猿ヶ山〜大獅子山周回
- GPS
- 08:27
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
天候 | 曇り、時々晴れ、時々雪 気温 ゲート:−1度、標高770:−3度、山頂:−3.3度 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道から主稜線、猿ヶ山 : 林道から尾根への取り付き部分は早朝は雪が締りクトーがよく効いた。 770くらいで柔らかくなりクトーを外した。このあたりまでおよそ踵ラッセル。 1221下の南斜面には極上のパウダーが詰まっていたが、今日はここは滑らない。 徐々に深くなり稜線はブーツラッセル。 主稜線には数日前のトレースがあったが使用せず 猿ヶ山-大獅子山 : シールオンのまま進む。 1368に向けて左折する部分は東に雪庇発達。あいだの台地を通ってもいいが雪庇を超えて這い上がるのに苦労しそう。稜線を通す。 1368を過ぎてしばらくすると滑走できそうな斜面となったためシールオフ。 1236はカニで超えた。横移動としては比較的効率よく進んだ。 大獅子山手前の稜線1120は地図には表現されないポコ。西側を巻いた。 鞍部でシールオン。 小台地を乗り越すと大獅子山のピーク台地との間に谷があり、それはそのまま南の谷につながっている。進行方向のメルクマールになる。 大獅子山-林道 : シールオンのまま上記の谷に入って高度を落とさないように斜面を選んで1103の東へ向かう。 滑走尾根とのジャンクションが確認できたところでシールオフ。ジャンクションは細くカニで登り返しが必要。このあとも980の滑走開始ポイントまで何度か歩行を強いられるが急ではない。 980からは気持ちの良い滑走斜面。shinmonが間違えて枝尾根に入ってしまったが、カニで登り返して復帰。650くらいまでは快適な滑走となった。650以下の稜線はヤブが多く段差が多い。南斜面をうまくトラバースしつつ高度を落とし林道に降りた。 林道は手漕ぎでそこそこ進む。 |
その他周辺情報 | くろば温泉600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウイペット
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
アイゼン
ヘルメット
スリング120×2本
60×2本
環付きカラビナ2枚
下降器
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共同装備 |
・スノーソー&ロープ15m:chika
・トランシーバー&火器&SOLビビー:shin
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感想
富山の里山ヤマスキーの代表格の猿ヶ山。何度来ても良い山だが、山頂奥、南西側に尾根があり、いつかスキーで踏破してみたいと思っていた。2018年秋に廃道っぽくなっていた登山道をそれが実現可能か考えながら歩いてみた。アップダウンがあるのでダイナミックな滑走向きではないが、雪の着き方次第でシール使用も含めて滑走できると思い、2019年2月に仲間(ニシデン師匠、シンモンさん、581さん)を誘って周回の計画を立てた。
残念ながら、この日は新屋橋南側の西赤尾の尾根の雪が不足しており、小瀬集落から登る周回に切り替えた。しかし、猿ヶ山山頂からしばらく進み、小さなボコあたりで雪も強くなり、視界もなくなったので、周回は中止。ピストンで戻ることにした。
それから4年。心強いパートナー、シンモンさんに同行を依頼し、満を持して挑戦することができた。南東尾根からの取付きはシンモンさんが上手にルーファイし登ってくれた。あとは阿吽の呼吸で先頭を交替しながら、楽しく登行する。何度来てもここのブナの原生林は素晴らしい。休憩していると、ソロの女性がやってきた。少し会話して、お別れする。
猿ヶ山山頂に到着し、先の尾根を見遣るが、視界も十分にあるし、もちろん二人の気持ちは一致し、今日はgoだ。アップダウンのある初めての稜線歩きなので、随時協議しながら、しばらくシールオンで降っていく。1368pを過ぎて,ここから滑走可能というポイントからシールオフで滑走開始。大獅子山の基部まで滑ることができた。
そこからはシールオンでほんの40mほどの登りで大獅子山だ。シンモンさんが引っ張ってくれて、最後の瞬間に私にトップを譲ってくれ、念願を果たすことができた。相変わらず気配りの男ですね。
滑走尾根までのんびりと進み、小休止したら滑走開始。多少の登り返しを数度こなし、気持ちよい斜度になったら新雪滑走を二人で楽しんだ。
林道に降りたら、手漕ぎとスケーティングで進む。デブリが数か所。さらに土砂崩れの場所は土砂がきれいになくなっていた。そのままゲートに戻り、シンモンさんと握手を交わし、念願のプランをコンプリートすることができた。シンモンさんありがとうございました。またご一緒ください。
装備
・インナー:上 アクティブスキン+モンベルジオライン冬用、
下 ファイントラックL2
・アウター:モンベル パウダードラックサーマジャケット&パンツ
・スキー:ポン159、TLTスーパーライト2
・靴:TLT8expedition
・グローブ:VBLシステム、モンベルスキーグローブ
・ザック オートルート45
消費
・パン1個、大福もち小3個、ジェル半分、紅茶200cc、メロンジュース250cc
以前にも周回を検討したコース。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1731143.html)
前回は視界がなく取りやめた。
今日は天候のコンディションもいい。雪のつき方も、ある程度の根雪の上に20cmほどの軽い新雪が乗っていて多すぎず少なすぎず。
最初の鞍部には造形美と写真にコメントした風でできた壁があり、シールでないと登れない。次の登り返しもシールが必要。
以後はシールオフで合計100カニくらいの歩きで大獅子山手前の鞍部まで滑走移動できた。意外と快適に進めて良かった。
オフで歩く時はブーツは開放すると楽。
大獅子山からはまたシールオンで進む。ガスで少し分かりにくいがジャンクションを確認できたところでシールオフ。滑り込む。
少し登り返しカニ。台地に乗ってからも細かい登りはカニ歩き。
Nishidenさんと来たときのことを思い出した。最初の台地の登り返しを避けようと右に巻いて急な斜面を恐々滑ったっけ。今日は中央を素直に登り返す。
以後は斜度がある程度あり先に進む。
980からは大滑走斜面。ここは全開滑走。少しのご褒美ご馳走様でした。
と思ったら行き過ぎていて右の枝尾根に入っていた。
チカさんすいません。
ここで100カニくらい歩いて正常なコースに復帰。以後は雪も腐り斜面がガタガタになり無難に高度を落として林道に向かう。鉄塔が見えてくると同時に下に林道も見えてきた。林道に壁がないことを祈りつつ降りていくと、雪のついた壁で降りられそう。林道に着地した。以後、手漕ぎ滑走。
数多くの山行の同行の経てチカさんとは安全に対する感度・備え・考え方を共有できているし、その判断はとても的確。
コース取りなどでところどころ協議するが大きく食い違うことはない。
未知のコースに入るには頼れるリーダーです。
久しぶりに冒険感のある山行になりました。チカさんありがとうございました。
コメント
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僕には、富山は遠くなりにけり、だけど今度は信州あたりで会いましょう。
Nishidenさんと酉(白鳥山)-戌(犬ヶ岳)、Chikauさんと申(猿ヶ山)-寅(古代中国では獅子だったと、大獅子山)。
次はどんな干支山行できますかねー。
信州遠征楽しみです。
コメントありがとうございました。本当は一緒に周りたかったけど、なかなかそういうわけにはいかず、今回は少ないチャンスをシンモンさんに助けていただきました。また、御前〜籾糠みたいな山行を一緒にできたらいいですね。とりあえず中間地点の信州辺りでまた山行お願いします。
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