至仏山ムジナ沢
- GPS
- 11:55
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし、小至仏から先は硬いのでクライミングスキンだけでは難しそう。 難所は帰りの林道、全く走らない雪だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
無線
時計
ゴーグル
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
スクレーパー
クトー
行動食
カラビナ
スリング
|
---|---|
備考 | 雪団子に悩まされたので、スキンワックスが欲しい。 水足りなかった。 |
感想
行ってみたかった厳冬期至仏山
この日は午後から天気が崩れる予報だったので、10時頃までには滑り出すように計画した。
3時半過ぎに出発、満点の星空が広がっている、快晴だ。
ヘッドライトの明かりを頼りに林道をひたすら歩いていく。
木曜日の方々と思われるスキントレースが付いていたため、使わせていただいた。ありがとうございました。
津奈木橋到着。ここから尾根に取りついていき、鳩待峠をショートカットする。登りやすい樹林帯であった。
夜が明けてきて、日光白根や武尊の山容がとても綺麗だった。
1866のピーク手前で春至仏の道に戻る、ここからは歩き慣れた道だ。
オヤマ沢田代を抜けると風が強くなってくる。
小至仏のトラバースでは何度も突風を浴びた。この突風は頂上手前の偽ピークまでずっと浴びていた、なかなか堪えるものがあった。
小至仏を越えてスキーアイゼンを装着した。小至仏から先は風に叩かれて雪面はカリカリだった、クライミングスキンだけでは難しいだろう。
8時50分登頂、晴天の週末の至仏山で誰も居ない山頂となるのはこの時期だけだろう。登頂の達成感を味わい、すばらしい景色を眺め、山頂の時間を楽しんだ。
山頂だけは風が穏やかだった。
滑る斜面はムジナ沢と決めていた。尾瀬ヶ原に向かって滑る感覚がとても気持良い斜面だ。
滑り出しは硬い、2000mぐらいから柔らかくなってくる。パック気味のパウダーだ、浮遊感はそこそこだがスピードがでて気持ち良い雪、最高の1本だった。
しかし雪が少ない、今年の春は滑れなさそうだ。
滑走を終え、まだ天気も持ちそうだったので尾瀬ヶ原に散歩に出かけた。
誰もいない雪原と、この時期に燧・至仏を眺められたのが感慨深かった。
鳩待峠に向かう。春も夏道も経験あり、難なくいけるだろうと思っていたが、地獄のような登りとなった。
昇温の影響でクライミングスキンに雪団子がベッタリと付き、全く進まない。
雪団子を咥えたスキーは重い。ペースが上がらない。結局山の鼻〜鳩待峠まで2時間以上かかってしまった。
本当にキツかった。スキンワックスが欲しい。
登りの途中から予報通り雲が出始めた。最後の登りでは完全に雲に覆われた、高曇りなので視界は問題なかった。
やっとの思いで鳩待峠に到着。モードチェンジをして滑りだす。
九十九折のあたりまでは傾斜があるので難なく滑っていたが、そこからの超緩斜面がトレースに乗っても全く走らない。
ここから戸倉までひたすら歩くか漕いで進んだ。
戸倉のスキー場が見えたスノージェッドあたりで心折れ大休憩。
そこから西栗橋まで下り、ゲートまで登って無事終了。
念願だった厳冬期至仏山滑走ができた、自分の中で心地よい達成感を感じている。
この山はいつも楽しい。春の至仏山も楽しみだ。
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