月なのにまだこの蒸し暑さかよ……」という感じで、結局山行中に4.5リットルほど水分を消費しました。嗚呼……もっと爽やかなら水分も軽くて済むのですが。
 いっぽう、カメヲタなもので楽しみにしていた写真撮影は、遠景撮影こそロクなものではありませんが、目の前の紅葉や草花の撮影はなかなか楽しかったです♪ とくに、浅間山〜不動越のあいだの植林の林床を埋め尽くすマルバフジバカマの大群落は、ガイドブックにも載っていない完全ノーマークであっただけに、ただただ「スゲー!!」の連発でした (笑)。

 こんな感じで歩ききった今回の山行、相州にも訪れた秋の風情をそれなりに満喫するという点では大成功でしたが、やっぱりスカッと晴れて欲しいというのはありますね……。
 以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。m(_ _)m
 また、大山山頂の三ノ塔を望む側にてコーヒーを飲んでいた際、千葉からお越しの方にはどうもお世話になりました(ここをご覧になっているかどうかは分かりませんが)。

【お詫び】当初、植林の林床を埋め尽くす白い花の大群落を「オトコエシ」としておりましたが、改めていろいろ調べたところ、北米原産の帰化植物であるマルバフジバカマであると判明しました。ここに訂正いたします。いやはや、山野草の名前をちゃんと覚えなければイカンなぁ……と反省。
 なお、このマルバフジバカマ、特定外来生物には指定されていないようですが(5月に派手に咲きまくるオオキンケイギクのように指定されると要駆除対象&頒布は刑罰対象)、国立環境研究所の侵入生物データベースにはしっかり登録されるほど生命力が非常に強く、今後在来種と激しく競合する可能性もあるため、増えすぎるのは何だかなぁということのようです……。群落を作るとすごく不可思議でキレイな光景だけに勿体ない……。

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