大幽洞窟・新雪ラッセルと今年は少ない氷筍
群馬県
ぐろ
まみむ
体力度について
- GPS
- 03:18
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 414m
- 下り
- 406m
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| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・例年よりやや積雪量は少ないが2m以上ある。（アメダスでは105cm）前日の降雪で新雪30〜50cm。先行者を追い抜き、途中からノートレースラッセル。最後の急坂は50〜70cm積雪していた。 ・ピンクテープは少なく点々としていた、林業用のピンクテープが幹に巻かれているので間違えないこと。ノートレースだと道迷いしやすく、似たような小さな沢があるので、ログをダウンロードしてGPSでのマップマッチングが好ましい。 |
| その他周辺情報 | ・育風堂：、みなかみ町にある精肉店。レストランも営業している。カツ丼、ソースカツ丼、ラオフヴルスト（ソーセージ）5種を食べた。テイクアウトの別メニューもある。 https://ikufuudo.com/ ・鈴森の湯：みなかみ町阿能川にある温泉施設。高硬度泉源泉を檜浴槽にかけ流し。2時間900円。 https://suzumorinoyu.com/ ・丸須製菓：湯原丁字路、サンモールの東側にある菓子店。仙ノ倉万太郎まんじゅうを買った。寒天入りの生地はもちもちして美味しい。夏には冷やしまんじゅうの白毛門もある。 http://marususeika.com/senno |
写真
(g)紅葉時期も良いですよ。秋の武尊山までのコースは、人よりクマやシカの方が多いです。
(g)先行者と合流。沢の東へ行き迷歩したそうだ。似たような沢が西にあるので、GPSでのマッピングが必須。積雪で景色が全く異なるからだ。ここから先頭でラッセル。距離も短いので楽勝。
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(g)巻道へ行かず急坂を直登。谷川岳や四阿山などで慣れてますので余裕です。
(m)がんばってー(g)スノーシューは重量があるうえ、雪からの足抜けがしにくく、急坂のラッセルはワカンがベスト。ただ私の場合は、アイゼンのように蹴り込み入れて強引に登り上げる力業と、滑落防止に踏み固め進む技術で登攀します。
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(g)スノーシューは重量があるうえ、雪からの足抜けがしにくく、急坂のラッセルはワカンがベスト。ただ私の場合は、アイゼンのように蹴り込み入れて強引に登り上げる力業と、滑落防止に踏み固め進む技術で登攀します。
(m)こっちに進みますよ。
(g)日光白根山の地獄ナギ直登くらいかな。西黒尾根は稜線だから比較は出来ないけど、傾斜は同じくらい。(m)ひー。そこの細い木までは頑張りたい！
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(m)ひー。そこの細い木までは頑張りたい！
(m)早々にバトンタッチ。やはりgrowさんは機関車のよう。(g)約100mですから余裕です。急傾斜の直登は、滑落や雪崩の際に後続者対応も考慮しないとなりません。
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(g)約100mですから余裕です。急傾斜の直登は、滑落や雪崩の際に後続者対応も考慮しないとなりません。
(m)埋まってなくて良かった。
(m)今日はいませんね。
(g)洞窟入り口の氷筍。例年よりさらに暖かく溶け、空気を含んだ氷筍が出来ていた。ここに来始めた20年で初めて見た不透明な氷筍。地球温暖化の証拠。
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(g)さて、怖がりなmamimu3さんには、ここからシリセードしてもらいましょう。歩いては下れないですよね。(m)ここは怖くて立って降りられません。
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(m)ここは怖くて立って降りられません。
(m)ルート修正しつつモフモフを楽しみます。
(m)ひとつ前の写真のところが待避所かな？
(g)カラマツを叩いて雪を落とすmamimu3さん。九重部屋へ弟子入りしてください。(m)テッポウしたら雪が落ちてくるのか試しています。
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(m)テッポウしたら雪が落ちてくるのか試しています。
(g)私はまずカラマツに気持ちを伝えました。
(g)mamimu3さんの雪形完成！健康的な身体が刻み込めました。(m)お尻が沈んでいるのは先に上半身を起こしたからですからね！
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(m)お尻が沈んでいるのは先に上半身を起こしたからですからね！
(m)楽しかったね。
(m)明日も山なので肉を食べねば！
(m)うん、最高でした。
(g)ラオフヴルストの一品。皮は除いて下さいとのこと。確かに柔らかく美味しかった。(m)ドイツの人がビール飲みたくなるのがよくわかりました。
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(m)ドイツの人がビール飲みたくなるのがよくわかりました。
(g)私はザスパ草津バッグを日本中で使っています。
(g)顔出しパネルは欠かせない。先週仙ノ倉山行って万太郎山見た。(m)丸須製菓へ。饅頭の名前が気に入ったので寄ってもらいました。
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(m)丸須製菓へ。饅頭の名前が気に入ったので寄ってもらいました。
感想
祝日土曜日が休日となった。ただ前日は関東平野部も降雪。山間部はかなり降ったと思われる。当日も山間部はガスがとれるのは正午過ぎ。大幽洞窟へ氷筍を観賞しに行くことにした。昨年出逢ったオコジョと再会できるかもしれない。
6時半に前橋市を出発。10日の夜まで降り続いた雪は、ほとんど解けてしまい道端に残るだけだった。国道17号の残雪と凍結を考慮して渋川ICから高速道へ。水上ICで下りて291号へ。町内の道路は水が流れ凍結対策がしてあった。
粟沢交差点を直進して藤原湖の南岸を行く。北側はトンネルを峠にしての急坂とカーブがあり、積雪凍結していると事故の恐れがある。宝台樹スキー場へ右折。ここも積雪凍結しているとミニバン4WDなどは立ち往生する。ただし除雪車が町内から除雪しており、スキー場までほぼ積雪無で行けた。
宝台樹スキー場の料金ゲート前で大幽洞窟行きを話し、ゲートを通らず直進。除雪最終地点、武尊山名倉沢登山口前に停めた。すでに3台停まっていた。昨日降雪したが、例年より1m以上雪が少ない。カーブミラーも真ん中あたりまでだった。
新雪が30〜50cm、先行者のトレースを追随していく。林道で4人を抜いて大幽沢へ。すぐにソロの女性を抜いてさらに先へ。先行者はノートレースの新雪で道迷いし沢の東側を歩いていた。ピンクテープが少なく点々としており、林業用のピンクテープが幹に巻かれているので紛らわしい。
ここは沢の西側に洞窟があり、東側を歩くことはない。またうろの木手前の所は似たような小さな沢があるので間違えないように。実際私たちも幹に巻かれている目印を誤って、数m行ってしまった。積雪しても地形と景色を見て、現在地を地図と照合すると良い。
新雪ノートレースの先頭へ。今年はうろの木も姿を現していた。巻道へ行かず急坂を直登。せっかくの機会なのでmamimu3さんにも少しだけ先頭でラッセルしてもらった。急坂は50〜70cmの新雪だった。10mほど経験してもらった。
スノーシューでの直登ラッセルは、浮力得るためのデッキやフレームが足かせとなり、雪から足が抜けにくい。しかも重量がある。急坂ラッセルはワカンとアイゼンの組み合わせがベスト。スノーシューは平地ややや急斜面、裏に刃があるタイプならクラストした急斜面などで威力を発揮する。テレベータがあるなら足が疲れにくい。
洞窟手前の急斜面は、ラッセルした前から新雪が崩れてきて、それをスノーシューで踏んで抑えつつ、クランポンで雪面を噛ませて歩いていった。4名の後続者はTUBBSやATLASなどパイプやプラスチックフレームで、クランポンが乏しく最後が上がれなくて苦労していた。
大幽洞窟に到着。今年は暖かい日が続いたので、溶けて細い物が多く、全体の数も少ない。洞窟入口に毎年ある、天井と地面を繋ぐ氷の柱が一つも無かった。今年はダメな年。1時間以上滞在したが、オコジョとの再会も叶わず下山。霧氷と青空がきれいだったのが救い。
登った急坂をシリセードするmamimu3さん。私はカメラがあるので、特異のグリセードで強引に滑る。スノーシューを履いて急坂を下りるのは難しかった。カラマツ並木を抜けると上の原の雪原。茅場として有名で、案内板が設置されていた。西に見えるはずの谷川岳はガスがかかっていた。
移動して、育風堂で昼食。カツ丼とソースカツ丼、ラオフヴルスト（ソーセージ）5種を食べた。肉店らしく豚肉が甘くコクがあり美味しかった。テイクアウトならステーキ丼などが頼める。
鈴森の湯で日帰り温泉。900円に値上がりしていた。源泉かけ流しのお湯は高硬度で肌がスベスベになり温まった。寒いせいなのか、露天風呂には誰もおらず、ほぼ貸し切りだった。湯原丁字路にある丸須製菓で「仙ノ倉万太郎」まんじゅうを購入。15年前と変わらぬ味ともちもち感。
帰路は、フォトジェニックポイントを通過しつつ下道で移動。平野部はとても暖かく前日の降雪など忘れてしまうようだった。渋滞も無く帰宅。前橋市は14℃と暖かい夕暮れ。三寒四温を繰り返してまた春がやってくる。
多少の曇りでも楽しめる大幽洞窟へ行ってきました。
前日の降雪でラッセルになるかもとgrowさんに言われましたが、とりあえず行って判断ということで突入。ゆっくり行ったので先行者の方のトレースがありました。ありがとうございました。
この積雪なら大丈夫ということで進んでいき、後半はgrowさんに道を作ってもらい登りました。最後の急勾配はちょっとの距離なので楽しみながら登れました。
洞窟では昨年より暖かく、天井の霜も少なかったです。しばらく待ってもあの子は現れず残念でしたが、美しい氷筍鑑賞とモフモフの雪遊びができて楽しかったです。
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県内でもちょっと足を延ばせば面白いところがありますね。洞窟に生える氷筍はなんとも不思議な光景です。
距離は短いですが、ちょっとしたルートファインディングやラッセルもあり、サラサラの雪を満喫しました。
スノーシューは登山用だと雪への食い込みが違うので、最後の急登くらいの勾配になると登りやすさがかなり違うと思います。踵を上げられるヒールリフターもついていますし。
そろそろお花の便りも届いてきて、ワクワクしますよね。growさんと来月の計画も立てています。
先日の仙人窟に続いての大幽洞窟の氷筍も、地球温暖化をまざまざと見せつけられました。天井から地面に繋がる氷の柱もなく、氷筍はダイエットしてほっそりでした。
スノーシューですが、デッキがパイプなものはフレームに刃が解けられず、足の所にしか刃のあるもの、クランポン、いわゆるアイゼンしかないのです。しかしライトニングアッセントなどはフレーム間にも横刃のブレードが複数あり、さらに滑りにくいので、急坂やクラストした斜面などは歩きやすいのです。
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