東山三十六峰(清水山〜霊山〜神明山〜椿ヶ峰〜吉田山 他)

2023年02月18日(土) [日帰り]

• GPS: 07:51
• 距離: 18.0km
• 登り: 831m
• 下り: 799m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:13
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:46

7:51 八坂神社
8:38 8:38 高台寺山国有林防火貯水槽
8:47 8:49 清水山
9:03 9:03 清水山トレイル口
9:11 9:11 清水寺
10:24 10:28 将軍塚 青龍殿
10:41 10:45 尊勝院
10:46 10:47 粟田神社
10:56 10:56 粟田神社入口鳥居
11:05 11:05 粟田口隧道ねじりまんぽ
11:17 11:19 南禅寺
12:11 12:16 七福思案処
12:18 12:20 神明山
12:24 12:25 七福思案処
12:56 12:58 南禅寺山
13:28 13:33 椿ヶ峰
13:41 13:42 霊鑑寺
14:03 14:05 紫雲山 東山三十六峰
14:16 14:16 真正極楽寺
15:29 15:31 吉田山
15:37 ゴール地点

天候

曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

バス

京都市バス　祇園バス停下車
京都市バス　北白川バス停乗車

コース状況／危険箇所等

●双林寺山・円山・長楽寺山・東大谷山・華頂山・粟田山
はっきりとした山頂が分からないか、今では山頂がないものもあるようです。大体この辺だろうと写真にコメントしてありますが、真偽は不明です。

●霊山
　京都一周トレイルから分岐して、直接霊山に至る道は、現在は伐採工事のため、ロープが張られて立ち入り禁止となっております。
　正方寺のお墓の裏の尾根を登っていくルートは、正方寺から入ることは現在できません。東大谷墓地を南東に抜け、菊渓川を徒渉して回り込む必要があります。菊渓川に下りる所に目印のテープはあり、ロープが設置されています。徒渉したあと、少し左手に登ると、右手方向に踏み跡があります。幅の狭いトラバースのあと、尾根の先端に回り込んでいきます。尾根に乗ると問題ありません。
　菊渓川から、山頂に向けて直登するルートは、徒渉したあと急傾斜の斜面を登っていくことになりますし、下草が生えていて足下がよく見えないため安全とはいえません。

●清水山・鳥辺山・高台寺山
清水山・高台寺山山頂は京都一周トレイルから少し逸れた所にありますから、容易に行くことができます。鳥辺山は西大谷墓地の一本杉の当たりということですので、こちらも容易に行くことができます。

●大日山
京都一周トレイルの七福思案所の先にも、ヤマレコでも大日山とされているところがあります。今回確認した大日山山頂は、南禅寺の鐘楼から京都一周トレイルに抜ける途中にあります。明瞭な山道を逸れて、倒木地帯の少し高くなっているところにプレートがありました。大日山墓地の奥になります。

●神明山・南禅寺山・若王子山
神明山は京都一周トレイルのコース上にあります。南禅寺山への取り付きには目印があり、山頂まで踏み跡があり問題ありません。南禅寺山山頂付近から新島襄・八重のお墓に向かう方向が分かりにくいです。お墓の辺りが若王子山山頂らしいですが、特定できません。プレートは墓地の向かいの広いところにありました。

●椿ヶ峰
若王子神社の北側の桜苑の東屋から京都一周トレイルに抜けるルートに入り、しばらく進むと、椿ヶ峰への分岐があります。案内表示がなく、目印が分かりにくいために通り過ぎてしまいました。分岐を入ると明瞭な山道となります。椿ヶ峰からダム女に抜けるルートは、案内表示はありませんが問題なく進んでいけます。

●紫雲山吉田山
金戒光明寺の境内の文殊塔の辺りが、紫雲山山頂らしいです。吉田山山頂と三角点は別の所にありますから、注意が必要です。どちらも容易に行くことができます。

写真

2/18 7:47

(kumakumo)八坂神社 西楼門

2/18 7:57

(kumakumo)雙林寺。山頂のない双林寺山の代わり

2/18 7:59

(kumakumo)いまから目指す霊山(りょうせん)

2/18 8:04

ここから霊園を離れて山道に

2/18 8:08

(kumakumo)ちょっとした渡渉

2/18 8:09

(kumakumo)堰堤の右横を上っていく

2/18 8:18

護国神社の霊園へは立ち入り禁止です

2/18 8:22

振り返ると通行止

2/18 8:24

(kumakumo)霊山山頂近くには、伊藤博文による木戸孝允追悼の詩が刻まれた石碑あり

2/18 8:25

(kumakumo)東山三十六峰(27)霊山

2/18 8:25

(kumakumo)霊山

2/18 8:26

ここから菊渓に下りていくこともできますが、かなりの急斜面

2/18 8:32

(kumakumo)右の方に清水寺の朱色の塔(子安の塔)が見える

2/18 8:35

(kumakumo)鴨川と京都市街

2/18 8:35

こちらも振り返ると立ち入り禁止

2/18 8:37

(kumakumo)分岐「左将軍塚　大日如来」「右清水寺」

2/18 8:38

(kumakumo)ずっと続く木の根道

2/18 8:39

(kumakumo)このような石垣住まいのお地蔵さんを数カ所で見かけた

2/18 8:48

(kumakumo)東山三十六峰(29)清水山山頂 242.5m

2/18 8:49

(kumakumo)三等三角点「清水山」

2/18 8:50

(kumakumo)リボンだらけのお地蔵さん 先月は雪をかぶっていた

2/18 8:58

以前はここに、清閑寺山とあったが、現在は東側の尾根上に
(kumakumo)清閑寺山の石塔

2/18 9:04

(kumakumo)この階段を下りてきた

2/18 9:07

(kumakumo)伐採地から見えていた子安塔(こやすのとう)

2/18 9:09

(kumakumo)清水寺本堂(清水の舞台)と三重塔

2/18 9:15

(kumakumo)大谷墓地の北隣、延年寺旧跡墓地(鳥辺山墓地)の一本杉のあるところが、東山三十六峰(28)鳥辺山山頂と見做される

2/18 9:19

(kumakumo)山頂とされる大樹は天上への道か

2/18 9:32

(kumakumo)護国神社の鳥居と霊山

2/18 9:33

(kumakumo)「八坂の塔」と呼ばれる法観寺の五重塔

2/18 9:34

(kumakumo)霊山観音と霊山

2/18 9:34

高台寺

2/18 9:36

伊東甲子太郎が、新選組を離脱して結成した御陵衛士の屯所跡

2/18 9:39

(kumakumo)祇園祭の山鉾をイメージして建てられた大雲院祇園閣

2/18 9:50

(kumakumo)安養寺

2/18 9:52

(kumakumo)安養寺本堂。山頂のない円山(まるやま)の代わり東山三十六峰(22)

2/18 9:54

(kumakumo)梅は咲いたか〜桜はまだかいな♪

2/18 9:57

(kumakumo)将軍塚道

2/18 10:01

(kumakumo)長楽寺山を探してウロウロ

2/18 10:01

(kumakumo)「東山山頂公園」と「知恩院」の分岐

2/18 10:06

(kumakumo)「左 蛍か窟 参町　知恩院四町」蛍が窟(ほたるがいわや)とは法垂窟(ほーたるのいわや)のこと

2/18 10:09

(kumakumo)このあたりが東山三十六峰(23)長楽寺山？

2/18 10:16

(kumakumo)市街地が見える

2/18 10:16

(kumakumo)東山三十六峰(25)東大谷山はあの辺りか？

2/18 10:19

(kumakumo)東山三十六峰(26)高台寺山

2/18 10:26

(kumakumo)将軍塚。東山三十六峰(21)華頂山山頂は将軍塚青龍殿の中

2/18 10:35

(kumakumo)東山三十六峰(20)粟田山 180m

2/18 10:35

(kumakumo)こんな道の途中にプレートがあった

2/18 10:36

kumakumo)古い木札もあるが文字が消えている

2/18 10:38

(kumakumo)山のシナプス？

2/18 10:46

(kumakumo)尊勝院からの眺め

2/18 11:10

(kumakumo)南禅寺

2/18 11:23

(kumakumo)南禅寺水路閣の上

2/18 11:24

(kumakumo)後嵯峨天皇・皇后姞子(きつし) 粟田山御陵　粟田山陵

2/18 11:44

(kumakumo)ジグザグフェンスになっている枝

2/18 11:53

(kumakumo)東山三十六峰(18)大日山

2/18 12:05

(kumakumo)赤いきのこが見ている

2/18 12:08

ここから京都一周トレイルから離れて神明山へ

2/18 12:11

(kumakumo)横たわっている石柱には「笠狭之御崎舊蹟」と彫られていた

2/18 12:19

(kumakumo)東山三十六峰(19)神明山

2/18 12:20

2/18 12:25

(kumakumo)七福思案処

2/18 12:32

(kumakumo)最勝院 奥の院 駒ヶ滝

2/18 12:35

(kumakumo)厳島弁財天と大日如来が祀られている洞窟

2/18 12:46

ここから南禅寺山へ。目印があります

2/18 12:49

(kumakumo)東山三十六峰(17)南禅寺山 197m

2/18 12:57

(kumakumo)猪の水風呂(推測)。手前に足跡あり

2/18 12:57

(kumakumo)猪が風呂上がりにくつろぐ台(妄想)。このような石がほかにもあった

2/18 12:58

(kumakumo)東山三十六峰(16)若王子山

2/18 13:01

(kumakumo)新島襄、八重のお墓がある同志社墓地

2/18 13:14

(kumakumo)角のある狛犬の吽ちゃん

2/18 13:14

(kumakumo)獅子の阿ちゃんはテントの下。若王子神社にて

2/18 13:24

ここから椿ヶ峰へ。目印があったが、見逃して行き過ぎてました

2/18 13:25

分岐が解りにくかったが、道中は明瞭な山道

2/18 13:30

(kumakumo)東山三十六峰(15)椿ヶ峰 132m

2/18 13:31

(kumakumo)山頂の石燈籠

2/18 13:32

(kumakumo)山頂からの眺め

2/18 13:33

椿ヶ峰からの下りは気持ちの良い尾根道

2/18 13:37

(kumakumo)渡らない橋

2/18 13:37

(kumakumo)空腹時に見るとクッキーを刺したシュトーレン

2/18 13:37

階段の真ん中にフェンス。フェンスの向こう側はダム女
(kumakumo)ダム女＝ノートルダム女学院

2/18 13:41

ダム女の入り口の建物には十字架

2/18 14:05

(kumakumo)東山三十六峰(13)紫雲山山頂にある金戒光明寺の文殊塔

2/18 14:05

(kumakumo)文殊塔付近からの眺め

2/18 14:11

会津藩殉難者墓地

2/18 14:11

会津藩主の松平容保の像

2/18 14:21

(kumakumo)紅葉の名所、真如堂

2/18 14:21

(kumakumo)真如堂の総門(赤門)

2/18 14:23

(kumakumo)陽成天皇 神楽岡東陵

2/18 14:24

(kumakumo)真如堂の真向かいにある宗忠神社。両側に逆立ちの狛犬

2/18 14:27

(kumakumo)後一條天皇陵・後冷泉天皇皇后章子内親王 菩提樹院陵

2/18 14:30

(kumakumo)吉田神社の竹中稲荷社に誘導する鳥居列

2/18 14:36

(kumakumo)吉田神社の境内は広くさまざまなお社がある

2/18 14:43

(kumakumo)三等三角点「吉田山」

2/18 15:28

(kumakumo)吉田山山頂の古民家カフェ「茂庵」

2/18 15:06

(kumakumo)紅茶とチョコレートのシフォンケーキ。奥にお雛さまが飾られている

2/18 15:30

(kumakumo)吉田山からは大文字がよく見える

2/18 15:32

(kumakumo)東山三十六峰(22)吉田山山頂の様子。奥に大文字山

2/18 15:37

(kumakumo)振り返って吉田神社の鳥居

2/18 16:15

(kumakumo)空腹に耐えた一日。リンガーハットで胃袋にレギュラー満タン(長崎皿うどんレギュラーサイズ)

2/18 16:15

(kumakumo)長崎ちゃんぽん麺2倍
※sayup18撮影

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

東山三十六峰の探索の続きです。

東山三十六峰のいくつかは、現在では山自体がないものや、特定されていないものもあるようです。参考にしたページを印刷して、手に持ちながらうろうろとしましたが、はっきりとわからないものも多く、この辺りだろうかなというものもいくつかありました。

最後に、kumakumoが所望する吉田山にある有名なカフェ「茂庵」に、予約なしで行ってみたところ、なんとか空きがあったのですが、ちょっとお高い。帰る前に、まったりすることができたのはよかったのですが。

これで、残すところは比叡山周辺となりましたので、近々完結させようと思っています。

参考にしたページ
http://www.toshiomi.net/h36/h36main.htm

kumakumo

前夜の予定通りなら、霊山(りょうせん)へは行っていなかった。
その界隈は長期にわたるであろう大規模伐採工事中で、京都トレイ
ルにも迂回の指示プレートがある。山頂に辿り着くのは相当困難を
極めるとのこと。それで行程から早々と外されていたのだ。
ただ、三十六峰シリーズに取り組み始めた以上は、山頂は無理とし
ても近づけるところまで近づき、それなりの結果としたい。

そこで、家を出てから急遽予定変更。まずは祇園のバス停で降りて
円山音楽堂の横から双林寺山へ。こうして、雨雲に脅されながらも
東山三十六峰の半分近くの山々を次々と確認して回った。
健脚の人なら、三十六峰は一日ですべて回りきることも可能だろう。

紫雲山から、きょうは吉田山まで行ってしまおうと通り抜けたのは
真如堂。
その名に心当たりがあった。以前から行きたかったところの名称だ。
なぜここに来たいと思ったのかすっかり忘れていたが、おそらく紅
葉の時季に、俳句か短歌の雑誌で紹介されていたのだろう。20年
以上前のことだ。以来、道標や地図や新聞等で見かける度に、その
名に反応してきた。
広い敷地に大きな本堂や三重塔。京都に数多ある紅葉の名所の一つ
として数えられるのも不思議ではない。

吉田山といえば、山頂の「茂庵」もまた、何年も前から気になって
いた店。いつか吉田山へ行くことがあれば……というその日が今日
になった。

一日でさまざまな山・名所を巡ったが、とりわけの幸いは、霊山の
訪問が忘れた頃の補填にならずにすんだこと。

ふる道につもる木の葉をかきわけて天照す神の足跡を見ん　二宮尊徳

コメント

riepico

こんばんは😊

今回もロングな距離！
東山三十六峰、きっとちゃんとしたピークがあるんだろうなと思っていたんですが、そうでもないんですね…🤔

茂庵、予約なしで空きがあるなんてラッキーでしたね🎵
学生の頃はフラッと立ち寄っても普通に入れたんですが、最近どんどん人気になってるみたいで、いつも外まで人で溢れてます😅💦

kumakumo

riepicoさん、こんばんは！

大文字山や比叡山に登る途中に「東山三十六峰○○山」と書かれたプレートを
しばしば見かけることがあったので、それぞれ低いなりにも三十六のピークが
あるのだろうなと私も思っていました。でも実際に訪れてみるとけっこう曖昧で、
お寺の敷地内やお墓の真ん中、山道の途中なんてのもあり、「山とは？　峰
とは？　いったい……？」と、概念の多様性(^^;)を突きつけられた思いです。

円山公園や清水寺は朝から観光客が多く、土曜の午後の「茂庵」は諦めていたの
ですが、午後３時頃からの雨予報が勝因かも。幸い、この日の雨はいずれも傘を
差すほどではありませんでした。

明日もまた不安定な天気予報ですが、とりあえずいま、山行きの支度をしています(^^)。