那須岳


- GPS
- 05:54
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 896m
- 下り
- 895m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:55
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
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アクセス |
感想
天気図とにらめっこ。二つのゆるい低気圧の丁度真ん中に那須。等圧線からして風も穏やかそう。前回は悪天と強風でこれなかった。今回はチャンスと思い、那須岳に狙いを絞る。結果、午前中は快晴・微風。午後から少し雪が降ったが、大きく崩れることはなく、最高のコンディションの那須を楽しめた。
午前8時半大丸温泉着。事前情報により道路の凍結はないと聞いていたのでFR車でも問題なく来れた。そこまで急坂もなく、除雪も入るので、よほどの積雪でない限り大丈夫そう。
9時登山開始。峠の茶屋まではツボ足。緩傾斜なので歩きやすく、ほどなくして峠の茶屋に到着。ここでアイゼン装着。峰の茶屋までは斜面をトラバースする形で進むが、雪は少なく、道も広いので特に問題なし。峰の茶屋でヘルメット・ピッケルに換装し、冬しか登れない剣ヶ峰へ(夏は落石の危険があるため登れない)。というか、今回は雪が少なくほぼ夏道だった。。確かに岩がゴロゴロしていたので落とさない・落とされないように気を付けて登った。ピッケルを刺せるほどの雪はないので、杖代わりとして使った。登山客が多くトレースがはっきりしていたので、特に不安を感じることもなく登れた。剣ヶ峰に登ると正面には目指す朝日岳、振り返ると茶臼岳がドーン。最高の景色。
剣ヶ峰から降りると岩稜帯が続く。途中細いトラバース路があるが、人ひとり分の幅があり、鎖もあるので気を付けて進めば問題なし。その後、朝日岳までは特に難所なし。
朝日岳登頂。アイドルの撮影会を終え、剣ヶ峰の取りつきまで戻る。再び剣ヶ峰を登るか、夏道のトラバース路を行くか迷う。剣ヶ峰を登った方が安全だとは思うが、何人か夏道を通った痕跡があったため、トラバースすることに。雪は深く、日が照り付けかなり雪が緩んでいる。膝下まで埋まるし、雪がダマになってくっつくためアイゼンが効かない。ピッケルを深く刺し慎重に進んだ。パーティのために道を作ろうとしたが、こういう深雪のトラバース路の場合、ツボ足で踏み固めるのがいいのか、それともあえて雪を崩し道を広げた方がいいのかよく分からなかった。不用意に雪を崩しながら歩くと、そこから雪面が破断したりすんのか?やっぱりツボ足の方がいいのかね。
追記:雪崩の可能性もないとは言えないので、万全を期して一人ずつ、あるいはせめてもっと間隔を開けて行くべきだった。長めのトラバースではあるが、尾根が何本か走っているので、尾根から次の尾根までを一区間とし一人ずつ渡った方が、万が一誰か雪崩に飲まれたとしても、他の人で救助にあたれるので多少のリスクヘッジにはなる。
無事峰の茶屋に到着。軽く食事をとり、茶臼岳を目指す。前回夏に来たときは雨&ガスで敗退したので今回はそのリベンジでもある。登山道を進みながら茶臼岳を見上げていると、うん?ここ登れんじゃね?的な一本の道筋が見える。かなりの急斜面をダガーポジションで慎重に登る。場所によってクラストしているところとそうでないところがあり、しっかりと前爪が効いていることを確認しながら登る。短いルートではあったが、適度な緊張感があり、登りきると達成感があった。ただ、今回ついつい登りたい欲が出てしまい、メンバーを巻き込んでしまった。自分だけならいいけど、他のメンバーに万が一のことがあったらと思うと、ちょっと軽率な行動であったことを反省。最近クライミングとか雪山とか始めた弊害か、岩肌や斜面を眺めていると、あそこは登れる、あそこは無理だな的なことをしょっちゅう考える。悪い癖かな。
急登を登りきると一般ルートにでる。ルートをたどり茶臼岳登頂。登頂するころには雪が降り始め、あたりも曇り始めてきていた。茶臼岳からの景色は見れなかったけれど、今日は雪山らしい登山を存分に楽しめので、大満足。本当に良い一日だった。
今回同行してくれたメンバーは皆プロ並みの写真の腕前で、めちゃんこいい写真が撮れまくった。いや〜、ありがたい。ただ、綺麗な写真がたくさんあるのはいいんだけど、写真厳選するのにめちゃくちゃ時間かかったわ( ´∀` )
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