巡礼の岩木山(岩木山神社〜山頂〜嶽温泉…そして百沢まで歩く)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,465m
- 下り
- 1,464m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:10
天候 | 晴れ一時雨、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
枯れ沢の登りは大きい石をよじ登ったり、短いものの狭い所をトラバース的に歩く箇所あり。 嶽登山口への下りは緩やかに高度を下げていくが、途中から粘土質の土でツルツルに滑りやすい(滑った靴跡の線が多数あり)。足をとられるためスピードを落としました。 嶽温泉バス停→百沢駐車場は全体として緩やかに下っていきます。バスが2時間に一本のため、私達は歩いて移動しました。アスファルト上を延々と歩きますので、疲れやすい方は注意かと。 |
その他周辺情報 | 下山後は百沢温泉で入浴。¥320は安い!お湯は少し熱めで、源泉を満喫できます。アメニティは無いためご自身で用意を。 入浴後は、登山中に見えた「桜林公園キャンプ場」の路肩にて車中泊。水場・トイレあり。岩木山のたおやかな山容と星空が楽しめます。 |
写真
感想
土日の二連休、当初槍ヶ岳へ向かう予定でしたが、天気が崩れそうとの予報と初氷の知らせから「来年にしようか」との意見で一致。晴れそうな東北へ出かけました。
百沢駐車場には朝4時前に到着。3時間の仮眠を取り、8時過ぎに出発。
途中通り雨にあいましたが、背の高いナナカマドのトンネルを抜けて焼止の避難小屋に着くころには、青空の下に田園風景を臨むことができました。
枯れ沢の上りを難なく過ぎ、種蒔苗代では「槍」にそっくりな岩が私たちを出迎えてくれました。その先は一気に人が増え、山頂直下を右側通行に従いひと登りすると、青い日本海が眼前に広がりました。
奥宮は再建中?のようで、小さな祠にてお祈りをし、昼食タイム。雲がだんだんと晴れ、北海道のぼんやりした遠景も見えました。
下りはリフトを使わず、八合目経由で嶽温泉登山口に下りました。ブナ林の緩やかな下りは清々しかったですが、単調でかわり映えの無い風景にいささか飽き始めた頃、道が粘土質のツルツルに変わっていきました。どう注意しても滑る滑る、刷毛ですいたような靴跡がここかしこに刻まれていました。やや減速しつつ里に下りると、小さな稲荷社の先に嶽温泉のバス停がありました。
バスはしばらく前に行ってしまった様子、とはいえ2時間待つのはつらい。アスファルトの上を百沢まで歩くことに決定。林の向こう側に岩木山を望みながら、「嶽きみ(トウモロコシ)」の店を横目にてくてくと歩き、1時間30分かかりました。
駐車場に戻り、ひとまず「百沢温泉」で汗を流したのち、近くの店で簡単な食材などを購入し、桜林公園キャンプ場へ移動。大きな岩木山を臨む路肩に駐車し、ウイスキーとワイン片手にささやかな宴会を楽しみました。
朝目覚めると、朝焼けの岩木山がオレンジ色に輝いていました。簡単な朝食を済ませて、一路東京へ。
帰りの車中の会話。
「なんで俺たち車道歩きまでさせられたんだろうなあ」
「巡礼をさせられたんでは?岩木山に登るのと、山麓を歩くのとでひとつなぎに」
「山頂の祠を見たとき、何だか神々しくないな、麓の岩木山神社の方が雰囲気ある…なんて言ったからか?」
「神様が麓の神社に降りてたとか」
「いずれにせよ、神様のてのひらの上で、踊らされたのかもな」
「全くです。神様はみんなお見通し…ってことでしょうね」
そんなとりとめのない空想にふけりながら、雲をかぶった岩手山や安達太良山を見送りつつ、ゆっくり東京へ帰りました。
大変な長距離を運転して下さった師匠、ありがとうございました。
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