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Yamareco

記録ID: 51302
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無雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

南八甲田 石倉岳、赤倉岳

2000年06月10日(土) [日帰り]
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GPS
10:25
距離
12.2km
登り
1,050m
下り
1,033m

コースタイム

2000.6.10
石倉岳・・・笠松峠6:30一石倉岳鞍部7:30一笠松峠8:30
南部赤倉岳・・・蔦温泉9:00-1001m 11:30一赤倉岳14:45-1001m15:45一蔦温泉17:25
天候 ガスのち快晴
アクセス

感想



石倉岳スキー指導票を見たことがあると、先日石塚毅さんから聞いたので行って見ることにする。空松峠から石倉岳と硫黄岳との鞍部から硫黄岳の西側をトラーバスして地獄沼方面へ降るコースである。先日、石塚さんから、昭和38年に酸ヶ湯温泉でスキーヤーヘ配布された'山岳スキーのメッカ、雪の八甲田連峰'という、南北のスキーコースの図と説明文のついた両面刷りの立派なものをいただいた。それまでは、毎年、新町にあった酸ヶ湯温泉の事務所でくれていたとのことである。道路からササをまたいで残雪をたどり、トド松の中を右へ左へと樹の上を見ながら歩く。ガスが濃いが標識探しには大丈夫なのだが一向に見当たらない。標識を付けたらしい樹も目にはつくのだが・・・。鞍部まで来たら西側は全く雪がなく進むことが出来ない。今冬はこれで終了とする。やはり、毎年、手をかけていないので、去年付いていても今年は付いていないことになるのだ。先輩の方々が苦労されて付けられたスキー指導標に愛着を感じる。今日の目的の二つ目。南部赤倉岳の登山道を登ることにして、蔦温泉へ向う。すいれん沼を過ぎると南部側はきれいに晴れている。赤倉岳、乗鞍岳が残雪をまだらにつけた緑の山をすっきりと晴れた青空にまぶしいくらいに鮮やかだ。楽しい山登りが出来るだろう。
蔦温泉で缶ビールを買いに寄ると店の古老が"やっと通じたんだって"と言われたのでビックリした。誰かが話したのかな。今日も、一応、ノコ、カマ、砥石も持参して来たのだ。明示テープも持参しガスの日には、迷い易いところに付けながら、緑一色の森の中をゆっくりと登って行く。今年、誰かが登ったのだろう。赤と銀の二色のテープも所々に付けられて、靴の跡もかすかに見てとれる。1001mで昼食とする。猿倉岳の尾根にも山頂から猿倉温泉の方へ長く残雪が延びている。大岳、小岳、高田大岳にもまだ大量に雪が残っている。空気も澄んでいるのか、清々しい。キアゲハ、クロアゲハも頭上を舞って、万物の躍動を感ずる。
鞍部までの途中に一ヶ所崩壊地が出来ていたが、そんなに危険はない。鞍部から上の崩壊地1031m付近の少し上部に、大崩壊の恐れがある所があるので、南側に登山路を付け替えてやらねばならないのではないかと思われる。南東尾根へのトラバース部分は、片斜面のためと、太い根曲り竹を根元から刈り払っていないため、足元が滑ってキケンなので十分に注意して歩いて欲しい。尾根に取り付き登って行くと、トド松林の下は、ホトンド手をかけなくても良いが、樹のない所は、早くも雑木が生育して来て狭くなって来ている。同人の皆さんの力でどうにか通じた登山路、復活した登山路、是非、手をかけて利用される登山路になってくれればと陽が落ちた登山路を降りる。ミナザクラも丁度咲き始めていて十和田三山を背景に一幅の絵のようであった。赤倉岳の断崖にイワツバメが二羽飛びかい、ミネザクラには、クジャクチョウが止まり密を吸っている。初夏の陽を浴びて暖かいブナ林には、コハルエゾゼミの合唱、ウグイスの谷渡りと一日、初夏の山を満悦した。ムラサキヤシオ、ヤマツツジは咲いていたがコメツツジはまだのようだ。今度は、仙人橋から登ってみようかな。

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