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Yamareco

記録ID: 5147805
全員に公開
山滑走
北陸

猿ヶ山〜大獅子山周回

2023年02月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:27
距離
15.0km
登り
1,249m
下り
1,234m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:24
休憩
0:03
合計
8:27
4:25
263
スタート地点
8:48
8:48
110
10:38
10:41
131
12:52
ゴール地点
天候 曇り、時々晴れ、時々雪

気温  ゲート:−1度、標高770:−3度、山頂:−3.3度
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ブナオ峠林道ゲート前に駐車。
コース状況/
危険箇所等
林道から主稜線、猿ヶ山 : 林道から尾根への取り付き部分は早朝は雪が締りクトーがよく効いた。
770くらいで柔らかくなりクトーを外した。このあたりまでおよそ踵ラッセル。
1221下の南斜面には極上のパウダーが詰まっていたが、今日はここは滑らない。
徐々に深くなり稜線はブーツラッセル。
主稜線には数日前のトレースがあったが使用せず

猿ヶ山-大獅子山 : シールオンのまま進む。
1368に向けて左折する部分は東に雪庇発達。あいだの台地を通ってもいいが雪庇を超えて這い上がるのに苦労しそう。稜線を通す。
1368を過ぎてしばらくすると滑走できそうな斜面となったためシールオフ。
1236はカニで超えた。横移動としては比較的効率よく進んだ。
大獅子山手前の稜線1120は地図には表現されないポコ。西側を巻いた。
鞍部でシールオン。
小台地を乗り越すと大獅子山のピーク台地との間に谷があり、それはそのまま南の谷につながっている。進行方向のメルクマールになる。

大獅子山-林道 : シールオンのまま上記の谷に入って高度を落とさないように斜面を選んで1103の東へ向かう。
滑走尾根とのジャンクションが確認できたところでシールオフ。ジャンクションは細くカニで登り返しが必要。このあとも980の滑走開始ポイントまで何度か歩行を強いられるが急ではない。
980からは気持ちの良い滑走斜面。shinmonが間違えて枝尾根に入ってしまったが、カニで登り返して復帰。650くらいまでは快適な滑走となった。650以下の稜線はヤブが多く段差が多い。南斜面をうまくトラバースしつつ高度を落とし林道に降りた。
林道は手漕ぎでそこそこ進む。
その他周辺情報 くろば温泉600円
シンモンさんが尾根に取り付く
2023年02月04日 04:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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シンモンさんが尾根に取り付く
第一鉄塔
2023年02月04日 05:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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第一鉄塔
第二鉄塔、雪も舞ってきた
2023年02月04日 06:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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第二鉄塔、雪も舞ってきた
淡々と登ります
2023年02月04日 06:57撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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淡々と登ります
1160から南側をまく
2023年02月04日 07:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1160から南側をまく
なんど来てもよいですね
2023年02月04日 07:58撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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なんど来てもよいですね
天気も良くなるのかな
2023年02月04日 08:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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天気も良くなるのかな
この辺りのブナの雰囲気は来た人にしか分からない
2023年02月04日 08:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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この辺りのブナの雰囲気は来た人にしか分からない
猿ヶ山山頂
2023年02月04日 08:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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猿ヶ山山頂
さあ、これから尾根に
2023年02月04日 08:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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さあ、これから尾根に
最初の斜面はシールオンで降ります。
2023年02月04日 08:53撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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最初の斜面はシールオンで降ります。
風が作る造形美。
2023年02月04日 08:54撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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風が作る造形美。
大獅子山を遠望し、作戦を考える
2023年02月04日 09:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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大獅子山を遠望し、作戦を考える
東側の雪庇に注意
2023年02月04日 09:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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東側の雪庇に注意
猿ヶ山を振り返る。
2023年02月04日 09:56撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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猿ヶ山を振り返る。
ピーク到着
2023年02月04日 10:36撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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ピーク到着
初登頂を譲ってくれたシンモンさん
2023年02月04日 10:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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初登頂を譲ってくれたシンモンさん
猿ヶ山は遠くなった。
2023年02月04日 10:37撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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猿ヶ山は遠くなった。
猿ヶ山バックにパチリ(見えないけど・・・)
2023年02月04日 10:38撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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猿ヶ山バックにパチリ(見えないけど・・・)
うえ〜い!
2023年02月04日 10:38撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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うえ〜い!
滑走予定の尾根へ
2023年02月04日 10:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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滑走予定の尾根へ
シンモンさん
2023年02月04日 11:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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シンモンさん
気持よく
2023年02月04日 11:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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気持よく
林道に降りるところ。
2023年02月04日 12:09撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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林道に降りるところ。
今日は誰も入ってないようだ。
2023年02月04日 12:09撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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今日は誰も入ってないようだ。
林道は手漕ぎ
2023年02月04日 12:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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林道は手漕ぎ
土砂崩れ箇所はきれいに土砂がなくなっていた
2023年02月04日 12:30撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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土砂崩れ箇所はきれいに土砂がなくなっていた
看板が見えてきた。
2023年02月04日 12:37撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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看板が見えてきた。
ゲートに帰還
2023年02月04日 12:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/4 12:38
ゲートに帰還
今日は同行ありがとうございました。感謝っす!(c)
こちらこそ! いい登山になりました。 (s)
2023年02月04日 12:40撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/4 12:40
今日は同行ありがとうございました。感謝っす!(c)
こちらこそ! いい登山になりました。 (s)

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 日よけ帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ウイペット ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール アイゼン ヘルメット スリング120×2本 60×2本 環付きカラビナ2枚 下降器
共同装備
・スノーソー&ロープ15m:chika ・トランシーバー&火器&SOLビビー:shin

感想

富山の里山ヤマスキーの代表格の猿ヶ山。何度来ても良い山だが、山頂奥、南西側に尾根があり、いつかスキーで踏破してみたいと思っていた。2018年秋に廃道っぽくなっていた登山道をそれが実現可能か考えながら歩いてみた。アップダウンがあるのでダイナミックな滑走向きではないが、雪の着き方次第でシール使用も含めて滑走できると思い、2019年2月に仲間(ニシデン師匠、シンモンさん、581さん)を誘って周回の計画を立てた。

残念ながら、この日は新屋橋南側の西赤尾の尾根の雪が不足しており、小瀬集落から登る周回に切り替えた。しかし、猿ヶ山山頂からしばらく進み、小さなボコあたりで雪も強くなり、視界もなくなったので、周回は中止。ピストンで戻ることにした。

それから4年。心強いパートナー、シンモンさんに同行を依頼し、満を持して挑戦することができた。南東尾根からの取付きはシンモンさんが上手にルーファイし登ってくれた。あとは阿吽の呼吸で先頭を交替しながら、楽しく登行する。何度来てもここのブナの原生林は素晴らしい。休憩していると、ソロの女性がやってきた。少し会話して、お別れする。

猿ヶ山山頂に到着し、先の尾根を見遣るが、視界も十分にあるし、もちろん二人の気持ちは一致し、今日はgoだ。アップダウンのある初めての稜線歩きなので、随時協議しながら、しばらくシールオンで降っていく。1368pを過ぎて,ここから滑走可能というポイントからシールオフで滑走開始。大獅子山の基部まで滑ることができた。

そこからはシールオンでほんの40mほどの登りで大獅子山だ。シンモンさんが引っ張ってくれて、最後の瞬間に私にトップを譲ってくれ、念願を果たすことができた。相変わらず気配りの男ですね。

滑走尾根までのんびりと進み、小休止したら滑走開始。多少の登り返しを数度こなし、気持ちよい斜度になったら新雪滑走を二人で楽しんだ。

林道に降りたら、手漕ぎとスケーティングで進む。デブリが数か所。さらに土砂崩れの場所は土砂がきれいになくなっていた。そのままゲートに戻り、シンモンさんと握手を交わし、念願のプランをコンプリートすることができた。シンモンさんありがとうございました。またご一緒ください。

装備
・インナー:上 アクティブスキン+モンベルジオライン冬用、
      下 ファイントラックL2
・アウター:モンベル パウダードラックサーマジャケット&パンツ
・スキー:ポン159、TLTスーパーライト2
・靴:TLT8expedition
・グローブ:VBLシステム、モンベルスキーグローブ
・ザック オートルート45

消費
・パン1個、大福もち小3個、ジェル半分、紅茶200cc、メロンジュース250cc

以前にも周回を検討したコース。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1731143.html)
前回は視界がなく取りやめた。
今日は天候のコンディションもいい。雪のつき方も、ある程度の根雪の上に20cmほどの軽い新雪が乗っていて多すぎず少なすぎず。

最初の鞍部には造形美と写真にコメントした風でできた壁があり、シールでないと登れない。次の登り返しもシールが必要。
以後はシールオフで合計100カニくらいの歩きで大獅子山手前の鞍部まで滑走移動できた。意外と快適に進めて良かった。
オフで歩く時はブーツは開放すると楽。

大獅子山からはまたシールオンで進む。ガスで少し分かりにくいがジャンクションを確認できたところでシールオフ。滑り込む。
少し登り返しカニ。台地に乗ってからも細かい登りはカニ歩き。
Nishidenさんと来たときのことを思い出した。最初の台地の登り返しを避けようと右に巻いて急な斜面を恐々滑ったっけ。今日は中央を素直に登り返す。
以後は斜度がある程度あり先に進む。
980からは大滑走斜面。ここは全開滑走。少しのご褒美ご馳走様でした。
と思ったら行き過ぎていて右の枝尾根に入っていた。
チカさんすいません。
ここで100カニくらい歩いて正常なコースに復帰。以後は雪も腐り斜面がガタガタになり無難に高度を落として林道に向かう。鉄塔が見えてくると同時に下に林道も見えてきた。林道に壁がないことを祈りつつ降りていくと、雪のついた壁で降りられそう。林道に着地した。以後、手漕ぎ滑走。

数多くの山行の同行の経てチカさんとは安全に対する感度・備え・考え方を共有できているし、その判断はとても的確。
コース取りなどでところどころ協議するが大きく食い違うことはない。
未知のコースに入るには頼れるリーダーです。
久しぶりに冒険感のある山行になりました。チカさんありがとうございました。



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コメント

4年越しの猿-獅子の踏破達成おめでとうございます。
僕には、富山は遠くなりにけり、だけど今度は信州あたりで会いましょう。
2023/2/9 10:29
Nishidenさん
Nishidenさんと酉(白鳥山)-戌(犬ヶ岳)、Chikauさんと申(猿ヶ山)-寅(古代中国では獅子だったと、大獅子山)。
次はどんな干支山行できますかねー。
信州遠征楽しみです。
2023/2/9 20:07
ニシデン師匠、
コメントありがとうございました。本当は一緒に周りたかったけど、なかなかそういうわけにはいかず、今回は少ないチャンスをシンモンさんに助けていただきました。また、御前〜籾糠みたいな山行を一緒にできたらいいですね。とりあえず中間地点の信州辺りでまた山行お願いします。
2023/2/9 10:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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