ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 519981
全員に公開
ハイキング
東海

蕎麦粒山(そむぎやま)

2014年09月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.1km
登り
1,072m
下り
1,065m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
0:40
合計
7:30
8:10
120
駐車場出発
10:10
0:00
40
JCTピーク(右折点)
10:50
0:00
70
1,075mピーク
12:00
12:30
70
13:40
0:00
30
1,075mピーク
14:10
14:20
80
JCTピーク
15:40
駐車場帰着
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
名古屋都市高速、名神高速を経て東海環状大垣西ICで降り、国道417、国道303号を経て坂内広瀬から右折して大谷川林道へ入り、奥の駐車地点へ8:00分に到着する。帰りも同じルートをとる。
コース状況/
危険箇所等
 数年前の比較的最近になって整備されたという西側のルートを登る。特に危険個所はない。標高850m付近より上は少し藪っぽくなるが、小藪、中藪程度であり、踏み跡もかなり確りしているので、注意して尾根を大きく外さないように歩けば迷うことはないと思われる。
その他周辺情報  山頂でお会いした静岡県の二人の屈強な山男の人達の話では、最初に沢を遡る東側のルートは、小蕎麦粒山の鞍部から山頂までがひどい藪になっているとのことで、踏み跡もなくなっているようである。お二人はテント泊装備の30kgはあろうかと思う大ザックを背負って根曲竹の大藪の中で大変苦労し、長時間を要したとのことであった。ついでに伺った隣の五蛇池山へのルートも一般登山道としてはかなり厳しい状況のようであり、ロープなど用意した方が良いとのことであった。
登山道の案内などは何もない。ルートは左下の川へ向かう坂道を下る。直進する林道は通行止めになっている。ここまでの林道も本当は進入禁止のようであった。
2014年09月28日 08:10撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 8:10
登山道の案内などは何もない。ルートは左下の川へ向かう坂道を下る。直進する林道は通行止めになっている。ここまでの林道も本当は進入禁止のようであった。
尾根の登山道に取りつくまでが少々判りにくい。下りの坂道を直進したところにある右側の大石の脇を通って川の左岸の土手に出る。
2014年09月28日 08:11撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:11
尾根の登山道に取りつくまでが少々判りにくい。下りの坂道を直進したところにある右側の大石の脇を通って川の左岸の土手に出る。
左側から支流が合流する点の少し上流で、写真の右側から飛び石で両川の中州に渡り、中州を越えて支流の方へ進む。雨上がりは濡れずに渡るのが困難かもしれない。
2014年09月28日 08:12撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:12
左側から支流が合流する点の少し上流で、写真の右側から飛び石で両川の中州に渡り、中州を越えて支流の方へ進む。雨上がりは濡れずに渡るのが困難かもしれない。
支流の左岸を30mほど上流へ進み、写真右の日陰となっている辺りの、踏み跡のある1mほどの土手をよじ登る。
2014年09月28日 08:15撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:15
支流の左岸を30mほど上流へ進み、写真右の日陰となっている辺りの、踏み跡のある1mほどの土手をよじ登る。
葛のはびこるわずかな踏み跡をたどって、中州を本流側へ歩くと、本流の右岸に沿って上流に向かう坂道がある。ここが山への取り付き点である。
2014年09月28日 08:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:16
葛のはびこるわずかな踏み跡をたどって、中州を本流側へ歩くと、本流の右岸に沿って上流に向かう坂道がある。ここが山への取り付き点である。
少し進むと道は左へ曲り、支流の左岸に沿って北西に進む道となる。踏み跡はしっかりしている。
2014年09月28日 08:24撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:24
少し進むと道は左へ曲り、支流の左岸に沿って北西に進む道となる。踏み跡はしっかりしている。
支流側の道を100mほど進むと大石が2,3あり、2本の赤符が下がっている所がある。ここで右折して急こう配の尾根に取りつく。
2014年09月28日 08:27撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:27
支流側の道を100mほど進むと大石が2,3あり、2本の赤符が下がっている所がある。ここで右折して急こう配の尾根に取りつく。
尾根に取りつけば、あとは迷うようなことのない一本道である。赤テープで通せんぼしている所があったが、特に何も記してないので無視して進んだ。
2014年09月28日 08:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:34
尾根に取りつけば、あとは迷うようなことのない一本道である。赤テープで通せんぼしている所があったが、特に何も記してないので無視して進んだ。
何の花かは判らないが、花は季節を終えて実を結んでいる。
2014年09月28日 08:46撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:46
何の花かは判らないが、花は季節を終えて実を結んでいる。
登山道に落ちた、見事な出来栄えの鳥の巣。くちばしだけで実に器用に作るものである。
2014年09月28日 08:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 8:48
登山道に落ちた、見事な出来栄えの鳥の巣。くちばしだけで実に器用に作るものである。
再び通せんぼのテープ。危険個所があって進入禁止を示すようでもあるが、登山道を強調して示したものと解釈して無視して進む。
2014年09月28日 08:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 8:55
再び通せんぼのテープ。危険個所があって進入禁止を示すようでもあるが、登山道を強調して示したものと解釈して無視して進む。
初めて姿を見せた綺麗な形の蕎麦粒山。
2014年09月28日 09:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 9:06
初めて姿を見せた綺麗な形の蕎麦粒山。
大きなブナの木につけられた筋状の傷。鹿やカモシカ達が彼女を巡って決闘する前に角を磨いた傷跡のようでもあるが?
2014年09月28日 09:12撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 9:12
大きなブナの木につけられた筋状の傷。鹿やカモシカ達が彼女を巡って決闘する前に角を磨いた傷跡のようでもあるが?
初めて見る見事な造形の綺麗な花?
2014年09月28日 09:13撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 9:13
初めて見る見事な造形の綺麗な花?
標高800m付近を超えると登山道はやや藪っぽくなる。しかし、踏み跡のしっかりした小藪であり、歩行に支障があるほどではない。
2014年09月28日 09:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 9:14
標高800m付近を超えると登山道はやや藪っぽくなる。しかし、踏み跡のしっかりした小藪であり、歩行に支障があるほどではない。
樹皮が下から上にはがされているので、熊ではなく鹿やカモシカに仕業のように見える。
2014年09月28日 09:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 9:25
樹皮が下から上にはがされているので、熊ではなく鹿やカモシカに仕業のように見える。
綺麗な赤い実。
2014年09月28日 09:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 9:54
綺麗な赤い実。
少し近づいた見事な三角錐の蕎麦粒山。
2014年09月28日 10:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 10:06
少し近づいた見事な三角錐の蕎麦粒山。
標高1,000mの主稜線。帰りに見つけたが、3mほどの高い位置に「JCTピーク」と記されていた。登山道はここでほぼ直角に北へ折れる。
2014年09月28日 10:10撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 10:10
標高1,000mの主稜線。帰りに見つけたが、3mほどの高い位置に「JCTピーク」と記されていた。登山道はここでほぼ直角に北へ折れる。
標高1,000mを超えると、この程度の笹の中藪となるところもあるが、踏み跡はしっかりしている。
2014年09月28日 10:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 10:18
標高1,000mを超えると、この程度の笹の中藪となるところもあるが、踏み跡はしっかりしている。
ブナの木につけられた熊の古い爪痕。登山道脇の藪で時々ドドドツと大型獣の走る音が聞こえたが、熊は走ったりしないであろうから、鹿か猪と思われる。
2014年09月28日 10:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 10:33
ブナの木につけられた熊の古い爪痕。登山道脇の藪で時々ドドドツと大型獣の走る音が聞こえたが、熊は走ったりしないであろうから、鹿か猪と思われる。
稜線尾根の中間点、標高1075mのピークから見る蕎麦粒山。
2014年09月28日 10:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 10:48
稜線尾根の中間点、標高1075mのピークから見る蕎麦粒山。
風と雪に痛めつけられながらも、負けないで複雑な形に成長した稜線の木。
2014年09月28日 11:11撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 11:11
風と雪に痛めつけられながらも、負けないで複雑な形に成長した稜線の木。
稜線上から見る坂内広瀬の集落。(旧)遊ランド坂内スキー場の広い駐車場も見える。
2014年09月28日 11:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 11:30
稜線上から見る坂内広瀬の集落。(旧)遊ランド坂内スキー場の広い駐車場も見える。
頂上近くの稜線にはシャクナゲの木が多い。春の花の季節の登山が良いかもしれない。
2014年09月28日 11:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 11:39
頂上近くの稜線にはシャクナゲの木が多い。春の花の季節の登山が良いかもしれない。
ついに、憧れの蕎麦粒山登頂。標高1,297mの山頂標識。周囲に高木がなく360度の展望があるが、今日は遠くの山はかすんでいて写真にはなりにくい。
2014年09月28日 12:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
3
9/28 12:30
ついに、憧れの蕎麦粒山登頂。標高1,297mの山頂標識。周囲に高木がなく360度の展望があるが、今日は遠くの山はかすんでいて写真にはなりにくい。
左のピークは小蕎麦粒山、右のやや低いピークが五蛇池山のようである。
2014年09月28日 12:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 12:32
左のピークは小蕎麦粒山、右のやや低いピークが五蛇池山のようである。
山頂は紅葉が始まっている。
2014年09月28日 12:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/28 12:32
山頂は紅葉が始まっている。
登ってきた稜線の尾根。
2014年09月28日 13:00撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 13:00
登ってきた稜線の尾根。
桧の大木も風と雪で枝ぶりが複雑な形状になっているが元気そうであり、古老の風格がある。
2014年09月28日 13:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 13:06
桧の大木も風と雪で枝ぶりが複雑な形状になっているが元気そうであり、古老の風格がある。
帰り道で見つけた「JCTピーク」の印。
2014年09月28日 14:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 14:17
帰り道で見つけた「JCTピーク」の印。
標高900m〜1,100m付近のブナ林は直径1m近い大きなものもあって見事である。
2014年09月28日 14:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 14:33
標高900m〜1,100m付近のブナ林は直径1m近い大きなものもあって見事である。
控えめに咲いた可愛い花。
2014年09月28日 15:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:31
控えめに咲いた可愛い花。
最後を飾る黄色の花。
2014年09月28日 15:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:37
最後を飾る黄色の花。
白い小さな花は最後まで頑張って咲いている。
2014年09月28日 15:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:37
白い小さな花は最後まで頑張って咲いている。
隣の一台が去って、一人だけの車。本当はここまで入ってはいけないようであるが、仮設ゲートが開いていたのでここまで入ってきた。
2014年09月28日 15:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:44
隣の一台が去って、一人だけの車。本当はここまで入ってはいけないようであるが、仮設ゲートが開いていたのでここまで入ってきた。
来年の1月21日まで工事中と記されている。
2014年09月28日 15:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:45
来年の1月21日まで工事中と記されている。
駐車場で見た名も知らぬ可愛い花。
2014年09月28日 15:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:52
駐車場で見た名も知らぬ可愛い花。
同じく黄色い花。
2014年09月28日 15:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 15:52
同じく黄色い花。
(旧)遊ランド坂内スキー場を過ぎたところにある仮設ゲート。半分ほど開いていたので入らせていただいた。
2014年09月28日 16:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/28 16:04
(旧)遊ランド坂内スキー場を過ぎたところにある仮設ゲート。半分ほど開いていたので入らせていただいた。

感想

 かなり荒れた山道かと思っていたが、藪はあるものの小藪、中藪程度で比較的歩きやすく、楽に登ることが出来た。以前、湧谷山に登った折りに地元の人が西側のルートを整備したことがあると話しておられたので、周囲の山から見える奇麗な三角錐の蕎麦粒山には一度は登ってみたいと考えていた。期待したとおり、山頂からの展望が素晴らしい山であった。秋晴れの絶好の山日和であったが、登っていたのは静岡の屈強な山男のお二人と、僅か三人だけであった。二人は早く降りられたので、あとは一人貸し切りの山を楽しんだ。もっと登られても良い山であると思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:899人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら